"えぼし(eboshi)"

サザンオールスターズだけを特集したページです。

清濁あわせ呑む夏

2004.8.8

 
【TASライブレポート】
1st(1999年)
2nd(2000年) 写真
3rd(2001年)
4th(2002年)
5th(2003年)

 
〜えぼしの波〜 春に続けて、夏とシングルをリリースオリコン1位を取って”彼ら”は大喜び、ライブやって”彼ら”は大盛り上がり、アルバムを作って”彼ら”は期待に眠れないほどの季節を過ごしていく・・・こんな”真っ盛りな季節”がバタバタと通過している脇で、波長に同調することもできず、気が付けばこのホームページにも餌をやらず、、「時々見てるんだけど」って言ってくれる方、いやいやホントごめんなさい。
別にファンやめたとか、そういうんじゃなくてね。
ときどき、ふとラジオから「朝方ムーンライト」なんか流れると、キュキュッと締めつけられる感覚は昔から同じですよ。同じ。

これは、気持ち的な問題だけじゃなくて、日本の音楽自体がどんどん多極化している事とか、 時代的な事とか、複雑に関係してると思うけど、、、つまり。
”要求される季節を、甘受したい季節の違い”ってあるじゃないですか。
今年の夏はなんというか。あまり鼻息荒くないのですよ。

横たわっているのですよ。
ギンギンギラギラの今年の夏は。


そうありたいのです、どうしても。

大胆な期待とか、重箱の隅をつつく批評なんかよりもね、
清濁あわせ呑む態度
でいたいのですよ。むしろ

とりわけ現存する日本最古バンドであり、クリエータであり、継承者であり、戦略であり、プロジェクトであるサザンオールスターズに関しては。

・・・・・と、こんな事ぬかしてる自分が↓こんな事をやろうとしています。

塞翁亭レコードコンサート Vol.5
〜ひとたびは茅ヶ崎に臥(ふ)す〜
■日程:2004年9月4日(土)
■開場13:30 スタート14:00 (17:30終了予定)
■会場:Brandin (地図) 茅ヶ崎市富士見町1-2/0467-85-3818
■料金:¥2,000(1ドリンク+軽食)
■人数制限: 20名
■申込方法: saioutei@hotmail.com 宛に
以下の内容を記入の上申し込みを行ってください。
   ・全員のお名前
   ・予約希望人数
   ・2次会の参加有無(18時〜 茅ヶ崎駅前にて)
 ※申込期限: 8月1日〜8月28日 (予約数が制限を越え次第終了)
 ※申込完了後、近日中に当方より返答させていただきます。

■内容(予定)
1.『季節のポップス vol.2 〜和製シティ&リゾートミュージック〜』
    D.J.:いちはら+大船観太郎
    唄と演奏:TAISHITA ALL STARS
2.『いいじゃないのポップならば』
     D.J.:KUWATARNER+陸
■ホームページ  塞翁亭

さてさて。
日本には、ほんとに素晴らしいミュージシャンが揃ってきましたよ。

特に、キリンジ (→でたぁ〜・・・という方、ご勘弁を(笑) )に関してはもう、日本語ロックだなんだって80年代、90年代に論評してきたレベルを 超越してるわけですよ。堀込兄弟の弟が作るエバーグリーンなメロディライン、兄が作る変態チックで、 ジャズロックなメロディラインと、文学的な歌詞。

例えば、『カメレオンガール』という曲の冒頭。

  うずまく 白い銀河に

  苦い 口づけを


ここまで聞くと何となくロマンチックな情景から始まるのがわかるでしょ?
例えば、夜空の下でお別れのキスをする恋人達を描いているようにも受け止める事ができるし。

この歌詞は続けて、

  君に待ちぼうけをくらって 僕は

  カフェテラスの 悲しいオブジェさ


となります。

ここで、情景が突如「カフェテラス」になる。

・・・??となり、もう一度、冒頭の歌詞を読むと、 「白い銀河に」、「苦い」、「口づけ」。つまり、「僕」とは、

”カフェテラスで、コーヒーをすすりながら彼女を待つ男”

という事になる。
「コーヒーすする」っていうシーンはこれまでの邦楽に数え切れないほど 登場したと思うけど、「うずまく白い銀河」に「口づけ」すると表現した奴は、 彼らがはじめてですな。
世代が代わったと思うし、松本隆であったり、桑田さんであったりという世代が作った土台 の上にちゃんと乗っちゃってると思う。はっぴぃえんどのBOXで、キリンジ兄(堀込高樹)が 松本隆に濃い〜インタビューをしている事実もこのあたりを物語ってると思う。
言ってみれば、松本隆世代であり、村上春樹世代(1960年代後半〜1970年代生まれ、とか)である キリンジは代表格でもあると思うのね、この手の。
これ以外の曲でも、 本当によーく聞かないと理解できない歌詞、テーマがあって、もう限りなく文学に近い作品になっちゃってるわけ。単なる「政治批評」とか「物語」とかそういうんじゃなくて、

ちゃんとそこに「僕」と「読み手」の視点があって、「著者」が上から覗いてる音楽

になっているわけ。凄いと思うわけですよ、ここ。 相当いろんな文学読んでるのが分かるし、音楽もはっぴぃえんど、バカラックからスティーリーダン、、。それにたぶんサザンも結構聞いてるんじゃないか、と窺わせる部分もあります。

いよいよ世代交代となんでしょうかねぇ・・
(このホームページもそうだけど)

--- 以下、キリンジのアルバムです。(※クリック先はAmazon.co.jp)
どれもとんでもなく素晴らしいアルバムばかりです。




キリンジ ベストアルバム
★ 文字どおり初のベスト盤。2004年7月発売 



キリンジ 1st 『ペーパー・ドライバーズ・ミュージック』
★ フォーク、ロック、カントリーなど絶妙に混ぜたポップソング集。「冬のオルカ」「風を撃て」「五月病」「かどわかされて」など、名曲ぞろいで、入門編としても良い。 



キリンジ 2nd 『47”45』
★ 1stの続編的なポップソングが並ぶが、アレンジの凝り方に変化あり。「BBQパーティー」は大滝詠一を彷彿する抜き具合のヴォーカルが素晴らしい。



キリンジ 3rd 『3』
★ ブラスなどが多用され、より黒っぽいサウンドが増えた作品。「アルカディア」「エイリアンズ」「あの世で罰を受けるほど」など、やみつきになる曲多数。



キリンジ 4th 『Fine』
★ ジャズ色が強くなったアルバム。「燐」はジャパニーズ・スティーリーダンの究極かもしれない。 「雨は毛布のように」「ポップコーン」「メスとコスメ」、など名曲ぞろい。鬱な男の告白ソング「Drifter」は泣ける。



キリンジ 5th 『For Beautiful Human Life』
★ 今までで最もバンド色が強いが、相変わらずの清潔さと変態っぷりのバランス加減は絶妙。 兄貴作の「僕の心のありったけ」は大名曲。また、「奴のシャツ」「まぶしがりや」、他、スルメソングたっぷり 



キリンジ 企画 『オムニバス』
★ 提供曲&カバー曲だけの企画モノ。「Fat Bottomed Girl」(Queen)のカントリーアレンジは 目から鱗!エバーグリーンな名曲「鋼鉄(はがね)の馬」の他、アシッドジャズな「宇宙のトンネル」など 



キリンジ ミニアルバム 『スウィート・ソウル・EP』
★ 名曲「クレイジーサマー」の為だけに欲しい1枚。他にもタイトル曲、イントロがさよならベイビーな「愛のCODA」など 

 
〜えぼしの音〜
〜特別編 スローミュージック・イズ・ビューティフル〜
SPECIAL タイトル ミュージシャン
2002.10.26 Slow Music is Beautiful Various Artists
【解説】 
 スローミュージックってのは、私が最近に使ってる言葉、造語ですね。別に、テンポの速いとか遅いとかの話ではなくてね。ファーストフードに対抗した、スローフードってあるでしょ。スローフード、スローデザイン、スローカルチャー、スローライフ。グローバリゼーションという大きな波の中に浮いては沈んでいくゴミのような音楽の数々・・。作っては捨て、作っては捨て、しかもどんどんその作製工程は効率化され、高速化していき・・。こういった”ファーストミュージック”に飽き飽きしてきた自分が最近、本当に大切にしていきたい音楽ってのを、”スローミュージック”というわけです。本来の音楽の源である、魂の叫び、喜び、祈り、感謝、悲しみ・・といったメンタルな要素がたっぷりと込められ、「丁寧」に作られ、時代と共に色あせない音楽(アナログ/デジタル、古い/新しいといった安っぽい価値基準でなく)・・そういった”スローミュージック”の幾つかを紹介しようと思います。あ、もちろんここで紹介する音楽はみんなCDやレコードっていう大量生産メディアから入手したものなんだけどね(笑)、、。そういう矛盾は抱えつつ、って事だけ言い訳がましく書いておきますが。

// Swing Guitars / Django Reinhalt and Stephan Grapperi (1936年) //
 全てのジャズギタリストか今でも愛されているジャンゴはベルギー出身で、幌馬車でのジプシー生活の中で音楽を体験して育ちます。だがその幌馬車で起きた火災で、左手の薬指と小指に自由を奪われるというハンディキャップを抱えるが、逆境を乗り越えて独自のフィンガリングスタイルを築き上げます。ステファン・グラッペリはジャンゴの盟友であり、生涯の友のヴァイオリニスト。ジャズ・ヴァイオリンの基礎はここに完成しと言っていい。この2人の演奏は数多いが、中でも出会った当時の新鮮な1曲。

// Hula Girl / Sol Hoopi and his novelty quartet (1933年) //
 ソルホーピーといえばスチールギターの元祖で、この時代に登場する(今で言う)”ハワイアン・スウィング”を確立する重要なプレイヤーでした。この曲は1909年に作曲されたもので、ソル自身のスライドの演奏も度肝を抜くほど素晴らしいけど、バックの演奏がたまらなくスウィンギー!

// Dark end of the street / Ry Cooder (1972年) //
 この人は音楽スタイルだけじゃなくて、音楽に対する向き合い方そのものに「スロー」な要素を感じます。。彼はアメリカ大陸の音楽の源流を探求し、アメリカ大衆音楽(今でいうオールドジャズ、戦前ブルースなど)からロックへの変遷を彼のギターとアレンジセンスで表現してみせた。彼の「スライドの本来の響きはオープンD(E)系にこそあるんだ」という言葉の意味は本当に深い。『Boomer's story』からの1曲。

// Carolina Sunshine Girl / Geoff Mulder and Amos Garrett (1977年) //
 ジム・クウェスキン・ジャグ・バンド出身、ポール・バターフィールズ・ベター・デイズ(※桑田さんの青学時代のサークル名はここに由来)にも在籍した白人ブルースマン、ジェフ・マルダーと、盟友エイモス・ギャレットによる共作。ジェフは、マリアマルダーと離れる前も後もどの作品も素晴らしく(去年も来日して素晴らしいライブを見せた)、エイモスとの共作は特に素晴らしい。私が尊敬してやまないエイモス・ギャレットは、ワン・アンド・オンリーなギターを聞かせます。彼にとってはカントリーもジャズもブルースも壁などなく、縦横無尽に魔法のようなリフが飛び出し、エイモスのギターでラリるのはとても簡単な事です。この曲は、名盤『Goeff and Amos』からの1曲で、カントリー系コンポーザとして有名なジミー・ロジャース作曲のカントリーソングをテックスメックス風にアレンジした超リラクシンな1977年の作品。

// Her dream man never came / DougSahm (1974年) //
 テックスメックスの王者ダグはいつも心を躍らせ、和ませてくれます。テキサス・トルネード時代はさらにディープなテキサスロックを聞かせてくれますが、これは1974年に、CCRのメンバーらで作られたアルバム『Groover's Paradise』から。フレディ・フェンダー、フラコ・ヒメネスと共に私をテキサス〜メキシコ方面へ誘惑し続けてる1人ですが、2000年に他界しました。

// BingCrosby / VanDykeParks (1972年) //
 ヴァン・ダイクの名盤『Discover America』から有名な1曲を。彼もライ・クーダー同様に、北・中・南米の全土にわたるルーツミュージックを追いかけて、古き良き時代の音楽をロック全盛の時代に独自の世界観で蘇らせた。彼のアルバムは個性的でテーマ性を掲げているのも特徴だけど、バーバンクサウンドと呼ばれるようになる ちなみに、『World Hits!? of SAS』を聞いた桑田さんが「ヴァン・ダイク・パークスみたい」と評したが、まさにこの『Discover America』のこと。

// Brazil / Geoff and Maria Mulder (1970年) //
 ジェフについて既に書きましたが、マリアマルダーはジェフの元妻です。当時はルーツミュージックの伝道師であったマルダー夫婦が、ルーツロックの歴史的名盤『Pottery Pie』で聞かせたサンバのスタンダード。いろんな人がカバーしててあまりにも有名だけど、このアレンジが私は一番好き。ホイッスルはジェフ自身で、マリアのコーラス。今はビールのCMで使われて有名ですが、砂山オールスターズのライブでも演奏されました。

// Hurricane Dorothy / 細野晴臣 (1975年) //
 元祖ジャパニーズ・チャンキー・ミュージシャン、私の最も尊敬するミュージシャンの一人でございます(敬礼)。細野さんのはっぴぃえんど以後、YMO以前のソロ作品はとにかくディープ。久保田麻琴氏と共に米国、ハワイや沖縄を放浪し、まさに日本のゴッタ煮音楽普及のパイオニアでありました。これは南国音楽を手がけた『トロピカル・ダンディ』に収録された1曲で、マーティンデニーなどの影響が色濃い。カリブ界の独特の甘くて緩やかでスムーシィな風が送られてくるでしょう。参加ミュージシャンはもちろんTinPanAlley系で、矢野顕子、大貫妙子、久保田麻琴、林立夫、松本隆・・。もう説明不要でしょう。

// South of the border(国境の南) / 久保田麻琴と夕焼け楽団 (1975年) //
 60〜70年代にかけてアメリカや中米あたり放浪、ヒッピーでもあった久保田麻琴さんの名盤『Hawaiian Champloo』で残したカバー曲。当時からニューオリンズ、沖縄、ハワイアン、メキシコ、など音楽をゴッタ煮したチャンプルー音楽を作り続けた、日本のチャンプルーキング。こういうスタンダードも久保田さんの手にかかればこんなにテックスメックスな、トリップ感溢れる作品に。そして、私の大好きな駒沢裕城氏のスチールギターが旅心をこれでもかと掻き立てまる。

【談】

【】

 







世迷言つれづれなるがままにfly〜


サザンの衝撃
サザンオールスターズというバンドが、どのよう にして、俺の心を奪っていったのか? 俺の青春時代に何が起きたのか!?

全曲紹介とコメント
サザンの全ての楽曲を紹介し、コメントもつけて ます。アルバム、シングル、ソロ、企画、提供曲 や未発表曲など。。。。

"ふらちな"音楽談話
桑田さんらが影響を受け たミュージシャンや音楽 について、個人的な意見 も交えて、生意気なことを書いちゃってます。。

ライブ体験記録
これまでに体験したサザン、KUWATABAND、原坊 ソロなどのライブについて記憶の限り、書いていきます。 (建設中)

新・青春の"るつぼ"
NEW!  未発表曲・非公式曲や あの歌のタイトルの意味、 歌詞、スポット、など、コア なファンしか気にならない 情報を整理しました。

テープ自慢
ほとんど自己満足に浸る ためのサザンのオリジナ ル編集テープを紹介しま す。ただいま、新しい編集テープの応募は受け付けてません(注意)

背を向け茅ヶ崎
茅ヶ崎、江ノ島、鎌倉、横浜、 などのサザンに由緒あり そうな名所を写真などで 紹介します。


えぼしの音のあと
ここのトップで、不定期に 書いてる”えぼしの音”の バックナンバーです。 極めて個人的な音楽話(笑)

祭りのあとで
過去のOFF会、イベント、企画などの 告知やレポ、さらに独断で書き上げた ライブレポートなど。




リンク サザン公式HPをはじめとしてファンが開設する ホームページなどを紹介。


*------[Theme of EBOSHI]------*

転がれ!ロックバンド!
サザンオールスターズ!

("a rolling stone gathers no moss"
      - 転石苔むさず)


〜Amazon.co.jpの60〜70年代音楽のヒットチャート〜
やっぱ定番が多い。


- Special Thanks to -
大船観太郎氏、KUWATARNER氏、Eto氏
My Wife & Piro


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