bratsの音楽的起原(ルーツ)(1998.1.7)

皆さんこんにちは、はじめまして。brats on B のギター 花輪直弥です。

 この度このホームページに「わ〜はな本舗」を開業させていただく事となりました。すはまや氏に感謝。

 brats on B のデビューは3年前、大阪出身4人編成のポップロックバンドです(僕だけは東京の都会育ちですが(^^,)。今迄に5枚のシングル、2枚のアルバム、1枚のミニアルバム、そして3月には待望の6枚目のシングルをリリースする予定です。

 さて、本稿にて何を書こうかと迷った挙げ句、他ではお話する事の出来ないマニアックな視点でbrats on Bの事そして音楽について想う事などを僕なりに紹介してゆきたいと思っています

 今回は各メンバーの音楽のルーツ、バックボーンについてお話して行きましょう。

 まずはVocalの小森将信。彼は全くの自然児、僕らが子供の頃口ずさんでた音楽、つまり日本の歌謡曲や演歌が彼の原点でそのまま今に至っています。特別自分が歌手になるために勉強したという過去は無いようです。美空ひばりさんが大のアイドル

 Drumsの前原幸雄。彼はさすがドラマー、リズミックな物が好きだとの事。フュージョン、ジャズの事なら何でも知ってる頼れる男。ただ、もうちょっと歌物のドラムを勉強してほしいな。ナニワエキスプレスの東原力哉氏が師匠

 そしてBassの谷島周一。彼は一番の勉強家。何でも数値的に自分なりに解明するコンピューターの様な男。バックボーンになっているのは洋楽なのですが最近じゃオリコン誌を読んではヒット曲を分析し自分の曲作りに反映させている様です。ジャコ・パトリアス氏が彼の尊敬するベーシスト

 最後に僕、花輪直弥。中学生の時の友人の影響で洋楽にはまりギターに目覚めました。駅前にレコードレンタルショップが出来て常連客となり、映りの悪いUHFテレビの音楽専門番組を凝視したりして当時の洋楽のヒットチャートは殆んどチェックしてました。今巷ではエアーグルーブが流行っているけど嬉しい傾向です。そんな洋楽漬けの生活から事態が急変したのは二十歳前、あの岡林信康氏と出会ってから。それからというもの彼の出会って来たアーティストを探って、細野晴臣氏(すはまや註:最近ではLOWSONのCMで森高千里との共演でお馴染み)、大瀧詠一氏(すはまや註:最近ではあの「ラヴジェネ」の主題歌でおなじみ)、荒井由実(すはまや註:最近では松任谷由実とも言うらしい)など ’70年代のニューミュージックにはまって現在に至っています。この時代の音楽は歌は然り演奏もちゃんと生きている今の音楽シーンにはそれが中々見当たらないです。当たり前になっている打ち込みの乱用(すはまや註:コンピューターミュージックの事です)やデジタル機器の導入によりいわゆる良いとこ取りの演奏が無機質で「せーのー」で録る一発録りの良いテンションが無い様に感じるのです。僕は噛んでも噛んでも味のでるスルメの様な作品を創りたい・・・。決して安物のガムの様な物は作りたくありません

 ・・・って、話が横道に逸れましたが、僕達 brats on B は四人四色のルーツがありそれぞれの価値観も違いそれが故に衝突も多いけれど良い作品を創ろうとする気持ちはひとつ!現在メンバー・スタッフが一丸となって新作のレコーディングに励んでいます。この「わ〜はな本舗」を御覧になった皆さん、ぜひ僕達 brats on B の音楽に触れてみてください。よろしくお願いします。

 では、次回をお楽しみに・・・bye bye!!

  


緊急手記「ヒマワリ」完成までの秘話 (1998.4.15)

 3月1日にリリースされた「ヒマワリ」皆さん聴いてくれました?おかげさまでこれまでになく(今迄の我々のシングル)好評でして良い感じでbrats on Bの知名度は高くなってきています。

 さて、この「ヒマワリ」作曲したのは僕でして、な、なんと夢の中で出来た曲なのです。ある日、眠りについていた僕は夢を見ました。その内容は何故か大きなホールでプレゼンテーションライブ(すはまや註:業界関係者にプロモーションする事を目的としたライブ)をやっていたbrats on B。観客はまばら、そして不思議なのが僕は観客となってそのライブを観ているのです。隣にいるのはディレクターのI氏、そんなシチュエーションで彼等(僕以外のbrats on B)が演奏していたのがこの「ヒマワリ」だったのです(まっ、そもそも「ヒマワリ」という題名はなかったんだけど・・・)。I氏は「この曲、イケてるよね。」と僕に話しかける、僕も「いい曲だよね。」とそれに答える。そんな会話をしている自分にふと「なぜ僕はここにいるんだ?brats on B のギタリストなのに・・・。これはもしや、ユメ?ゆめ?夢?この曲はかつて聞き覚えのない曲、いいメロディーが僕におりてきたんだ〜!!」夢の中で夢を見ている自分に気付く、丁度殺人鬼に追いかけられしまいに捕まって殺される、その瞬間夢に気付き開き直り殺人鬼の思うがままになって目が覚める、そんな時によく似ています。目を覚ました僕はこのメロディーを翌朝まで覚えている自信がなかったのでおもむろに起き上がり机の上のテレコに吹き込んだのでした。歌詞まで覚えていれば作詞もできたのに〜っ!と後悔したりして。

自宅スタジオにて曲作りに励む花輪直弥

 ところが翌日、その眠気混じりの歌を聴きながら曲として仕上げてゆくのですがサビの部分しか夢の中で降りてこなかったのです。AメロBメロを作るのに四苦八苦しましたよ、サビに存在感がありすぎて出てこないのです。いくつかの試作を経て今回の曲にたどり着いたのでした。そしてこの曲に詞をつけてもらう為にVoの小森に頼んだのです。彼も彼なりにかなりなやんだらしい、というよりも僕がなかなかOK出ししなかった。というのも詞がメロディー負けしてしまうのです。たしかこの曲が出来たのは昨年の春あたり、詞が完成しないこともあって前々回のシングルリリースには間に合わず「ちっちゃな頃ついてきた月」になってしまったのでした。

 よく人に言われます「この曲bratsらしい曲だよね。」と。また「花輪君らしくないよね」とも言われます。そこでぼくはこう言い返すのです「そりゃそうでしょう、夢の中でbratsが演奏してたんだから、たまたま僕に降りて来たんですよ。」と。確かにそう思う、考えても出て来ないです、このメロディーは!


「世界を変えて」発売

〜その裏で悲しき「夏の夜の夢」物語〜 (1998.6.15)

 
 いよいよ6月1日、待望の今年2枚目のシングル「世界を変えて」がリリースされました。先日まで、「まぶだち2」という深夜番組のエンディングテーマになっていたので聞いた事がある方もいるかもね。6月からは「POP SHAKE」という番組のこれまたエンディングに流れますので興味ある方はご覧あれ!

 さて、この「世界を変えて」題名のスケールのデカさと相反して、いたってシンプルで3分ちょっとの短い作品。最近巷では意味無く長い曲が多い中、PAFFYの「愛のしるし」(これはその上をゆく3分を切っている!)に次ぐ太く短い(ああ、僕の理想の生きざま)短編楽曲です。それから、この事をあまり冠にしたくないのだけれど、サウンドプロデューサーにあのユニコーンスピッツそれからプリンセスプリンセス等を手掛けた笹路正徳氏にお願いしました。このサウンドプロデューサーという仕事、具体的にどういう事をするのか知らない方の為に簡単に説明すると、楽曲をより音楽的に楽曲らしく、原石を磨いて輝いた指輪にしてくれる様な仕事です。楽曲の構成を立て直したり、和声的におかしな部分を指摘してもらったり、ストリングスやホーンセクションのアレンジ、譜面起こし、キーボードプレーヤー(笹路さんの場合)、と、やることはたくさん。バンドの個性を残し且つ売れる作品にしなければならないという大変な仕事です。演出家、もしくは映画監督に似てますね。笹路さんや前回の森俊之さんは基本的に元々の素材をガラリと変えてしまうということはないです。そこら辺は僕らもわきまえてサウンドプロデューサーを招くポイントになっています。

 花輪直弥自宅スタジオ全景

 さて、ここからが僕の言いたいところ、みんな聞いてよ!カップリングに僕の曲「夏の夜の夢」にめでたくなったのですが、実は僕にとってはめでたくは無い訳でありまして・・・その訳はですね・・・

 今年のシングル用の曲というのをメンバーそれぞれ競って創る訳ですが、その中にめでたく「夏の夜の夢」も候補に挙がったのでした。笹路さんもベタ誉めで心はウキウキ。でした。確かに自分で言うのも何ですが良いバラードです。シェイクスピアの戯曲を読んで感化されて出来た曲。しかし当初、詞曲共に僕だったのですが、詞が良くないとされ試行錯誤。Vo小森の力を借りてやっとの思いでOKが出来たのはレコーディング前夜、歌もこなれてないから小森も歌い切れていない様子、結果的にメロディーに対して打ち勝つ詞と歌がアンバランスになってしまいました。この事をメンバーそしてスタッフ各々感じてたのか、カップリング何にしようかという会議になった時、何となく僕が「夏の夜の夢は?」と言ってしまったら、あいづちの嵐僕としては「それは無いよ、勿体ない。」とみんなに止めてほしかった。それが自分の作品に改めて自信が持てると甘ったれた事を考えたのが失敗。僕から言い出すのを待っていたかの様に思えてすごくやりきれない悔しい思いをしました。

 ま、そんなふうにキリキリした思いで音楽活動は出来ないから、そのことはリセットしたつもりなのですが、ふいにあの場面が出てくると落ち込んだりします。こんな大人げない自分が情けない今日この頃。そんな日はプールでひと泳ぎ、ストレス発散のアイテムになっています。

 こんな思い出深い6月1日発売の「世界を変えて」そしてカップリング曲「夏の夜の夢」。これを読んで下さるbrats on Bファンにお願い!有線にリクエスト頼みます特に「夏の夜の夢」、関係者各位に「やっぱり勿体なかったね」と言わせたいのでよろしくね。


 

bratsのレコーディング講座

(1998.9.3)


 皆さんお元気ですか?僕は brats on B のアルバムレコーディングがやっとこさ終わり一息ついているところです。このレコーディングのおかげで夏らしい夏をEnjoyせぬまま秋を迎えてしまいました、さみし〜〜〜〜い!

 さて、レコーディングとは一体どのように行われるのかと疑問に思っている人も多いはず、そこで今回は一般的なレコーディングの仕組みについてお話します

 皆さんがよくCDからテープへダビングするカセットテープは黒っぽい5mm幅の磁気テープに4本の車線があると思って下さい。これは片側2車線の道路なのです。A面側の左右車線と対向車線となるB面側の左右車線をカセットデッキに付いているヘッドが音声信号を読み取るのです。この、どの御家庭にも必ずといっていいほどあるテープデッキは4つの車線があるので4トラックアナログテープレコーダーと言います。
4tr カセットテープ
<家庭用カセットテープの構造>
<brats on B のトラックセット例>
24tr MTR セッティング例
 これを発展させたのが現在レコーディングに使用される24トラックレコーダーこれは車線が24本もあります。必然的にテープ幅も5cm位になり各トラックが完全に独立して録音・再生が出来ます。それに基本的にB面というのは無いので一方通行の24車線道路というわけです。そこに各楽器を一つひとつ録音してゆけば思い思いのバランスで再生することができるというしくみです。これを24トラックアナログテープレコーダーといいます。

 これならば誰かがミストーン(弾き間違え)を出したりしたらそのトラックだけ直せばいいし、ギターとか楽曲に何本も重ねて入れたい場合他のプレーヤーを雇う必要も無いわけです。また、VoとかGtソロとかは何本も録っておいて良い部分だけ抜き出してゆくことも出来ます。

 1曲録り終えるのに僕らの場合だいたい7日かかります。

1日目 リズム録り

 

 

その曲の最も骨組みとなっているベーシックアンサンブルを録ります。普通、ドラム・ベース・リズムギター。ここで録られた演奏の善し悪しで後のダビングに影響し曲のクオリティーがもろに出ます。

 『下地がしっかりしている程化粧のノリもいい』

 

2日目 ギターダビング

 

代表的なのがギターソロ、brats on Bの場合だとリズム録りのギターはアコースティックギターなのでギターダビングでエレキギターを入れるのが最も多いパターン。
3日目 その他ダビング

 

キーボードやストリングスをダビングする日、僕にとっても楽しみな日。唯一別の人(メンバー以外の人)が加わるひなのでどういう風にその曲が発展してゆくのかが楽しみなのです。
4日目 ボーカルダビング

 

曲のメインディッシュとなる歌入れは一番神経を使います。歌い回しのニュアンス・ピッチ・リズムetc・・・最も良いものを作ろうと5トラック位使用します。
5日目 コーラス

 

完全なボーカルが出来上がってからコーラス入れをします。メロディーをなぞる地ハモは普通ボーカル、「Ah〜」とか「Woo〜」系だと僕らも参加します。
6日目 トラックダウン

 

すべてダビングし終わったものをミキシングエンジニアのセンスでうまくバランスを取ったり音質補正して最良の音に作って行きます。 
7日目 マスタリング

 

マスタリング専用スタジオに入って最終チェック。音質の微調整・音量レベル・曲間何秒というのを指定します。
そうしてやっと一曲が出来上がるのです。皆さんおわかりいただいたでしょうか?

ではまた、アルバム楽しみにしててね。


第6弾 緊急手記「アポロ」

(98.11.1)

拝啓

 いやいや、99年のスタートです。皆さんお元気ですか?

 11月1日そして12月にシングル・アルバムとリリース予定だったのですが諸般の事情により延期され今年の1月20日にシングル・2月24日にアルバム発売となりました、楽しみにしてくれてた方々ごめんなさい!

 でもその分だけ中身は今迄にもまして充実しております、自分で言うのも何ですけどね・・・・。

 

 シングルは「アポロ」僕の作詞/作曲です。内容はミディアムテンポのラブバラードで「失ってはじめて事の大切さを知る」というのがテーマになっています。

 最初アポロという言葉が浮かんできてそこから詞も曲も膨らんできた、今迄の僕には無い曲作りのパターンで出来上がった曲です。

 アポロと言えば月、月と言えばかぐや姫と連想させていってかぐや姫がもし実在してたとしたら・・・。きっとそれは地球にとっての救世主だったのかも、彼女が月へ帰ってから地球はけがれていったのだろう・・・なんてエコロジックなことを考えているうち想いはめぐり最終的にはプリンセス・ダイアナに捧げるというところまで到達してしまった、僕なりのちょっとしたメッセージソングです。かなりの自信作なんで1月20日楽しみにしててね!

 

 それからアルバム、タイトルは「ゆらふわ」。何だか気の抜けたタイトルだけれどそれだけ良い意味で力の抜けた良い演奏が伝わってくれたらな〜と思います。

 アポロを含めた全11曲。アポロ11号は月に着陸成功した。我々 brats on B は無事ブレイクアウトに成功するのか、いや今度こそするはずさ!!

 


 

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