チェコフィルの偉大な首席奏者達

ホルンとトランペット、チューバだけだし・・・・・
しかも首席じゃない人も、いたりして。許してね。

ズデニェク・ティルシャル
<首席ホルン奏者>
1945年生まれ。ブルーノ音楽院にて元チェコフィル首席ホルン奏者のフランティシェク・ショルツ氏に師事。1964年にアンチェルの招きでチェコフィルに首席奏者として入団。1968年「プラハの春」国際コンクールで1位、1969年ミュンヘン国際コンクールで2位に入賞。この間、チェコフィルの録音のソロは、ほとんどティルシャル氏が行っており、ノイマンをはじめ指揮者の信頼は厚い。晩年、ノイマンのマーラーの交響曲録音はティルシャルとケイマル無くしては存在していなかったと言われている。現在は、チェコフィルの名誉団員として、1年に3回程度、演奏会とレコーディングに参加している。また、プラハに新しく創設されたチェコ・ナショナル管弦楽団の首席奏者を勤めている。Z・ティルシャルはソリストとしての活動も多く、モーツアルト、R.シュトラウス、ウェーバーなどのホルン協奏曲をはじめ、チェコの作曲家のホルンアンサンブルも、数多く録音している。また、兄のベドジヒ・ティルシャルと共に、2本のホルン協奏曲の録音も数多く行っている。
 ティルシャル氏曰く「ハイトーンはアットホームな分野だったから・・・」と言う彼のハイトーンは本当に美しい。使用楽器はアレキサンダー。マウスピースは14歳から使いつづけているバック10。
 素晴らしい人柄で、親日家でもあり日本への来日も多い。声を掛けたら、必ず笑顔で答えてくれますよ。

 ↑↑ケイマルさん自筆サイン。




ミロスラフ・ケイマル
<首席トランペット奏者>

1941年生まれ。まずリベレツの軍隊付属音楽学校でトランペットを学び、5年間軍隊で任務に就く。この間ほとんどフリューゲルホルンのみ演奏をしていたらしく、チェコ伝統の美しく柔らかいサウンドを形成した時期と言えよう。その後、プラハ音楽院、音楽アカデミーに学ぶ。1970年の入団以来、ケイマル氏のトランペットは、その大音量と圧倒的な表現力でティルシャルと共にチェコフィルの顔である。現在もその技術に、衰えを感じさせること無く素晴らしい演奏を行っている。ケイマルはソリストとしての録音は、ハイドン、テレマンなどの協奏曲を録音しているが、やはり彼はオーケストラの偉大な奏者である。クーベリックはノイマン指揮のマーラーの交響曲第3番の、ケイマルが演奏する3楽章のソロを聞いて、1990年の「プラハの春」での「我が祖国」の復帰を決めたと言われている。また、同じくノイマンはマーラーの3番の録音でケイマルのソロのあまりの美しさに、涙を流して感動したと伝えられている。
 そんなケイマルもこの6月にチェコフィルのソロ奏者を引退。Tuttiに降りる事になった。
 ラッパに関しては気難しい大先生も、普段は気さくなおっさんです。その証拠に右のように、気楽に一緒に写真を撮ってくれますからね。

ミロスラフ・シュテフェック
<首席ホルン奏者>
1916年生まれ。チェコフィルの伝説的ホルン奏者で、ターリッヒ、アンチェル、クーベリックらの絶対的信頼を得ていた。1942年入団以来、1969年に亡くなるまで、首席ホルン奏者として活躍し、アンチェル時代の黄金期を支えた。その音楽性はティルシャルを上回る圧倒的なものであった。レイハのトリオ、ブラームスのトリオなどは本当に絶品と言うまで美しく素晴らしい演奏。そのテクニックと音楽性は本当に素晴らしい。シュテフェック無くして今日のチェコフィルのホルンセクションは無いと断言できる。
 写真が無いのが惜しい・・・・

トーマシ・セツキー
<首席ホルン奏者>
 1957年生まれ。プラハ音楽アカデミーを卒業。1980〜81年にスメタナ劇場(プラハ国立オペラ)、1982年からプラハ放送響のメンバー、1988年からソロホルンとなる。そして1997年からチェコフィルの首席ホルン奏者として活躍。1998年の来日公演での、マーラー交響曲第5番(アシュケナージ指揮)で非常に素晴らしいソロを聞かせてくれた。ティルシャル無きチェコフィルを支えると期待されたが、2001.2のマーラー6番の演奏会を最後にチェコフィルを退団し放送響に専念することになった。
 短い期間であったが、チェコフィルの演奏の歴史に確実に名前を刻む事になるだろう。放送響で来日した時は、声を掛けたら必ず怖そうな風貌とは違い、やさしい笑顔で答えてくれるはずですよ。

ヤロスラフ・ハリーシュ
<首席トランペット奏者>
1975年生まれ。1997年のプラハの春国際コンクールのスキャンダルで彼の名前は、一躍国際的になってしまった。「何時になったらチェコの教師達は、これだけの血筋をもっているのだから盲目的に愛国主義的になる必要はない・・・(以下略)」と言わしめた、才能の持ち主。1996年からチェコフィルの演奏に参加しており、現在は首席奏者の地位にある。セツキー氏同様に、1998年の来日公演でのマーラー交響曲第5番(アシュケナージ指揮)で、驚異的なソロを聞かせてくれた。また2001のアシュケナージ指揮マーラー6番のプラハでの演奏会での驚異的な演奏で、まさに将来のチェコフィル顔になること間違い無いと思われる。
アシュケナージの超お気に入り。

ヴァーツラフ・ホザ
<首席チューバ奏者>
1929年生まれ。1958年の入団以来、1993年までの長期に渡って首席チューバ奏者を務めた。その存在感は圧倒的である。ノイマンの最後のマーラー「巨人」の録音にも参加している。



<トランペット奏者>
 マレク・ズヴォラーネク
 1974年生まれ、18歳からノイマン指揮のチェコフィルの演奏に参加。20歳からプラハ放送響のソロ・トランペット奏者を務める。ケイマルの1番弟子??としてブラスアンサンブルの録音、演奏会に参加。チェコフィルにも頻繁にエキストラとして出演している。2000年のプラハ放送響のマーラー4番の1st、2001年のアシュケナージ指揮チェコフィルのマーラー6番での5th、チェコフィルブラス(2001年プラハでの演奏)の演奏は、私にこの偉大な才能を強烈に印象つけられた。まさに未来のケイマルと言える奏者である。個人的に今1番注目している奏者である。ケイマルさんの後継者はズヴォラーネクしかいないと個人的には思っている。
 写真が2枚も載るということで、私の個人的な思い入れもご理解頂けるでしょうか?




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