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猶太屋 

jacket from<KRISTALLNACHT>by John Zorn, evva records(Deutche) or TZADIK records(U.S.A.)

 よう来やはった。わては275代目高田屋カフェっちゅうしがない商人や。もっともそんな名前なんぞ北海道の一部の人間か、司馬遼太郎先生の「菜の花の沖」読んだ人しか解らしまへんでっしゃろけどな。変な関西弁やけど、関西の人、これ読んでも気い悪くせんといてな。シャレや思うとくんなはれ。なにせ「商人」というと「関西」っちゅう固定観念がわてに有るよってにな。勘弁や。で、タイトルの漢字、何と読むんか解らんお人も多い思うけど、ちょっとおおっぴらには言えないんや。モサドとかうるさくてな。マルコ・ポーロも廃刊になったしな。しかし、わてらも何でわざわざ、そんな目立つことすんねんな。まったくかなわんわ。

 で、何でわてがこんな商売初めたんかいうたら、世界中で、何かっちゅうと、わてら猶太屋の人間を「世界征服を狙ってる」とか「陰謀を企んでる」とか言う人間、やたら多いんですわ。現実のところ、わてらなんぞ、まわりの国とのトラブルが多すぎてそんな暇なんかないっ、ちゅーねや。怒ったでホンマ。こうなりゃ本当に世界征服やったろかい、ちゅーことで、このタマランチ工房さんと手ぇ組むことにしたんや。やったるでえ。

 でもな、わてらにもな、文化っちゅーもんがある。わてらは聖書にも出てくるんやでえ。新しい方では悪役でやけど。だいたい、あの、新しい方の主人公、わてらと同じ人種やないか。なんやっちゅーねん。詳しいこと言うとバチカンから怒られるんで言わんけど。まあええわ、とにかく文化や文化。ところで、わては音楽のことしか解らしまへん。やさかい、わてらの文化を代表する音楽ってやつを一つ、皆さんに紹介したろ思うとんねん。

<GENRE>

 ところで、「ジャンル」って言葉、フランス語やったんやな。スペル何か思て辞書引いて初めて知ったわ。

YIDDISH MISIC: 皆さん、イーデッシュって解りまっか。解らへんやろな。わてらは昔、って今でもけっこうそうなんやけど、世界中バラバラに散ってたんや。その中でも、だいたいロシアのあたりに居たわてらをイーデッシュいいまんねや。ひょっとしたら、これ違うてるかもしれん。違うてたら指摘してや。とにかく、そこで歌われてたり、演奏されてた曲をYIDDIDH SONGとかMUSICとか言いまんねや。まあ、聞いてもらうのが一番早いんやけど、自分ジオシティー以外でホームページ作るまで、ちょっと待ってーな。雰囲気としては、暗い、とにかく暗い。ひたすら暗い。こんなに暗くてインカ帝国、ってなもんや。あかん。

KLEZMER: これはイーデッシュに比べるとやや明るいんやけど、やっぱりどこか暗い。基本となる楽器は、クラリネット、ヴァイオリン、アコーディオン。トランペットが入ることもある。あと打楽器とか他の管楽器とかがオプションで付きまんねや。とにかく早くて連続したフレーズを吹きまくるんやけど、一定のスケールの上がり下がりが多いんで、演奏は見た目、っちゅうか聞いた目ほど難しくはあらへん。スケールって、解りまっか。音階のことや。でもドレミファやないで。猶太屋独特の音階や。ちとアラビア音階に似てるかなって感じー、みたいな。もう古いか。

 まあ他にもあるんやろうけど、わての知ってるのはこの位や。

<PEOPLE>

JOHN ZORN: やあ、わてらの仲間や。アメリカ在住やけどな。ニッティング・ファクトリーを中心に活動しとる。まあタマランチ・ファクトリーには負けるけどな。ネィキッド・シティとかコブラちゅうバンドが有名やけど(コブラは本当はバンド名でなくコンセプト名なんやけど)、わてらの音楽もやってるでえ。マサダのシリーズがそれや。現在7-ZAYINまであるでえ。ジャケットが淡泊過ぎるんで、酷いフリーかと思て敬遠されるんやけど、いやいや聞きやすいでえ、マジで。クレズマーっちゅう感じやな。ジョンゾーンのシリーズの中で一番聞きやすいんやないやろか。でも、CD屋でもマサダ4は見つけにくいでえ。何せマサダ1.2.3を買った時のボーナスCDやからな。中古屋で見つけたら即買いや。演奏時間は30分くらいやけどな。あとマサダ・プロジェクトBar KokhbaっちゅうCD2枚組も買いや。滅多に売ってるのを見んけどな。マサダシリーズでやった曲をいろんな編成でやってて超おもろいでえ。冒頭にあるクリスタルナハトも2曲目以外はけっこういいでえ。(2曲目はガラスの割れる音ばっかし10分以上続いて地獄)

KAZUTOKI UMEZU: RCサクセションのサックスで有名やな。わてなんかだと、かえって生活向上委員会なんかで知ったんやけど。もち日本人や。で、何でここに紹介されるかというと、最近、ベツニ・ナンモ・クレズマーというバンドを作って、ちゃんとしたクレズマーをやっとる。梅津さん自身がクラリネットで、ちゃんとアコーディオンもヴァイオリンも入っとる。本人も言うとるけど、日本初のクレズマーバンドやそうや。今まで、アヒルワルツの2枚出とる。で、面白いのは、このCDを出しとるレーベルが「何レコード」というところなんや。何のことやら解らんやろから説明するな。イスラエルの有名レーベルに、Doco Recordというんが有るんや。「どこ」に対して「なに」ちゅうことなんやろけど、こんなギャグ、日本に解る奴10人も居てへんて。

 ところで、この二人、音色が超似てると思うんやけど、皆さんどう思いますか。

 

 どうやろ。少しは世界征服の足しになったやろか。猶太系ミュージシャンは、わては結局これだけしか知らんけど、皆さん知ってる情報があったら送ってや。

情報のあて先:anarchy@seagreen.ocn.ne.jp

 あとおまけに、ニッティグ・ファクトリーと梅津和時さんのリンクも載せまっさ。

KNITTING FACTORY

梅津和時

 

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