シベリア超特急1とは?


1995年・日本映画・90分・ウィズダム
監督/マイク水野
出演/水野晴郎、かたせ梨乃、
菊地孝典、西田和晃、占野しげる
製作・脚本・監督・主演・作詞/水野晴郎



 映画評論家、水野晴郎氏が作ったサスペンス映画。
第二次大戦前夜、イルクーツクの駅を発車する列車、
シベリア超特急を舞台に起こる密室殺人。そこで描か
れるのは人種差別、女性差別、戦争反対など社会問
題と息を飲むアクションで見せる一大エンタテイメント
のはずでした。晴郎氏の頭の中では。

 しかし実際にできた作品は日本映画では最近少なく
なってしまったカルト作そのものでした。新宿シネマ
カリテで96年に公開された本作は公開当時から監督
本人「シベリア超特急Tシャツ」でのTV映画解説や、
他の映画の解説なのに「わたくし、監督・水野晴郎も
見習いたい演出でした」などという関係ない無理矢理
PRの成果もあってか、初日舞台挨拶は立ち見も出る
盛況振りでした。


熱弁する水野氏

水野氏作詞の主題歌CD
持っている方を急募中!

 しかしもちろん初日は、かたせ梨乃ファンとその他の
物好きが集まっただけでそんなにヒットという訳では
ありませんでした。

 本当に盛り上がってきたのは公開が終わってから。
「映画秘宝」などマニアックな映画を扱う本や映画フ
ァンの間で、ラスト三回のどんでん返しが度肝を抜く
という噂が広まり、リリースされたビデオが凄い回転
率となりましたが、ビデオ版には晴郎氏の弱気な心
が出たのか、三回のどんでん返しが収録されていない
ため、どこに行ったら見られるのかという爆発寸前の
シベ超ファンが急増しました。

 人気を映画の評価と勘違いした(?)晴郎氏は自分の講演
付きの上映会を各地で開きました。右の写真は98年の
11月に多摩映画祭で行われた上映会の様子です。この
上映会では併映で「太陽を盗んだ男」「幻の湖」という
濃すぎる3本立てでした。晴郎氏はこのラインナップで
あるのにもかかわらず、「『幻の湖』で笑っている人が
いましたけど、僕の作品では笑わないで下さいよ」と
ギャグをかましていました。更にしっかりその当時から、
「シベ超2」の話、「3」「4」ぐらいまでの話を熱弁して
いました。出演者も勝手にキャスティングしていました。

 そしてTVでも完全版の放映が決定し、深夜にも関わ
らず、ビデオには収録されていない完全版だったため、
日本中の「シベ超」ファンがTVに釘付けとなったのは
言うまでもありません。それを標準ビデオ録画した私の
ビデオテープは今でも次の貸し出しを待つ人がいるほどの
人気です。


笑わないで下さいね
と言う水野氏

続編の話を熱っぽく
語る水野氏




「シベ超2」とは?につづく・・・



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