宇宙



昭和41年1月2日歴史は始まった。

これから30分あなたの目は
あなたの体を離れて
この不思議な時間の中に入ってゆくのです



   第1話 「ゴメスを倒せ!」

 ぼくらの世代にとってだけでなく日本のTV
の革命になった第1話だと思います。

 ドラマの進行が遅いという人もいますが、
特撮部分は当時の東宝怪獣映画とほとんど
遜色無いほどに仕上がっています。

 着ぐるみはゴジラに手を加えたゴメスと
操演が必要な怪鳥リトラですが、ゴジラ俳優
の中島春雄氏がゴメスを演じるなどとても
贅沢に作ってます。

それになんといってもこの記念すべき
ウルトラQ放映第1話にあの彼がゲスト
出演されていました。

彼というのは東宝を代表する怪優、
かの故「大村千吉」氏です。
最初にゴメスを発見する鉱夫役でした。

でもお決まりの「アル中」という設定で
誰にも信用されません。

「あいつはアル中だからな。」
だって。かわいそうな千吉さん。
でもそれがまた良いんだよなぁ。


バンダイBクラブより復刻ゴメス


バンダイBクラブより復刻第2弾!
ゴメス・レッドバージョン
きれいな赤ゴメスです。

バンダイウルトラ怪獣シリーズAD2000より
リアルな造形です。ソフビ人形はマルサンが
作って以来なのでつい買ってしまいました。




   第2話 「五郎とゴロー」

 この話は太平洋戦争中に日本軍が兵力
増強の為に開発した青葉クルミを大量に
 食べてしまった猿とその飼い主である
  「ろうあ者」の青年との話でありました。

 日本軍に関するもの、特に「731部隊」
に関する情報は様々ありまして、
何が本当に起こったのかは
関係者しか知りません。

初期のウルトラシリーズでも
 この回の青葉クルミや「帰ってきた
ウルトラマン」第11話の毒ガスなどを題材
に取り上げてストーリーを作っています。
怪奇大作戦などにもありましたね。

  マニアの方ならもうご存知でしょうが、
「Xファイル・サード」でTV放映されなかった
 話があります。その名も「731」、まさに
そのままです。

  内容はこことかけ離れてしまうので
 割愛しますが、日本軍は何をしていた
のでしょうか?

  そしてもう1つ「ろうあ者」の青年五郎と
   その周りの人々との関係です。

  五郎もゴローも結局は「健常者」と隔離
   された環境に置かれる運命を
 最後の五郎の悲鳴が表しているようで
やりきれないラストです。

何をもって「健常者」というのかは
とても難しい問題です。

ぼくは五郎を「エテキチ」と呼んでいる村人
こそ問題ある人々と思うのです。

しかしこれも日本の「裏の顔」、
今も現実にあり得る光景なのですね。

  円谷作品はこういうシビアな問題を
「子供向け番組」に包んで送り込むので
当時の子供が大人になった今でも
考えさせられます。

世の中にはいろんなのがいて、
こういうことを「悪い」と思わず平然と
やっている人がいます。

意見をすると反発してもっとひどいこと
を言ったり、開き直ってしまったり、
無視したりしてとても議論などに
なりません。

ぼくの以前の職場にもいまして何度か
衝突するのですが、「自分が正しい。」と
思っていて「聞く耳持たず。」という態度
でした。その人は昭和七年生まれ、
ぼくとは30も違うので「子供扱い」
なのは仕方ないです。

しかしながらぼくの父は昭和九年生まれで
同じ世代の人間なのに「こういうことは
悪いことだからしてはいけない。」
と教えられてきました。

世代は関係ないみたいです。
大事なことは自分がどう考えるか
なのでしょう。

せめてウルトラのファンの人達には
こうした行為は「いけない」と自分を
戒め、また子供達にそれを伝えて
いって欲しいと思います。

とってもうれしい!バンダイBクラブ
からの再販「ゴロー」


またまた出ました。
ピンクのゴロー!
目が金色です。


   第3話 「宇宙からの贈り物」

火星の表面を撮影するための
探査衛星が不明になり、人知れず
地球に戻ってきた。

その中に入っていた「2個の金色
の玉」(意味深ですな)。

地球侵略なのか、警告なのか、
物語は「謎」のまま終わります。

「金色の玉」は熱が加えられない限り
ナメゴンは出現しません。
これにも何か意味が
あったのでしょうか?

「謎」です。

  当時も今もぼくはナメゴンのソフビ
 を所持していません。もちろんぼくが
 ほしいのはマルサン製であることは
  言うまでもないでしょう。

バンダイ製ナメゴン
女性・子供には生理的に
受け入れられないデザインです。


1999年夏
バンダイBクラブより遂に再販
されたナメゴンです。
長年の夢かないうれしい限りです


バンダイB-クラブより復刻第2弾!
蓄光ナメゴン
電気を消すとしばらく蛍光色を
発します。枕元に1つ置いておきたく
なるナメゴンです。



   第4話 「マンモスフラワー」
 
   記念すべき「アンバランスゾーン」
製作第1話です。

皇居のお堀に根(?)が浮かんでいる
シーンに古谷 敏氏が登場しています。

「ジュラン」は古代植物ですが、
植物って本当に「不思議」ですね。

本当に起こってもおかしくない話
だと思っているのは僕だけでしょうか。


   第5話 「ペギラが来た!」

  「ペギラ」なんと素晴らしいデザイン
 でしょう。子供の頃から今でもこの怪獣の
 デザインは素晴らしいの一語に尽きます。

肝心のストーリーですが、
どんな動物にも苦手なもの、天敵のような
ものや弱点は必ずある。

だから怪獣に襲われたときでもあわてずに
まずそれを探してみることです。
と石坂浩二さんはおっしゃりますが、
こんなのに追いかけられたら逃げるのに
精一杯ですよね。

それからこの話は南極に取り残された
カラフト犬の太郎と次郎の物語を取り入れて
いますが、私はあの「南極物語」は、
当時犬を置き去りにした人達のていのいい
「責任逃れ」と思ってます。

極限状態で犬を運ぶ余裕が無かった。
といいますが、最初から犬など助けるつもりは
なかったのでしょう。

もし助ける気持ちがあったのだったら
最初に運ぶべきです。観測データなどの
方が重要なのはわかりますが、
命有るものを優先できないのがおかしい。

実際犬の世話をしていた人達は、きっと
そう進言していたと思います。でも責任者
の人には逆らえないのも事実でしょう。

結局置いて行かれるのはいつも口の利けない
動物ばかり。しかも鎖につないだまま。

これは即ち「ここで死んでくれ。」
ということであって他に何があると言うのでしょう?

たまたま太郎と次郎が生き残っていたので
「奇跡の物語!」
だとか言って美化していますが、
この「南極物語」は許せません。

きっと当事者の方々は、人間と動物と
どちらか一方しか助けられない状況だった。
というのでしょう。

私は当時の西堀栄三郎越冬隊隊長
の著書を読みました。
そこにはその時の状況が
細かく記述されていました。

犬を助ける気持ちが全くなかったとは
言いません。でもこの隊長さんには
犬が他の隊員と同じ、とは思っていなかった
ようです。あくまで「犬ぞり用の生きた道具」
でしかなかったのです。

だから置いて行かれた。
しかも鎖につないだまま。

何頭かはそのまま遺体になっていた
そうです。残りは行方知れず。
太郎と次郎は、南極で何を見たのでしょうか?

バンダイウルトラ怪獣シリーズ
最新作ペギラです。良くできてます。
これで600円なんて・・・感激!



バンダイウルトラ怪獣シリーズ
ホビージャパン紙上限定版ペギラ
上のペギラの色違いです。
白黒テレビのイメージだそうです。



1999年夏バンダイBクラブより発売のブルマァク復刻版ペギラ


2000年4月発売
ブルマァク復刻第2弾
ピンク・ペギラ
私の妻は、これを見て
「なぜピンクなの?」と聞きました。


「なぜ?・・・・」



   第6話 「育てよ!カメ」

おとぎ話
「浦島太郎ウルトラQバージョン」

最近あるテレビ局で浦島太郎伝説
を検証していましたが、伝説は語り
継がれてできたもの。真実は
一つではないと思います。

この回に出てくる怪竜は
「海底軍艦」に登場のマンダですね。
まだ角がある。


   第7話 「SOS富士山」
 
   今から20年前にウルトラQが
  フジテレビで早朝に再放送された頃、
富士山が噴火すると
予言したオヤジがいました。

  結局何も起こらなかったのですが、
   285年間は富士山にとって
   短い眠りなのではないでしょうか。


   第8話 「甘い蜜の恐怖」
 
  のちのハヤタ隊員と
のちの「スペル星人」との競演です。

人の心の「影」の部分をテーマにした
お話ですが、誰にも経験がある他人
に対する「妬み」「嫉み」「羨み」など
が大きな事件を引き起しました。

あなたも、これを書いている僕も
「伊丹」になってしまう可能性はある
かもしれません。


   第9話 「クモ男爵」
「007は二度死ぬ」でボンドガールを演じられた
若林映子さんゲスト出演。

夜の蜘蛛は人間の変わり果てた姿
という悲しい言い伝えがあります。
夜、蜘蛛を見つけてもどうかそっと
しておいてあげてください。


   第10話 「地底超特急西へ」
 
  最新の新幹線でも時速450kmでの
営業はまだですよね。
  はやく「いなずま号」に乗ってみたいな。
故・金城氏が乗務員で出てます。

わたしはカモメ、わたしはカモメ。

   第11話 「バルンガ」

面白いお話です。
エネルギーというエネルギーをすべて
吸い取ってしまうバルンガ。

太陽が勝つか、バルンガが勝つか。
明日の朝輝いているのはバルンガ
かもしれない。

ウルトラQは子供だけのものではない
ということがよくわかります。


   第12話 「鳥を見た」

ウルトラQの中でこの作品を
最終回に持っていったら、
と思う1本です。

今見ると、もう戻らない
子供の頃を思い出してしまいます。

クロウ!俺も連れてってくれ!


第13話 「ガラダマ」

ガラモン、素晴らしい!
この話はガラモンに尽きます。

ストーリーは遊星人Qの侵略
兵器であるガラモンが弓ヶ谷に
落ちてそこから東京を目指すのですが

のんびりした動きで恐怖感は
あまり伝わってこないです。

でも子供心に怖かった思い出が
ありますのでこれで充分なのでしょう。
何とも良い時代でありました。



バンダイBクラブよりブルマァク復刻版ガラモン


第14話 「東京氷河期」

ペギラ再登場

劇中上野駅周辺が映りますが、
交通整理の警官の姿が遠くに
見えます。

当時はまだ高速道路の
高架がないので空が高いです。

この頃はカツ丼がごちそうだった。
少年が食べてるシーンが印象的です。




第15話 「カネゴンの繭」

のちのイデ隊員と元食いしん坊バンザイ
の渡辺文夫が「ひげおやじ」として
出ました。


1991年ブルマァク復刻版

シュールな物語です。
現在の日本で一体何匹の
カネゴンが存在するでしょう。



もしかすると1億総カネゴン化
してしまったかもしれません。


1999年夏復刻カネゴン
金色がとってもカネゴン!



第16話 「ガラモンの逆襲」

再びガラモンの登場です。
今回はうれしいことにいっぱい出て
きました。マルサン製ガラモンの
原型になったのも出てます。



この回にでていたトラック運転手役
の沼田 爆氏(当時沼田曜一)は
先日映画「リング」「リング2」に
出演されてました。

あの「べらんめえ」調のセリフ回しが
好きです。それに最後に「遊星人Q」
こと「セミ人間」を仕留めたのはこの
人です。撃った後へなへなと腰を
抜かしてしまうのもご愛敬です。

一部の雑誌では万城目が仕留めた
とありますが、違うんですねこれが。

「コ〜ンノヤロォ〜!!」

故・平田昭彦氏の親戚の方が
友人にいたのですが、生前に会わせて
いただければよかったと後悔してます。



第17話 「1/8計画」

最後のナレーションは不気味です。
巨石文明も人類が身長11mもあれば
あのくらいの石を積み上げるのも
納得がいきますし、ナスカの地上絵も
説明ができます。

しかしミイラの身長は明らかに小さいし、
出土品もそんなに巨大な物はない。
まじめに考えちゃ夢が無くなります。


第18話 「虹の卵」

その花が咲けば災いの印。
サザメダケが真っ白な花を咲かせた時
の話です。


近年竹の花が咲いた年と
いうと確か昭和55年、あの年は当時首相
の故・大平正義氏が急死されたです。

それから昭和58〜59年頃、その時は
三原山の噴火、翌年夏に日航機墜落事故
などが起きました。余談ですが、ぼくは
三原山が噴火する前々日か前日に偶然
富士山に「かさ雲」がかかっているのを
見ました。これも凶兆といわれていますね。

不吉な現象は最近もありまして確か昨年
竹の花が咲いたというニュースを見ました。
そして今年(1999年)トルコと台湾で
大地震がありました。

みなさん、金色の虹が空に輝いたら気をつけ
てください。それは凶兆です。

B-クラブ・ブルマァク復刻版パゴス
パゴスは当時の子供達から人気の高かった怪獣で、
ソフビもよく売れたようです。



第19話 「2020年の挑戦」


ガシャポンHG「1997年の挑戦」シリーズより


人間蒸発事件とケムール人。
子供の頃ウルトラQがこわい
と思っていた人は多いと思います。

原因の1つがこの回のパトカー
から逃走するケムール人と
遊園地で万城目(実はケムール人)
のアップと動く耳でしょう。

ぼくは特に万城目が怖かったです。
SFとして面白い話でしたが、
東京タワーにやられた唯一の宇宙人
で、いつもやられっぱなしの東京タワー
もこの時は強かった。

バンダイ・ウルトラ怪獣シリーズより
よく出来ています。最近のは精密な出来ですよね。
まるで中から古谷 敏さんが出てきそう。




第20話 「海底原人ラゴン」

ラゴンはとても怖かった話です。
海から上がってきて人間を追いかける。
動機は大人となった今は理解できます。

しかし子供の頃は単純に追いかけてくる
ラゴンに恐怖を覚えました。
何度その夢にうなされたことか。

いつの日か博士の予言通り日本も海の
に沈む時が来るのかもしれません。



第21話 「宇宙指令M774」

ボスタングという怪獣をよく知らず、
怪獣図鑑でしか見たことがなかった
のでこの回は見たいと思ってましたが、
再放送をいつも見逃してました。

20年前のフジテレビでの再放送で
ようやく念願かなって見られた時は
ボスタングがとても可愛く見えました。

地球を侵略しようとしてきたのでしょうが、
自衛隊のミサイルであっけなくやられて
しかも海でしか行動出来ない怪獣
ですからこれでは力不足です。

キール星人ももう少し地球を研究して
怪獣を送り込むべきでしょう。

しかし地球にたくさんのルパーツ星人が
移住していることがわかるラストは
ちょっと不気味です。ルパーツ星人の方が
本当の侵略者なのかもしれない。

あなたのとなりの方、
その人も宇宙人かも知れませんよ。



第22話 「変身」

初期のシナリオの原題は「変身と変心」。
巨大化してしまった恋人をそれでも
愛せるか、「愛情」とはなんぞや?
と訴えるエピソードです。

あなたの愛情は変わらないと
言えるでしょうか?


う〜ん・・・。

製作第2話です。今回ゲストのあや子役
中 真千子さんはセブンでワイアール星人
が化けていた石黒隊員の妻で
有名(?)です。


第23話 「南海の怒り」

東宝が誇る2枚目スター久保 明
ゲストの回でした。怪獣も東宝が世界に
誇るスダール君(酢だこではない)出演
で、言ってみれば東宝の2大スター共演
の巻というところですか。


第24話 「ゴーガの像」

ナメクジ怪獣ナメゴンといい、今回の
サザエ怪獣ゴーガといい、身近の生物
を怪獣化する発想が面白いです。

街に「悪」がはびこり、
人々が心を無くしたとき
ゴーガは蘇ると言われています。



第25話 「悪魔っ子」

催眠術により精神と肉体の分離が
惹起され、精神が肉体を滅ぼそうとする。

オープニングから怖い雰囲気の
話でいかにもアンバランスゾーン
という感じです。

結局円谷英二氏はアメリカTV
トワイライトゾーンのようなSFを
作りたかったというのがこの話を
みていると感じます。

しかし結果的に怪獣を登場させた
ことは大正解だったと思います。

のちの怪奇大作戦は怪獣モノから
解放されてやっと本当に作りたかった
ものをつくったのでしょうね


第26話 「燃えろ!栄光」

工藤堅太郎氏出演
ダイナマイト・ジョーって現在で
いうと辰吉丈一郎みたいなのでしょう

ピーターのソフビを子供の頃欲しかった
のですが、マルサンではとうとう
出してくれなかったですね。


第27話 「206便消滅す」

今回より制作方針が単純なSF路線ではなく、
怪獣も登場させることになり脚本が
「幽霊自動車」からこちらに変更に
なったという、ある意味では記念すべき
制作第4話です。

東宝映画「妖星ゴラス」よりマグマが
ゲスト出演、名前もトドラに変更しました。

子供の頃あの雲の中にある宝石
が欲しかったです。

ギャングと同じレベルなぼくはあの状況
では助からないって事ですね。

空には未知の空間があって
そこには行方不明になった航空機
や船舶などがいるっていうのは
バミューダトライアングル
に代表されますが、ぼくはあると
思います。


第28話 「あけてくれ!」

本放送でウルトラマン前夜祭に
取って代わられてしまった悲劇の話。

内容は大人のためのものなので
致し方ないと思います。

僕も時々小田急ロマンスカーの
ような電車であそこへ行きたいと
思うことがあります。

あのロマンスカーは1999年まで
現役で走っていたそうです。
もう見られないんですね。
高校時代は毎日見ていたのに
なんとなく寂しいです。

俺も連れていってくれぇ!!


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