Interview DIASTEME. Premiere N°262 - Bilan 98
インタヴュー ディアステム プリミエール 262号 '98年

プリミエール: 女優さんって、撮影をしていない時は、お互いどうやって会っていますか?

ヴィルジニー・ルドワイヤン: エロディと私が会ったのは…そうね…(エロディ、口紅を塗り終えて、指で6を示す)もう6年前!二人共、3時間もかかったオーディションの時だったわね。

サンドリーヌ・キベルラン: エロディとは、カンヌで、すれ違ったわ。「哀しみのスパイ」が出品された年よ。

エロディ・ブーシェ: そう。最初に会ったのは、パスカル・バリの映画の撮影の時ね。

サンドリーヌ・キベルラン:そうそう!私はニースで撮影してて、以前も一緒に仕事をしたパスカルの映画のワン・シーンに出るのに行ったのよ。あの映画封切られたの?

エロディ・ブーシェ:ううん…

サンドリーヌ・キベルラン:お蔵入りになった映画の編集時に切られたシーンに出たなんて、未来は明るいなあってね!

ヴィルジニー・ルドワイヤン:私はサンドリーヌとは長いお付き合いよ…オ・ザールで、よく合ったじゃない、まだ二人共「無名」時代にね!

サンドリーヌ・キベルラン:そう、それで、この年は忘れられないの、二人共ドーヴィル映画祭で、評価を受けたんだもの。忘れられない思い出ね

ヴィルジニー・ルドワイヤン:ずーっと覚えているでしょうね。

プリミエール:映画祭では、一緒に良く寝ていたんですか?

サンドリーヌ・キベルラン:何か、ほのめかしているの?

ヴィルジニー・ルドワイヤン:私も同じ事、考えた…

プリミエール:映画を見ながら、ですよ…

サンドリーヌ・キベルラン:映画を見ながらなら、あるわね…

ヴィルジニー・ルドワイヤン:でも寝ちゃう映画は違うものね。

サンドリーヌ・キベルラン:エロディには、「天使が見た夢」を見て、すばらしいって言うのに彼女に電話したの

プリミエール:よく電話したり、手紙を書いたりするんですか?

エロディ・ブーシェ:ううん、他の女優から、感想を言ってもらうことは滅多ないわ。だからサンドリーヌが電話してくれた時は、すごく感動したの。

サンドリーヌ・キベルラン:確かに滅多にないわね。

ヴィルジニー・ルドワイヤン:あるいは、言ってくれる人はいつも同じ人たち。

プリミエール:今年は、一皮剥けたって感じがしますか?

サンドリーヌ・キベルラン: ううん、進んではいるけど、エロディはカンヌ(映画祭)のお陰で益々(仕事が)進んでいるんじゃない…

エロディ・ブーシェ:おかしいけど、そんな気はしないわ。カンヌでの受賞は、また1からスタートみたいな感じでなんか気が重かったけど。個人的な印象だけど、一皮剥けるって、前進することでしょ、私は後進するような印象を受けるのね。あるいは違うところへ行かなくてはいけないみたいな。とにかく、私には自信が付いたってことにはならなかったみたい。

サンドリーヌ・キベルラン:賞をもらうって、結局、成功したみたいだけど、何も変わらないものね。(3人は全員セザール賞にノミネートされた経験がある:エロディは95年「野生の葦」で、サンドリーヌは96年の"En avoir (ou pas)"で新人賞を受賞)そういうの誇示されて、成功するのが大切みたいな感じになるけど、でも本当に大切なのは、自分の出たい映画に出ること。そう言っても毎回そうだけど、10分か15分位本当に楽しいなと思えれば、御の字なのよねえ。

ヴィルジニー・ルドワイヤン: 物事って、変化して、進展するでしょ…自分の幸福・不幸に関係なくね。他人の見る目が変わっても、それは自分とは関係ないから。一皮剥けるって、これまで自分がしたことが劣っていて、それより一段上へ上がったみたいな印象になるわ…

プリミエール: 自分が出てない映画を見に行きます?

ヴィルジニー・ルドワイヤン: 特別、キャリアを追いかけている人がいる訳ではないわ。ある女優が好きでも、映画自体に興味が持てないなら見なくても私は平気ね。

サンドリーヌ・キベルラン: ケース・バイ・ケースね。でも好きな女優がいたら、私は何をしてるか見るわね。例えば、面白そうな企画だったから、「ジャンヌと素敵な男の子」を見に行ったもの。

エロディ・ブーシェ:私は違って、全部見るもの!アメリカ映画の駄作も、ディズニーも見るの…

ヴィルジニー・ルドワイヤン: 個人的には、「Le Cahier vole」以来、エロディが出た映画は好きよ。もちろん、昨日、今日の話じゃないけど…

プリミエール: 他の女優の誉め言葉は、うれしいですか?

エロディ・ブーシェ: 私は嬉しいわ…

サンドリーヌ・キベルラン: 私もね。特に自分が尊敬している女優に言われたら、なおさらね。

ヴィルジニー・ルドワイヤン: 私は違うわ。もちろん嬉しいけど、友人や、親戚や、道で声をかけてくれる人に言われた方がずっと嬉しいなあ。

プリミエール: 自分に合うと思える役の映画を見る時、自分ならこう演じるなとか思うことがありますか?

ヴィルジニー・ルドワイヤン: 俳優の演技に感動する時、その人の立場に自分は置かないなあ。女優が演技するのを見て、あちこち見ちゃうと映画から離れてきちゃう。女優が素晴らしい、その瞬間から、その役は彼女のものだもの。

プリミエール: 今年の映画界で、一番印象に残っているのは?

サンドリーヌ・キベルラン: ベニーニ!凄く感動的で、詩的で、粋で、活き活きしてて。カンヌでは感動した瞬間にはこうすべきって皆が思うことをしてくれたしね。凄い人間性を彼には感じる。

ヴィルジニー・ルドワイヤン: 黒澤が亡くなったことかな。

エロディ・ブーシェ: ラース・フォン・トリーアの「白痴」

プリミエール: 仕事とプリミエール以外で、自分達をつないでいることは何ですか?

エロディ・ブーシェ: 映画祭よ!最後にヴィルジニーに会ったのは、スペインの映画祭でね。

サンドリーヌ・キベルラン: 私は、ドーヴィルでね…

ヴィルジニー・ルドワイヤン: それ以外でも会えるかな?

サンドリーヌ・キベルラン: 会えるかしら?

エロディ・ブーシェ: 家で会えばいいのよ! ★

>index