僕の、世界の中心は、君だ。  (波浪注意報)

 日本で大ヒットした映画「世界の中心で愛をさけぶ」のリメイク。
日本公開版ではチャ・テヒョンが平井賢の「瞳を閉じて」をエンディングでカバーしている。

 映画の大半が撮影されたのはコジェド(巨済島)。韓国の南部にあって、済州島に次いで大きな島。橋で本土のトンヤン(統営)市とつながっている。

チャンスンポ(長承浦)旅客ターミナル

 島の西部にあり、釜山などとフェリーで結ばれている港。映画では、ふたりでアンゲド(島)へ出発するシーンとアンゲドで倒れたスウン(ソン・ヘギョ)を連れて帰り、背負って走る船着場。そして、波浪注意報が発令されている日にもう一度アンゲドへ行こうとするラストシーンの待合室として登場する。



巨済芸術会館


 強い雨が降る中、スホ(チャ・テヒョン)とソン・ヘギョがタクシーでターミナルへ向かうシーンで写る銀色の屋根の建物。ホールだけでなく、中に「アートホテル」という宿泊施設も併設されている。



灯台

 最初の写真はタイトルバックに出て来る灯台。日本の「世界の中心で愛をさけぶ」にもこんな風景があった。


 柔道部員に投げ飛ばされたところを自転車の友達に助けられ、逃げ出した二人が防波堤に座ったり灯台の上に立って話すシーン。
白い灯台のある防波堤を友達が手を振りながら帰って行く。この灯台があるのは巨済島の南部にあるタデの港。

ちなみに港へ入って行く船から見て右が赤灯台。左が白灯台と決められている。




葬儀屋のセット


 おじいさんが営んでいる葬儀屋。この家は巨済島の南部にあるチョグの派出所の隣(手前のスペース)に建てられたセットで、窓から時おり見える風景は実際の港そのまま。



ハンリョ(閑麗)海上国立公園


 葬儀屋セットのあった場所からさらに東へ車を走らせ、ホンポを越えると道はやがて未舗装に変わり、国立公園にも指定されているたくさんの島が浮かぶ風景をのぞむ場所に出る。映画では自転車に乗ったチャ・テヒョンとソン・ヘギョがこの景色をバックに坂を下っていく。



ソイマル灯台


 ふたりが記念写真を撮った灯台。島の東部で、近くに「韓国石油」という重要施設もある。また、海上交通の要衝でもあり軍の管理下におかれていて通行禁止。写真の左、白く写っているのがソイマル灯台、右の島は「冬のソナタ」の最終回に登場する「不可能の家」があるウェド(外島)。ウェドは島全体が私有地で、チャンスンポから船で約45分。上陸しての観光1時間半を含む所要3時間の観光コースがある。チャンスンポの観光案内所には日本語で書かれた外島への行き方が張ってある。



モメ島


 ふたりが渡る島は映画ではアンゲド(島)という架空の名前で呼ばれているが、実際にはモメドという名前の島。ソン・ヘギョはここの岬で倒れる。チャンスンポのターミナルから定期船や観光船が出ている。



釜山機械工業高校


 チャ・テヒョンとソン・ヘギョが通う高校の場面は釜山のリゾート・エリア、ヘウンデ(海雲台)にある釜山機械工業高校で撮影された。高校とは言っても山腹にある敷地は大学のように広く、教室棟、図書館、本部、実習棟など建物も大学並みに多い。
 正門の警備室で許可を求めているところへ、たまたまやって来た二人が車まで使って校内を案内してくれた。


 
 チャ・テヒョンが柔道部員に呼び止められ、投げ飛ばされる通路。校舎はすでに使われておらず、すぐ隣まで建て替え工事が迫っていて、風前の灯。



 コロッケを両手に持って待っているソン・ヘギョの前をチャ・テヒョンが声もかけずに通り過ぎて行く場面など、校内での自転車シーンはほとんどこの場所を使ってアングルを変えながら撮影されている。


行き方 釜山地下鉄2号線のヘウンデ(海雲台)下車。大きい道に沿って西へ歩くと5分で釜山機械工業高校の入り口に着く。正門に続く坂道には大きな歯車のオブジェがあるので目印になる。




 捕虜収容所遺跡記念公園


 朝鮮戦争当時、巨済島には人民軍と中共軍の捕虜収容所が作られ、それを記念した公園がある。巨済捕虜収容所は最近の映画では「黒水仙」や「JSA」に登場した。捕虜の日常生活の様子や「黒水仙」にも描かれている暴動事件がジオラマで再現されていて、病院の前には「黒水仙」の大きな布製パネルが飾られているが、そこには「撮影場所」とは書いてなく「2001年釜山国際映画祭開幕作品」とだけある。撮影が行なわれたのは収容所のセットで、島の中部にあるクチョン=九村分校(廃校)の校舎だけが実際の撮影に使われたという。
左下、人民軍の捕虜は誰かがモデル?


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