スウィート・ノベンバー

 サンフランシスコの広告会社に勤めるネルソン(キアヌ・リーブス)は仕事で成功することしか頭にない男。その前に現れた不思議な女性サラ(シヤーリーズ・セロン)は奇妙な提案をする。「あなた私の"11月"にならない?」その条件は、11月の1ケ月間だけサラの家で暮らすこと。その間はいっさい仕事をしてはいけない。
 最初は相手にしなかったネルソンだったが、トラブルから会社をクビになり、結局サラと暮らすことになる。
 こうして期間限定の恋人同士になった二人だったが・・・。

サラの住む部屋

 この2階にサラが住んでいるという設定。ビクトリア調の建物が並んでいる一帯。


 場所はミズーリ通りと18番通りの交差点で、ここから南東に一区画づつずれたテキサス通りと19番通りの交差点にはマイケル・キートンなどが出演した「パシフィック・ハイツ」の舞台になった家(左)が建っている。


アブナー少年の家

 父親のいないアブナーをサラはいつも気に掛けている。ネルソンも模型ヨットレースでレースに細工して彼を勝たせたり、父親参観日に代理で参加したりすることになる。この家はサラの家の向かいにあり、いつも階段を上がって少年は帰って行く。


本屋

 老夫婦が経営しているという設定の本屋「クリストファーズ・ブック」は実在していて営業中。この真上にサラの部屋があり、円柱のある出入り口からサラやネルソンが出入りしている。しかしこの黒いドア、実際は隣の家の出入り口。



FARLEY'S

 サラの家がある交差点から30mくらいのところにあるカフェ。コーヒー、パンのほか週刊誌や新聞も売っていて地元の客でにぎわっている。コーヒーも1.30ドルと安い。この店にネルソン、サラ、アブナーの3人がいる時、名前も覚えていない女を連れた広告業界のビンスがコーヒーを買いにスポーツカーで乗り付けて来る。

 中央、写真を見ている男の席がキアヌ・リーブスの座っていた場所。


路面電車の走る街

 サラとネルソンが乗ったレトロな路面電車が走って行く街角。この場所はサラの住まいからは全く方向違いのタラヴァル通り。ここを走るのは路面電車(ミュニ)のLライン。

 レンガ造りの建物は「TOTAL LIFE HEALTH FOODS」この名前のおかげで電話帳を調べ、場所がわかった。


クリシー・フィールドの浜辺

 サラが飼い主から預かった5頭の犬を遊ばせる海岸。
バックにまずアルカトラズ島、続いてゴールデン・ゲイト・ブリッジが写る。
最初に見えるオレンジ色の屋根はヨット・クラブの建物。


 すぐ南に隣接して「ザ・ロック」でショーン・コネリーが秘かに娘と会ったパレス・オブ・ファイン・アーツがある。


シティ・コープ・センター

 ビンスが持って来たおいしい話。しかしすでにサラの影響で人生観が変わっているネルソンはこの話を蹴り、相手を激怒させる。

 シティ・バンクのビルの中にあるレストランで3人の話は決裂。ビンスは、席を立ったネルソンをこのロビーまで追ってくるが、まったくネルソンの言動を理解できない。

 ここは市の中心部、マーケット通りとサンソム通りが交差する場所にある。


ミッション・ドロレス公園

 最初にこの場所が登場するのは、上記クリッシー・フィールドで犬を遊ばせた後、ふたりが「一日中外にいたのは何年ぶり?」「親にむりやりアルカトラズに連れて行かれて以来かな」などという話をしながら歩いた時。路面電車の線路沿いで、ミッション・ドロレス公園の芝生が広がり、はるか向こうにファイナンシャル・ディストリクトのビル群が見える。

 ラストシーンでは、サラとネルソンが別れる場所。早朝、家を飛び出した病身のサラは家から数キロはあるこの陸橋にワープ。追って来たネルソンにマフラーで目隠しをして去って行く。

 この場面のバックに写っている建物見たさに、ここへ来たようなものだが、実際に建物はなく、その場所にはメキシコ自由の闘士の銅像が立っていた。(右)合成なのかあるいは撮影時には存在していて後に取り壊されたのか ・・・?
 陸橋の壁に映画と全く同じ胃袋のような形をしたキズがあるので、撮影場所がここであることは間違いない。DVDで確認すると、あのくらいの大きさの建物なら写っていなければならない場面なのに見えないのは、やはり合成されたものかもしれない。

 「ハート&ソウル」で、ロバート・ダウニーJr.が恋人を呼び出すゴールデン・ゲート・パークの温室(右)にも似ているが、少し形が違う。

 ここも路面電車のJラインが走っていて、ふたりが最後の会話を交わす場所はその上にかかった陸橋。
三角屋根のような防護網がある。

 エンド・クレジットの「スペシャル・サンクス」に"ミュニ"とあるのは普段走っていない特別な車両を映画のために走らせてもらったことをさすのだろう。

 ちなみに韓国映画なら詳しく表示される「撮影協力」=「SPECIAL THANKS」がこの映画では「サンフランシスコ市・市民、ミュニ」としか出ていない。

おまけ「氷の微笑」
  ニック刑事(マイケル・ダグラス)が住んでいたアパート


 サンフランシスコの象徴、トランス・ピラミッド・ビルを望む場所で、住所的にはモンゴメリー通りとグリーン通りの交差点ということになるが、グリーン通りもモンゴメリー通りも丘などの関係で途切れているので、少し北のモンゴメリー通りとユニオン通りの交差点から、階段を歩いて降りて行く方が分かりやすい。

もうひとつおまけに、ニック刑事の身分証


 劇中でマイケル・ダグラスが使用したサンフランシスコ市警の身分証。グアムのプラネット・ハリウッドに展示。03年サンフランシスコのプラネット・ハリウッドに行ってみると、閉店。そのスペースは売りに出されていた。ソウルのプラネット・ハリウッドは新沙にあったが、半年も経たないうちに閉店。現在はヨンドン・ウェディング・プラザという結婚式場になっている。



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