ジャバール採用の背景



死亡遊戯のクライマックス 無流派の黒い巨人 カリーム・アブドゥル・ジャバールとの死闘がありますがこれを実現する為にいろいるな苦労があったようです。少しご紹介しましょう。




ブルースーは「ドラゴンへの道」の撮影を終えた数ヶ月後、ゴールデン・ハーベストのスタジオへの入場規制を引きます。入り口に見張りを立てて ある職種の人が入らないようにしました。IDカードを持った撮影所の関係者とその客以外は入場を制限しました。特にマスコミ関係の人を・・。 これには理由があったのです。ブルースが新しい映画の為に貴婦人を探しているという新聞記事が出た為でした。もちろんこの記事は、ブルースが新しい俳優のテストをするというところから出たデマですが・・。 この貴婦人(気高い婦人)が背の高い黒人男性であった事をマスコミは、ブルースの計画が実行されてから気がつくのですが・・・。 ブルースは、ジャバールの存在を隠すには理由がありました。彼は香港に旅行で来ていました。ブルースのアイデアで格闘シーンに彼が相手をする事になるのですが、これには大きな問題があったのです。ジャバールは、ご存知のようにNBAのスーパースターです。彼の腕や足には多額の保険がかけられています。又 彼のマネージャー(上司)はこの撮影の事を知りません。又 了承はされないでしょう。ブルースは、ジャバールとの撮影には事故が無いことを確信していましたが、プロのスター選手を抱えているチームとしては、けがをする事は大きな問題なので承認しないだろうと考えていました。そこで秘密のうちに撮影を終える事にしたのです。撮影は約一週間かかり事故も無く終了しました。この撮影の事が公になるころには、ジャバールは、アメリカに戻っていました。 ジャバールは、香港を訪れる前に香港では腕の良い格安でスーツを作れる職人がいるということを耳にしていました。彼は、香港で何着かスーツを作りました。ゴールデン・ハーベスト社は彼の出演に対してこのスーツの代金香港ドルで2万ドル(US$4、000 当時の日本円換算では約130万円)とシーフード・レストランでの飲食代とジャバールが出国時の手荷物の超過料金を支払いました。


映画への出演料として感覚的に安いように思いますが、中々苦労のあった撮影みたいですね。しかし ジャバールは、本国に帰ってからこの件に関してチームには何と言ったのでしょう。死亡遊戯がすぐに完成されなかった為にほとぼりがさめてから話したのでしょうかね・・・。そう言えば ブルースとジャバールの決闘シーンって、チ・ハン・サイやイノサントのように、思い切ったシーンが無かったように感じたりもしますが・・・。 ドラゴン・リー

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