Entretien publie dans le Tetu n°23 - avril 98
'98年 4月 Tetu 23号のインタヴュー(抜粋)
 

ルドワイアン嬢は現代っ子である。シャブロルの映画のブルジョワのお嬢さんはオリヴィエ・デュカステルとジャック・マルチノーの初監督作品では、ひどく尻軽なヒロインを演じている。「ジャンヌと素敵な男の子」は素晴らしいミュージカルで、ヒロインの女の子も悪くない。女優と役との出会い。
 

Tetu:ジャンヌの役を演じることになって、彼女はホモ的な男の話し方をすると感じませんでしたか?

ヴィルジニー:普通のホモセクシャルと同じ、彼女はセックス関しては健全な関係を保っていると思う。回数とかそういうことじゃなくてね。彼女は単にセックスが好きで、男好きなだけよ。それ以上でもそれ以下でもないわ。女の子に時々見かけられる罪悪感もないしね。実際、映画の主人公では珍しい役よね。普通、何人もの男と寝ちゃう女の子って、あばずれとか不良の役よね。でもこの映画ではそうじゃないの。この映画はホモのカップルが監督したから、それも偶然ってわけじゃない。でもジャックは本当に女の子の話をしたかったんだって私にははっきり分かったから。ジャンヌは典型的な女性よ、ホモの人にはそれがよく分からないかもしれないけど。

Tetu:と言いますと?

ヴィルジニー:異性愛者は、ホモの人からだと、時々すこし低く見られるのね:それはプチブルの性愛だから。自分にはいっぱいパートナーがいて、最高みたいな。でも私はジャンヌみたいな子をたくさん知ってるわ。映画の中ではもちろん偏見もあるけど。すべての女の子があんな風だったら最高じゃない。でもジャンヌは開放された女じゃないのよ−この言い方大嫌いだけど。まるで首輪があったみたいな感じよね。単純に自分の彼氏たち一人一人に彼女は満足してるのよ。偽りなく。

Tetu:ジャンヌは恋人がエイズだと言うことを全く気にしていないですよね。平気でしたか?

ヴィルジニー:オリヴィエが彼女に自分は陽性だって言うと、"平気よ、コンドーム使ったから"って彼女が答えるわね。まさに現代のエゴイズムそのものだけど、同時に公平だし感動的だと思うの。あの場面では、病気が問題になっているじゃない。動揺した女の涙顔のクローズ・アップにはならないの。彼の病気にせいでジャンヌは恋をしたんだって思わせないから。女優にとって、大半の人を悩ませていることを隠蔽する人物を演じられて本当に良かったわ。

Tetu:陽性の人たちにとってはジャンヌような人物が必要なのではないでしょうか?

ヴィルジニー:そうね。それは直感的に思ったことだわ。撮影が始まってから、それがよく分かったの。みんな自分のやり方で助けあえるんだってこと、今回は陽性の人だけど。ガンてこともありえるし。この映画で私が美しいと思うのは、エイズが麻薬中毒やホモの病気だという見せかたをされなくて、単に愛し合う男女の病気なんだよって見せたことかな。

Tetu:若い世代のフランスの俳優は、世代が上の人たちと比べ、同性愛者やエイズ患者などの役を気楽に引き受けていますか?

ヴィルジニー:私は、気にならないけど。他の俳優がどう思うかは難しいわね。レズの役は絶対やらないって言う女優もいると思うけど。企画の質についても考える必要があるわ。怖じ気づいたのではなくて、単に良くないからって理由でレズの役を断るかもしれないでしょ。★

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