C.W.グルック「オーリードのイフィジェニー」序曲 ボフミール・リシュカ指揮
W.A.モーツアルト「魔笛」序曲 M.グリンカ「ルスランとリュドミラ」序曲 G.ロッシーニ「ウィリアムテル」序曲 R.ワーグナー「ローエングリン」第1幕への前奏曲 カレル・アンチェル指揮
C.v.ウェーバー「魔弾の射手」序曲 G.ヴェルディ「運命の力」序曲 R.ワーグナー「ローエングリン」第3幕への前奏曲 ズデニェク・ハラバラ指揮 1960〜65年録音 <SU11 0640−2 011>
<寄せ集めだと思って侮るなかれ!!>★★★★★
 「オーリードのイフィジェニー」序曲:はっきり言って、僕はこの曲についての知識は全くありません。でも素敵な演奏です。チェコフィルの美しい弦楽器を堪能出来ます。グルックにしては、やや重たい気もするのですがこの時代の演奏ですから仕方ないのかぁ。このリシュカは、ピルゼン(プルゼニュ)歌劇場&放送響の指揮者を務めた指揮者。これしかブックレットに解説はありませんが、なかなかの実力者と思われます。
 「魔笛」:冒頭に和音の美しい事!!衝撃的と言っても過言じゃない。そして流れる様に音楽は進む。アンチェルのモーツアルトって結構素敵な演奏ですよ。
 「ルスランとリュドミラ」序曲:ロシア的な豪快な演奏では無いけれど、チェコフィルの弦楽器の素晴らしいアンサンブルが堪能できる。ティンパニーも馬鹿叩きではないけど、気合十分!!チェロの旋律の歌い込みは本当に素晴らしい!!小品と言えども全力投球だ。
 「ウィリアム・テル」序曲:冒頭のチェロ・ソロから素晴らしい。「嵐」の場面は、圧倒的はパワーで迫る。トロンボーンの気合の入り方が違う。そして後半の行進曲も、気合入りまくり!!ホルンのファンファーレの美しい事!!
 「ローエングリン」第1幕前奏曲:なんと言っても弦楽器が美しい。しかし、「ワーグナーの毒」は無い。ただひたすら「天国的美しさ」である。この辺りが好みの分かれ目かもしれない。ところでアンチェルのワーグナーってこれだけなのかなぁ??
 「魔弾の射手」序曲:なんと言ってもシュテフェック率いるホルンのコラールの美しさ!!!これほど美しい演奏はかつて聞いた事が無い!!このコラールを聞くためだけでも価値のある演奏。そして国民劇場の名指揮者:ハラバラの素晴らしい指揮!!緊張感と、聞かせ方は見事と言うしかない。なかなかこういう演奏は聞けないですよ。僕なんか、カルロスやフルベンよりも凄いと思うのですが。
 「運命の力」序曲:ハラバラの実力は、ヴェルディでも発揮される。ヴィブラートを掛けたクラのソロがイタリアとちゃうなぁ・・・と言う気にさせるけど、劇場の薫りがするヴェルディだ。ワクワクさせられ、この先どうなるのかなぁ?という気にさせられる。またラッパとボーンのコラールの美しい事!!合いの手を入れる、弦楽器も素敵。ハラバラ指揮でイタオペって聞いてみたい!!
 「ローエングリン」第3幕前奏曲:ホルンとトロンボーンが気合入りまくり!!バリバリ吹く!!しかしえげつない訳ではない。これが彼らの良心なのか??それにしてもハラバラの指揮は素晴らしい!!
G.ビゼー 「カルメン」第1幕、2幕、3幕への前奏曲
G.ロッシーニ 「セヴィリアの理髪師」序曲
W.Aモーツアルト 「ドンジョバンニ」序曲
 L.v.ベートーベン 「フィデリオ」序曲
B.スメタナ 「キス」序曲
ドヴォルジャーク 「悪魔とカーチャ」〜第3幕への前奏曲
M.グリンカ 「ルスランとリュドミラ」序曲
ヴァーツラフ・ノイマン指揮  1971年録音 <VIC−2010>LP PANTON原盤
<どれもチェコ流>★★★★
 「カルメン」:あくまでも折り目正しい。ノイマンらしい良識的?な演奏。そこにスラブ的なノリが加わる。なんか面白い不思議な響き。3幕前奏曲の木管の美しさは特筆。出だしのフルートは誰だろう?美しいなぁ
 「セヴィリア」:これまたイタリア的ノリは皆無。でも真剣勝負。でも古典的なさわやかさがる。ロッシーニってやっぱ古い人だったのだと妙なところで実感させられる。
 「ドン・ジョヴァンニ」:モーツァルトはお得意。大編成オケを存分に鳴らしまくる。これこそ20世紀的モーツァルトの醍醐味。でも変にロマン主義に走りはしない。これがボヘミア流モーツァルト。ノイマンのモーツァルトの録音はあまりにも少ないの貴重。
 「フィデリオ」:ゲヴァントハウス時代、晩年と3回録音している。これは2度目。オペラも得意としたノイマンならではの高い見地のベートーベン。
 「キス」:やはりもっとも得意分野。スメタナの美しい音楽には、チェコフィルが最も似合う。オーケストラも自然体。なかなか上演されないけど(1度見た事あるけどね)、良い曲です。
 「悪魔とカーチャ」:やはりお得意のドヴォルジャーク。歌いまわしなんぞ誰にも真似が出来ない何かがあるんだよね。それがやはり素晴らしいのだ。何気ないものなんだけど・・・・こればかりなぁ
 「ルスラン」:正直これはどうだろう?って演奏。アンチェルとも録音してるけど、そちらの方が断然良い。なんだろう?なんか不思議だ。決して悪くないのだけど。。。。テンポが遅すぎるってのもあるのかな。いずれにせよ締りが無い。
スッペ「詩人と農夫」序曲 「軽騎兵」序曲
オッフェンバック「天国と地獄」序曲 「美しいエレーヌ」序曲
J.シュトラウスU「こうもり」序曲
ヴァーツラフ・ノイマン指揮 1979年録音 <SU11 0724−2 011>
<実は素晴らしい>★★★★
 ノイマンのお軽い曲集。どの曲も実に楽しい。こう言う曲もきちんとセンス良く振るノイマンの実力を改めて知らされた。故に聞き所は多い。またどの曲でも若きケイマル氏の気合い入った演奏が楽しめます。
「詩人と農夫」:冒頭の金管のコラールから非常に美しい。続くハープの伴奏に乗るチェロソロの美しい事!!そしてオペレッタの楽しい雰囲気に満ちている。後半のマーチ風のところなんか本当に良いですね。
「天国と地獄」:この曲においてもチェロソロが光る。美しい。決して物凄く上手いわけではないけど、歌い方と音色が良いんですよ。続くバイオリンソロも美しい。そして楽しい後半の「カンカン」。金管はかなり気合入って吹きまくる。実に気持ちが良い。
「エレーヌ」:オッフェンバックらしい楽しい曲。なんにも考えずに聞ける。でもチェコフィルが演奏するとちょっとしたソロが実に魅力的に聞こえる。手抜きなんて無い。悪く言うと真面目なんだけど、それがまたこのオケの魅力。
「こうもり」:ウィーンの演奏とはまた違った魅力が楽しめる。リズムはちょっと硬いけど、弦楽器の美しさは最高。当然テンポ設定なんかも微妙にウィーンと違い面白い。要するにチェコ流なんです。
「軽騎兵」:冒頭にファンファーレから実に気合入ってます。当然ながら熱いビブラートのケイマルさんが突出して聞こえる。久しぶりに聞いたけど、やはり良い曲ですね。
<チェコのマーチとワルツ>
K.コムザーク「突撃!」  F.パロフスカ「夢のワルツ」  K.ポスピーシル「バイ=カル=ライ」
F.クフモ「ヤラバーチェク」「銀色のエルベ」「コリーン・マーチ」
J.フチーク「ファンファーレの響き」「テディおじさん」「バレリーナ」「提督の旗の下に」「ヘルツェコヴィーナ」
ヴァーツラフ・ノイマン指揮 1983.8.25−29&12.11 1986.2.24−26録音 <COCO−75604>
<工事中>
<プラハのガラ・コンサート>
B.スメタナ「売られた花嫁」〜道化師の踊り、フリアント
Z.フィビヒ 交響詩「夕暮れに」〜詩曲  A.ドヴォルジャーク ポロネーズ
V.ブロデック 間奏曲  B.スメタナ「学生部隊の行進曲」「われらの乙女たちに」
A.ドヴォルジャーク「悪魔とカーチャ」〜前奏曲
L.ヤナーチェク「ラッシュ舞曲」〜ピルキー、祝福される者
O.ネドバル「怠け者の物語」〜悲しいワルツ 「ポーランド気質」〜マズルカ
J.スーク あこがれ  K.コヴァロヴィッチ 坑夫のポルカ
B.マルチヌー「花束」〜田園詩  A.ドヴォルジャーク 祝典行進曲 Op.54 
ヴァーツラフ・ノイマン指揮 1988.12.8−9、1989.3−4録音 <ORFEO C180 891A>
<工事中>
<1994年 ジルベスター・コンサート>
J.ワインベルガー「6つのチェコの歌と踊り」〜1、2&3曲
歌劇「バグパイプ吹きのシュヴァンダ」〜ポルカとフーガ
O.ネドバル ミス・バタフライ  スケルツォ・カプリース
J.フチーク 劇的行進曲「最後の敬礼」「冬の嵐」
歌劇「アッティラ」〜ハンガリーの勝利の行進曲  序曲「マリナレッラ」
ゲルト・アルブレヒト指揮 1994.12.31ライブ録音 <PCCLー00323> 
<楽しいジルベスター・コンサート>★★★★
 チェコフィルのジルベスター・コンサートは、ウィーンフィルでいう、ニューイヤー・コンサートのようなもので、チェコのJ.シュトラウス的な作曲家の曲を取り上げる。ここで演奏されている曲は、我々には、ほとんどなじみの無い曲であるが、チェコの人にとっては、おなじみの肩のこらない、軽い曲らしい。しかしウィーンみたいに、世界中から注目されているコンサートでないため、観光客も無く?お客さんは、バカ騒ぎはしない。じっくりと音楽を楽しみながら新年を迎えよう、という雰囲気である。実に素敵な演奏会である。僕としてはどの曲も楽しいですが、最後のフチーク(ドヴォルジャークも絶賛したという)の4曲が好きです。「冬の嵐」「マリナレッラ」は本当に良い曲ですよ。
 演奏は、実に軽やかに楽しく演奏している。チェコフィルのメンバーも、1年1回、気軽?な演奏会を楽しんでいるようだ。日本でもこのような演奏会をやったら盛り上がると思うのですが・・・・・呼び屋さん!!どうでしょうか??まあ、ウィーンのように派手な曲は少ないですが・・・もう1つ、18歳のR.バボラクが1stホルンを吹いていることを付け加えておきたい。
<1995 ジルベスターコンサート>
ドヴォルジャーク「悪魔とカーチャ」〜序曲、バレエ
ネドバル「おとぎ話からおとぎ話へ」「ナイティンゲールのワルツ」「ボンザ物語」〜クラコヴィアク、悲しきワルツ、ポロネーズ
ヴァインベルガー「6つのチェコの歌と踊り」1,3&6番
フチーク「剣士の入場」「ミラマーレ」「マリナレッラ」
ゲルト・アルブレヒト指揮 1995.12.31ライブ録音 <HPE 014−2>
<工事中>プラハで¥350で購入。
<プロムナード・コンサート>
D.B.カバレフスキー:組曲「道化師」 J.シュトラウス2世:美しき青きドナウ J.シュトラウス:鍛冶屋のポルカ 
A.ポンキエルリ「ジョコンダ」より「時の踊り」 M.ラベル:亡き王女のためのパヴァーヌ 
C.ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 G.ビゼー「アルルの女」より「メヌエット」「ファランドール」
飯森範親指揮 チェコフィルハーモニー室内管弦楽団 1995.3録音 <PCCL−00315>アートン盤
<チェコフィル室内管??実態はチェコフィルそのものです>★★★★
若手指揮者、飯盛範親がチェコフィルを指揮した録音。飯森は、実にセンスの良い音楽を聞かせてくれる。「道化師」ではリズム感と乗りの良い演奏。それでいて聞かせる所は、じっくり聞かせる。J.シュトラウスでは、ウィーンとはまた違った趣を見せる(まあ当然ですね。少々野暮なところもありますが・・愛嬌ですね)。管楽器がこれ程ヴィブラートを掛けたJ.シュトラウスを聞くのもまた、楽しい。「時の踊り」は、前半はチェコフィルらしいく非常に美しい。後半もオペラで鍛えた、飯盛の指揮が光る。なんとも言えない絶妙なテンポ感だ。
「パヴァーヌ」では、名手ティルシャルに完全にしてやられる。これほど甘く、美しいホルンは、クリュイタンス/パリ音楽院のルシアン・テーベ以来ではないか?「牧神」&「アルル〜メヌエット」でも、フルートのラミドール・ピヴォダの演奏が光る。この3曲、どちらもオケ全体が非常に美しい。フランス的でないかもしれないが、素晴らしい演奏だ。そして「ファランドール」では打って変わって、熱い演奏を聞かせる。飯盛はチェコフィル相手にこれだけできるというのは、素晴らしい。まだ少々硬さがあるが、これからが楽しみな指揮者だ。
アイロス・ハーバ 人生行路 Op.46
ヨゼフ・ボハーチ 断章(1969)
ズデニェク・ルカーシュ バカテル(1980)
ズデニェク・コシュラー指揮 1979〜80年録音 <VIC−2358>
<工事中>チェコの現代音楽集
イジー・パウエル 悲しみの歌 アルト:ヴィエラ・ソウクボヴァー
オトマル・マーハ ヴァリアンテ(1968)
ヤン・ハヌシュ ムジカ・コンチェルタンテ Op.67 チェロ:ヨゼフ・フッフロ ピアノ:ヤンパネンカ
ヴァーツラフ・ノイマン指揮 1970年録音 <VIC−2357>
<工事中>チェコの現代音楽集
久石譲 イメージ交響組曲「ハウルの動く城」
指揮:マリオ・クレメンス 2003.10.18ー20録音 <TKCA-72620>
<宮崎アニメの録音=こんなこともしてますな。>

 

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