CD“黄昏の騎士”のライナー


「黄昏の騎士」はアルバム・タイトルですが、

チャゲが『ドン・キホーテ』となっています。

ひたすら愛をもとめて走る曲なんです。

馬のヒヅメの音、波の音、海ネコの声と効果音が入ったり、

セリフがあったり・・・。レコーディングの途中でどんどん

アイデアが出てきて、ついにはセリフまで入れてしまったそ

うです。曲と詞は最初からかなり変ったそうです。


沖縄のホテルで出来た曲ですが、

そう・・・5分くらいで出来た曲だそうです(笑)

それを、たまたまギターの人がテープに録っていて

それが後になって「この曲、いいよ」って事で・・・。

曲だけはあったので、なんとか沖縄っぽい詞をつけたかった

そうです。沖縄で、ある女の人を好きになって

『また帰ってくるよ』みたいな、後に残してきた愛がテーマで、

軽い感じの曲でした。


この歌は娼婦の歌なんです。場面設定は地中海。

2ヶ月か3ヶ月に一度しか男には逢えません。

でも毎日毎日男をかえて寝る人だけど、それでも哀しくない。

つまり、辛いとか思うと生きていけないでしょ?

悲しい歌なんだけど、それを悲しく歌うと暗くなるので

すごくカラッと歌ってるんだそうです。

メロディはヨーロッパの感じで、ポルカっていうチェコ

の踊りも歌詞の中に入ってます。


曲の感じは「終章」の延長で、井上陽水の『能古の島の片想い』

に影響されました。男のロマンスや恋の想いをサラッと歌えた。

これは、詞と曲が同時に出来たそうです。

この曲を歌ってから、高音をしぼるようにして出す

歌い方ができるようになったそうです。


B面(レコードだから)の1曲目なのに、タイトルが中々決ま

らなくて・・・

テーマは、極限状態におかれた人間の愛!

そんな状態でも、愛だけは信じられるという・・・。

最後のほうのリズムが”ホンダ・ホンダ”みたい

なのになります(笑)


この曲は、最初レゲエ風に作ってたそうです。

それをアレンジャーが「チャゲあす」風にアレンジしてくれた。

でもこれは、作詞家の”松井五郎”が苦労したと思います。

女のいじわるってのが出てる詞だそうです(笑)

男がヤボテンで、ぐうたらで・・・(浮世雲みたい)

「いろはにほへと」は言葉のゴロ合わせです。


これは曲が先に出来たんだけど、詞を書いたとき詞が“金色”に

見えたそうです。それで何とかその雰囲気を出したくて・・・。

それで“西日”という言葉を使ったそうです。

中世のヨーロッパの雰囲気で、窓に男爵かなんかの肖像画が

あったりゆり椅子があったり・・・。ある女性がでてくるん

ですけど恋をしたいんですよね。でもその瞬間に、過去に

愛した男性のイメージが頭の中に出てきてしまって、恋が

できなくなっちゃうって言う設定。何ていうのか、女性の

奥の深さっていうのを表現した歌だそうです。

“西日”のときって、時間が止まってるっていう雰囲気が

あるのでそれを感じてくれれば最高だそうです。


この曲は、彼らが2年ちょっと活動をやってきて、出来た曲

なんです。こんなに一生懸命にやっているのに、なんで思った

とおりにならないんだろうって落ち込んだとき、前にもこんな

ことなかったかな、前はどういうふうに対処したのかなって。

でも過去を振り返るんじゃなく、常に足を踏みしめて進んで

いこうって、改めて決意する曲なんです。


落ち込んだときに、ガキのころの純粋な気持ち、がむしゃらさを

思い出せたらすごくいいなと思ったんだそうです。でも、子供に

かえろうって歌じゃないんです。ときどきでも思い出せれば

それでいいっていう感じ。だから詞も「子どもの頃に帰る

ために」で終わってるんです。その後は聞いた人がそれぞれ

感じてほしいんだそうです。


いかがでしたか?

このページを読みながら、もう一度「黄昏の騎士」のCDを聴いてみて下さいね!

LPレコードの中袋には、白馬に乗ったC&Aのりりしい姿がイラストでえがかれています。

残念ながら、CDでは見る事はできません・・・(^^;)