彼女のためのランデブー製作日記
 ここでは、メンバーにより書かれた、彼女のためのランデブー撮影の記録のページです。
 彼女のためのランデブーは2000年4/23より、5/7まで撮影されました。
  データは以下の通り
出演阿部さん平塚 勝杉谷 健一郎
カメラ水本 和志吉田 勝行
記録中村 麻里子
助監督嶋崎 雅哉
監督・脚本伏見 泰治
 Digi-Eight2000年製作

ミズモト - 00/04/28 00:47:02

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4/23(日)快晴

伏見監督が送る今回の作品『彼女のためのランデブー』の撮影初日。

集合は嶋崎氏宅へ11時に集合・・のはずが完全な寝坊で遅刻してしまい
急きょ現地南茨木駅集合となった私ミズモト。(その節はメンバーの皆さん
御迷惑をおかけしました)今回は女優さんが1時入りだったのでなんとか
撮影には支障なく、到着してすぐ風景の撮影に入る。本日は日曜日にもかかわらず
人通りもまばらでしかも天気は雲一つない晴天、撮影にはかなりの好条件である。
サクサクと風景の撮影を終え昼食を取りながら女優さんを待つ。

1時過ぎ女優さんがメイクを終え現場に到着。監督が衣装や小物など女優さんを
交えて綿密に設定、踏み切りを歩き渡ってくるシーンの撮影へ。特に大きな問題
もなく、次のベンチでの撮影に。ここでは、二つのベンチがあり一つは日なたで
一つは木の影になっていて、明るさの設定が少し問題に。誰かが「そこの木切っ
ちゃえ」と大御所ばりのわがままを言うが、さすがに通せないのでそのままで撮影。
この日は、メンバーが極めて少人数で、役者が役者にレフをあてるなど、手の空く
ヒマがないハードな状況。

そんな中撮影は順調に進む・・かに見えたが近所の子供が現れ「何やってるの〜?」
と撮影は一時中断、しかし子供にかまっているヒマはないので隙を見て撮影を続行。
今日も映画の神が舞い降りている平塚氏のシーンには周りのノイズがおさまりサクサ
ク撮れるのだが。杉谷氏のシーンになると本番中に突如画面のまん中から子供がひょ
っこり現れる、なぜだ・・しかしこの両極端こそがこの映画で重要なポイント、
キャスティングばっちしである。主演女優アベさんも非常にうまい演技で、
黒いジャンバーを頭から被りモニターにかぶりつく伏見監督も、風気味にもかかわら
ず自然とテンションも上がってくる。

やはり、午後からの撮影は日が落ちてくると影がのび、景色も赤みがかかってくるの
で素早く撮影しこまめにホワイトは取らねばと改めて感じた。

取り敢えず一通りそこでのシーンの撮影を終え、次は彼女の部屋でのシーンの
撮影のため監督の知人宅へ場所を移動。監督持参の小道具大道具?を並べセット
を作り撮影開始、そこでまず問題になるのが室内の照明である。蛍光灯でいくか、
ライトを焚くか。照明関係は微妙で難しく、なかなかイメージ通りの絵にならないが、
そこはdigi8数々の室内撮影の経験をいかし、二つのパターンで撮影し仕上がりは
かなり良い感じでした。

ここでも、主演女優の演技が光り撮影はサクサク進み、大きな問題もなく撮影完了。

時間は、終了予定時間8時の10分前。部屋の持ち主も帰ってきたところで撤収に入
り嶋崎宅へ向かう。この日は少人数ということもあり結構ハードでしたが、なんとか
予定通り終わり、屋上のスタートラインの疑問を残して本日は解散に至りました。

来週はもっと時間的にもハードだと思うので、今回の炎天下の撮影で役者の顔が日焼
けし鼻先が赤くなっていない事を祈って、そしてとにかく晴れる事を祈って、そして
遅刻しないように・・・今回の教訓をいかしつつ映画の神に祈りましょう。

監督/伏見さん
出演/阿部さん 杉谷さん 平塚さん
スタッフ/嶋崎さん 中村さん 水本さん
                      以上 ミズモトでした



KTR - 00/05/07 02:09:50
電子メールアドレス:keitaro@aoisys.com

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4/28(日)またまた快晴

今日は「彼女のためのランデブー」の二回目の撮影である。
10時30分集合なので、9時30分に起床。朝飯も食う間も無く嶋崎氏宅にぎりぎり到着。
今回は、初参加の玉ちゃんと吉田君が来ている。
さ〜、天気も良いし今日は絶好の撮影日和。
今回は、専属と化している水元カメラマンが体を壊して居る為、吉田君が初参加にしてカメラに挑戦してくれる。
監督の車に機材を積み込み、計8人の4人4人に分かれて車に乗車して出発だ!
そこで何処からともなく声が...
「水嶋さん」
私「...」
「水嶋さん」
私「はい」
「左後輪のタイヤがパンクしてますよ。
私「...」
やはり間の悪さは今回も健在だ。シビック2台での愛のランデブー移動が出来ない...
でも、今日は玉ちゃんがマイカーで来ているので、幸い大丈夫であった。
気を取り直して南茨木駅に到着。
そして、ヒロインの阿部さんと合流する。阿部さんが衣装に着替えている間、モノレールを撮影。
着替えが終わると、改札口での待ち合わせシーンを撮影。
今日はゴールデンウィーク初日でもあり、人通りは多い。電車が到着時には、人がどっと押し寄せてくる。
そこで、またもや何処からともなく声が...
「水嶋さん」
そこには、会社の女子社員が...
「何してるんですか?」
私「映画撮ってんねんけど...」
「そうなんですか。それじゃ」
私が映画の団体に入っている事は知らないはずなので、「何のこっちゃ」て感じだっただろう。
次の日に合った時、その話題には触れられなかったのは言うまでもない。
気を取り直して、私の役割のマイクを準備する。
杉谷氏が待っている所に、阿部さんがやってくるシーン。
3脚DVカメラにブームマイクと言ういでたちが珍しいのか、カメラの前を横切る人達がカメラ目線に成ったり、Vサインをするお子様が居る為、ミステイクが少々有ったがOK。
次に平塚氏が待っている所に、阿部さんがやってくるシーン。
これも、同じ感じでOK。役者も慣れた物である。「BackStreet」の時も思ったのだが、役者の演技力が私にはレベルUPしている様に見受けられ、本当に頼もしい限りだ。
さてつぎは、万博記念公園に移動である。
阿部さんが衣装替えをして監督がトイレに行っている間、監督が置いていったサングラスで、しかも監督には内緒でマトリックスごっこが行われるので有った。マトリックスごっこがいかなる物かは、DIgi−Eightの極秘事項なので、と言うか説明するほどの物でも無いので、控えさせて頂きます。
阿部さんの着替えも終わり、機材をまとめ、モノレールに乗り込み移動である。
移動時にも気が抜けない、車内での2人の楽しげなショットが撮影されるので有った。しかし私は写り込まない様に、隣の車両に居た為に観ていないので、詳細は省略します。
そして、早くも万博記念公園内の太陽の塔のふもとに到着。花は咲き乱れ、濃厚な緑の匂いが漂う春爛漫の公園にそびえ立つ太陽の塔。それにしてもでかい。
その前を杉谷氏と阿部さんが和気藹々と話しながら通り過ぎる。
そして、太陽の塔の耳に上向きパンするカット。太陽の塔の両脇から突き出た腕みたいなのは、実は耳だそうだ。でもあれは腕でしょう?どうでも良いか...
太陽の塔の側面と前面と2カット。
役者に待機して貰い、最初のフレームチェック、明るさのチェック、音声の確認を済まし、「シュート」そして「スタート!」の声と共に、役者は歩きながら演技。カメラはそれを追う。
役者がスタッフの前を少し通り過ぎた位で、カメラをゆっくり上に向け、太陽の塔をフレームに納める。
太陽の塔がフレームに綺麗に収まらない、ぐらつくなどでなかなか上手く行かない為、数テイク撮影。
そして、次のシーンを撮るため移動。着いた先は、人工の小川が流れる畔。
しゃべりながら歩く2人の前面を平行移動しながら撮影する。
このカットは難しい。カメラマンは後ろ向きに歩かないといけないし、足下には盛り上がったマンホールなど、障害物がある。
アスファルトやコンクリの道など、平らな所なら台車も使えるが、そう言う訳には行かない。
いくら安定性のある肩乗せ装置を使っても、ぶれてしまう。
カメラ、マイク、モニタ持ち、監督がかたまりながらカメラマンを誘導して、四苦八苦しながら何度も撮影。
監督の意向はどうだったのか解らないが、明らかにぶれすぎである。こんな時には、やはりステディーカムなのか。やはりそうなので有ろう。
次に、ベンチでのカット。
カットの繋ぎが有るため、前カットで歩いた延長上にあるベンチを選択。
しかし、ベンチの前には木から垂れ下がった枝が立ちふさがり人工小川が流れている。
う〜んどうした物か。役者の平塚氏は背伸びして、枝の根本を持って上に上げている。う〜ん、体力持つのか?でも平塚氏はどうやら喜んでやってる様だ。
せっかくだし、川の向こう岸にカメラを設置しこのまま行くか。
カメラの位置を変えたりして、色々やってみるがしっくりこない。
う〜〜〜〜〜ん。どうしたもんだ。
「この川と木と海をどけろ!」と竹中直人の監督ネタバリに皆が言いだしそうなその時。
「ベンチを動かしたらどうですか」と天から声が。
「え!ベンチ動くの?」なんて言いながら持ち上げると、動くではないですか。
そう、その声の主は中村女史であった事を記しておきます。
そんなこんなで、前カットとベンチカットを繋げたカットを急遽撮影して次のシーンへ。
カメラマンと監督で公園風景ショットを数カット撮った後、公園入り口に移動。
2人のデートも終わり、ヒロインが用事の有る事をつげ、入り口に走って行くショット。
ヒロインの演技補正や、音声の問題で数テイク撮り直してOK。
次に、万博公園からエキスポランドへの橋を掛けて行くヒロインのショット。
公園内でのバザーイベントがちょうど終了し、その帰りの人達がひしめく橋をすり抜けて掛けて行く阿部さん、それをパンして追うカメラ。2・3回撮り直してOK。
次は、エキスポランドの前で待っている、平塚氏の元にヒロインが駆けつけて中に入る寸前のショット。
その間、嶋崎氏は次のシーンの場所探しに向かっている。
このカットもヒロインは、遊園地で遊んだ人達が帰る中を突っ切って来なければ成らない。
人波が多すぎて、シュートしたは良いがヒロインが来れないなどが有って、数テイク撮った後OK。
もう日も落ち掛けている、時間がない。次の場所に素早く移動。
次は売店の前のテーブルでの撮影である。店員のおばちゃんに撮影の許可を貰い、セッティング。
撮影の許可を貰ったのは、もしかしてDigi−Eightで初めてでは無いだろうか。
リハーサルをして本番。
ナンパな男がヒロインを口説くシーンで、ひっぱたかれる所も有る。
シナリオ時点では何も思わなかったが、セリフも長いし演技すると成ると難しそうである。
ひっぱたく加減も微妙な所だし。いくら女性でも痛いですよね。どうでした、平塚氏?
マイクも写り込まない様に、でも音声が入り難いのでぎりぎりまで近づける。
これも、数テイク撮った後OK。
さー終わりだっ。と言いたい所だがまだモノレール内での撮影がある。
今度は、今日の最初とは逆で平塚氏とヒロインのシーンで有る。これも最初と同じで、写り込まない様に隣の車両に居た為、観ていないので詳細は省略します。
これで、全部終了である。
「さー、パンク直しに行かなきゃ」と思いながら、帰るので有りました。

監督:伏見 助監督:嶋崎
出演:阿部 杉谷 平塚
スタッフ:中村 吉田 玉ちゃん 水嶋

                      



嶋崎 - 00/05/11 21:41:15
電子メールアドレス:digi8@geocities.co.jp

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5/7日曜 天候:曇り
 この日の集合は、午前10時。
 この日は男優だけでラスト1シーンのみ撮影なため、集合時間はほぼフリーだ。
 撮影場所は伊丹空港の見送り場。ゴールデンウィーク最終日とあって、混雑が予想されるので、午前10時に時間設定する。
 この時間設定は非常に適切なもので、撮影終了と同時に小雨がふりだした。
 車2台でのスムーズな移動の後、見送り場へ撮影機材を運び込む。
 ツールボックス、手持ちアダプター、モニターと、どう見ても旅行客とは思えぬ出で立ちで、足早に目的地へ向かう。

 見送り場はかなりの広さで、がらんとしているが、フェンスのまわりには隙間無く見送り客が立っている。
 見送り場は2つあるようだが、隣にある方は物凄い混雑だ。目的はどうやら駐機しているポケモンジェットのようである。
 ラストシーンは、ヒロインの飛行機を見送る二人の男主人公という内容だ。
 フェンスのそばに三脚を立て、カメラのセッティングをはじめると、警備員から声をかけれらた。
 警備員に、営利目的の撮影でない旨伝えると、案外簡単にOKがでた。
 営利目的の撮影であれば、正式の許可がいるようである。
 場所柄アマチュア写真家の撮影も多いだろうから、混んでいなければ、許可を得やすい環境であろう。
 カメラのセッティングは、出来るだけ背景に滑走路を入れ込んで、雰囲気が出るようハイアングルで。
 風が強い。マイクが風の音を拾わないよう、ジャマーを装着する。
 ジャマーが役に立たないぐらい風が強かったのだが、隣で唸っているジェットエンジン音があまりに大きいために、風の音はほとんど気にならない程度であった。
 音問題は風に振り回されるが、風でカメラがぶれる心配はほとんどない。
 十分な重さの三脚ががっしり固定してくれている。

 段通りは、飛行機が滑走をはじめれば撮影スタート、飛び去る飛行機をしばらく見送った後で、役者が演技を行う、という感じである。
 画面は、一杯の引き。二人の役者のまわりに、見送り客が大勢いると、主人公二人が判別しにくくなるため、人がいない方が良い。
 しかし、飛行機が飛び立つときが1番見送り客が多い。とにかくなるようになれで、撮影をはじめるが、なかなか良い条件が揃わない。
 見送り客が割り込まないよう、ギリギリまでスタッフがフェンスの一角を占拠し、カメラが回った時点で、フレームの外へ待避する方法を採るが、それが全く上手くいかない。
 すぐに空いた穴へ、人が飛び込んでくるのである。
 また、邪魔なのがカメラに目線を送ってくる人。
 特に見送り客ではなく、ただ飛行機をカメラで撮る為に来た人ほど、ビデオカメラに興味があるのか、熱いカメラ目線を送ってくるので、非常に迷惑だ。
 彼らもカメラ目線の迷惑さ加減が解っているだろうに。話がそれた。
 警備員監視のもとで、見送り客に移動をお願いするのも、気が引けるので、とにかく何テイクか重ねていると、見送り客がどんどん少なくなっていく。
 ピークを過ぎたらしい。ついには、フェンスの一角が無人になってしまった。
 それまで何テイクか重ねるうちに、カメラ位置、アングル、役者の演技などが練れてきていたので、周りの環境も、撮影陣のコンディションも、ベストの状態でOKテイクを出すことが出来た。
 どんな内容の演技かは、ラストシーンであるためここでは伏せておく。観てのお楽しみにしていただきたい。

 それから、寄りで2カット撮影。
 かなりの強風で、役者の平塚氏、杉谷氏の髪型が完全に変わってしまっていた。
 しかし、先ほどのOKテイクも強風下で行われたため、大丈夫、OKである。
 わずか三週の撮影だったが、ラストカットともなると、すでにスタッフ、役者とも、監督が何を求めているのか、言わずもがなで理解できるような雰囲気が築かれている。
 自然とアングルが決まり、演技が決まる。
 数テイク撮影して、クランクアップ。拍手がおこる。
 これからの作業は色々あるが、とりあえず無事故で終えられた安堵感と、達成感、満足感。こればかりは監督をやってみないと味わえない。
 帰途の車を雨粒が叩いていた。
 次の撮影までしばらくは、雨のことを気にせずに暮らすことが出来るのだ。

監督 伏見さん
助監督 嶋崎
出演 平塚さん 杉谷さん
スタッフ 吉田さん 中村さん 水嶋さん




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