王の男

ヤンピョン、テプ山


 エンディング・タイトルが流れるラストシーン。旅芸人たちが自由を謳歌して鐘や太鼓を打ち鳴らしながら山道を行く。
韓国観光公社のHPによれば、その撮影場所は京畿道ヤンピョン(楊平)市のソルメジェ休養林と書いてある。「ソルメジェ休養林入口」(売店兼管理事務所がある)まで行けば、簡単にあの風景が見られると思ったらどっこい。「ソルメジェ休養林入口」から見えるのは写真下のようにはるか遠くにあるテプ山。しかし、その形はエンディングのあの景色に違いない。



 たまたま、ソン・ヘギョ主演、映画「ファンジニ(黄真伊)」(ハ・ジウォンのはKBSドラマ)の下見に来ていたスタッフがチャーターした地元の人の4WDに同乗させてもらい「王の男」撮影場所の近くまで行くことができた。ここまで連れて来てもらっただけでありがたやありがたや。とてもカム・ウソンとイ・ジュンギが盲人演技をした場所を探したいなどとは言い出せない。写真の右上、松の木があるあたりではないかとは思うが・・・。


行き方 しいて言えば東ソウルバスターミナルからヤンピョンへ行き、タクシーでソルメジェ休養林入口のさらに先にあるペネミ峠のマウンテンバイクのレンタル屋まで行く。そこでマウンテンバイクを借りて柵を開けてもらい、1kmほどオフロード・コースを走ると広い場所に出る。そこからさらに山を登ればあの道があるのか? 帰りはヤンピョンやオクチョンまでとても歩ける距離ではないし、ヤンピョンへのバスは1日に3本しかないので、電話でタクシーを呼んでもらうしか方法はない。レンタカーならもっと自由に行動できるが、ヤンピョンにレンタカーの営業所はなく、借りるならソウル。「ソルメジェ休養林入口」へ向かう道沿いにはしゃれたペンションやカフェが並んでいる。



 余談。 王の男」のこのシーンに似た「風の丘を越えて〜西便制〜」や「面白い映画」でそのパロディが撮影された農道は舗装された後、イム・グォンテク監督をはじめ映画ファンの抗議で一旦はがされたが、再び舗装されてしまったという。


扶安映像テーマパーク  


 もともとはテレビドラマ「不滅の李舜臣」のために作られた時代劇セットで、王宮のほか民家、城壁、伝統家屋、馬小屋も作られていて、いろいろな時代劇撮影に対応できるようになっている。その中には「不滅の李舜臣」で秀吉軍の場面として使われたものなのか、掛け軸や日本の家紋が入った旗指物が飾られた部屋もある。ソウル市内などにある本物の王宮が文化財保護の制約のため撮影に使いづらくなったこともあって、この「王の男」や映画、ドラマ、CMの撮影に使われているほか、観光資源としても活躍している。
 入口に、最近ここで撮影された映画「淫乱書生」「王の男」「韓半島」のパネルがある。


 06年12月現在、制作進行中のソン・ヘギョ主演「ファンジニ(黄真伊)」の撮影も近く予定されているようで、ここを見に行った日には小雪の降る中、セット作りが行われていた。


王宮のセット


 王が見おろす庭で芸人たちがパフォーマンスをくり広げるシーンを撮影した。背景の北漢山はCG合成で加えられていて、ソウルの景福宮のように見せている。王が見物のために出てくるのは仁政殿で、ここには燕山君(チョン・ジニョン)とその愛妾(カン・ソンヨン)のパネルが置かれている。建物の中まで入れるようになっていて、玉座も見ることができる。


行き方 地下鉄3・7号線高速ターミナルからプアン(扶安)行きの湖南線バスで3時間余り。「扶安」映像テーマパークとは言うもののプアンのバスターミナルからは30km以上ある。プアンからさらにキョッポ行きのバスに乗り換えて40分くらい。キョッポのバスターミナルからタクシーで「よんさん(映像)てーまぱーく」へは基本料金の近さ。3,000ウォンを要求して来るが、このくらいなら妥当か。「帰りには電話で呼んでくれ」と名刺をくれる。入場券の券売所から電話してもらうとすぐタクシーがやって来る。
 ヤンスリのソウル総合撮影所、プチョンのファンタスティック・スタジオなど公共交通機関から遠い撮影所が多い中で、ここは例外的に近い。まぁプアン、キョッポまでが遠いが・・・。


コチャン邑城の竹林


 プアンから一時間。バスで南へ足を伸ばせばコチャン(高敞)。コチャンの一番の名所がコチャン邑城。ここはコチャンのバスターミナルから近い。その中に映画で動物にみたてた芸人たちを追い回すシーンを撮影した竹林がある。



水原民俗村

南山韓屋マウル

ソウル総合撮影所 (酔画仙、雲堂セット)

タイトル一覧へ

掲示板へ