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解説

 『ユージュアル・サスペクツ』の面白さは、何といっても「ストーリーの巧妙さ」に尽きる。主な登場人物は刑事と容疑者の2人で、警察のとある一室で昨夜起きた事件のことについて話している、というのが大まかな筋である。そこに容疑者が回想する事件の全貌と、そこに至るまでの過程のシーンが幾度となく挿入される。

 観ている側の頭の中でそのストーリーを整理しようとしても、次々とシーンが展開していくため、次第にパニックに陥ってきてしまう。最終的にこの事件の犯人は誰なのか?という佳境に到達したところで、やっと収まったかと思いきや、アッ!と驚く大どんでん返しのラストによって、エンドロールの最中にそのパニックは最高潮に達する。

 そして、改めてストーリーを追い返してみて(もしくはもう1回観て)、この物語の核心をついた時、パニックが解けて「何とすごいストーリーだったのか!」と感心せずにはいられなくなるだろう。監督や俳優をはじめ、この作品の作り手の罠に見事にはめられてしまった、という何ともいえない快感が得られるのが、『ユージュアル・サスペクツ』の最大の魅力である。

 そんな、先の読めない複雑なストーリー展開、衝撃のラストシーンなどが高く評価されて、『ユージュアル・サスペクツ』は映画史における新たな記念碑的、バロメーター的作品として位置づけられるようになった。近年、「ユージュアル・サスペクツ的」と称されるサスペンス映画や、本作のパロディ映画が続出している。

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