
"ふらちな音楽談話"
サザンが大好きで、音楽が大好きな私が、
桑田さんに影響を与えたミュージシャンや音楽について
生意気なことをたくさん書いてます。
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ロック全般について
ビートルズ
なにしろ、お姉さんのビートルズ狂は恐ろしいほどだったそうです
(KUWATABANDのラストライブ”ぼくら”のMCでも結構長く話してましたが)。
中学時代にはすでに全曲を歌えるようになっていて、修学旅行のバスで
その歌声を披露し、マイクを一人占めしていたようです。
サザンはデビュー当時から「Day Tripper」などを始め、たくさんの
ビートルズを演奏していますが、嘉門雄三でも「Any
Time At All」を、 KuwataBandでは、20曲近いビートルズメドレーを披露しています。
サザンの曲でも「Big Star Blues」や「走れ!トーキョータウン」 をはじめとして、「Young
Love」に至るまで、
いまだに桑田さんの作る曲の中にはビートルズの匂いがしますよね。
ソロとしては、 ジョンレノンの『トロントライブ』を、桑田さんは大推薦盤として押しています。
私自身も大好きなアルバムです。クラプトンをギターにして、
「Blue Suede Shoes」とかガーン!とやっちゃってるんですよね。
めちゃくちゃカッコイイですよ、ほんとに。ジョンレノンの影響は、
サザンの「Dear John」にも表れていますが、大きかったんですね。
でも、個人的にはジョンレノンのアルバムで一番好きなのは、『Double
Fantasy』です。 オノヨーコとのコンビネーションモノ、という感じですが、音楽的には
一番成熟していたようです。詩の世界でいえば『Mother』や『Mind
Games』 あたりも大好きですが。 あと、ポールマッカートニーのポップ・スターとしての才能も
大いに評価しています。彼は、常にリズム・アンド・ブルースへの敬愛心が
胸にありつつみ、白人としての自分とのジレンマに悩まされていたのでしょう。
そのなかで、あれだけの名曲を生んだのかもしれませんね。
桑田さんは、無人島に1枚だけ持っていくアルバムを選ぶとしたら『ホワイトアルバム』
だそうですが、私はサザンの『熱い胸さわぎ』です。
エリッククラプトン
青学時代もコピーバンド「青学ドミノス」 (Derek And The Dominosを文字ったバンド)で、クラプトンをやってた
ようですし、とにかくクラプトン一色のような学生時代だったようです。
また、原坊(桑田さんの女房の原由子さん)もクラプトンが
好きだったようで、当時、原坊とバンドを組んでた桑田さんが、
原坊が練習の合間に「いとしのレイラ」(Derek
and The Dominos) を何気なく弾いていたのを見て、
「すっげーー!!!」と思ったらしいですね。で、桑田さんは原坊を
絶対にバンドから放さなかったという事です。
「ブルースへようこそ」のスライドギターとボーカルのユニゾンは、
もろにクラプトンの影響でしょうね。あとは「奥歯を食いしばれ」とか
「今宵あなたに」もそうだし、「ふたりだけのパーティー」の
スライドもクラプトンっぽい雰囲気です。
スライドギターもクラプトンをはじめ、リトルフィート、
オールマン・ブラザーズバンドに影響されたのでしょう。
それにしても桑田さんのスライドは、上手いですよねえ!
本当にブルースしちゃうんですよね。KuwataBandの河内淳一さんも
高く評価してました。 KuwataBandの解散コンサート「ぼくら」でも1曲めが
「Presence of the road」のギター1本弾き語りで始まりましたし、
嘉門雄三でも「BluesPower」やってますね。
アコースティックレボリューションの時 の「EasyNow」も雰囲気でてました。
白人バンドものになると、 C.C.R.なんかも好きだったようです。
KuwataBandの「雨を見たかい」とか、 アコースティックレボリューションでも「Proud
Mary」やってますね。 そしてもちろん、
ボブ・ディラン/
ザ・バンド
『俺、ホントに理想のバンドって、ボブ・ディランとザ・バンド
だと思うのね。ボブ・ディランって「風に吹かれて」なんてフォークソングをさ、
ザ・バンドと一緒にやってロックにしちゃうんだよね。....(中略)...
ディランみたいなことホントにやりたかったのね、俺。』(『ロックの子』より)
というコメントにもありますが、アマチュア時代から演奏して
いたようです。嘉門雄三のときもボブディランの
「Just like a woman」やザ・バンドの「The Weight」なんかも
演奏してるし、KuwataBandでも「Blowin' the Wind(風に吹かれて)」や
「Like a rolling stone」を(かなりアレンジして)演奏してました。
ラジオでもよく弾き語りしてますし、
サザンの曲の中では「ニッポンのヒール」や「汚れたキッチン」
などは、ボブディランの鼻声混じりの社会風刺フォークソング
を思い出させます。また、桑田さんのソロ2枚目の『孤独の太陽』も、
「貧乏ブルース」や「漫画ドリーム」をはじめ、全体的にボブディランを
意識したような、フォークとロックで統一されています。
リトルフィート
で、そうなるとやはりリトルフィートが出てくるわけです、必然的に。
「いとしのフィート」はもちろんですが、音楽の目がニューオリンズへ
向いたのも、リトルフィートが大きく影響してるのでしょう。
サザンに毛ガニが入ったのも、
「リトルフィートと同じ構成にしたかったから。」
という桑田さんの発言もあるくらいですから。
スライドギターも、リトルフィートの影響も大きいでしょう。
初期は、ライ・クーダーが弾いてるのですが、
途中からロウエル・ジョージが弾いてますね。
1997年の10月にはロウェルジョージのトリビュート盤に日本の代表選手として
参加してるのは注目できますよね。
私も個人的に大好きなバンドですが、何がいいかって、”グルーブ”ですよね。
白人なのにグルーブがあるんです。うねりが。
リトルフィートとドクタージョンを肴にラム酒をロックで
いただいた日にゃあ、ホント、極楽ですよ。 『Little Feat』と『Dexie Chicken』は名盤中の名盤です。
ジャズについて。
ルイ・アームストロング
(通称”サッチモ”)
桑田さんはこの人の物まねが好きで、よくやってます。
この前のJAZZCafeでも演奏していた「Hello! Dolly」、
「Mack The Knife」はサッチモの代表的な歌です。
サッチモは他にも「Moon River」「Cheek to cheek」「Stardust」などの
名曲も見事にサッチモ風に歌ってます。
AcousticRev.では「What a wonderful world」をやってます。
黒人として初めてミュージカルに参加できた人で、
最高のエンターテイナーといえるでしょう。 1971年に亡くなるまで、本当に音楽に生きた人生でした。
しゃがれ声に、かすれたトランペットは、何十年たっても
耳に残る、最高のジャズです。 世界にこんなに素敵な声の人って他にいるんでしょうか?
ビリーホリデイ
1940年代〜50年代に活躍した黒人の女性ジャズシンガーで、
ブルースを主に歌い、「奇妙な果実」が有名です。
「柳よ泣いておくれ」「Loverman」 「Lover come back
to me」(JazzCafeではハイテンポにしてやってました)
等の名曲を歌ってます。 サザンの「星空のビリーホリディ」のあの人です。
私は、女性ジャズボーカルで一番好きです。
エラ・フィッツジェラルド
とにかく明るいスウィンジャズなどを歌ってました。
「Lullaby Of Birdland」(キリンラガーのCMで使われた曲)
「Cheek to cheek」「StarDust」など歌ってます。
サッチモと仲がよく、3枚ほどデュエットアルバムがあります。
聞いてると楽しくなるジャズです。ビリーホリディと
対局の位置にある女性ボーカルですね。
フランクシナトラ
今も現役のスイングジャズシンガーです。
JazzCafeでやった「My Funny Valentine」「StarDust」 「Night
And Day」「Cheek to cheek」なども歌ってます。
桑田さんはやはりスイングが好きなんですよね。
「当たって砕けろ」、「瞳の中に...」、「ジャズマン」、「Hey! Ryudo」 も一種のスイングジャズを意識した曲です。
原坊の1stアルバムでも「がんばれアミューズ」という
スイングジャズの曲があります。これは、本当によくできてます。
サラ・ヴォーン
90年代初に亡くなった黒人ジャズボーカルで、
「Lullaby Of Birdland」「Stardust」などの名曲があり、スキャットがすっごいうまいです。
特に、この人の「枯葉」はすごいです。JazzCafeで桑田さんがやってるスキャットは
サラヴォーンを真似してるみたいでした。(
注:スキャットとは、口を楽器のようにしてアドリブをとること
昔の11PMという深夜番組の ジャバダバ ジャバダバ〜
がまさに、「スキャット」です。)
ナット キング コール
この甘い歌声は、上品なジャズ、という感じです。
名曲「Unforgetable」はJazzCafeでもやってましたね。
ちなみにこの曲の作曲者(名前忘れた。。)は
夷撫悶汰ライブの日に他界されたそうです。
JazzCafeでアンコールに歌ったのは偶然でしょうが。
娘のナタリーコールも、現役のジャズヴォーカルです。
デューク エリントン
JazzCafeで演奏した「Take The 'A' Train(A列車で行こう)」や
「Satin Doll」の作曲者です。ピアニストですが、この人の
名曲は数知れません。 また、 JazzCafeで歌っていた
「There's No Business Like Show Business」 とい曲は、マリリンモンローが
「ショーほど素敵な商売はない」というミュージカルで歌っているものです。
マイルスデイビス
1940年代からジャズトランペッターの帝王と呼ばれてきた黒人です。
サッチモが「太陽」ならマイルスは「月」と、たとえられたモダンジャズの巨匠。
常に斬新的なジャズを作り上げ、90年代前半に他界するまで
最近の黒人では珍しく、死ぬまで"黒い"音楽を貫いた人です。「稲村ジェーン」では「Walkin'」というブルースの曲が入ってます。(ヴィーナスで「ジェーンが来る!」というシーン)
あと、「ホリディ〜スリラー「魔の休日」より」でも
たぶんマイルスがサンプリングされてます。
JazzCafeでも歌った「'Round Midnight」「StarDust」 「My
Funny Valentine」などの名演奏があります。
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