
Journal (2001年) 
(更新履歴を兼ねる)
1999年のログ
2000年のログ
12月17日(月)
メールマガジン「週刊電藝」第125号を配信。配信数222。
今号の内容は、
マンガ・ショートストップ : 高梨・T・晶
冬のねじ : 河合マーク
マンガを巡るコラム「マンガ・ショートストップ」は、御厨さと美を紹介。
河合マーク氏の作品は詩。
なお、「シリーズ投稿」と銘打ち、2月から延々10ヶ月に及んだ河合マーク氏による詩の連載は
とりあえず今号を持って終了。ぼくが河合マーク氏からまとめて預かった原稿を
毎号(時々ぼくの怠慢でぬけたけど)「週刊電藝」に掲載してきたが、預かった35編を全て出してしまったのです。
最初は、ぼくがいいと思う順に載せていって後回しになった作品は未成熟のものとして捨てるようなことも
河合氏とぼくの間では話し合っていたのだが、結局全部載せてしまった。
近々「週刊電藝」誌上で、河合マーク特集を組む予定です。
12月16日(日)
リンク欄更新。「コラード@コム」「詩・モードZamboa朱欒」「POECA!」を追加。相互リンク。
12月15日(土)
朗読会「ポエマホリックカフェ」の常連朗読者である西塔緑さん、大坪洋人さんらの展覧会が開かれている。
主宰は西塔緑さんのお母様である西塔真知子さん。西塔さんは土浦市で絵画教室を開いていて、その発表会という性質の展覧会。
絵画教室は「アトリエM」という。
(茨城県土浦市木田余5010−10 電話0298−23−0990)
出品者は、小学生から大人まで。水彩絵の具もあれば、パステル画もあり、またモビールもある。
△
「アトリエM展覧会PART1」
於:ミニミニ美術館AMI(茨城県稲敷郡阿見町阿見3038−3松浦不動産ビル1F)
電話:0298−88−2381
会期:2001.12.10〜12.16(am10時〜pm5時)※最終日は4時まで。
出品者
小菅緑 小野博子 山崎恵子 松葉美代子 会田光枝
大坪洋人 西塔緑 肥田公徳 寺田理恵 上代莉菜
黒田千寛 貝塚千聖 貝塚太一 今井郁聡 西塔真知子
△
今日、ちょっと時間が空いたので展覧会をのぞきに行く。
ちょうど西塔緑さんがいて、いろいろと話を聞いた。
ポエマホリックカフェからは、角田さん、濱さん、高橋さんらが見に来たと言っていた。
△
このギャラリーにはもう10年ほども前に来たことがある。
オーナーの松浦さんという方は、不動産屋さんの社長であるのだが、美術愛好家でありまたポップアートのコレクターでもある。
遂に自分の不動産屋の一郭にギャラリーを作ってしまった。
その隣には小さな喫茶店まである。
10年ほど前、ギャラリーを作ったばかりの頃、訪れていろいろと話をしたことがある。
アンディ・ウォーホール、フランク・ステラをはじめとしたアメリカンコンテンポラリーアートに対する
並々ならぬ愛情を感じた。
12月10日(月)
メールマガジン「週刊電藝」第124号を配信。配信数223。
内容は、
かさぶた : 慧 厳
マンガ・ショートストップ : 高梨・H・晶
手 紙 : 塚本敏雄
木の交信について : 河合マーク
慧巌氏の「かさぶた」がアフォリズム/詩。
高梨・H・晶氏の「マンガ・ショートストップ」は澤井健の『サーフサイドハイスクール』について。
河合マーク氏の作品とぼくのは詩。
12月5日(水)
林深さんよりメールがあり、詩集『こどものうた』は子供向けに書いたわけではないので、
訂正願いたいと言われた。
ぼくがこの日録にそう書いてしまったことに関してのコメント。
確かにそうですね。その部分、削除しました。多謝。
12月3日(月)
メールマガジン「週刊電藝」第123号を配信。配信数222。
内容は、
すたんでぃんぐおべいしょん : 河合マーク
無力のちから : 塚本敏雄
どちらも詩です。
12月2日(日)
現在、木村ユウ氏のHP「詩・モード Zamboa volume.5」で、
ポエマホリックカフェの詩人「河合マーク」の特集が組まれている。
河合マーク氏は、メールマガジン「週刊電藝」誌上でシリーズ投稿と銘打ち詩を発表しているが、
ポエマホリックでは本名で登場している。
ぼくは本当は本名で発表した方がいいのではないかとおもったのだが、
ネット上は魑魅魍魎も徘徊する世界という一面もあるので、
ペンネームで投稿したいという彼の要望を断らなかった経緯がある。
(彼は単にその方が面白いからそうしただけなのかもしれないけれど)
しかしポエマホリックカフェを知る人なら、その作風から誰のペンネームなのかは分かるはず。
彼はまだ世に知られていない詩界の逸材です。
ぼくは是非詩集を作れと勧めているところです。
「週刊電藝」のHP「ウェブ電藝」で河合マークの全掲載作品が読めます。
11月29日(木)
友人に「詩学の今月号にお前のことが書かれているよ」と言われた。
「詩学12月号」を見てみると、「詩書月評」の欄で伊藤芳博氏がぼくの詩集『リーヴズ』を取り上げてくれている。
以下引用。
「
こころの、本当に繊細な動きまで静かな息
づかいで伝わってくるのが、塚本敏雄『リー
ヴズである。
「お父さん この間
「学校で<死>っていう漢字を習ったよ
小学校三年生の娘は言う
「なんでこんなに悲しい字を
「覚えなくちゃならないの
また列車の音がする
からだを貫く風のような
(「春の星座」部分)
この詩集が持つ主題が巻頭の詩で示される
が、読む者をわけもなく不安にさせるのは、
「 だけが示されて、言葉が宙ぶらりんに浮
いたままでいる点だ。存在の足場のなさを、
こんなふうに何気ない絶妙さで塚本氏は提示
する。
生まれなかった子を連れて
近くの小学校まで散歩にでる
昼の月がどこまでもついてきて
何に支えられているでも
何に吊られているでもないのに
なんであんなものが中空にぽっかりと
浮かんでいられるのかと子が問う
(略)
寂しくはないか
寄り添うものさえなくて
だけどそれはぼくたちだって同じこと
長い旅程のなかで寄る辺なく
ぽっかりと浮いているだけ
ではないか
(「百葉箱」部分)
こんな「寄る辺な」い存在である私たちに、
塚本氏は言葉で寄り添う。それが詩人の仕事
だ。切ないほどにやさしいこの詩集の言葉達
は、読む者にしっかりと寄り添ってくれる。
詩人にとって寄り添うとは、近くに行って癒
そうとすることではない。見えない存在、「寄
る辺な」い存在をきっちりと言葉に定着させ
ることだ。例えば、次の詩のように。
けさ駅前で偶然に
二十年前の君を見つけた
君は交差点の向こう岸で
信号が変わるのを待って佇んでいた
(略)
最後に会ったのはいつだったか
この星の上でまた会えるとは思わなかった
そこに横たわるものを渡ってこいよ
過ぎてきたものの分だけ
流れが速くて渡れない
と君は
泣きそうな顔で言った
(「邂逅」)
多分、「過ぎてきたものの分だけ/流れが速
くて渡れない」と「君」は言っていない。二
十年の見えない歳月と、取り戻すことのでき
ない時の流れを、塚本氏はそのような「君」
の言葉で示し、「泣きそうな顔」を描くことに
よって定着させたのだ。
「
引用ここまで。
とてもよく読んでくれてありがたいと思いました。
11月26日(月)
メールマガジン「週刊電藝」第122号を配信。配信数220。
内容は、
◇
マンガ・ショートストップ 高梨・H・晶
あの花はなに 河合マーク
音溝の快楽・死ぬまでに何曲 青木重雄
未明 塚本敏雄
◇
「マンガ・ショートストップ」は、河原和音『先生!』について。
ぼくは少女マンガはあんまり読まないので全然知らなかった。
河合マークのとぼくのは詩。
「音溝の快楽・死ぬまでに何曲」は、ティエルマン・スザート「羊飼いの踊り」。知らなかった。
Midiファイル付き。
11月25日(日)
11月のポエマホリックカフェ。6時半開場、7時開演。つくば市内の「アンカフェ」にて。
総客数30名。朗読者17名。初めて来てくれた方もいた。
受付で「月刊ポエマホリックカフェ10月号」頒布。10月号から200円となった。
朗読者と作品は、以下のとおり。
「
角田康弘 「安楽」「匿名ラブストーリー」
濱さと子 「詩小説 トキコ 『おとうとの在処』」「音の風景〜睡蓮」
林深 「ひとつのねがい」「十六歳」
西村健 「ヌル」
竹林絵人 「再考−ウサギとカメ」
コットン 「麦ふみ」
高橋有男 「笑う電話」
リチャード赤塚 「遠い日」
<アトラクション>
堀口道子 「ドリスデンに」「世界 最強の ファンタスティック」
「不老不死の死骸の生物たち」「恋愛様子 気持ちの花」
塚本敏雄 「未明」
佐竹直美 「夕暮れの紅葉」
松田かな絵 「秋、夕暮れ」「後で母に しかられる」
柴原利継 「愛ただいまダイエット中」
福田恒昭 「世界の終わり」
関場渉 「無題」
小泉周二 「あのこ」「おれ」「恋1」「恋2」
ちだのりひと 「じゃがいも」「さつまいも」
(朗読順)
◇
松田かな絵さんは初登場。筑波大の1年生だとか。
ちだのりひとさんは退職後有機農法で野菜を作っている方。
今日はご自分で作られた立派なじゃがいもとさつまいもを手に朗読。
リチャード赤塚は顔に犬のメイクをして登場。犬になりきって朗読。
小泉周二さんは今日の昼はつくばマラソンで10km走ってきた。目が見えないので補助付きで10km走ったはず。
とても疲れているだろうに。なんというタフネス。
◇
竹林絵人さんはご自分の本を手に朗読。
その本とは、『再考−ウサギとカメ』。
愛智出版刊。定価1200円。愛智出版のメールアドレスは、aichishuppan@pop06.odn.ne.jp
書店での注文で買えるそうです。
出版社の宣伝は次のようになっています。
「これは中学・高校生、大学生および大人のために描かれた"絵本"です。」
「この本は大人の自己啓発の書であり、かつ子供の人間教育の書でもある。社会も学校も混迷が
一層深まりつつある今日、是非中学・高校生、大学生にも読んでもらいたい。」
絵も竹林さんご自身がパソコンでお描きになったとか。
◇
竹林絵人さんの略歴 <1945年生まれ。土佐中村に育ち、現在茨城県つくば市在住。
森と湖の研究者。日本各地の自然に親しみ、環境汚染や自然破壊を憂う。>
◇
前後半の間のアトラクションはこのところ「イメージ連鎖ゲーム」だったが、
今日は特別ゲストのミニライブ。
シャンソン歌手の柳田ふみ代さんが登場。
◇
柳田ふみ代さんの紹介 <「言葉の宅配便をしたい。歌わせてくれる所があればどこでも歌う。」
東京渋谷の作家でありシャンソン歌手の戸川昌子さんが経営する喫茶「青い部屋」にて、
10年間、両親の介護を続けながら定期的にライブステージに出演する。
両親が亡くなったのを契機に沖縄へ。現在、日本各地をボランティアで
コンサートの出前をし、病院や老人ホームへの慰問、そして少年院でのコンサートなど
地道な活動を展開している。茨城県牛久市出身。>
【歌の宅配便のお問い合わせは、KAY−AN 0558−23−0876】
◇
CD『地球の舟』を買い求める。
収録曲は、「地球の舟」(作詞柳田ふみ代)「沖縄ミ・アモーレ」「サンフランシスコの六枚の枯葉」
「百万本のバラ」の4曲。税込み1000円。
発売元/トロピカル ギルド。〒903−0821 沖縄県那覇市首里儀保町4−34
電話 098−886−6502 FAX 098−887−1164
メールアドレス tg.co@ii-okonawa.ne.jp
◇
柳田さんは沖縄のオーディオ会社に特注で作ってもらった音響セットを引っぱって、
日本中どこでも歌を届けている。お店や会場はもちろん一般家庭でのパーティでもOK。
今日も20人くらいのパーティで歌ってきたのだとおっしゃっていた。
歌はもちろん、語りも面白く、とてもパワフルな方だった。
近々牛久市でコンサートもあるという。
「リブレライブ50回記念チャリティー 柳田ふみ代 シャンソンコンサート」
2001年12月9日(日)牛久市民センター大ホール
ゲスト:戸川昌子 ピアノ:上條泉 アコーディオン:横内信也 2000円(全席自由)
ただし、すでにチケットはソールドアウトだとか。
◇
林深さんから詩集『こどものうた』(2000年)、詩集『南游列車』(1995年)と
『短編小説集』(2000年)を頂戴した。
いずれも私家版。
林さんは9月からポエマホリックカフェに出るようになった方。
土浦市の総合病院の小児科に勤務するお医者さんでもある。1974年生まれ?
◇
終了9時半。
終わった後、実行委員は隣のたこ焼き屋「うまかっぺ」でミーティング兼飲み会。
西村健、濱さと子、角田康弘、柴原利継、福田恒昭、塚本。
ぼくは所用があり、少しいて帰った。
11月24日(土)
伊藤芳博氏から詩誌「橄欖」第61号、「59(ゴクウ)」第8号をお送りいただいた。
◇
「橄欖」は伊藤芳博氏の他に、大西美千代氏、時野慶子氏、日原正彦氏が同人。
61号は11月3日発行。その内容は、
「石投げ/キャッチボール」(詩)(伊藤芳博)
「真夏の夜の夢」(詩)(大西美千代)
「踏切」「青の焦点」(詩)(日原正彦)
◇
「ゴクウ」は、伊藤芳博氏、岩木精一郎氏、金井雄二氏の3人誌。61号は11月1日発行。
内容は、
「最近」「秘密」(詩)(ゲスト詩人/元山舞)
「同時多発テロ」(詩)(伊藤芳博)
「後朝」(詩)(岩木精一郎)
「黄金の砂」(詩)(金井雄二)
「ジェシ・エド・デイヴィスのこと〜あるいは詩のなかの声について〜」(エッセイ)(岩木精一郎)
「詩を読むG井川博年『そして、船は行く』を読む」(エッセイ)(金井雄二)
「
伊藤芳博は現在「詩学」で詩書月評を担当しています。
なお金井雄二氏のHP「独合点」で「59ゴクウ」の一部を見ることができるそうです。
11月22日(木)
「月刊ポエマホリックカフェ」10月号(通算第4号)の印刷製本作業。
集まったのは、塚本の他、濱さと子、角田康弘、柴原利継の各氏。19時から20時まで3時間かかった。
内容は、
10月の朗読会で読まれた詩のテキストの他に、
・10月11月のポエマホリックたち
・10月の朗読会レポート/堀口道子
・合評会レポート/西村健
・超浮力バンドちいへべライブレポート/角田康弘
・ちいへべライブレポート2/柴原利継
・柴原利継初期詩篇について/塚本敏雄
・塚本敏雄CD「春の星座・ノイズ」について/福田恒昭
・特集/私にとっての朗読/小泉周二、濱さと子、堀口道子、リチャード赤塚、西村健
・筑波大新聞の記事
・編集後記/塚本敏雄
◇
作業後、柴原、角田は我が家に。酒を飲む。途中から西村健も合流。
角田、西村は明日、群馬県立土屋文明記念文学館に小泉周二氏らと
「現代少年少女詩・童謡展 みんなおいでよ ポエムの国へ」を見に行くつもりなのに。
結局今夜も深酒で…。
特に西村氏とぼくが終わったのはもう午前5時近く…。完全にバカです。
11月19日(月)
メールマガジン「週刊電藝」第121号を配信。配信数219。内容は、
◇
音溝の快楽・死ぬまでに何曲 : 青木重雄
グリーンスリーブスをもう少し : 河合マーク
マンガ・ショートストップ : 高梨・T・晶
◇
おお、久しぶりの「音溝の快楽」!扱っている音楽は、アルマンド・トロヴァヨーリ『セッソ・マット』。
うーん、こんな作曲家知らなかったなあ。Midiファイル付き。
河合マーク「グリーンスリーブズをもう少し」は詩作品。謎の詩人河合マークの作品も在庫切れが近く、
あと数回を残すのみだが、そのシリーズ連載終了を惜しむ声は江湖を覆いつつある。
連載コラム「マンガ・ショートストップ」は連載第38回。たむらしげるの魅力について。
11月18日(日)
いま、群馬県の群馬県立土屋文明記念文学館というところで、「みんなおいでよ ポエムの国へ」という
展示をしていて、それには「現代少年少女詩・童謡展」という副題も付いているのだが、
その展覧会は「第一線で活躍中の詩人72人とイラストレーター37人による子供たちへのポエムメッセージ」を
展示しているとか。
その展覧会にポエマホリックカフェでもお馴染みの詩人小泉周二氏の作品も展示されているということ。
会期は、10月14日(日)から11月25日(日)まで。
ぼくも行ってみたいのだが都合があうかどうか。
ポエマホリックカフェのメンバー有志は23日に行くと言っているが…。
11月12日(月)
メールマガジン「週刊電藝」第120号を配信。配信数216。内容は
◇
旅に病む : 塚本敏雄
マンガ・ショートストップ : 高梨・H・晶
新しい戦争に向けて : 金水 正
◇
ぼくのは、詩ですが、とても恥ずかしい出来です。そのうち必ず徹底的な推敲を施したいと思っています。
「マンガ・ショートストップ」は連載第37回。高梨・H・晶氏による沖さやか『マイナス』の紹介。
11月11日(日)
ポエマホリックカフェのメンバー濱さと子さんがヴォーカルをつとめるバンド「ちいへべ」のミニライヴ。
つくば市内の農林試験場の「農林団地秋祭り」での招待ライブ。
正式には、農林水産技術会議事務局筑波事務所というところ。
主催者の名称は、全農林労働組合地方本部という物々しい名前であった。
12時からのライブに駆けつける。
1時まで1時間のライブだった。模擬店などが出ているところでの青空ライブ。天気が良くて気分が良かった。
ぼくは家族連れ。
ポエマホリックカフェからは、柴原利継氏、西村健氏、角田康弘氏、高橋有男氏、西塔緑さんも駆けつけた。
最後にアンコールがあり、「それは明日だ」という歌が高らかに歌われた。
帰り際、中学生の娘がポツリ。「メジャーデビュー出来るよね」
なお、ちいへべのホームページが出来たそうです。アドレスは以下のとおり。
http://www.geocities.co.jp/MusicHall/2300/index.html
11月5日(月)
メールマガジン「週刊電藝」第119号を配信。配信数215。内容は、
◇
日々の戦ぎ : 塚本敏雄
螺旋展我録 : 慧 厳
プライド : 河合マーク
◇
ぼくの連載エッセイ「日々の戦ぎ」は第8回。ポエマホリックカフェでも読んだ「少年万引き団顛末」。
「螺旋展我録」は会期終了も近い横浜トリエンナーレについて。
河合マークの「プライド」は詩。
11月3日(土)
ポエマホリックカフェの合評会。
つくば市東大通り沿いのファミレス「ココス」にて。夜7時開始。
集まったメンバーは、西村健、濱さと子、角田康弘、塚本敏雄、柴原利継、福田恒昭、五代圭、林深の8名。
林深さんは9月の朗読会から登場した人。合評会には初めて来た。
土浦市に勤務する医師であること。ずっと一人で詩を書いてきて昨年軽印刷で2冊目の詩集を出したことなど話してくれた。
詩集も見せてくれた。『こどものうた』という詩集。
合評は12時まで続いた。(疲れた!)
その後、いつもの韓国料理屋へ移動し飲む。西村、濱、柴原、塚本、角田、林の6名。
◇
濱さと子さんのバンドちいへべが、つくば市内の農林研究所の農林団地の秋祭りに招待されライヴをおこなうらしい。
◇
ちいへべ招待ライヴ 11月11日(日)12時〜1時
11月1日(木)
ポエマホリックカフェのメンバー濱さと子さんのバンドちいへべが、吉祥寺MANDA−LA2にてライヴ。
誘われたが行けなかった。残念。
茨城からは、西村健、角田康弘、高橋有男、小泉周二らが声援に駆けつけた模様。
あとで詳しいことは聞こう。
10月29日(月)
メールマガジン「週刊電藝」第118号を配信。内容は、
イチローはえらい。 : キムチ
宇宙開発事業団に行って帰って来たその報告 : 河合マーク
マンガ・ショートストップ : 高梨・T・晶
新しい戦争に向けて : 金水正
開眼!落書き駄洒落詩王国 : 葦本絡憑・選
◇
ひさびさの「マンガ・ショートストップ」は、ちばあきおについて。
キムチの「イチローはえらい」は戦争に関わるエッセイ。
河合マークは詩。
「新しい戦争に向けて」はクリップ。
葦本絡憑選による「落書き駄洒落王国」はますます快調。
10月28日(日)
10月のポエマホリックカフェ。小雨。午後6時半開場、7時開演。
ぼくは7時ぎりぎりに到着。
前説角田康弘、司会濱さと子。
総客数37名。朗読者21名。
受付では「月刊ポエマホリックカフェ9月号」配付。
またぼくのCD「春の星座/ノイズ」と、『柴原利継初期詩篇 詩集ぶらぶら病 新装版』を販売。
CDは500円。『ぶらぶら病』は300円。
前後半合間のアトラクションは先月に引き続き「イメージ連鎖ゲーム」。こちらの進行は福田恒昭氏。名進行役だった。
ぼくは先月に続いて散文シリーズ。「少年万引き団顛末」
だいぶお客さんが増えて、会場のカフェは満席状態。マスターの松岡夫妻は嬉しい悲鳴。
初めての方も多かった。本当にいろいろな人が集まってくる。
朗読者は
「
西塔緑/高橋有男/西塔真知子/濱さと子/小泉周二/佐竹直美
ちだのりひと/塚本敏雄/コットン/野口修/橋本征太/堀口道子
リチャード赤塚/角田康弘/林深/斎藤さだむ/五代圭/柴原利継
福田恒昭/西村健/木野(朗読順)
「
会の最後に、初めて見えた若い女性の方が飛び入りで登場した。
訥々と、言葉を絞り出すように、自分がどのような気持ちでここに来たか、
どのような気持ちで聞いていたかを語った。
素直になれない自分。自己を表現できる人への羨望。自己嫌悪。変容への希求感。
苦しげに、しかし率直に、そして何かと戦いながら語り続けたような印象での語り。
話し終えると、マイクの前からそのまま、ドアを開けて外へ消えていった。
「さようなら、皆さんお元気で」と言って。いったい彼女はどこへ消えたのか。
◇
会には、ぼくのCDの音楽を担当してくれた青木重雄夫妻も来てくれた。
遅れましたが詩集刊行のお祝いだと言って花束とお菓子まで頂戴し、ありがたかった。
終了後、実行委員数名はミーティング兼飲み会へと移動。しかしぼくは用事がありそのまま失礼した。
10月26日(金)
「月刊ポエマホリックカフェ9月号(通算3号)」の印刷製本作業。
柴原利継氏、濱さと子氏、角田康弘氏に手伝ってもらう。場所はつくば市内の公民館。
今号の内容は、9月の朗読会で読まれた詩のテキストの他に、
いつもどおり、朗読会レポート、合評会レポート、さらに
「ちいへべCD」評、
小泉周二ストリートライブレポート、
イメージ連鎖ゲームレポート。
詩人の川端隆之氏が共同通信に書いた、『ポエマホリックカフェ2000』にふれた文章を
ご本人と共同通信の了解を得て収録。
最後に、特集「私にとって朗読とは」。6人の回答を掲載。
◆
さらに、ぼくが版下を作った『柴原利継初期詩篇 詩集 ぶらぶら病 新装版』を印刷製本。
これはぼくの友人の柴原利継氏が十代から二十代の前半にかけて書いていた詩を集めたもの。
当時ぼくと柴原氏はガリ版刷りの同人誌をやっていた。
その後彼は詩をやめて20年間詩を書かないでいた。
最近ポエマホリックカフェで詩を読むようになった彼は、
実に二十年ぶりの詩作再開というわけなのである。
ぼくは、彼が詩をやめたころ、記念にと彼の詩を集めてワープロ作りで簡単な詩集を作った。
その話をポエマホリックカフェの仲間たちに話したところ、それは読んでみたいという声があったので、
それなら再刊しようかという気になり、作ったというわけ。だから「新装版」と題してある。
まあちょっとした遊びと言えなくもないが、なかなかきれいに出来た。出版者としては満足。
定価300円。
明後日のポエマホリックカフェの会場では販売予定。限定50部。
10月23日(火)
このホームページにもアップしてある朗読作品2篇をCD化してみた。
いまは簡単にCDに焼ける。何という時代になったものかと思う。
ジャケットもインクジェットプリンタで印刷すると何とかなりプロフェッショナルなものができるのである。
作品は「春の星座」と「ノイズ」。音楽は青木重雄氏によるオリジナル。音楽は二つともとてもいい。
1枚500円。
10月22日(月)
メールマガジン「週刊電藝」第117号を配信。内容は、
詩のペデストリアン : 塚本敏雄
新しい戦争に向けて : 金水正
なげかわ歯科 : 河合マーク
「
ぼくの「詩のペデストリアン62」は久しぶり。駒木幸雄遺稿集『影踏み』について。
10月15日(月)
メールマガジン「週刊電藝」第116号を配信。内容は、
「
螺旋展我録 : 慧 厳
開眼!落書き駄洒落詩王国 : 葦本絡憑・選
新しい戦争に向けて : 金水正
「
「螺旋展我録」は、横浜トリエンナーレについての展評。
ぼくの原稿は今回も落ち。
先週は風邪をひいて散々でした。
10月10日(水)
小泉周二氏の詩集『放課後』が上梓された。(株)いしずえから。
「詩の少年 詩の少女」シリーズの一冊として。
同時刊行は、山中利子氏の詩集『こころころころ』。2冊とも頂戴し、感謝。
小泉氏のものは何度かふれているのでここでは省略して、山中利子氏を紹介する。
◇
山中利子略歴
茨城県土浦市に生まれる
国立療養所東京病院付属高等学院卒
元看護婦
精神障害者のための社会適応訓練事業所として古書店きりん書房を2001年春まで運営
『だあれもいない日』で第三回三越左千夫賞受賞
少女時代より「いづみ」「文芸首都」などに詩を投稿
1972年頃に高田敏子主催「野火の会」に参加、
子供たちと私家版詩集「ちえとひろえとなおことママの詩の本」等をつくって遊ぶ。
1980年 鶴見正夫顧問「土の会」の同人誌「しいど」発足同人
板橋童話の会「土筆」代表
1979年 『早春の土手』(野火の会)
ゆみる出版発行の雑誌「パテーマ」に「訪問看護婦便り」を連載
1988年 『空にかいた詩』(私家版)
1993年 『まくらのひみつ』(リーブル)
1998年 『だあれもいない日』(リーブル)
日本児童文学者協会会員
日本詩人クラブ会員
現在、詩誌「マグノリアの木」同人
◇
すきだってことは
「すきなんだ」
へびがかえるをまちぶせして
「すきなんだ」って
告白したけど
かえるは
たべられちゃったのさ
すきだってことは
たべちゃいたいってことなんだって
ライオンは しまうまを
うさぎは クローバーを
とうさんは かあさんを
すきなんだよ
「
この詩集には様々なタイプの詩が収録されている。
子どもと一緒に作ったような詩、看護婦としての経験から生まれてきたとおぼしき詩…。
帰らないわけ
私は 母さんと一緒には歩かないの
一緒のところをもし見られたら
母さんは その友達をなくすかもしれないっていうの
やっと母さんにもお友達ができて
すこしほっとして
楽しいこともあるようになったのに
私がいることがわかってしまったら
もとのもくあみなんだって
むかし 私がこころやんだとき
どんなことをしたのか
私は知らない
でも
あの町に住めなくなったのは私のせい
母さんは
私が入院している間に
誰にも知られないように
引っ越したんです
だから私
家に帰らないように
頑張っているの
どうしても帰りたくなったら
暗くなってからそっと帰るの
やっと母さんが笑うようになったのを
私のせいで壊したら
たまらないから
◇
なんて悲しい詩だろうかと思う。
10月9日(火)
メールマガジン「週刊電藝」第115号を配信。内容は、
開眼!落書き駄洒落詩王国 : 葦本絡憑・選
新しい戦争に向けて : 金水正
ちょろいもんだぜ : 大須賀護法童子
10月5日(金)
メールマガジン週刊電藝でポエッセイを書く葦本絡憑(あしもと・らっきょう)先生が
「駄洒落詩」を募集し始めました。以下宣伝文。
「ポエッセイスト葦本絡憑(あしもと・らっきょう)先生が普く駄洒落詩を公募しておりま
す。応募くださる方は、本スレッドにレスの形で投稿願います。優秀作は、週刊電藝「開
眼!落書き駄洒落詩王国」で葦本先生の選評付きで紹介いたします。」
週刊電藝のホームページからも行けますが、次のアドレスなら直接行けます。
「
http://yokohama.cool.ne.jp/bbs/norix?num=142&ope=v&page=&id=
10月1日(月)
メールマガジン「週刊電藝」第114号を配信。内容は、
「
新しい戦争に向けて(1) : 金水 正
眼差しが届く
……小泉周二詩集『放課後』について : 塚本敏雄
狼(の悲哀)なのだ : 河合マーク
「
金水正氏の原稿は、現在のテロとその後の戦争(と言っていいかについてはいろいろ意見があるだろうが)に
まつわる動きについての言説をクリップしたもの。
ぼくの原稿は、小泉周二氏の詩集についての書評。
「月刊ポエマホリックカフェ」第2号に載せたものと同じ。嗚呼、原稿の使いまわし。
このホームページでは、詩に関するコラム「詩のペデストリアン」のひとつとしてアップしておきます。
9月30日(日)
朝から角田康弘氏の協力を得て、「月刊ポエマホリックカフェ第2号/8月号」の印刷と製本作業。
2時間半程かかる。独りでやっていたら5時間もかかってしまう単純計算。とても独りでは出来なかっただろう。
今号は、8月の朗読会で読まれた詩のテキストの他に、朗読会のレポート、合評会のレポート、
さらに、ぼくの詩集の書評を西村健氏に書いてもらったり、
ぼくが小泉周二氏の新詩集『放課後』について書いたり、
新しいアトラクション(イメージ連鎖ゲーム)について書いたりと盛りだくさん。
おかげで50ページにもなってしまった。
◆
夕方6時半からつくば市内のアンカフェへ。あいにくの雨。
7時過ぎから9月のポエマホリックカフェ。
常連の人以外に新しい参加者が目立った。客数27名。はじめて見えた方が10名。
千葉から来てくれた常木みや子さんは現代詩手帖の催しの欄を見てくれたとか。
牛久市のちだのりひとさんは新聞記事を見て。60歳くらいの方か。
林深さんもはじめて来てくれた方。以上の3人は詩も読んだ。
その他にも何名か来てくれた方がいた。新しい人がいると緊張感が高まる。とても良いことだと思った。
また、フジテレビの五十嵐久也さんという方が来た。
「力の限りGO!GO!」という番組で近々ポエトリーリーディングのコーナーを作るとかで、その宣伝と出場者募集のため。
現在アカペラを扱った「ハモネプ」というコーナーがあるが、あれのポエトリーリーディング版を作るということ。
ぼく自身は興味がないが、パフォーマンス系の人は向いているかも知れない。
どういう扱いになるのか。決して浅はかな世界の扱いにならないようにと願う。
五十嵐さんという方も、バラエティですから楽しいものも欲しいがそれだけだとあまりにも浅いものになってしまうので、
真面目なものも欲しいと言っていたが。
人を感動させるようなものが出てくればいいのだが。
その他に、筑波大新聞の学生さん2人が来た。会の終了後実行委員で取材を受けた。
「つくばな面々」という記事で取り上げたいということだった。
片づけ後、隣のお好み焼き屋でミーティング兼飲み会。
◆
なお、今日は受け付けで濱さと子さんのバンドちいへべのCDを配っていた。無料。
収録曲は、「くろすけ」「砂糖菓子人形」「世界の空は私のもの」の3曲。
ちいへべライヴもあるそうだ。
「
ちいへべライヴ
11月1日(木)18:00〜
吉祥寺MANDA−LA2にて
1800円+ドリンク代
電話0422−42−1579
9月27日(木)
メールマガジン「週刊電藝」に断続的に連載中のコラム「詩のペデストリアン」に以前
駒木幸雄のことを取り上げた。
そうしたら駒木幸雄氏の奥様から氏の遺稿集『影踏み』をお送りいただいた。
添えてあったお手紙の文面によると、東京にいるお孫さん(20歳)がインターネットを検索していて
偶然ぼくの原稿を見つけそれをプリントアウトし
このようなことを書いている人がいるとお送りになったとか。
「おどろきましたが嬉しくてしみじみと読ませていただきました」と丁寧な文面で記してあった。
何という縁だろう。ぼくはその手紙と詩集を前にして感激してしまった。
「
駒木幸雄氏は1927年茨城県水戸市生まれ。
1947年、福田律郎創刊の「純粋詩」同人。水戸で教職につく。
1977年、「視点」同人。
1982年、「季節」創刊。
1987年、定年退職。
1988年、北村太郎、三好豊一郎等「荒地」のメンバーの寄稿を得て「灯」創刊。
1989年、入院のため中断。
1992年、没。
「
生前は一冊も詩集を持たない詩人だった。
遺稿集『影踏み』は、1995年思潮社刊。教え子の方たちが出したとお手紙には書いてあった。
実にいい詩集だ。
帯には、「「純粋詩」に拠り出発、「荒地」同人らに刮目されながらも一冊の詩集も出すことなく
世を去った駒木幸雄。詩的論理と思想に裏打ちされたイメージの自在な飛翔をもつその詩群を、
初期から晩年まで編年式に収録。戦後史の隠れた才覚をあらわす遺稿集。」とあるが、
その惹句に違わぬ詩集であると思う。
詳しくは近々「詩のペデストリアン」で取り上げようと思う。
9月26日(水)
茨城県芸術祭文学部門実行委員会なるところから、『リーヴズ』が茨城文学賞の候補になったと
通知が来た。
9月25日(火)
メールマガジン「週刊電藝」第113号を配信しました。
内容は、
「
詩のペデストリアン : 塚本敏雄
マンガ・ショートストップ : 高梨・H・晶
高野聖なんぞ : 河合マーク
「
となっています。ぼくの「詩のペデストリアン」は久しぶり。第60回。今回は、金子みすゞを扱っています。
マンガを巡るコラム「マンガ・ショートストップ」は、卯月妙子『実録 企画モノ』を。
9月21日(金)
詩誌「立」第8号を頂戴しました。
「立」は、中村邦生、岩永弘人、伊達恵理、渡辺信二、野田研一、太田雅孝、溝呂木邦江の各氏による詩誌。
今回の号は、
「
「山の記憶」(中村邦生)
「夏の既視感」(岩永弘人)
「炎天」(伊達恵理)
「櫻・落葉」(渡辺信二)
「淋しい寓話」(野田研一)
「楽園回復」(太田雅孝)
「*北斎(2)」(溝呂木邦江)
「
というラインナップになっています。
なお、「立」作品のライヴ(朗読会)があるそうです。
「
2001年10月20日(土) 午後3時より
於:立教大学(教室の詳細は当日の掲示にて)
9月20日(木)
小泉周二氏の詩集『放課後』の見本が出来て、版元の(株)いしずえからお送りいただきました。
正式には今月27日ごろが刊行日となるそうです。
小泉さんは、つくばの朗読会ポエマホリックカフェにもご参加いただいている詩人。
略歴を引用します。
「
小泉周二(こいずみしゅうじ)
1950年 茨城県那珂湊市生まれ。
15歳のときに、先天性・進行性の難病「網膜色素変性症」の診断を受ける。
1973年 常北町立石塚小学校に新採教員として赴任。以後、那珂湊市立阿字ヶ浦小学校、同第三小学校を経て、
現在、那珂湊中学校に勤務。主に国語教育と福祉教育を担当。また県内の小・中学校にも招かれ、
詩や福祉についての講演活動もおこなっている。
1977年 詩「カンソイモ」で雑誌「日本児童文学」新人賞を受賞。
1994年 視覚障害のリハビリのため、4月から9月まで国立塩原視力障害センターに入所し、生活訓練を受ける。
1998年 詩集「太陽へ」で日本童謡賞並びに三越左千夫少年詩賞を受賞。
2000年 詩「あなたへ」が小学校国語教科書5年上(光村出版)、詩「水平線」が4年上(学校図書・大阪書籍)に
掲載される。
NHK全国音楽コンクール小学校の部課題曲の詩に詩「大好き」が選ばれる。
「
日本児童文学者協会会員、詩誌「みみずく」同人。
著書に詩集『海』(かど創房1986年)、『放課後』(芸風書院1986年)、
『こもりうた』(銀の鈴社/教育出版センター1992年)、『言った』(私家版1993年)、
『太陽へ』(銀の鈴社/教育出版センター1997年)がある。そのほか、『音楽をききながら読む本』
『学校に行きたくない日に読む本』(偕成社)、『ドラえもんの詩が好きになる本』(小学館)等に詩が収録されている。
その他の活動として、私家版のミニ詩集を毎年発行、今年で26集目を数える。
また地元ひたちなか市での「小泉周二 詩を歌う会」を定期的に開催している。
現在、愛犬のグーとひたちなか市に住んでいる。
「
今回の詩集は、30代に出版し今は絶版になっている詩集『放課後』を再編集した1部と、私家版詩集『言った』その他から
選んだ詩による2部での、2部構成になっています。
「
君がころんだ時
君がころんだ時
だれも笑わなかった
みんなため息をついたんだ
きみがころんだ時
だれもばかにしなかった
はげましの声をかけたんだ
それでもきみはおこった
せいいっぱいどなった
そして涙をこらえていた
「
小泉周二詩集『放課後』
定価:1300円+税
装幀:三嶋典東
四六版並製 160ページ
版元:いしずえ(〒112−0014 東京都文京区関口1−15−1ミサオビル4F
電話03−5261−3269 FAX03−5261−3261)
9月18日(火)
トップページにデザインをちょっとだけ変えました。
9月17日(月)
メールマガジン「週刊電藝」第112号を配信しました。内容は、
マンガ・ショートストップ : 高梨・A・晶
日々の戦ぎ : 塚本敏雄
ベランダで煙草を吸うぼくと、
眼下に現れた小さな女の子 : 河合マーク
「
というふうになっています。
マンガを巡るコラム「マンガ・ショートストップ」は、鈴木志保『船を建てる』について。
「日々の戦ぎ」はエッセイです。
9月15日(土)
ポエマホリックカフェの合評会。夜8時よりつくばの東大通り沿いファミレスココスにて。
ぼくは遅れて行ったのだが、すでに西村健、角田康弘、濱さと子、とおる、福田恒昭、柴原利継、五代圭の
7氏が集まっていた。ぼくも入れて総勢8名。いつになく盛会。
司会は角田さん。
とおるさんと五代さんは8月のポエマで作品を読んでいないので、作品はなく批評に徹する。
12時まで合評は続いた。その後、西村、角田、濱、塚本は、場所を変えて飲む。
しかも午前3時になろうとしているのに、塚本を除く3氏は、昨日濱さんが見つけたというお化け茸を探索に
森の中へ消えていったのである。
9月13日(木)
トップページのロゴを、吉田直平氏に作ってもらいました。
吉田直平氏は、メールマガジン「週刊電藝」の編集人でもあり、またウェブ電藝の管理者でもあります。
普段はコンピュータ関係の職場で活躍する吉田氏。さすがです。
また、「月刊ポエマホリックカフェ」表紙用のロゴも作ってもらいました。こちらは9月号でお目見えする予定。
(ご覧になりたい方はここで)
ありがとうございました。
9月12日(水)
エッセイのコーナーに、メールマガジン「週刊電藝」連載中の、複数の筆者によるマンガを巡る
リレーコラム「マンガ・ショートストップ」の中から、ぼくの執筆分をアップしました。
9月11日(火)
つくばの朗読会「ポエマホリックカフェ」の常連朗読者小泉周二氏がメールマガジンをスタートした。
「こもりうたの会」発行。
小泉さんは視覚障害を持つ詩人。いまはほとんど目が見えない。茨城県の公立小学校に国語教師として勤務している。
教職のかたわら、少年詩を書く。詩「水平線」と「あなたへ」が現在道徳の教科書に採用されている。
メールマガジンもご自分ではなく、小泉さんの愛読者が業務代行して発行するらしい。
登録はこちらからできます。
まぐまぐを利用して発行。無料。
また小泉氏の詩をもっと読みたい方はこちら。
9月10日(月)
メールマガジン「週刊電藝」第111号を配信。
内容は、
螺旋展我録 :慧巌
ひとりぼっちを知っているとおっしゃるのですか:河合マーク
日々の戦ぎ 6 :塚本敏雄
「
慧巌氏の「螺旋展我録」は久しぶり。
「油画を読む--解剖された明治の名品たち」(東京藝術大学大学美術館/8/7〜9/24)についての展評です。
9月9日(日)
野口修企画公演「ピアノのかもめ 声のかもめ」があった。つくばのカピオホールにて。
多和田葉子さん(小説家)と高瀬アキさん(ピアニスト)の公演。チェホフの『かもめ』を下敷きにしている。
ゲストに島田雅彦氏(小説家)と林栄一氏(サックス)。
◆
第1幕
多和田葉子(朗読)+高瀬アキ(ピアノ)
第2幕
高瀬アキ(ピアノ)+林栄一(サックス)
島田雅彦(朗読)+林栄一(サックス)
多和田葉子(朗読)+高瀬アキ(ピアノ)
◆
多和田さんと高瀬さんはドイツ在住。
◆
ポエマホリックカフェのメンバーから西村健さん、角田康弘さん、濱さと子さん、海東美紀子さんが手伝い。
ぼくは野口めぐみさんからの電話でちょっとした用事を頼まれ早めに行った。
つくばのカピオホール到着後、何故か書籍雑誌販売のテーブルで店番をした。
◆
最初ピアノをはさんで朗読する多和田さんとピアノを弾く高瀬さん。
その後、ふたりは手を叩いて朗読したり、フランスパンをおろし機でおろしながら朗読したり、
ピアノの中にピンポン玉を入れてピアノを弾いたり。
いつもはふたりはドイツで朗読会を開いているらしい。(ドイツ語で)
島田雅彦氏は貴花田の四股名についてのユーモラスな作品を朗読。
◆
その後、アンカフェで打ち上げ。20人ほど。
多和田さんの略歴を見ていたら1960年生まれで早稲田大学第一文学部露文科卒とある。
どうも同級生らしい。向こうは露文でこちらは仏文だが。
話していたら、文学部のスロープの上で同人誌を売っていたとか。どこかで擦れ違っているのだろう。
卒業後すぐにドイツに渡りその後定住ということらしい。
シアターXでのチェーホフ演劇祭(10/29〜12/9)にも参加番外公演があるらしい。
◆
出演者の皆さんが帰ったあとも企画の野口さんや西村さん、角田さん、柴原さんと飲み続ける。
◆◆
両国、柏でもこの公演はおこなわれたが、そちらをプロデュースした大木雄高さんという方は
下北沢のLady Janeというお店もやっている。その方も来ていて、案内を頂戴した。
■
Lady Jane
9/23(日)
極東奇譚(姜泰煥+さがゆき)/2500円+ドリンクフィー
9/16(日)
東風(金大煥+廣木光一)/2800円+ドリンクフィー
9/30(日)
今沢カゲロウ+足立兄弟(足立龍介、足立宗亮)/2800円+ドリンクフィー
→→Lady Jane 電話03−3412−3947
■
The Alley Concert
「童謡の時間」−歌い継ぐ昭和の風景−
おおたか静流(歌)+佐山雅弘(ピアノ)+山口とも(打楽器)
9月12日(水)6時半開場 7時開演
4500円(終演後、ワイン&フーズパーティあり)
問い合わせ:アレイ・ホール 03−3468−1086
ビグトリィ 03−3419−6261
企画制作:ビグトリィ/大木雄高
製作協力:岩渕聡
主催:アレイホール(下北沢徒歩2分)
9月7日(金)
ガーネットの詩人嵯峨恵子さんから詩誌「ガーネット」第30号と第32号を頂戴しました。
昨年に出た2冊です。
9月6日(木)
秋谷豊氏から「村野四郎生誕100年の集い」の案内を頂戴しました。
◆
「村野四郎生誕100年の集い」
2000年は日本現代詩人会、日本詩人クラブの創立50周年。それに「地球」
創刊50年と記念の行事(事業)が盛大に実施され、画期的な年となりました。
21世紀初頭の本年は、日本現代詩人会の創立者の一人であり、昭和現代詩を
代表する詩人でもある村野四郎氏の生誕100年にあたります。
またこのたび御長男の村野晃一様が「飢えた孔雀ー父村野四郎」(慶応義塾大
学出版会)を刊行されましたので、出版の記念を合わせて、現代詩の主導的役
割をはたされた村野四郎氏の詩業を偲ぶ会を催したいと存じます。
個性ある詩人の詩が、これからも新しい世代に読みつがれていくことを私たち
は心から希っております。
発起人:秋谷豊・天彦五男・安藤元雄・飯島耕一・石原武・伊丹公子・伊藤桂一
伊藤信吉・入澤康夫・大岡信・小田久郎・菊田守・小海永二・坂上弘
白石かずこ・嶋岡晨・新川和江・谷川俊太郎・辻井喬・長谷川龍生
福田陸太郎・鎗田清太郎
日時:2001年9月29日(土)開場午後2時 開会午後2時半
(記念パーティ 午後5時半〜7時半)
会場:神楽坂エミール4F・3F
〒162−0817 東京都新宿区赤城元町1−3(赤城神社隣)
電話 03−3260−3251
会費:7000円(記念パーティ含む)
プログラム:司会あいさつ 石原武・菊田守
第1部 はじめに 秋谷豊
献詩朗読 新川和江
スピーチ 「村野さんとの出会い」 安藤元雄・飯島耕一・伊藤桂一・入澤康夫・小田久郎
嶋岡晨・辻井喬・長谷川龍生・福田陸太郎
詩朗読 村野四郎作品より 星善博・小林登茂子
歌 「ぶん ぶん ぶん」ほか 田井陽子
講演 「飢えた孔雀」について 坂上弘
父村野四郎の思い出 村野晃一
第2部 記念パーティ 司会 中原道夫・大石規子・北岡淳子
スピーチ 天彦五男・鎗田清太郎 他
花束贈呈 笠原三津子
その他
実行委員会:斎藤正敏・岡島弘子・高島清子・鈴木豊志夫・鈴木正樹・尾崎幹夫・中島登・秋山公哉
石井睦子・岡野絵里子・寺西恭子・山中真知子・町谷宣子・渋谷真砂子・田井淑江
問い合わせ:〒336−0003 さいたま市元町3−2−10秋谷豊様方
「村野四郎生誕100年の集い」実行委員会
◆
村野四郎は言うまでもなく昭和を代表する詩人です。
ぼくも「週刊電藝」の連載エッセイ「詩のペデストリアン48」で
一度、村野の詩を紹介したことがあります。
◆
秋谷豊氏も現代を代表する詩人です。
秋谷豊 大正17年埼玉県生。堀辰雄や立原道造の影響のもとに詩を始める。
「四季」「文芸汎論」「新詩論」などに詩を書き始める。
戦後「純粋詩」などを編集。昭和25年、詩誌「地球」を創刊。
詩集、詩書多数。
その他、山や旅に関する著書も多い。
◆
ぼくが第一詩集を出したときにも丁寧な批評を頂戴した記憶があります。
せっかくお誘いを頂戴したのだが、どうもその日は行けそうになくとても残念。
9月3日(月)
メールマガジン「週刊電藝」第110号を配信した。
内容は、
日々の戦ぎ : 塚本敏雄
百合のまじない : 河合マーク
の2作。河合マーク作品は詩。ぼくの「日々の戦ぎ」はエッセイ連載の第5回。
◆
つくばの朗読会「ポエマホリックカフェ」のメンバー濱さと子氏がホームページ「茶ピノ巣」を作った。
濱さと子氏は自分でも書いているように「読む詩人」であり、目で見るよりも耳で聴いた方が圧倒的にいい。
バンド「ちいへべ」でもボーカルをつとめている。
このホームページでは、詩のテキストと日誌、プロフィールが見られる。
リンク欄にも載せてあります。
9月1日(土)
地域の生活情報紙「常陽リビング」にポエマホリックカフェの常連朗読者
小泉周二さんの記事が掲載。
先日のポエマホリックカフェに記者の方とライターの方が取材に来ていた。
ポエマホリックカフェで女性2人と語らう小泉さんの写真も載っています。
いまなら、常陽リビングのホームページでもその記事を読むことが出来ます。
8月30日(木)
「あなんじゅぱす」というバンドのLIVEの案内を頂戴した。
と言っても何日か前に頂戴していたらしいのだが、他の郵便物に紛れていて今日気がついたのだが。
「あなんじゅぱす」とは、現代詩を歌うバンドであるらしい。
メンバーは平田陽子さんと松山龍彦さんというふたり組。
正岡子規、永瀬清子、田村隆一、谷川俊太郎、田中庸介氏らの詩が曲になりましたとコメントがある。
◆
あなんじゅぱすLIVE
「ことばをうたう−−詩と旋律の必然性」
9月20日(木)19:00開場 19:30開演
吉祥寺MANDA−LA2にて(東京都武蔵野市吉祥寺南町2−8−6 TEL0442−42−1579)
料金:2000円+ドリンク代
ゲスト:八田昌三(p)、名倉由希子(dr)
◆
あなんじゅぱすホームページ
◆
MANDA−LA2のホームページ
8月29日(水)
讀賣新聞の地方版に『ポエマホリックカフェ2000』の紹介記事が掲載。
8月28日(火)
阿瀧康さんという詩人から同人誌「ガーネット31」「ガーネット34」を頂戴した。
この雑誌は以前にも紹介したことがあるが、高階杞一氏らがやっている雑誌。
メンバーは、高階氏の他には阿瀧康氏、神尾和寿氏、大橋政人氏、嵯峨恵子氏。
34号は最新号である。
9月に「ガーネット祭」が開かれる由。
◆
第2回ガーネット祭
平成13年9月23日(日祝)
午後2時〜5時
東京都渋谷区「津田ホール」にて
内容:ミニ詩マーケット、朗読(藤富保男氏)、交流会等。
参加費 3500円
参加希望者は8月末までにFAXで編集部高階氏まで連絡。FAX 0726−93−8890
8月27日(月)
メールマガジン「週刊電藝」第109号を配信。
内容は、
「
音溝の快楽・死ぬまでに何曲 05 : 青木重雄
この町の秋を : 河合マーク
マンガ・ショートストップ : 高梨・T・晶
「
「音溝の快楽・死ぬまでに何曲」は、イノック・ライト「君の瞳に恋してる」を取り上げています。
知られざるイージーリスニングの大家ということですが、ぼくも知りませんでした。
もちろんMidiファイル付き。今回はそれに加えて厖大なディスコグラフィも。
「マンガ・ショートストップ」は、いまは亡き上村一夫を取り上げています。
8月26日(日)
つくばの国際会議場(エポカルつくば)にて、「つくば 男・女のつどい2001」が開かれ、
その展示ブースに同人誌「メビウス」が参加。
「メビウス」とは、ポエマホリックカフェの常連朗読者の高橋有男さんが編集長をつとめる同人誌。
ポエマホリックカフェの実行委員角田康弘氏もその同人誌の主要メンバーである。
そのブースに顔を出してみる。角田氏と高橋有男氏がいたので話をする。
高橋氏は車椅子に乗る障害者であり、その同人誌には障害を持つ方も参加しているので
そういう関係からブースを出したようだ。直接は男女問題には関係ないのだけど。
その催しはつくば市が主催し、つくば男女共同参画会議運営委員会が主管している。
各会議場では分科会が開かれ、午後からは全体会で各分科会の報告がなされ
寸劇などもあったらしい。
1階の展示ブースには、「メビウス」の他に10以上のブースがあったが、はっきり言って
あまり男女問題とは直接の関係を持っていないような団体が多かった。
ぼくは「メビウス」の一番新しい号を買った。
「メビウス」8号。2000年11月発行。
「メビウス」は年一回の発行らしい。
高橋さん、角田さんの他にも、西塔緑さん、野口修さん、小泉周二さん、コットンさん、大坪洋人さん、
関場渉さんら、ポエマホリックカフェの常連が参加している。
詩の他に、小説、エッセイ、マンガなど何でもありの同人誌。定価500円。次号は年内刊行を
目指しているとか。
なお、「メビウス」のホームページもある。
http://niigata.cool.ne.jp/mebius/
◆
言葉の朗読会「ポエマホリックカフェ」開催。つくば市のUN CAFEにて。
6時半開場、7時開演。「月刊ポエマホリックカフェ」も受付で配付する。
前説は塚本、司会はリチャード赤塚。
朗読者は14人。R赤塚、塚本、角田康弘、堀口道子、濱さと子、西村健、小泉周二、野口修、
柴原利継、鈴木智裕、西塔緑、福田恒昭、高橋有男、松岡月虹舎。(順不動)
ぼくは「『山月記』論」を読む。
中島敦の『山月記』からの引用箇所があり、その部分は西村健氏に読んでもらう。
初のツインボーカルの試みである。
前後半合間のアトラクションは恒例の即興一行詩。
お題は、「月刊」「ベストセラー」「蜩」「台風」「サイダー」の5つ。
小泉周二さんを取材するために、地域の生活情報紙「常陽リビング」の仲沢二三子記者と
ライターのとおちか光子さんが来ていた。
他に、先日「常陽リビング」に載った書籍版『ポエマホリックカフェ2000』の紹介記事を見て
2人新たに来てくれたお客さんがいた。
また、先日実行委員の濱さと子さんがアルバイトしているコンビニに内緒で
2冊『ポエマホリックカフェ2000』を置いたら、1冊は売れ1冊は万引き(!)されたそうなのだが、
その1冊を買った人が来てくれた。
濱さんも、自分が店番でないときに売れたので、それを買ったのが彼だとは知らなかったから、
彼の自己紹介を聞いて大感激。
彼は筑波大学の学生で、名を鈴木智裕さんという。
終了は9時。
終了後、店の片づけをしてから、近くの居酒屋でミーティング兼飲み会。
参加者は西村、角田、濱、柴原、福田、小貫、塚本。
8月24日(金)
「月刊ポエマホリックカフェ7月号」完成。ひとりで印刷製本をやる。
ほんとうに、自分で印刷機で印刷して紙を折って綴じる、そんな雑誌を作るのは何年ぶりだろう。
大学生のころにやったきりだから20年ぶりくらいか。
今はメールマガジン週刊電藝の編集人となっている吉田直平氏と、早稲田のどこかの空き教室に潜り込み、
ふたりで製本作業をしたことがあったっけ。あれ以来かなあなどとちょっと感慨に耽ったりした。
A5版、32ページ。
7月の朗読会ポエマホリックカフェで朗読された詩のテキストと、
ポエマホリックカフェにまつわる記事で構成されている。
ポエマホリックウェブサイトもあるが、紙版はそれとは意味合いが異なると思う。
ウェブ版は誰でもいつでもアクセスできる、随時更新できるという利点がある。
ペーパー版は、いつどこでも読める、コンピュータがなくても読めるという利点がある。
だいたい読むという行為に限定して言えば、コンピュータのモニタはいまだにパピルスにかなわない。
したがって、ウェブ版とペーパー版の利点は重複しない。それぞれの利点がある。
それにしても、もう25年くらい前ぼくが同人誌を作り始めたころはガリ版だった。
鉄筆で書いた記憶がある。
それがいまや同じ手作りとはいえ、版下はページメーカーを使い、プリントはレーザープリンタ。
印刷はリソーの印刷機。紙折り機まで使った。もっともそれだからこそひとりで出来たのではあるが。
隔世の感。
8月23日(木)
つくばの朗読会ポエマホリックカフェのペーパー版「月刊ポエマホリックカフェ7月号」を作成中。
内容は7月の朗読会で読まれた詩のテキストと、1ヶ月間の活動のレポート。
例えば合評会のあらまし、出版記念会のレポート、新聞に取り上げられた記事、
メンバーによる東京の朗読会への参加レポートなど。
ぼくが単独で作っている。26日の朗読会で配付するべき作成中。
朗読をテキスト化する是非はあろうが、紙の雑誌への欲望を押さえきれないのが作成に走る理由か。
やはり自分は活字人間なのだとつくづく思う。
クラフトエヴィング商會というユニットがある。色々とおもしろい紙のオブジェを作って、
それを題材に本を作っているが、
彼らの本を眺めていると紙の雑誌を作りてえと切実に思ってしまう。紙は魅力的だ。好みの問題でもあるが。
◆
朝日新聞地方版に『ポエマホリックカフェ2000』の紹介記事掲載。
8月20日(月)
メールマガジン週刊電藝第108号を配信しました。
内容は、 ぐったりたぬき(詩) : 河合マーク
日々の戦ぎ 4(随筆) : 塚本敏雄
8月18日(土)
地域の生活情報紙「常陽リビング」に『ポエマホリックカフェ2000』の紹介記事掲載。
西村健氏が本を持っている写真も載る。
◆
ポエマホリックカフェのメンバー西村健氏、角田康弘氏、濱さと子氏が
東京の足立区梅島の朗読会「下町でポエる」に参加。
ぼくも誘われたが、用事で行けず。
8月13日(月)
お盆休みということで、週刊電藝は配信休み。次号配信は来週月曜日となります。
8月11日(土)
『ポエマホリックカフェ2000』の出版記念会。常磐線荒川沖駅前の楽天酒家にて。
出席者は、西村健、角田康弘、野口修、高橋有男、関場渉、濱さと子、大坪洋人、とおる、リチャード赤塚、
福田恒浩、柴原利継、西塔みどり、斎藤さだむ、鈴木孝子、小泉周二、五代圭、塚本。
友部正人氏にも参加してもらうべく連絡したのだが、現在ニューヨークにいるとかで参加できないと
ご丁寧なメールがあった。
友部氏はあるいは今日帰国か。
その後、乗り合わせでつくばに戻り、2次会。西村、角田、野口、濱、福田、柴原、斎藤、野口夫人、塚本。
ぼくは疲れて、写真家斎藤さだむ氏の車で送ってもらい帰ったが、
西村と角田はさらに夜の中に消えていった。
8月10日(金)
ポエマホリックカフェの角田康弘から電話。
明日、ポエマのメンバー・リチャード赤塚がテレビに出るという。フジテレビ、午後1時半から。
何でもものまねの番組だとか。さすがハードボイルドシアター・リチャード赤塚。
ホントは一人芝居がやりたいという赤塚氏。
そうだよなあ、赤塚さんは詩人というよりもパフォーマーと言った方がいいのだろうなあ。
その彼が詩志向の人たちに混じって詩を読む、というか自作のパフォーマンスをするってことはきっと
大変なエネルギーが要るんだろうなあ。ぼくらは彼がポエマホリックで読むことを当たり前のように感じて
聞いているけど。
-----などど感慨にふけるのであった。
◆
角田氏からの電話のあと、テレビをつけると「たけしの誰でもピカソ」という番組で
ポエトリーリーディングを特集していた。
3人の朗読詩人なる人が出てきて詩を朗読した。名前は覚えきれなかったが、一人は男性、あと二人は女性。
男性は青木さんという人だった。下の名は忘れた。
彼は「〜〜だゼエ!!」と中指立てながら叫ぶようなスタイル。
女性の方も名前失念。一人は女子高生。何でもCDも出しているカリスマだとか。
詩のボクシング全国大会優勝者ということだった。
失礼な言い方になってしまうが、決して感心しなかった。
コメンテーターも何か及び腰。
これなら遙かにポエマホリックカフェの方がレベルが高い。これは決して欲目ではないと思う。
角田康弘、濱さと子、リチャード赤塚、西村健…いやいや、これだけではありませんが。
しかしテレビ番組はそんな者はいらないのだ。彼らは自分たちの枠に収まるものだけを求めている。
このような番組を見る度にぼくは苛立つ。
8月7日(火)
清水恵子さんという詩人から詩集『あっぷあっぷ』を送っていただいた。
形状はまるで羊羹のよう。開くと、お経のようにばらばらと開くことができる。とても変わった装丁。
詩人のこだわりが感じられる。
詩集を開くと、おんなとおとこの性愛をめぐる言葉があふれ出てくる。
詩集中に「ふたりで/逃げよう/いっしょに/暮らそう」とおんなが言い、
「ふたりで/逃げたいね/いっしょに/暮らしたいね」とおとこが答えるところがあるが、
おんなとおとこは何故逃げなければならないのか。
許されない愛?
しかし愛はいったい何によって許されないのか。何故その愛は禁じられるのか。
おんなとおとこは二人だけの閉ざされた空間に入っていく。それは性愛の空間。
かつて吉本隆明が「対幻想」と呼んだ空間だろうか。
社会からも理性からも桎梏からも、おんなとおとこは逃げる。
二人だけの空間へと、性愛へと。
それはおんなとおとこが社会から隔絶された状態で抱き合い、共同幻想を捨て去る場所。
何故ひとは性愛にひかれるのか。この世のあらゆる場所を見渡して見給え。愛とセックスにあふれている。
…と様々なことを考えさせる詩集となっている。
清水恵子詩集『あっぷあっぷ』(思潮社刊 2400円+税)
8月6日(月)
メールマガジン週刊電藝第107号を配信。内容は、
「二〇〇〇年二月一二日の夕方から
翌朝にかけて何度も見た夢のこと」 : 河合マーク
「音溝の快楽・死ぬまでに何曲」 : 青木茂雄
「マンガ・ショートストップ」 : 高梨・H・晶
「日々の戦ぎ3」 : 塚本敏雄
河合マーク氏の作品は詩。
連載「音溝の快楽・死ぬまでに何曲」は、4回目。
『エッソ・トリニダード・スティールバンド』を取り上げています。Midiファイルもかっこいい。
連載「マンガ・ショートストップ」は、西村しのぶ『RUSH』を取り上げています。
これも連載となっているぼくの「日々の戦ぎ」は第3回です。
8月4日(土)
夜8時より、ポエマホリックカフェ合評会。出席者は、西村健、角田康弘、濱さと子、とおる、
塚本の5人。
終了12時過ぎ。その後西村さんと角田さんは酒を求めて夜の闇の中に消えていった。
ぼくも行きたかったが、翌日用事があって朝が早いので失礼した。嗚呼、浮き世の義理よ。
7月30日(月)
メールマガジン週刊電藝第106号を配信。内容は、
マンガ・ショートストップ : 高梨・A・晶
日々の戦ぎ : 塚本敏雄
ママのてのひら : 河合マーク
でした。
「マンガ・ショートストップ」は西原理恵子の『できるかな』と『できるかなリターンズ』を取り上げています。
「日々の戦ぎ」は連載随筆第2回。
河合マーク氏の「ママのてのひら」は詩です。
7月29日(日)
常陽新聞に『ホエマホリックカフェ2000』の紹介記事が載る。
◆
7月のポエマホリックカフェ。
6時半開場、7時開演。参議院選挙の影響でもあるまいが客の出足が遅かった。
前説角田康弘、司会西村健。
朗読者は、濱さと子、西塔緑、高橋有男、鵜飼俊邦、堀口道子、福田恒浩、リチャード赤塚、松岡月虹舎、
西村健、角田康弘、塚本敏雄、柴原利継、野口修、
斎藤さだむさんの娘さん(中学2年生。ポエマホリックカフェ史上最年少!)。
ぼくは「イアン」を読んだ。
前後半の間のアトラクションは題詠。今日のお題は「暑い」「かき氷」「水着」「不精ひげ」「全力疾走」。
遅くなってから入ってくる人もいて、最後は結構盛り上がりました。
終わった後で、西村さん、角田さん、濱さん、とおるさんと近くの居酒屋で飲む。
◆
Poetry Calendar Tokyo 2001 7-8 を頂戴した。
「詩・小説・朗読・対話…語りかける言葉たちのイベント情報紙」です。
特集は「詩人フランチェスカ・デ・リミニに聞く」。
◆
野口修氏がAKUAKU閉鎖後初めて手掛けるイベントの情報。
「ピアノのかもめ こえのかもめ」
ピアノ:高瀬アキ 朗読:多和田葉子 ゲスト:林栄一(as、ss)、島田雅彦
9月9日(日) 於:つくば・カピオホール 16時30分開場 17時開演
お問い合わせ ◎野口0298−51−3886 カピオホール0298−51−2886
これ以外にも 9月1日は両国シアターX
9月5日は柏STUDIO WUU
9月6日は浜松天神蔵 でも開かれます。
高瀬アキ:「アメリカの秋吉敏子、ヨーロッパの高瀬アキ」と並び称せられるピアニスト。
'87年ベルリン移住。モントルーはじめヨーロッパ各ジャズ祭を席巻。現在作・編集家として
ベルリンのBCJOのコ・リーダーとして活躍。
ドイツ批評家レコード賞、ベルリン新聞文化批評家賞を受賞し、国際的に評価される。
アルバムは『Plays Ballads of Duke Ellington』『Duet for Dolphy』等多数。
新譜『Le Cahier du Bal』が英国のLEOレーベルより発売中。
今秋にはフレッド・フリス等とのアルバムがドイツのENJAレーベルより発売予定。
★
多和田葉子:作家。ドイツ・ハンブルグを拠点に世界各地で執筆活動を展開し、ドイツ語と日本語で作品を書く。
ドイツでは朗読会などを通して、読者との大和を大切にしている。
演劇ではドイツ・ハノーバー演劇工房や日本の劇団らせん舘に『TILL』『サンチョ・パンサ』などを
書き下ろし、シアターXでも上演。『かかとを失くして』により群像新人文学賞。『犬婿入り』により芥川賞。
バイエルン芸術アカデミーからシャミッソー文学賞を受賞するなど海外でも高く評価されている。
7月27日(金)
ポエマホリックカフェの実行委員で新聞社まわり。ぼくも行くはずだったが仕事の都合で行かれず。
野口修氏と西村健氏が行く。
朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、記者クラブ(茨城新聞、常陽新聞)、常陽リビングなど。
7月23日(月)
メールマガジン週刊電藝第105号を配信しました。内容は、
音溝の快楽・死ぬまで何曲 : 青木重雄
『山月記』論 : 塚本敏雄
ママのてのひら : 河合マーク
マンガ・ショートストップ : 高梨・T・晶
「音溝の快楽」は、懐かしのマッチングモール。おお、カンタベリー系。
「マンガ・ショートストップ」は、坂口尚を扱っています。
ぼくのは「『山月記』論」と題していますが、これは評論ではなくて詩です。
7月16日(月)
メールマガジン週刊電藝第104号を配信しました。何と2分冊。原稿が多かったので。
内容は、何と言っても塚本敏雄詩集『リーヴズ』書評特集。
「リーヴズ」の時間 : 安宅久彦
塚本さんの朗読作品について : 青木重雄
塚本氏の朗読に立ち会う : 高梨・H・晶
川のほとりに立つ : 大須賀護法童子
その手の先の、空。 : 金水 正
諦観と祈り : 慧 厳
というラインアップでした。
ぼくも詩か何か出そうと思ったのですがあまりの原稿の多さに、読者の負担を思わず考えてしまい、
次号送りとしました。
いやホント。だってそういう特集号ってたいてい本人の詩が最初に載っているじゃないですか。
だから書いた方がいいかなあと思って頑張って書いたんですが…。
7月11日(水)
中沢玲子氏から作品が届いた。先日の個展に出品なされていたもの。
ブルーの絵。題は「すべてののぞみはよあけによみがえる」。
感謝。
7月9日(月)
メールマガジン週刊電藝第103号を配信。
内容は、
日々の戦ぎ : 塚本敏雄
マンガ・ショートストップ : 高梨・A・晶
音溝の快楽・死ぬまでに何曲 : 青木重雄
このお話の教訓はね : 河合マーク
でした。ぼくの新連載「日々の戦ぎ」は、随筆です。
この連載の密かなテーマは「随筆を書くこと」なのです。
なお「戦ぎ」は「そよぎ」と読みます。電藝同人からも、なんて読むのという質問がありました。
「マンガ・ショートストップ」は、けらえいこ『あたしンち』を扱っています。新聞連載のマンガですね。
「音溝の快楽・死ぬまでに何曲」は、高橋悠治・三宅榛名『いちめん菜の花』を扱う。今回もMidiファイル付き。
なお青木重雄氏は、このHPにもアップしてあるぼくの朗読作品のバックの音楽を担当してくれている方です。
さすがという感じですね。朗読の方も聞いて下さい。
次号の電藝は塚本敏雄『リーブズ』書評特集を予定しています。
7月7日(土)
前述の中沢玲子個展を銀座まで見に行ってきました。
まだ梅雨の明けない晴海通り。しかし風は梅雨のものではなく、すでに夏の風でした。
夕暮れに、暑かった昼の気温が少しずつ下がってくる感覚。
中沢先生は、足を怪我されたとのことで少し足を引きづっていました。
そのせいもあってずっと月島にお泊まりになっているとか。
「楽しいですよお。もう帰りたくないわ」とおっしゃっていて、その旺盛な生命力にこちらは感服しきり。
個展は、20作ほどの出展。全て水彩。全て抽象。色彩のグラデーション。
青を基調とした作品と、暗色を基調にした作品。さらに軽いタッチのもの。全体的に見るとこの3種類に
分類できるだろうか。
全て作品には題名がついている。聖書から取られたとおぼしき題名も多い。
7月4日(水)
細見和之氏から詩集『言葉の岸』を頂戴した。
表題作ともなる詩「言葉の岸」は22ページにわたる長編。
後は短い詩。
短い詩では「伝説」という詩があって、こういう作品。
*
伝説
湖の底に
いつも
もうひとつの湖があるように
この町の底にも
もうひとつの町が
そっくり同じ姿で沈んでいる
さようなら-----
この町でぼくたちは失敗したけれど
もうひとつの町の片隅では
そうでもないぼくらが
暮らしている
ほとんど星明かりのもとで
ぼくらは永いあいだ荷造りをつづけた
*
この詩に反応してしまうのはぼくの中にも同じ感覚があるからだろう。
しかし全体的に言うと、ここに召還される死者たちの群れ、
そして「たましい」の速度というアイデアについて考えを巡らさなくてはならないのだろう。
詩集の巻末についている著者略歴は以下のとおり。
細見和之
1962年、兵庫県生まれ。現在、大阪府立大学専任講師。
専攻、ドイツ思想。詩集に『沈むプール』(1989年イオブックス)『バイエルの博物誌』
(1995年書肆山田)。
その他の著書に『アドルノ』(1996年講談社)、『アイデンティティ/他者性』(1999年
岩波書店)など。
訳書にベンヤミン『パサージュ論、」』(共訳、岩波書店)、
カツェネルソン『滅ぼされたユダヤの民の歌』(共訳、みすず書房)ほかがある。
細見和之詩集『言葉の岸』(思潮社1900円+税)
7月3日(火)
高階杞一氏から詩誌「ガーネット」33号を頂戴する。今年の4月に出たもの。
「ガーネット」のメンバーは、高階氏の他には嵯峨恵子さん、神尾和寿さん、大橋政人さん、阿瀧康さん。
詩とエッセイなど。
高階杞一氏については、以前に「詩のペデストリアン43」で取り上げたことがあります。
7月2日(月)
つくばにあるカスミセンターに行きました。
カスミセンターとは、茨城県内のスーパーマーケットを中心として多角的経営を繰り広げるカスミグループが
つくったビル。
ギャラリーがあって企画展をやったりしています。
そのギャラリーでいま「墨の色」という展覧会をやっているので見に行ってきたのです。
土浦にある書道具販売の朱鋒というお店の方が企画した展覧会です。墨の研究をなさっている方とか。
端渓などの硯や中国の古い墨を実際にすらせてくれました。
墨の色の趣はこちらのイマジネーションをいたく刺激してくれます。
朱鋒のホームページがあります。
◆
メールマガジン週刊電藝102号を配信。内容は、
書評『パゾリーニ・ルネサンス』 : 大須賀護法童子
マンガ・ショートストップ : 高梨・A・晶
内声の政治学 : 安宅久彦
でした。「マンガ・ショートストップ」は榛野なな恵の『Papa told me 』を扱っています。
大須賀護法童子の書評は、京大のミュージカル劇団「とっても便利」出版部から出版された本の書評。
6月30日(土)
中沢玲子さんという方の個展案内を頂戴しました。
中沢さんは土浦市在住の画家で、自宅を開放した教室で子供たちに絵を教えています。
実はぼくの娘たちも長い間絵を教わっていました。
先日上の子が学校の都合でこれ以上続けられなくなり、やめたのですが、
それまで二人の娘が実に8年間も絵を教えていただいていました。
中沢先生はすでに高齢ですが、実に柔軟な感性で子供たちに接してくださり、
学校の美術の時間に描いてくるものと中沢先生のところで描いてくる絵は全然違うのにいつも驚いていました。
先生は、ご自分でも描いています。色彩だけで構成する抽象的な絵で
先生の感性の柔らかさが画面に表れています。
ちなみにご主人も絵描きさんです。
個展は次のようになっています。
中沢玲子展
2001年7月3日(火)〜7月8日(日)
(時間は火〜金は12時〜20時、土日は11時〜17時)
場所:すどう美術館
東京都中央区銀座6−13−7新保ビル4F
TEL03−3547−1016
FAX03−3547−1017
交通 地下鉄銀座駅A3出口より徒歩4分/東銀座駅三原橋口より徒歩2分
実は今日は、先生が作品を下さると言うので土浦の自宅までうかがいました。
展覧会直前なので作品はすでに画廊の方へ発送した後で作品は自宅にはありませんでしたが、
作品は全てカラーコピーをとってありました。それを見ながらどれがいいか選ばせてもらいました。
またぼくの詩集を差し上げていろいろと話をしました。
去り際に、別れの挨拶をしたら先生がふと涙ぐまれてしまい、こちらも思わず目頭が熱くなってしまいました。
失礼ながらすでに潤沢な時間が残されているとは言えない先生の、
その晩年とも言える時期での出会いと別れを思うとき、
十代の端緒についたばかりの娘たちと先生との、
そしてそこに親として関わったぼくたちとの決して短いとも言えない時間を
貴重なとも、悲しげなとも、形容できるように思え、
それが一瞬にしてその場に居合わせたぼくたちの目頭を熱くしたのだと思います。
しかしそのことを言うと小学校6年生の娘は、それは先生に対して失礼だよと言います。
確かにそうです。先生はまだまだお元気なのですから。
6月25日(月)
メールマガジン週刊電藝第101号を配信。内容は、
音溝の快楽・死ぬまでに何曲 :青木重雄
内声の政治学 :安宅久彦
でした。
青木重雄氏の原稿は101号を期した新連載です。これはおもしろそう。期待して下さい。
6月24日(日)
言葉の朗読会ポエマホリックカフェ2001第5回。
6時半開場。ぼくは友人の柴原利継氏を連れていった。
開演は7時15分頃。
『ポエマホリックカフェ2000』の頒布開始。
前説は角田康弘氏。司会は塚本。
朗読者は前半6名、後半8名で計14名。
前後半合間の即興は先月に続き一行詩での題詠および自由詠。
題は「本」「やさしさ」「可能性」。
終了は9時過ぎ。
登場した読み手は、R赤塚、濱さと子、堀口道子、角田康弘、塚本敏雄、コットン、
白山景、小泉周二、高橋有男、イチカワナツ、関場渉、西塔緑、とおる…の各氏。
即興詩でだけ登場は、松岡月虹舎、柴原利継、西塔真知子、西塔兄…の各氏。
終了後、山田喜一氏、野口修氏夫妻が入ってくる。もう少し早く来れば良かったのに。
野口氏は三浦海岸から駆けつけたとのこと。
6月23日(土)
言葉の朗読会ポエマホリックカフェ2000atAKUAKUを記録した本
『ポエマホリックカフェ2000』が完成しました。
今日ぼくのところに印刷所から段ボールが8箱も届きました。
開けてビックリ。なんと表紙が別にしてある!
つまり表紙を自分で付けろってか。見たときには一瞬目の前が暗くなりましたね。だって600部ですよ。
急遽ポエマホリックカフェ実行委員に電話。夜に集まれる人だけでも集まって表紙付けの手作業。
ぼくの自宅に午後8時から、角田康弘氏、濱さと子氏が集まりぼくも入れて3人で作業開始。
10時頃からは西村健氏も加わり4人で。
結局600部全部に表紙を付け終わったのは午前2時。ああ疲れた。
◆
頒布は明日のポエマホリックカフェでの現地販売から開始されます。
なかなか良くできていると思います。その割には700円と格安なので是非お買い求め下さい。
通信販売も受け付けております。
詩の朗読会は多く催されてはいますが、このような本が出てきたのは初めてではないでしょうか。
画期的な一冊と思います。
6月20日(水)
水戸の詩人星野徹氏を訪ねる。実は星野徹先生はぼくの師ですが、故あってここ2年ほど
不通になっていた。
しかしこの度の詩集出版については、やはり大恩ある先生にお見せするのが筋と思い、
訪ねて差し上げてきたのだ。
先生は昨年末に大病を患い、だいぶおやつれになっていたように見受けた。
つとめていた大学も今年の3月で辞したとのこと。お年はというと75歳。まだまだお元気でいて欲しい。
詩誌「白亜紀」と詩集『祭その他』を頂戴した。
『祭その他』は今年4月に思潮社から出たばかりの詩集。散文詩集である。
6月18日(月)
メールマガジン週刊電藝第100号を配信。内容は
螺旋展我録 :慧 厳
マンガ・ショートストップ :高梨・T・晶
詩のペデストリアン :塚本敏雄
トローチ :河合マーク
内声の政治学 :安宅久彦
ゲームソフト延命の危機 :吉田直平
でした。
100号なので執筆メンバーがほぼ全員が揃っています。
◆
「マンガ・ショートストップ」は「湊谷夢吉」です。
「トローチ」は詩。
「螺旋展我録」は、勅使河原宏監修になる草月美術館での展覧会について。
「内政の政治学」は、本音をめぐる言説について。
◆
なお次号より、青木重雄氏による音楽関係の新連載が始まります。これはなんとMidiファイルつき。
現代音楽からJポップまで軽やかな歩みで遊歩しつつ、随所に鋭い切り口の観察が…。
ご期待下さい。
6月17日(日)
写真家の斎藤さだむ氏の事務所を訪ねる。詩集『リーヴズ』の表紙用に借りていたポジを
返しに行ったのだ。
表紙に使った写真2葉をプリンタで打ち出してもらう。詩集の記念に額装しようっと。
斎藤さんは電話をすると、撮影で出かけていることが多い。この間は、今どこですかと言ったら、なんと作並。
仙台の近くの、温泉で有名なところですか?と言ったら、そうですだって。うーん、すごいなあ。
6月11日(月)
メールマガジン週刊電藝第99号を配信しました。
内容は、
マンガ・ショートストップ :高梨・H・晶
さるすべり :河合マーク
でした。マンガ・ショートストップは、魚喃キリコ『ハルチン』を扱っています。
「さるすべり」は詩です。
6月4日(月)
メールマガジン週刊電藝第98号を配信。
内容は、
マンガ・ショートストップ :高梨・A・晶
だけでした。夏目房之介『夏目房之介の講座』を取り上げています。
100号が近いのに…。
100号記念企画はどうなるのか。
ウェブ電藝もご覧下さい。これまでの原稿を再構成したホームページ。
「ここまでまとまった量になっているサイトって、商業サイト以外では、なかなかないんじゃないでしょうか」
とは管理人吉田直平氏の言。
確かにそうかも知れないなあ。
6月2日(土)
詩集『リーヴズ』完成しました。版元は思潮社。定価2200円+税。
全国の書店から注文できます。
詩篇数19。87ページ。ソフトカバー。上製。
また詩の朗読会の本『ポエマホリックカフェ2000』の版下を入稿しました。
ぼくがここ1ヶ月ほど、Pagemaker 6.5を使って作っていたものです。(ああ疲れた)
完成は6月中旬から下旬を予定しています。こちらは定価700円。
B6サイズ。161ページ。ソフトカバー。
こちらは書店流通を通しておりませんので、現地販売か通信販売になります。
通信販売はポエマホリックカフェ2001のホームページで受け付けておりますので、ご連絡下さい。
5月29日(火)
先日、『ポエマホリックカフェ2000』に写真掲載する件で吉増剛造氏に
その写真をお送りしたら、ご丁寧に返事を頂戴した。
何と葉書がドラエモンの絵はがき!(すみません、吉増さん。こんなこと書いていいのだろうか?)
5月28日(月)
メールマガジン「週刊電藝」第97号を配信。内容は、
おはなしを始めるにあたって :河合マーク
突然説法 :大須賀護法童子
マンガ・ショートストップ :高梨・T・晶
マンガ・ショートストップ第22回は、大御所白土三平を扱っています。
5月27日(日)
朗読会ポエマホリックカフェ2001第4回。夕刻6時半開場。7時10分開演。
前説西村健。司会濱さと子。
総客数23名。朗読者15名。新しい参加者もあった。
前後半の間のアトラクションは、題詠による一行詩。客席から出た題は「孤独」「星」「時計」。
アトラクションの参加者11名。
ぼくは「insomnia paradise」という古い詩を読みました。ちょっと長い詩です。
数日呻吟したのですが、本作りの方も忙しく新作ができなかったので。…
リチャード赤塚が、「ダイハード赤塚」と「リチャード赤塚」の名で2回登場。
常磐線内のハードアクション。
その後実行委員のミーティング。参加者、西村、濱、とおる、たにゅ、角田、塚本、高橋。
5月24日(木)
朗読会の本『ポエマホリックカフェ2000』の編集ミーティング。西村健、濱さと子、
角田康弘の諸氏と。
打ち合わせと原稿校正。
来週の土曜には印刷所に入れる予定。
ポエマホリックカフェ2001のホームページで通信販売もする予定なので、
刊行の際は是非お買い求め下さい。
予価700円です。
5月21日(月)
メールマガジン「週刊電藝」第96号を配信。
内容は、内声の政治学<26> :安宅久彦
詩のペデストリアン<58> :塚本敏雄
紫陽花 :河合マーク でした。
ぼくの「詩のペデストリアン」は本当に久しぶり。
今回は一部で話題になっている詩書『死んでなお生きる詩人』(北川朱実/思潮社)を取り上げました。
5月20日(日)
つくばの斎藤さだむオフィスを訪ねる。斎藤さんからAKUAKUの写真を借りるため。
現在作成中の本『ポエマホリックカフェ2000』の表紙に使うのだ。
ポエマホリックカフェ2001の実行委員長西村健氏も同行。
写真は昨年の写真展「Last Details」にも出してあったもの。
だいぶ小さくしてありますが、上の写真です。シルエットは野口修氏。
何となくジャズっぽい感じ。AKUAKUだからだろうか。
また昨年吉増剛造氏がAKUAKUに来て朗読会をやったときの様子を撮影した写真もお借りした。
斎藤さだむさんが12月31日の夜にポエマホリックカフェで読んだ詩も収録されているので
その校正もしてもらう。
しかしここのところ自分の詩集『リーヴズ』といい、『ポエマホリックカフェ2000』といい、
斎藤さだむさんの写真で表紙を作っている。うーむ。2冊連続だな。
『ポエマホリックカフェ2000』は6月下旬刊行予定。予価700円(安い!)。
5月19日(土)
本『ポエマホリックカフェ2000』に、12月31日に来て詩を読んでくれた田口犬男さんの詩を
入れるので、略歴も併せて載せたいと思い、田口さんとメールのやりとり。
こういうときは、つくづくメールは便利だと感じる。
5月17日(木)
友部正人氏から、詩を本に掲載してもいいというメールを頂戴した。
「アクシデンタル・ツーリスト」という詩。ありがとうございました。
友部正人氏のオフィシャルホームページ
5月14日(月)
メールマガジン「週刊電藝」第95号を配信しました。内容は、
・背筋を伸ばせ! :大須賀護法童子
・紫露草 :河合マーク
・マンガ・ショートストップ<21> :高梨・H・晶 でした。
マンガSSは、ゆうきまさみを取り上げています。
大須賀護法童子は久々の登場。
塚本は?
5月10日(木)
ポエマホリック実行委員の西村健さんと、書籍版『ポエマホリックカフェ2000』について
夜半打ち合わせ。
ファミレスでビール飲んでただけという感じもありますが。
『ポエマホリックカフェ2000』は現在、6月刊行を目指し編集作業の真っ最中です。
実はぼくが Adobe Page Maker で版下を作っているのです。
初めてこのソフトを使ったのだが、何と凄いソフトだろうか。ほんとに自分で本が作れてしまうんですね。
でも、時間はかかっています。かかり切り状態で、はっきり言ってぼくは寝不足です。
5月8日(火)
昨日から『死んでなお生きる詩人』(北川朱実)を読んでいる。
とても素晴らしい詩人論だ。紹介として帯の文句を引用する。
「この本に登場する十三人の詩人は、「読売文学賞」を受賞して天寿をまっとうした詩人を除き、
二十代の終わりに余命一年という胃癌の宣告を受けた女性詩人をはじめ、病苦に犯されたり、
首を吊り手首を切って自殺したりしたひとばかりだ。志なかばで倒れた薄幸な詩人たちの
苛酷な生きざま書きざまを辿りながら、著者はあたかも布教師のように、
死後なおよみがえる不屈の詩的生命を説いてやまない。異色の詩人論。」
あちこちの書評で取り上げられ触れられているが、この圧倒感は何だろう。
5月7日(月)
メールマガジン週刊電藝第94号を配信。内容は、
十四の娘に :塚本敏雄
口笛氏からの手紙 :河合マーク
マンガ・ショートストップ<20> :高梨・A・晶
ぼくの原稿は久々に詩です。しかしこれが良い作品かどうかは自分でも分からない。
自分の作品の善し悪しが分からないなんて、物を書く者としてはまずいことだと思う。
他人の作品の善し悪しを言う前に自分のものの善し悪しが分からないでどうするんだと思うからだ。
だが実際にはなかなか自分のものは分からない。
だからこのホームページに載せるのは見合わせることにしたい。もう少し練ってからにしたいと思う。
「マンガ・ショートストップ」第20回はA氏による山本直樹紹介。
5月5日(土)
朗読会ポエマホリックカフェの合評会。
参加者は、西村健、角田康弘、はまさとこ、堀口道子、とおる、塚本。
ぼくは1時間遅刻。家族を連れて五浦海岸にある岡倉天心美術館に行ってきたから。
合評後、アンソロジーに関する打合を少々。
4月30日(月)
メールマガジン週刊電藝第93号を配信。内容は、
マンガ・ショートストップ : 高梨・T・晶
【シリーズ投稿】ホームベース : 河合マーク
「マンガ・ショートストップ」第19回はますむらひろしを取り上げています。
4月29日(日)
つくばでおこなわれている言葉の朗読会「ポエマホリックカフェ2001」第3回。
今年になって初めてぼくも参加できた。
夕方になって雨が降り始めたので、どうかなと思ったが、結局お客さんは26名。朗読者が15名。
北海道からきてくれた人、東京から来てくれた人。
つくば在住のアメリカ人。(この人は日本に17年いるそうで日本語は達者)---など多様なメンバー。
初めて来てくれた人も多くまずまずの盛り上がりであった。
ぼくは最初の実行委員挨拶を担当。詩も読みました。読む順番はくじ引きなのですが、なんと最後。
つまり最初と最後をやったことになります。
読んだ詩は「十四の娘に」という新作。まだどこにも出していない作品。推敲途上のものです。
司会はおなじみ角田康弘。
幕間のアトラクションは「一行詩」。会場となっているアン・カフェのマスター松岡さんの発案。
あらかじめ考えてきた詩を読む人もいたし、その場で即興で考えた人も。
7時開演。9時終了。
その後実行委員のミーティング。出席者、西村健、角田康弘、はまさとこ、小貫晶子、とおる、塚本。
次回の打ち合わせや合評会のことなどについて。
◆
POETRY CALENDAR TOKYO 2001 5−6を頂戴しました。
これは東京の斉木博司さんという方がやっている<詩・小説・朗読・対話…語りかける言葉たちの
イベント情報紙>。
この方は東京の荻窪にてハートランドというカフェスペースを経営している方だそうです。
そこでもポエトリーリーディングなどのイベントをやっています。
なお斉木さんはなんと今日のポエマホリックカフェにもはるばる来て下さいました。
また、Through the Voiceという東京白山でおこなわれている朗読会の方も来て下さいました。
詩も読んでくれました。
最近ポエマのメンバーが東京のオープンマイクにも出かけているので、こうした交流が出来始めているのです。
これらのイベントの情報は全てポエトリーカレンダートーキョーに載っています。
ホームページもありますのでご覧下さい。
4月25日(水)
思潮社に詩集の第二稿を持参。また、装丁の最終打合。
版形は前詩集と同じA5変形。偶数ページ起こし。紙は白。1ページ14行取り。題に7行分。
表紙は斎藤さだむ氏の写真。アート紙に印刷しPPコートをかける。などなど、打ち合わせ。
奥付の日付は6月1日の予定。
会長の小田久郎氏、編集の松岡文さんと雑談。
4月24日(火)
詩人の網谷厚子さんから新詩集『万里』を頂戴した。常磐線の車内で偶然に会ったのは4月初旬。
あの時、もうすぐ新しい詩集が出ると聞いていたのだが、もう出たとは。
考えてみればあれから1ヶ月近くたつのだから当たり前か。
ぼくのペースがのんびりしているだけか。
ところでこの詩集は素晴らしい。
散文詩ばかり22篇で構成されている。
もともと散文詩の書き手としては練達の人ではあったが、ますます磨きがかかっている感じだ。
巻頭の詩を引用する。
◆
風祭り
あなたはどこから来たのか 無数の後指が川辺の葦のようにゆらゆ
らする 小さな身体を後に捻って あちら と言おうとすると 黄
色い砂塵がゆっくり幾重にも渦を巻き 空高く舞い上がる 季節は
突然に変わる うだるような暑さが 肌からからりと抜けて 始ま
りの予感は五感を貫く痛さに変わる その痛みをじっくり味わう暇
もなく 胸底を突き上げる響きが 風のように押し寄せる 横隔膜
をひっきりなしに刺激して 響きはやがて低い太鼓の音に変わる
中空に浮かんだ音が まっすぐにこちらを目指して進んでくる頃に
なると 太陽が静かに沈んでいく 長く弾力性のある桴枹が 力い
っぱい大きな太鼓の皮に水平に当てられて 引き上げられ また当
てられる 単調な繰り返し しかし微妙にずれていく音の重なり
重たくもつれ合って 晴れることのない怨念のように地の底と共鳴
していく 傷つき絡めとられた無数の蝦夷の耳にも届いていただろ
う 蛮族の汚名を柔らかく受けとめ 帰依せざるを得なかった先住
の民 「夷狄之性、虚言不実、常称帰服、唯利是求、自今以後、有
夷使者、勿加常賜」 歴史の手は美しい征服者の 奢りに汚れてい
る 祭りはいつも勝者のためにあるとは限らない 何百年もここに
生きてきた これからもここで生きていく他ない 大勢の名もない
人々が 夥しい血の果てに至り着いた祭りもあるだろう ヤアー
ヤードオ 叫ぶような人々の声が太鼓の音の合間に聞こえてくる
戦いの日々は戻らない 悔しさも懐かしさももう何も感じられない
くらい 長い時間が通り過ぎた 家を失い 陸奥の果てに吹き飛ば
された少女の前髪を揺らし 扇ねぷたが行き過ぎる 合戦の絵図
そして千切れた首 彷徨う人魂 始まりも終わりもすべて哀しかっ
た でも戦うことに意味があるときがある 蝦夷の誇り 少女の誇
り ねぷたの後姿を見送ると 明るい月が見えた 冷たい秋の香り
がした
*「夷狄〜」は、『日本後紀巻第一逸文』延暦十一年正月十一日の条参照
◆
この詩集は網谷さんの5冊目の詩集。
詩集は他に『時という枠の外側に』(国文社)、『洪水のきそうな朝』(思潮社)、『夢占博士』(思潮社)、
『水語り』(思潮社)がある。
他に研究書『平安朝文学の構造と解釈』、詩の入門書『続おじさんは文学通 1詩編』、
評論集『日本語の詩学--遊び、喩、多様なかたち』等がある。
ぼくは第3詩集から読んでいるが今度の詩集が最も素晴らしいものと思う。
だんだん洗練されてくる感じだ。この詩集は話題になるかも知れない。いや、なるべき詩集だと思う。
網谷厚子詩集『万里』 2001年5月 思潮社刊 2200円(外税)
4月23日(月)
メールマガジン週刊電藝第92号を配信。内容は、
詩のペデストリアン : 塚本敏雄
マンガ・ショートストップ : 高梨・H・晶
シリーズ投稿】片眼の魔法使い… : 河合マーク でした。
おお、久しぶりに「詩のペデストリアン」。今回は鈴木漠を取り上げました。
毎週コツコツと発行し続けてきた週刊電藝も100号が近い。…!
4月21日(土)
思潮社から詩集の第二校を受け取る。訂正個所はない。
当初は5月1日を発行日と考えていたのだが、6月1日になってしまった。
4月16日(月)
メールマガジン週刊電藝第91号を配信。内容は
マンガ・ショートストップ : 高梨・A・晶
螺旋展我録 : 慧 厳 でした。
マンガ・ショートストップは、たがみよしひさの「なあばすぶれいくだうん」を取り扱っています。
螺旋展我録は、「岸田劉生モコモコ主義」。
ぼくの原稿はなし。トホホです。
4月10日(火)
松尾真由美さんという北海道の詩人から『密約--オブリガート』という詩集を頂戴しました。
最近思潮社から出版された第2詩集です。
ぼくにとってははじめて読む詩人です。
さて詩集ですが、非常に言葉への感性が研ぎ澄まされ、
その研ぎ澄ました感覚の切っ先で言葉と触れ合っていく様が
詩作品として定着されていく…そんな印象を持ちました。
そのようなとき、そこには言葉の官能性が立ち現れずにはいられないはずです。
作中に性愛のイメージが多用されているのも、具体的な性愛の描写というよりも、言葉との性愛が、
あるいは言葉を通しての世界との性愛がここには満ちあふれているからだと思います。
例えば、「ゆらぐだけの夏の方途」という詩の一部。
扉のない
猜疑のような
蠢くものを抱え
偏愛を重ねた
八月の蝶をにぎる
鱗粉にまみれた掌を
黙したままあなたに差しだし
きっと 受けとるあなたの
やさしい唇はふかい傷口であり
穢れることの意味にそって私たちは戯れる
あらあらしく混濁する双児の位相をかたどり
貧婪にじりじりと伝達しあう巣の感触を
甘美なひとときを摂理として企てはしても
私たちはとうに分かっていたのではなかったか
うつろう彼方の色彩はここの変質から始まっている
みえない手錠をかけちがえ痛覚を問いなおし
逸れていく互いの自虐にもだえつつ
ならばみだらに必ず出立をくぐり
私を捕らえたかなしい吐息を胚胎する
ふくらむ蕾のあわいみどりに
何度目かの交感をたくし
かがやく意図に深まり
主語がうごいて
腹腔を充たす
詩集中で9ページもある長い詩の一部を引用ですが、
ぼくはここにはテーマらしいテーマさえもないと思います。
ここにあるのは言葉との交接の情景なのだと思うのですが、果たしてどうでしょう。
もちろん具体的な性愛の情景など探してみても無駄です。
読者は身を委ねるようにして官能の場面へ参入すること、それだけが許されている。
少なくともぼくにはそう読めました。
それにしても「やさしい唇は深い傷口」とは。
唇というからには、それは食物摂取の入り口としての口腔ではなく、言葉が発せされる場所としての口先が
取り上げられるわけですが、それを「深い傷口」と捉えることで、
そこには思弁へのきっかけが鮮やかに提示されていると思えるからです。
なお同じ著者による散文詩集『燭花』が2年ほど前に同じ出版社から刊行されているそうです。
『密約--オブリガート』(松尾真由美)2001年3月思潮社刊
2200円+税
表紙は一輪の花の写真で、装丁もとても洗練されています。
折り込みとして田野倉康一氏の解説「新たな『物語』の方へ」が付いています。
4月9日(月)
メールマガジン週刊電藝第90号を配信しました。
内容は、
【シリーズ投稿】春と主任 : 河合マーク
マンガ・ショートストップ : 高梨・H・晶
でした。
マンガを巡るコラム「マンガ・ショートストップ」は諸星大二郎を扱っています。
ぼくの「詩のペデストリアン」は今週もお休み。このところサボり気味です…。
4月5日(木)
4日5日と、家族で京都旅行。桜の節で、観光地は花見客でいっぱいだった。
4日の晩は週刊電藝のメンバー、大須賀護法童子氏、金水正氏と会って先斗町で酒を飲んだ。
大須賀護法童子は京都在住、金水氏は大阪在住なのである。
安宅氏とは2年前に土浦で会ったきり。金水氏とはもう5年ほど前に成田で会ったきりだ。
なのにあまり久しぶりのような気がしないのは如何にも不思議な感じがする。
木屋町通り、高瀬川沿いは桜が揺れていた。
ことさら揺れていたような気がしたのはぼくらの体と頭も酒のせいで揺れたいたからかも知れない。
4月4日(水)
常磐線に乗っていたら網谷厚子さんに偶然お会いした。声をかけられてビックリした。
4月中に思潮社から詩集を出版すると言っていた。
4月2日(月)
メールマガジン週刊電藝第89号を配信しました。
今回の内容は、
社会人日誌 : キムチ
マンガ・ショートストップ : 高梨・H・晶
でした。「社会人日誌」は政治を取り巻く奇妙な言説空間について、
「マンガショートストップ」は冬野さほについて。
ぼくの原稿はなし、でした。
3月29日(木)
新詩集『リーヴズLeaves』の初稿を思潮社に返送。なんと2週間もかかってしまった。
仕事が忙しかったのが一番の理由。
まあ何を言っても言い訳ですが、詩を書くためにはこちらのテンションをかなり高めないといけない。
テンションを高めるためにはそれ以外のことを排除してそれだけに集中できる態勢が必要となる。
どうもそういう気になれないほどせわしなかったのです。うーん。結局言い訳ですね。
3月28日(水)
詩集の表紙をどうしようか考えている。
最初は魚の絵、あるいは魚の化石の写真を考えていたが、
題名の「リーヴズLeaves」から考えてやはり葉の写真がいいと思い、写真家の斎藤さだむさんに相談する。
斎藤さんはストックからすぐにその場で何枚かピックアップしてくれ、
さらにそれらのポジからすぐにスキャンして
Photoshopでだいたいのイメージを見せてくれた。
プリントアウトもしてくれた。さすがプロフェッショナル。
斎藤さんは現在、北代省三という最近亡くなった芸術家を偲ぶ会を準備していて、多忙な中なのに。
申し訳なかったなあ。(もちろん最低限の代価はお支払いしましたが。それも申し訳ないくらいの安価)
北代省三さんというのは、瀧口修造による実験工房の主要メンバーだった人だとか。
以下斎藤さだむさんのご教示により北代省三氏と実験工房について紹介する。
実験工房とは、芸術を総合的なア-トとしてとらえた稀な集団で、
舞台や演奏会の中で、様々なジャンルの作家が共同でひとつの新しい美術を模索した。
存命の作家には、山口勝弘、大辻清司、湯浅譲二、佐藤敬次郎、鈴木博義、今井直次等、
他界の作家に武滿徹、秋山邦晴、福島秀子など。
彼らが新しい芸術運動を実践したことは、90年代にはいり、
練馬、目黒、千葉の美術館などの回顧展にて様々に紹介され、
漸く美術外の人たちにも浸透しつつある。
そうした矢先での、中心メンバ-のひとりであった北代省三の2001年2月28日の死は多くの人から惜しまれた。
その活動暦の幅は美術家という枠に収束できるものでもなく、評論家の瀬木慎一氏は
レオナルド・ダ・ヴィンチを引用し、針生一朗氏は真の芸術家であったと、偲ぶ会にて追悼の辞を述べた。
斎藤さんのスタジオには野末たく二さんという方がいて、そこで仕事をしている。
事務所を共有している感じといったらいいのだろうか。
いただいた名刺には「文案工房 草子舎 代表」とある。
この方は、俳人でもありつくばにお住まいの嶋田麻紀という俳人のもとで俳句を詠んでもいる。
嶋田麻紀さんというかたは全国的に活躍なされている俳人で、ぼくも何句か読んだことがあるが、
とても鋭敏な感覚の俳句を詠まれる。
以前、つくばのガイドブックのような本に斎藤さだむさんの写真と嶋田麻紀さんの俳句で構成された
ページがあって、それをとても感心して眺めていたことがあったので、
そのことを言うと、あのページは私が作ったのですと野末さん。
嶋田麻紀主宰の「麻」という俳誌の3月号を頂戴した。
また野末さんが仕事として編集に関わった『ふるさと牛堀--人と水の歴史』という本をいただいた。
この本は、茨城の牛堀町という町の一種の郷土史本だが、カラー写真も多くとてもよくまとまっている。
最初に「牛堀 海の民の末裔たちへ」という、網野善彦氏(歴史研究者)のインタビューが載っている。
このインタビューを構成したのは野末さん。
お返しにぼくの古い詩集『花柩』を差し上げた。
立春大吉ぽつりとこぼす浜言葉 嶋田麻紀
青空の岬のごとし枇杷の花 野末たく二
3月26日(月)
メールマガジン週刊電藝第88号を配信。
今回の内容は、
アフォリズム 1番 : 慧 厳
螺旋展我録 : 慧 厳
マンガ・ショートストップ : 高梨・A・晶
【シリーズ投稿】にげみず : 河合マーク
でした。今回もぼくの原稿は落ちています。
年度末で仕事が忙しかったのと、旅行が重なったことが原因ですが、
何を言っても言い訳ですね。(それどころか、次号の原稿落ちもすでに決定している…)
慧巌氏が元気です。
3月25日(日)
言葉の朗読会「ポエマホリックカフェ2001」の第2回があったが、
ぼくは職場の旅行があったので、参加できなかった。
ちょうど帰ってくる日だったので成田から直行したのだが、いま終わったばかりというところだった。
今日は22名のお客さんで、朗読したのは12名だったとか。
ぼくも参加したかった。
まだみんな残っていたので、いろいろと話をする。
それから実行委員ミーティング。ポエマ本のこと、合評会のことなど。
参加した実行委員は、西村健、角田康弘、ハマサトコ、たぬ、リチャード赤塚、とおる、堀口道子、塚本。
終わって帰る時に、野口修さんが入ってきたがすれ違いになった。
3月19日(月)
メールマガジン週刊電藝第87号を配信しました。
内容は、
【シリーズ投稿】出ていった奴 : 河合マーク
マンガ・ショートストップ(宮谷一彦) : 高梨・T・晶
社会人日誌 : キムチ
ぼくの「詩のペデストリアン」は今回はなしでした。
3月17日(土)
「Rose Gallery 遊」に行く。
置いてあった金井杜道(かないもりお)写真集「MONOCHROME DEJA VU - FROZEN SCENERY:HOLLAND」を求める。
ぼくはこの写真家を知らなかったが、
京都の国立博物館の資料写真担当専門職員で主に仏像の写真を撮っているらしい。
仏像写真と言えば、入江泰吉、土門拳が有名だが、彼らの写真が自己表現の一種であるのに対し、
金井の写真は「仏像が自己自身を表現するメディア」となっていると解説で立花隆氏が書いている。
しかしこの写真集は仏像の写真ではなく、オランダの風景をモノクロームで撮影した写真集である。
版元は、シェ・タチバナ。立花隆氏のものであろうか。どうも彼が惚れ込んで写真集を作ったようだ。
昨年の11月刊行。錦織咲也という人のピアノのCDが付いている。
どうしてこんな本がこんなところに置いてあるのか。
立木弓子さんがいれば聞けたのだろうが、あいにくお母さんしかいなくて聞けなかった。
この写真集の写真は、すべてモノクロで撮影したオランダの風景。
森の道や、静かな家屋敷の外観、街角や風車や運河。どれも静謐で、もの悲しい。
モノクロームのプリントは確かで、あらゆるものが静止した時間の中に閉じこめられているかのようだ。
特に巻頭に出てくる、うっすらと雪の降った森の中に続く道の写真は悲しい気分になる。
森の中に細い道がどこまでも続いているのを撮った写真。
ぼくはどうしてこんなに悲しい気分になるか訝しい気持ちになる。
3月15日(木)
ポエマホリックカフェのミーティング。
出席者、山田喜一、西村健、ハマサトコ、角田康弘、とおる、塚本。
「ポエマホリックカフェ2000 at AKUAKU」の詩集作成の件。
前実行委員長山田喜一氏がひさびさに来てくれた。
彼は現在仕事の方がとても忙しく、なかなか来られないようなのである。
でも彼は朗読のCD作成の計画を立てていたり、元気である。
詩集『ポエマホリックカフェ2000 at AKUAKU』は6月刊行を目指し、これから編集作業に入る。
リンクのコーナーに Gary's Angel をアップした。
ぼくの朗読作品のバックの音楽も担当してくれている青木重雄氏のサイト。
シンセサイザーの雑学とか日誌とか、Midiファイルのダウンロードコーナーがある。
3月14日(水)
思潮社より新詩集の初稿を受け取る。入稿からちょうど1ヶ月というところ。
8年前に第1詩集を出したときにはもっと遅かった。確か、1月に原稿を入れて刊行は6月だった。
ずいぶん速くなったなあと驚いている。
印刷所の関係なのである。不景気だからだろうか。
初稿の奥付には刊行日がとりあえず5月1日としてあった。5月には間違いなく出るだろう。
3月12日(月)
メールマガジン週刊電藝第86号を配信しました。
内容は
社会人日誌 : キムチ
【シリーズ投稿4】ひまわり : 河合マーク
螺旋展我録<28> : 慧 厳
詩のペデストリアン<56> : 塚本敏雄
でした。
ぼくの「詩のペデストリアン」は「インターネットと朗読」の第2回。朗読について取り上げました。
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ぼくの家の近くに 「Rose Gallery 遊」という花屋さんがあって花を買いに行った。
花屋といっても、古民家を改造した建物で、花は注文を受けてアレンジする形式でやっているらしい。
全国から注文を受けて宅急便で送ることが多いと言っていた。
立木弓子さんという方がやっている。もちろんその場で買うこともできる。
その方のお母さんがその古民家の奥の部屋でフランス料理を出している。一日に2組しか取らないという。
もちろん予約が必要である。
また隣の土蔵では藍染めを教えている人がいたり、なかなか面白いのである。
ポエマホリックカフェのビラを置いてもらった。
「Rose Gallery 遊」土浦市飯田町2146−2 TEL&FAX 0298−24−1971
3月11日(日)
写真家の斎藤さだむ氏のスタジオに行く。
昨年の写真展 Last Details に出した写真をいただきに行ったのだ。
(斎藤さんのスタジオはぼくの家から近いのである。)
彼のスタジオ周辺を撮った写真。変哲もない田舎の風景だが、とてもいい。
カメラで撮った写真をスキャンして、プリンタで打ち出すという作業を経た写真。
最近はコンピュータのプリントもプロ用に耐久性のあるプリントが出来るものが出ているらしい。
染料でなく顔料を使っているのだとか。
100年持つと斎藤さん。
その他に、茨城県五浦にある「茨城県天心記念五浦美術館」で販売しているポストカード集とか、
地元のスーパーマーケットカスミがやっているカスミつくばセンターというところでの展覧会の記録の
ポストカード集を頂戴した。
後者のポストカード集は「モンゴル現代美術展」「アントニオ・ガウディ展」「交差する美術『流通×大地』」
「オーストリア・アボリジニ展」を記録したもの。
前者は五浦の海や天心記念美術館を撮ったもの。
表には岡倉天心自筆の漢詩とそれを英訳した詩と月の写真が。
インドの友人のために岡倉天心自身が英訳したものだと。
最近斎藤さだむさんが取り組んでいる観覧車の写真について斎藤さん自身が書いた文章もいただいたので、
以下転載して紹介する。
ここに写っている観覧車は私である。機械技術の歴
史の末にいる私であり、高度な科学技術の渦中の私
であり、そして消費文明社会の私である。
私は閉じられた円環としてあるのではなく、外部を
眺める輪としてあり、エッフェル塔のようにただ一
つあるものではなく、代替可能で、消失するものと
してある。
私が観覧車であるという理由は、写された観覧車の
みからではなく、写真の中の他の要素ともかかわっ
ている。
構図のほぼ半分を成す前景の岩肌は浅間山山頂近く
のもので、200年以上が経過した溶岩である。地球
内部のマグマが大噴火によって飛び出した火成岩で
あり地球のエネルギーや、造山活動の古い歴史をこ
こに見ることができる。
観覧車の奥、遠景には、冷えた大気と雪をいただく
山々と、広がる裾野がある。そこに、永い時間によ
って培われた草木、動物、ヒトのいとなみなど、生
命の循環の歴史を読むことも可能だろう。
この地球の歴史と生命の歴史の、そのほぼ中間に写
る観覧車は、いわば人工の歴史である。
脳は人工であり身体は自然であるという比喩を私は
思い出す。
私という個体が、すなわち「私」を除いたすべての
私がこの写真の中にはある。
私が写す写真は、私が私を読み解く図として、私を
みるための装置としてある。
今年2000年を生きる私は、あらゆる事態の中に、観
覧車という私とともに私があるということをみつめ
てゆく。
観覧車の写真を一枚アップしておきます。もちろん斎藤さだむ氏の了解はいただいております。
奥に小さく見えるのが観覧車です。
斎藤さんのスタジオがある場所は、古い農家を改造したところで、スタジオは小さな蔵を改造したもの。
古い門があって、門のところの長屋門はギャラリー吉瀬という画廊になっている。
ちょうど笠間の渡辺さんという作家が陶芸展をやっていた。
屋敷自体は「ルーラル吉瀬」という喫茶店になっていて、陶器なども売っている。
ポエマホリックカフェのビラを置いてもらい話をする。
3月10日(土)
ポエマホリックカフェのミーティング。出席者は、西村健、角田康弘、とおる、ハマサトコ、
リチャード赤塚、たぬ、塚本。
3月のポエマのこと、ポエマホリックカフェ2000の本作りの話など。
6月ぐらいまでには作りたいと思っているが。
3月5日(月)
メールマガジン週刊電藝の第85号を配信しました。
今週号の内容は、
マンガ・ショートストップ<13> : 高梨・H・晶
【シリーズ投稿4】白球 : 河合マーク
詩のペデストリアン<55> : 塚本敏雄
でした。ぼくの「詩のペデストリアン」は、<インターネットと朗読>というテーマでした。
今回は詩の紹介はなし。
ぼくは現在、インターネットと朗読と詩集出版を主なる詩的活動としているわけですが、
今回はそれらを取り上げて簡単に考察したわけです。
(ぼくは自分を朗読の詩人ではなく活字志向の書き手だと思っていますが。)
なお、この原稿は2回続きで今回は主にインターネットを取り上げました。
次週は朗読を取り上げます。
折しも、『現代詩手帖』3月号でこの2つのテーマで平居謙、田中庸介、ヤリタミサコ、長澤忍という人たちが
「二〇〇一 詩の新たなる回路へ/朗読とポップ詩の擁護に向けて」という座談会をやっています。
内容についてはここでは触れませんが、インターネットと朗読というテーマの最も大きな基盤は、
現代詩というフィールド以外の場所で、
いわゆる現代詩人という人たち以外のところから<詩>が出てきているという状況を
無視できなくなっているということだと思います。
3月3日(土)
詩の朗読会「ポエマホリックカフェ」の合評会。
出席者は西村健、ハマサトコ、角田康弘、とおる、塚本。
ぼくは2月に出席出来なかったので作品はなしなので、もっぱら批評する役割でした。
各氏が持ってきた詩は、
とおる「言葉」
角田康弘「改札口のアキレス」
ハマサトコ「眼底」「in vitro」
西村健「手紙」「ホームベース」
でした。
各氏とも書く詩のレベルが上がってきているように思います。(シャレではありません)
改札口のアキレス
角田康弘
あと10分で、次の日曜日までのさよなら。
僕たちは、そのうちの5分間をかけて、今日した会話をおさらいする。
残り時間の半分の、2分30秒かけて来週の約束をする。
そのまた半分の1分15秒かけて、見つめ合ったりする。
さらに半分の37.5秒かけて、キスしようとして、やっぱり今日もできなかったりする。
18.75秒かけて、せめてもの握手をしたりする。
9.375秒かけて、まだ手が離せなかったりする。
4.6875秒かけて、もう一回、見つめ合ったりする。
2.345375秒かけて、僕がおやすみと言う。
1.171875秒かけて、君が微笑んでくれる。
0.5859375秒かけて、2人は背を向ける。
0.29296875秒かけて、同時に振り返る。
その半分の0.146484375秒で動けるような運動神経はなくて。
ましてその半分の0.0732421875秒なんて認識できなくて。
もしも0.03662109375秒でできることがあれば、
そして0.018310546875秒を感じることができれば、
一瞬を好きなだけ切り刻むことができれば、
この限られた時間が永遠になるのに。
そんな力が手に入るなら、また君に会えるまでの51万8千400秒なんて、誰かにくれてやるのに。
以上が角田氏の今回の詩だが、エンターテインメントに徹しているところが凄い。
これを耳で聞くと、単純に楽しめると思う。
今回はいつもと違い、どんでん返しで笑いをとるところがないが、
各所に角田氏らしいくすぐりが散りばめてあって、
「報われない愛の詩人」の恋の詩を確実に楽しめるように仕上げてある。
好き嫌いの差はあろうが、確かなレベルを保持していることは間違いない。
従来の現代詩フィールドとは違うところから出てきている、
新しいエンターテインメント詩と言っていいのではないか。
朗読そのものはMP3ファイル形式にて、
ポエマホリックカフェHPにアップしてありますので、ダウンロードしてみて下さい。
なお他の作品も聞くことが出来ます。
ポエマホリック2001のビラが出来ました。
実行委員白山景さんの手になるものです。素晴らしい出来です。さすが筑波大学芸術専門学類。
海底のイメージの絵で、海底から海面の方を見た構図。黄色い色が海面から差し込む太陽の光を、
水色から紫へと至る青のグラデーションが海の水の濃淡を、
そして青が海中を泳ぐ魚のイメージを表しています。
それらが渾然として、特に泳ぐ魚たちが水の濃淡の中に溶けこんでいる様がかっこいい。
とても素晴らしい出来です。
2月27日(火)
吉増剛造氏より詩の原稿を頂戴しました。
昨年のつくばのAKUAKUでの朗読の際に読まれた「良寛さん」の原稿です。
その会の時に皆さんに原稿を差し上げますと言ってらしたので、何人か住所と名前を書いたのだが、
それで送ってきて下さったのだ。一緒に行ったぼくの友人のところにも今日届いたそうで、早速電話があった。
私信の部分が書き添えてあって、「お懐かし。大遅れのお詫びにアリゾナのクーキを。」とあります。
日付が2001.2.20とあります。
また「2000.7.七夕 つくばAKUAKUでの会のみなさん用に2000.11.17清書ス」とも。
原稿については何と言って説明してよいか。とにかく圧倒的です。
黒い字の部分と赤い字で細かく入れてあるところがあって、
吉増氏の詩集を見られた方ならその原稿の様子が想像できるかも知れませんが、未見の方には説明しづらい。
一度吉増剛造氏の詩集をご覧下さいとしか言いようがない。
サボテンをガラス越しに撮ったような写真が一様添えてありました。
吉増さんはいまアメリカにいるのだろうか。
差し出し人の住所がアメリカはアリゾナ州となっている。もちろんエアメール。
2月26日(月)
メールマガジン電藝第84号を配信しました。
内容は、
詩のペデストリアン<54> : 塚本敏雄
螺旋展我録<27> : 慧 厳
【シリーズ投稿】笛吹きのおじさん : 河合マーク
でした。
「詩のペデストリアン」は今は亡き茨城の詩人駒木幸雄を紹介しました。
2月25日(日)
詩の朗読会「ポエマホリックカフェ2001」が今日から始まった。
昨年のポエマホリックを引き継いだもの。
場所も変えてとりあえず2001年と区切っての再スタート。
しかしぼくは所用で行けず、残念でした。
出場者一覧などはポエマホリックカフェホームページで見ることが出来ます。
2月19日(月)
メールマガジン「週刊電藝」第83号を配信。
今週号の内容は、
【シリーズ投稿】せんせいあのね : 河合マーク
初転法輪 : 大須賀護法童子
螺旋展我録<26> : 慧 厳
マンガ・ショートストップ<12> : 高梨・A・晶
詩のペデストリアン<53> : 塚本敏雄
今週から、河合マーク氏が投稿してきた詩を掲載しています。ぼくがつけた紹介の文は以下のようです。
開かれた文芸マガジン「週刊電藝」にある詩人が
|投稿をしてきた。なんと2、3回ではとても掲載
|しきれない分量の投稿である。そこで今週から、
|「シリーズ投稿」と銘打ち、1編ずつ掲載してい
|きたい。投稿が連載となる奇妙な形だが、「週刊
|電藝」はいつでもそのような侵犯を待っている。
|今回のケースはまさしくその証左となるであろう。
|詩人河合マーク氏の独特の世界に、読者とともに
|踏み込むことができることを「週刊電藝」は喜ん
|でいる。なおこの詩人はつくばの詩の朗読会ポエ
|マホリックカフェにも出没中である。(塚本敏雄)
是非、彼独特のワールドを味わっていただきたい。
2月18日(日)
既刊詩集『花柩』のコーナーを変更しました。
全作品の目次をつけ、帯の文章を載せました。
2月16日(金)
新詩集の原稿を思潮社に入稿した。小田久郎社長と打ち合わせ。刊行は5月ごろでしょうか。
詩集の名前は予定どおり『リーヴズ』になりそうです。
そういうわけで、これまでアップしてあった「未刊詩集リーヴズ」のコーナーは
HTML版から書籍版への移行にともない、抄出版へと変更します。
また詩の生成過程を開示する企画「グローイング growing 」も終了します。
* * *
夜、詩の朗読会「ポエマホリックカフェ2001」の第1回の案内をメールで送った。
葉書でのダイレクトメールは明日作ります。
第1回は
2月25日(日) 午後6時半開場 午後7時開演
場所 UN CAFE (つくば市東新井)
詳細は、ポエマホリックカフェのホームページをご覧下さい。
ただしぼくは家庭の用事でこの日は行けません。とても残念です。
2月13日(火)
メールマガジン週刊電藝第82号を配信しました。連休の関係で配信は1日遅れました。
内容は、
【展評エッセイ】螺旋展我録<25> : 慧 厳
社会人日誌<1月18日> : キムチ
マンガ・ショートストップ<11> : 高梨・O・晶
でした。
連載エッセイ「詩のペデストリアン」などは編集上の理由で来週号の掲載となりました。
原稿落ちではありません(笑)。
来週号から謎の詩人河合マーク氏が詩を発表します。(ぼくではありません)
期待して下さい。
2月10日(土)
写真家斎藤さだむさんから昨年の写真展の御挨拶を頂戴しました。
以下、引用。
昨年末には、AKUAKUでの写真展 Last Details 1980-2000 に
ご来場をいただき厚く御礼申しあげます。
1977年、つくばに越して来ましてから、はやいもので4半世紀
になろうとしています。長野県・佐久でうまれ、東京でそだち、
つくばは一番の長逗留となりました。次は、北か南か東か西か、
上か下かも見当つきません。 もうしばらくは、
つくばにて、微睡みながらも、一歩ずつ、すこしずつ、
帆を上げて、進んで行きたいと思っております。
今後ともどうぞ宜しくおねがいいたします。
ありがとうございました。
2001年2月立春
実に丁寧な御挨拶でこちらが恐縮してしまうほどです。
斎藤さだむさんは、上にもありますように、現在はつくば市にお住まいですが、
全国的に活躍なされている写真家で、ぼくは以前から斎藤さんの写真が大好きです。
例えば、田園地帯から都市的な装いへと、やや強引に変化していくつくば市の、そのちぐはぐな変貌ぶりを
独特の視点で撮影した incomplete city はポストカードとして一般に販売しています。
日本的な田園風景と近代的な建築の共存は、
つくば研究学園都市という人工的にスタートした街の奇妙さを表していますが、
さだむさんはそれらのおもしろさを視覚的に測定しつつ、愛情深くすくい取られていると思います。
またぼくが拝見した中では、首都高速の上から撮影した transient space も素晴らしい作品群です。
最近は全国の観覧車を撮影したシリーズを展開していて、これも素晴らしい。
近ごろは博覧会などで使われた観覧車が博覧会終了後全国に移転されるケースが多いが、
都市のビルの合間に突然現れる観覧車、地方の観光地にぽつんと立つ観覧車。
それらは一体ぼくたちに何を語ってくれるというのか。
しかしまず写真家はその視覚的なおもしろさに惹かれて、シャッターを切る。
湖や山や街の風景を撮ってポストカードを作る写真家は他にもたくさんいるが、
それらのポストカード写真家と斎藤さだむ氏を隔てるのはその一点であるように思う。
例えば、林の中に打ち捨てられた男性用小便器に草が絡まる写真があるのだが、
ここにはいわゆる光景の美しさはない。
とはいえ、光景の醜さをことさら見せることで何かを訴えようなどという安易なメッセージ性なども全くない。
ここには、ただ単にそれを視覚的におもしろいと感じている写真家の視線だけがある。
ぼくにはそう思える。
そしてそれは対象への没入から作品を引き上げ、表現の高みへとぼくたちの視線を誘う。
そのようにして写真家によって切り取られた風景がぼくたちの前に視覚的に現れる時、
それらは、何ものをも取り込んでしまう都市の貪欲さや、地方観光地のもの悲しさを
つまりはぼくたち自身の有り様の奇妙さを観る者に喚起していく。
表現とは往々にしてそのような逆説性を担っているのではなかろうか。
-----簡単に紹介すると、そういう感じでしょうか。
斎藤さだむさんスタジオの連絡先は以下です。
〒305 つくば市吉瀬1679「S+A」
掾@0298−57−2999 FAX 0298−57−7222
2月8日(木)
水戸の詩人大島邦行氏から詩画展の案内をいただきました。
「虚/空間(Virtual Space)−詩と絵画のコラボレーション」と題した3人の詩人と4人の画家の共同展です。
案内
「虚/空間(Virtual Space)−詩と絵画のコラボレーション」
2001年2月14日(水)〜19日(月)/最終日5:00まで
出展 福地靖(洋画家)
武子和幸(詩人/白亜紀同人)
橘川祐一(日本画家)
星野徹(詩人/白亜紀同人)
駒田佳信(画家/CG)
大島邦行(詩人/白亜紀同人)
清水明(洋画家)
場所 Gallery SAZA(ギャラリー サザ)
〒312−0043 茨城県ひたちなか市共栄町8−18
掾@029−274−1151
2月6日(火)
ポエマホリックカフェ2001のホームページがリニューアルされた。とおるさんの尽力の賜です。
また、2000年におこなわれたポエマホリックカフェ12回分の記録は昨年のHPから見ることが出来ます。
いずれもリンクの欄にアドレスを載せておきました。
2月5日(月)
メールマガジン「週刊電藝」第81号を配信。
内容は
恵巌 展評エッセイ「螺旋展我録」24/美術史解体の現場に向き合う時問われる現代美術の力(上)
キムチ 社会人日誌 2月4日
高梨・H・晶 マンガショートストップ11/谷口ジロー
電藝の読者登録は、電藝のホームページから出来ます。自分のメールアドレスを入れるだけ。もちろん無料です。
2月2日(金)
ポエマホリックカフェのミーティング。
出席者は、角田康弘、はまさと子、塚本敏雄、野口修、鵜飼俊郎。
ビラの件など。昨年のポエマホリックカフェの記録集を出版する件について雑談。
角田さんとはまさんは明日、東京巣鴨の朗読会に飛び入り参加するという。
両氏ともどこへ出しても十分通用する書き手であり読み手であると思う。
旋風を巻き起こして欲しいと願っている。
1月29日(月)
メールマガジン「週刊電藝」第80号を配信。
内容は、
「社会人日誌1」(キムチ)
「詩のペデストリアン52」(塚本敏雄)
「マンガショートストップ10/佐々木倫子『林檎でダイエット』」(高梨・H・晶)
「詩のペデストリアン」は1ヶ月ぶり。今回は支倉隆子さんを紹介しました。
1月26日(金)
詩の朗読会「ポエマホリックカフェ2001」のミーティングと合評会。
昨年度のポエマホリックカフェは、つくば市のクリエイティブハウスAKUAKUを拠点とし活動してきました。
毎月、最終の日の午後7時からという日程で。
ぼく自身は4月から参加してきました。
AKUAKUは昨年12月31日をもって閉店となりましたし、
昨年度はとりあえず1年と期限を切って活動してきたわけなので、今後のことを話し合ってきたわけですが、
今年度は「ポエマホリックカフェ2001」として
更に1年間場所を変えて活動を継続していくこととなりました。
準備期間をとって今年は2月からスタートです。今年は毎月最終日曜日の夜に開催されます。
第1回の予定は次のとおり。
ポエッマホリックカフェ2001 第1回
2月25日(日)午後7時〜
場所 UN CAFE(つくば市東新井18−12グローバル1−105)
掾@0298(53)1945
※詳しいアクセス方法などはポエマホリックカフェHPにあります。
ミーティングのあとは合評会。
参加者は、西村健、角田康弘、はまさと子、堀口道子、香月郁、小貫、とおるの各氏。
なお、小貫さんより Poetry Calendar Tokyo 2001 1-2 を頂戴しました。
2001年の1月2月に東京(または東京周辺)でおこなわれる朗読、講座、ワークショップを
網羅したカレンダー。
斉木博司さんという方がやっているそうです。今号の特集は「インタビュー 三代目魚武濱田成夫」。
ホームページもあります。
1月22日(月)
メールマガジン週刊電藝第79号を配信。
今週号の内容は、
「強いぞ大怪獣」大須賀護法童子
「螺旋展我録 世紀のはじめにあえて《太陽の塔》を考える(下)」慧巌
「マンガショートストップ 9 『脳天気教養図鑑』唐沢商会」(高梨・A・晶)
です。
ぼくは原稿おとしました。嗚呼。
1月16日(火)
小泉周二さんから詩集『できること できないこと』を頂戴しました。
小泉さんは視覚障害を持ちながら茨城で小学校で教師をやっている詩人です。
詩の朗読会「ポエマホリックカフェ」にも何度か参加なさっています。
こんな詩がある。
ポスト
フェンスに沿って歩く
道が少しへこんでいるところで左に曲がり
杖で道の端を探りながら歩く
塀に沿って歩き信号の柱を杖で探す
ボタンを押して左右の車の音が止まるのを待つ
信号を渡って塀に突き当たり
塀に沿って歩く
塀が切れたら溝のふたを杖で探りながら歩く
スロープを降りると郵便局の前
石の階段をたたく
階段の隣にはいつものように赤いポストが立っていてくれる
ぼくはポストの口を確かめ
あのひとへの手紙を押し込む
ポストはだまっているけれど
ぼくはシーッと言ってポストの口を
バタンとしめる
1月15日(月)
メールマガジン週刊電藝第78号を配信しました。
ぼくは詩を出しました。「猫の空」という詩です。まだまだ不満なので、草稿段階というところ。
その他では、
大須賀護法童子「尋常に勝負せい!」
高梨・T・晶「マンガ・ショートストップ 8 大友克洋」
慧厳「螺旋展我録22 世紀のはじめにあえて《太陽の塔》を考える(上)」
が載っています。
1月13日(土)
詩の朗読会「ポエマホリックカフェ」の実行委員会があった。
昨年1年間、つくば市のクリエイティブハウスAKUAKUを拠点に開かれてきたポエマホリックは、
今年場所を変えて継続していきそうです。
しかしまだ詳細は決まっていないので、決まってからお知らせしたいと思います。
◆
田口犬男さんの詩集『モー将軍』(思潮社)が高見順賞を受賞したと聞きました。
おめでとうございます。
1月12日(金)
プロフィールの欄にポエマホリックHPアドレスを追加しました。
リンクの欄を増強しました。
これまでは個人手的に面識のある方などにリンクを限ってきたのだが、今後は増やしていきたいと思う。
ウェブ状/蜘蛛の巣状にならなければ、インターネットである意味があまりないと思えたからです。
リンクを張るのはとても楽しい。何故だろう?
1月10日(水)
ポエマホリック12月会の様子がポエマホリックホームページにアップされています。
実行委員長山田喜一氏の労作です。
1月9日(火)
メールマガジン電藝第77号を配信。
内容は「マンガ・ショートストップ7/安野モヨコ『ハッピーマニア』」(高梨・H・晶)と、
ぼくの詩「現在完了」。
また、メールマガジン電藝のホームページがリニューアルされました。
吉田直平氏の尽力によるものです。
今号から編集担当の吉田直平氏による編集後記が載ることになった。
編集後記から。
年末に予告したウエブ電藝のリニューアルが、とりあえず完了しました。
今回のリニューアルの眼目は、情報サイト型のウエブ構築ということで
す。
メールマガジン「電藝」も、月刊時代、週刊になってからを足すと通算
76号を数え、掲載原稿は相当な量になりました。
古典的文芸同人誌のウェブサイトを管理するにあたっては、掲載された
作品が週単位で鮮度を失っていくことには堪えられないものがあり、それ
ぞれを情報としての整理していくことによって、どの原稿にも、いつでも
アクセスできる状況というものを目指してみました。
当座は“ジャンル”によるアクセス程度しかフォローしていませんが、
今後、“テーマ別”のアクセスなど、“より充実したランダムアクセス”
をフォローしていきたいと考えています。
***
詩誌「立」第7号を頂戴しました。
作品は、
太田雅孝「ささやかな集い」
溝呂木邦江「舟歌」
伊達理恵「冬の客」
岩永弘人「次世紀への手紙----浄化の海」
太田雅孝「こんな手紙をもらいました」
中村邦生「声の嘘」
野田研一「森の幻」
太田雅孝「ボブに寄せる哀悼詩」
渡辺信二「大河内國雄を弔う日 聖マルコ教会にて」
岩永弘人「テスト」
(掲載順のまま)
新世紀記念号ということもあるのでしょうか、皆さん力作を載せています。
また詩の朗読会もおこなうとのことです。
日時 2000年1月13日(土) 午後3時〜
場所 立教大学 5号館5304教室にて
1月8日(月)
藤森里美氏から詩集『湖國抄』をお送りいただきました。
藤森氏は長野県の方です。
また湧太詩誌「菩提樹」No.4を、湧太(ゆうた)釉彩(ゆうあい)という栃木県の方からお送りいただきました。
1月5日(金)
田口犬男氏のサイトSite Inuo を偶然見つけた。
田口犬男氏は、昨年第2詩集『モー将軍』を出した詩人。
12/31のポエマホリックカフェにも参加してくれた。
詩「トマスの一生」を読んでくれた。その訥々とした朗読ぶりは耳に残っている。
HPは、詩とイラストとマンガから出来ています。詩は詩集『モー将軍』と『二十世紀孤児』から。
リンクのコーナーにも載せておきます。
