PART 1


昭和42年10月1日放映開始

地球は狙われている。宇宙に漂う幾千の星から
恐るべき侵略の魔の手が伸びようとしているのだ!



第1話 「姿なき挑戦者」
ハンター        
宇宙狩人 クール星人

カプセル怪獣 ウィンダム

キャプテン・ウルトラ放映終了後に始まった「タケダ・アワー」
第4弾 「ウルトラセブン」。当時の子供達はみんなたのしみに
していたと思います。ぼくも毎週日曜日夜7時がすごく待ち遠し
かった思い出があります。

もちろんそうでない子もいたかもしれませんが、当時の視聴率
が軒並み30%を越えていたことをみても人気の高さは窺い知れる
でしょう。ウルトラセブン後期に第1次怪獣ブームは終わってしまう
のですが、最低視聴率が第41話「水中からの挑戦」の16.7
ですから現在のウルトラシリーズとは比べものにならないほど
見られていたことになります。

第1話というのは今でも注目されます。なにしろこれから
何が始まるのかわからない、未知との遭遇ですから、
子供でもそれなりに不安と期待に胸膨らませてテレビ
に向かうわけです。

いきなり操演の宇宙人の登場でした。
宇宙人ですからみんながみんなヒューマノイドである必要は
ないわけです。リアルさを追求したシリーズだったんですね。

衝撃的だったのはカプセル怪獣の登場でした。
今まで怪獣は「悪」とされてたわけです。

そんなところへウィンダム登場というのはインパクトがありました。
ただ弱っちいのでヒーローにはなれませんでした。
せめてもう少し粘り強ければいいんだけど。

復刻第2弾ブルー版


第2話 「の恐怖」

生物X ワイアール星人登場



怪優大村千吉登場。酔っぱらったおやじが画面に現れた瞬間、
「通」な人は大村さんか?と思いますよね。

ぼくは子供の頃ウルトラマンのゴルドンや東宝のゴジラ映画
なんか見て大村さんの役どころを覚えました。子供だったですが、今回も
大村さんが現れたら次に何が起こるか、予測できたものです。

でもそういう「お約束」がある方がぼくは楽しいと思います。
この回ゲストの中 真千子さんの演技もお約束通りわざとらしくて
いいですね。「はいっ あなた、ギャー!」ここがとっても好きです。

「ウルトラマンティガ」でゲスト出演されたときはとてもうれしかったです。
ウルトラシリーズに出られてた方で今でもテレビ等に出てる方って
だんだん少なくなってきたし、ゲスト出演のみの人はなおさらです。



第3話 「湖の秘密」

宇宙怪獣 エレキング
変身怪人 ピット星人
カプセル怪獣 ミクラス
登場


放映は第3話ですが、製作は第1話だったそうです。今見ると
みんなの演技に「硬さ」が見られますが、まあいいでしょう。

エレキングのデザインはセブンシリーズ中1・2位を争うほど秀逸
です。前回のワイアール星人はどちらかというと単なる植物だった
ので翌週にこの「白黒」のコントラストの鮮やかな怪獣は衝撃でした。



バンダイ・新ウルトラ怪獣シリーズより

セブンの赤とエレキングの白黒、この対比はカラー時代を迎えた当時の
テレビ界の新旧交代も表していたのかもしれません。

実際セブン初期にはこのエレキングを筆頭にペガッサ星人、キュラソ星人
イカルス星人、スペル星人と12話までになんと5体も「白黒」をベースの
宇宙人が登場しています。

あえて追加するとゴドラ星人とアイロス星人も
白黒ベースに近い配色ですから13話中7体というのは意図的ではない
としても象徴的に見えてしまいます。

マルサン製ソフビ1期は劇中イメージに近い配色でしたが、2期は少し
緑がかってしまい、平成復刻版はもっと緑が強くなってしまいました。

1999年夏に出た平成復刻第2弾

それでも僕はエレキングを持ってなかったので、東京に引っ越してきて
偶然子供と入ったオモチャ屋さんで復刻エレキングを発見した時は
思わず買ってしまいました。最近ミクラスの復刻も出たので
現在はそれとセットで飾ってあるのはいうまでもありません。

平成復刻第1弾エレキング対復刻ミクラス


第4話 「マックス号応答せよ」

反重力宇宙人 ゴラ星人登場

ゴドラ星人はいろんな人に化けますが、セクシー姐ちゃんに化けたのは
やはり女性のゴドラ星人だったのでしょうか?

宇宙人で女性の宇宙人というのが登場したのはいつ頃でしょう。
ぼくの記憶ではウルトラQボスタングの回のルパーツ星人のゼミが
最初ですが(ウルトラシリーズに限る)。

ウルトラマンでは地底人くらいで宇宙人はいなかったですよね。
セブンではいきなりピット星人が出てきましたが、セクシーさでは
今回のゴドラ姐ちゃんには勝てませんね。

美貌ではアンドロイド01が1番だと思います。01はアンドロイドで
宇宙人ではないといわれるとなんとも言えませんが・・・。

今回のみでしたが、ポインター2号車がラストの方でチラッと
でました。特撮班の苦労がうかがえます。


第5話 「消された時間」
エビ                  
宇宙蝦人間 星人登場

このHPはぼくが長年コツコツと集めてきたウルトラシリーズに
関する書籍やビデオ・LD、そして自信の「記憶力」で構成しています
が、このヴィラ星人のサブネーム「宇宙エビ人間」というのは
はっきりいって笑えます。最近の電子ポットのCMにもありましたが、
いったい誰がどう考えるとこういう名前がつくのか?

こういうサブネームは必要ないと円谷プロも最初は考えていたと
思われるのがセブンはシリーズを通してオープニングテロップに
登場する宇宙人・怪獣の名前を出さなかった点に見られます。

ところがこれが後年大問題に発展するとは誰も思いませんでした。
ウルトラシリーズの一ファンとしてまったく悲しく残念です。

この回には「そうなんです川崎さん」で「時の人」にもなった
山本耕一さんがゲスト出演されてるのはセブンファンなら誰でも
知っていますので今更コメントもないのですが、地球防衛軍の施設
の中でも「駐車禁止」のキップが切られているシーンは笑えます。

誰が取り締まっているのでしょう。やはりMPのような存在が防衛軍
の中にもあったのでしょうか。だとすれば今回モロボシ隊員はそこに
拘束されてしかるべきですが・・・まあ細かいことを言わないのが
ウルトラファンの「お約束」ですね。


第6話 「ダーク・ゾーン」

やどなし宇宙人 ペガッサ星人登場

彼は今どこにいるのでしょう?本当にダン隊員が言っていた
ように地球上を走っているのでしょうか?彼は未来の地球人の
姿なのではないでしょうか。


第7話 「宇宙囚人303」

火炎怪人 キュラソ星人登場

今回ゲストで戸川一平役でQのレギュラーだった西條康彦さん
と同じくQの「地底超特急西へ」のイタチ役だった子(名前知らない)
が出てました。あと笑えるキャラクターで女性の外人さんが出ました。

あの「素っ頓狂」な声で「スミマセン、ガソリンヲクダサイ」っていわれた
ら深刻な画面が一変してしまいました。でも本放送当時はこれでも違和感
なく見られたのですから、ぼくたちの外人さんに対する見方が変化したの
でしょうね。この外人さんが乗っていた車が間違ってなければ
日産の初代シルビアじゃないかと思います。

当時の関係者は皆いい車に乗っていたようで、フェアレディSR311や
トヨタS800、有名なところで万城目淳がQでミケロッティデザインの
スカイラインスポーツに乗ってましたし、「ガラモンの逆襲」ではキャデラック
のオープンカー(おそらくセヴィール)がでてきました。
怪奇大作戦ではトヨタ2000GTまで登場して驚かされました。

追加情報ですが、東宝映画「海底軍艦」にミケロッティデザインの
スカイラインスポーツが登場するので、カラーで見られます。
でも白い車か・・・・・。

話が飛んでしまいましたが、この回ステーションV3からミズノ隊員
がやってきました。これでV3からは第2話の石黒隊員に次いで2人目
ですが、今回は宇宙語解読の第一人者ということでした。


第8話 「狙われた

幻覚宇宙人 メトロン星人登場

金城哲夫氏と実相寺昭雄監督が初めて組んだ作品です。
ストーリーの斬新さと実相寺マジックといえる構図、コダイグループで
後年組むことになる故・大木 淳氏の夕日が印象的な特撮と見所満載の
お話でした。いまや有名になった「ちゃぶ台」での対峙シーンも
実相寺監督ならではです。


バンダイ・特撮ギャラリー「狙われた街」より

例のタバコ販売機が置かれた「北川町」駅前は、実際はどこの駅だった
のでしょうか。ライフル魔が「ぶっ放した」シーンは屋外セットという感じ
だったですが、ダンとアンヌが張り込んでいた喫茶店や自販機が置かれて
いた駅の風景はロケだと思います。

個人的にウルトラシリーズ前期のロケ先から考えるとやはり小田急沿線
が考えられます。小田急全部の駅風景は知りませんし、現在では
すっかり様変わりしてしまってますから想像でしかないのですが、
向ヶ丘遊園駅前のように思えるのです。

ダンとアンヌが張り込んでいた喫茶店らしき所に入ったことが
ありまして、同じ場所から駅を見た風景が似ています。

それからダンが飲んでいたモノは、たぶんコカ・コーラではないか
と思います。理由はあのグラスです。あれと全く同じ形のものを
私は4つも持っています。叔父が酒屋なものでそれでもらったの
ですが、コカ・コーラのモノです。あれはアイスコーヒーでは
ないと思います。でも氷が入ってなかった・・・。

遅ればせながら、ひし美ゆり子様著「セブンセブンセブン」を
購入できましてここの所を確認しました。

やはり向ヶ丘遊園駅前でした。この喫茶店におけるとっておきの話
があります。本編とはまったく関係ないのですが、私が高校生の頃
この店にみんなで入って誰かが「チーズケーキ」を注文しました。
そして来たのがカステラの上にプロセスチーズが一切れ乗せて
ある、まさしく「チーズ&ケーキ」でした。

valさんからも情報をいただきました。現在はこの喫茶店は無くなった
みたいです。となりにケ○タッキー・フライドチキンができたからかなぁ。
ここを見ると確認できます。僕はここにいたことがあるんですよ。
valさん情報ありがとうございました。

本編に戻りましょう。

この回でトラックに砂利を落とされるシーンがありましたが、
一瞬カメラが切り替わります。ポインターの後ろをあけて撮影を
していたようです。

カメラマンの永井仙吉氏がポインターの後ろから落ちて骨折された
ことがあると堤 哲哉著「ザ・ウルトラブロマイド」の対談コーナーで
毒蝮氏が話していましたが、ぼくはこのカットじゃないかと思います。

その証拠にこの回の次に撮影された「アンドロイド0指令」でカメラマン
は永井氏ではありませんでした。

それからセブンのスーツがこの回から首とプロテクターの間に
赤い部分が見えるものに変わっています。正確に言うと
この回と次の回はこの新しいスーツ、イカルス星人は旧型の
首とプロテクターが一体型となったモノ、そしてナースの時は
また新スーツで欠番の12話では旧型となっています。

これは制作順を追うとわかりますが、旧型スーツは制作第9話
「遊星より愛をこめて」まで使用され、制作第10話「狙われた街」
から新スーツになったことになります。

バンダイB−クラブよりブルマァク復刻



第9話 「アンドロイド0指令」

頭脳星人 チブル星人
        
アンドロイド01登場



ロケ地の銀座松屋デパートに父の友人が勤務していたのですが
子供の頃父が友人からその話を聞いていた、という思い出が
あります。

なんといってもアンドロイド01の小林夕岐子さんの美貌が
この回の目玉だと思います。美貌ではウルトラシリーズ通しても
一番なのではないでしょうか。

この回アンヌ隊員は冒頭のフルハシ隊員が01にやられた手に
包帯を巻くシーンのみの出演でした。セリフもなし。
これは一体どういうこと? 答えは11話で。


第10話 「怪しい隣人」

異次元宇宙人 イカルス星人登場

B-クラブよりオリジナルに近いカラーリングで発売されました。
表面の滑らかさが素晴らしい!

もうお気づきの方もいるでしょうが、イカルス星人はヤプールより前
に異次元から地球を攻撃したのです。

ウルトラセブンと対戦した宇宙人の中で1〜2位を争う力
(パワー)の持ち主だと思います。いかにも力で押しまくるタイプ
の宇宙人ですが、風貌に似合わずインテリでしたね。


第11話 「魔の山へ飛べ」

宇宙野人 ワイルド星人
宇宙竜 ナース登場

日本の文化にそぐわない格好の妙なカウボーイ達が出てきます。
あんな格好してカウボーイを気取っている人間がいるのでしょうか?
それとカウボーイはまだいいとしても一番後ろから走ってくる
パンチョ・ヴィラのような格好の人。おかしな人達ですね。

ソガ隊員がダンに「今日は何の日か知っているか?」と唐突に
聞いて「13日の金曜日。何か一大事が起きなければいいが・・。」と
言います。射撃の名手でクールな二枚目のソガらしくない言動ですね。
この意外な「縁起担ぎ」は、「第4惑星の悪夢」でもでてきますけど。

ワイルド星人に殺害されてしまったカウボーイにセブンの上西弘次氏が
扮してましたが、でした。

今回はアンヌが出てなかったですね。ただしロケには来ていたそうです。
なぜ出演シーンがなかったか? アンヌことひし美ゆり子さんの著書
「セブンセブンセブン・アンヌからの手紙」によると満田監督からこの頃
「女優としての自覚が足りない」としていわゆる「干された」状態だった
そうです。だからセリフもなく、ロケ地には来ていても出演シーンも
なかったんですね。

最近いろいろ出ている写真集や単品売りのLD「ウルトラセブンVol.3」
のライナーノーツにはその時のスナップにしっかりアンヌの姿があり
ひし美さんの話が本当なのがわかります。




ウルトラセブン 第12話へつづく


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