Virginie Ledoyen & Guillaume Canet , Sons of the beach 
Cine Live article du 07 fevrier 2000 シネライブ 2000年2月号

 "En plein coeur" で犯罪を犯してしまう恋人たちを演じたギヨーム・カネとヴィルジニー・ルドワイヤンが再び一見牧歌的に見えるビーチの砂の上で、苦楽を共にするためにチームを組んだ。タイへ4ヶ月間の旅、ハリウッドのプロダクション、カルトな監督と俳優、彼らは旅立ち、見た…そして見事に克服した。まさに太陽の下で!

*素晴らしい男との出会い
ギヨーム・カネ:(以下GC)映画のキャスティグ・ディレクターと最初に会ったんだ、俳優の選抜で英語のテストをされたよ。運良くこれに受かって、ダニー・ボイルに会うことが出来た。初めてのアポは凄くシンプルで、パリでね、仕事の話もなく、僕のこれまでの仕事の話もせずにふざけていたんだ。その後、また連絡があって、本当に気づかないうちに先へと進んで、この映画に出たいと思ってね、でもダメ元だろうと思っていたんだ。自分らしさを失わないようにしてたよ。4ヶ月半の付き合いになるんだから、フェアに行ったほうがいいだろうと思ってね!最後にダニーが僕らにシナリオを渡してくれた、僕はすごく気に入ったよ:オフの声で、「トレインスポッティグ」を思って、"うわあ、このシーンをどうやって撮るのかな?こりゃ凄い!"ってね。彼の映画は全部見てたし、最後の「普通じゃない」はあまり気に入らなかったけど、「ザ・ビーチ」は「シャロウ・グレイブ」と「トレインスポッティグ」に近いんじゃないかな、彼のトーンが良く出るだろうって思った。

ヴィルジニー・ルドワイヤン:(以下VL)全てとても普通に進んだわね。ダニーはフランス人カップルを探していて、最近イギリス人のジャーナリストから聞いたんだけど、ダニーは私の写真を見て、これだ!って思ったんだって。それで、彼が私と会いたいって事になって、話をして、プロデューサーのアンドリュー・マクドナルドもいて、個人的にテストを受けるのにまた会ったわ。私もダニーの映画はよく知っていたの。イラストレーターではないけど、強烈なヴィジュアル感覚の持ち主だと思っていた。私には、彼の映画はとてもブラックで、おかしくて、人間味にあふれているわね。実際内向的で、暗い人かなって(笑)思っていたけど、ダニーは活き活きしてて、漫画みたいな、見かけだけじゃなくて、表情も豊かで、いつも楽しそうで明るいのよ。

*エティエンヌとフランソワーズ
GC: ダニーが気に入ったのは、僕のエネルギーだと思うんだ、僕の役のエティエンヌに少し似ているかな。ナイーブな面もあるし、テストでは落ち着いていたし、彼はこの企画のことを僕があまり分ってないと思って、それで僕に魅力を感じたんじゃないかな!エティエンヌはナイス・ガイだよ、基本的にはポジティブだし、島を包む狂気に最初に気がつくのも彼さ。グループの良心なのさ。

VL: フランソワーズはあまりしゃべらないけど、良く見ているのね。彼女が良く行動を引き起こしていくわけ。二人の男が恋愛関係を超えて彼女を追い求めるのよ。リーダーのサルの対極だけど、彼女なりにサルにもなれると思う。だから男性二人が楽しむだけ、フランソワーズにとって、その分行動が言葉で出てくるのね。ダニーが私たちを選んだのは、個性を考えてのことだと思うわ。

*監視された自由の小説
VL:正直言って、この本は聞いたことがなかったんだけど、タイへ行く前に何ページが読んで見たの。確かに変更した箇所もたくさんあるし、特に私の役がね、でもダニーは小説の本質、つながりを断ち切るために若者が旅するっということを掴んだと思う。フランソワーズはミステリアスで、私から見たら、真理と理想を求める現在のロマンチスト、感傷的なところはないもの。彼女がリチャードと関係を持つと言うことも、私には良く分る。小説では、彼らがどうして性的関係を持たないのか理解出来ないのね。この変化がドラマの原動力になったし、レオナルドが絶対若い女性を口説かなければならないって事でもなかったしね。皆そんな風に感じるかもしれないけど、私はそんな感じには演じなかったつもりだけど。

GC:僕はガーランドの原作を4分の3位まで読んで止めたんだ、後悔するのが怖くなったし、変な方向へ行きたくなかったからね。シナリオに忠実でいたかったし、ダニー・ボイルの望む通りにしたかったし、彼の色に染まりたかったしね。もちろん変更があったのは知っていた。原作ではフランソワーズはリチャードにとって亡霊のような存在だけど、ディカプリオとなら、ラブ・ストーリーも必要なんだろうってね。それも良くわかるよ。それに僕は絶望するシーン、寝取られ男を演じることになったし、皆それぞれ不服はなかったよ!

*涙でさよなら?
GC:この映画に出演が決まった時は、様々な反応があったよ、僕のエージェント、家族や友人は凄く喜んでくれた、俳優仲間もね…白けていた人もいたよ!(笑)でもそれもゲームの一部さ。同じオーディションを受けた同年代の俳優たちが、結果を知って面白くないのを恨むわけにも行かないよ。才能の問題じゃないさ、その時監督が求めていたものが肝心なんだよ、それに合致すればね、運の問題かな。

VL: もちろん、皆喜んでくれたわ。今回、一緒に働く監督が誰なのか、私の両親にも分ったんだもの。(笑)オリヴィエ・アサヤスも凄く喜んでくれたのを覚えているわ。作っている映画が全く違うのに変よね…でも"おい、アメリカ映画をディカプリオと撮るのかい?"みたいな感じではなかったわ、オリジナルな映画を作るのに4ヶ月間フランスを離れるってワクワクするって思ってたの。

*グラン・チャレンジ
VL: この映画の撮影が特別チャレンジとも思わなかったわ、今撮影中のジャン−フランソワ・リシェの映画と変わらないもの。ええ、確かに豪華って感じはしたけど監督とうまくやって、特に自分の演技が浮き上がらないように最善を尽くしたわ、あれだけは我慢ならないもの!この映画が他の映画よりも重要ってこともないわよ、それにダニーはそんな人じゃないもの。シンプルで自然な人。私は英語では困らなかった、母国語とは違うけど、英語では何でも言えるって感じ、必ずしも"ファック・ユー"とかではないし、それに(ダイアローグ)コーチについて、発音や言い回しで失敗しないように練習したしね。でもフランス人の役だったから、すぐ問題解決だったけど!(笑)反対に、技術的な事を理解するのが大変だったわ、言われていること理解するのに苦労したもの、最後には慣れたけど。

GC: 撮影に入った時は、エティエンヌが謎のビーチへと突き動かされたのと同じ動機だったよ:ハリウッドに、(20世紀)フォックス、ダニー・ボイルとディカプリオとの撮影、世界中に配給されるだろう映画。出発前は、うまくやれるか心配だった。でもプレッシャーにも怖気づ、それを受け止めて、体験し、克服したんだ。この映画で大変だったのは、2ヶ月で英語を話すのに疲れてしまったら、4ヶ月半経ったらボロボロになるんじゃないかってね!本当に些細な事、タバコや水を一杯なんてところから、自分の言うこと、言われることに集中してなければいけないし。確かにフラストレーションも溜まった。フランス語である役を演じるなら、台詞の心配より、役柄の感情や、色々なことを盛り込めたのだろうけど。どうにもならない部分もあった…

*ギヨームが見た…
GC: ヴィルジニーは、自分をきちんと持っているんだ、自分が何をしたいのか知っているしね、自分が行く所では、すごく気が利くんだ。以前共演しているから、今回初めて会った訳じゃないからね。とても良い女優で、頭の回転も速いし、仕事の仕方も少し僕に似ていると思うな、直感的で、いつもディテールを気にしているわけじゃない。僕は全く迷った感じがなかったよ、映画を撮りに行く、ヴィルジニーが一緒だ。だからって、彼女も仕事をしているんだし、毎晩僕をサポートしてくれのに、連れ立って来た女性の親友ってわけじゃないし(笑)実際、撮影期間はほとんど一緒にいなかったよ、あまりフランス語をしゃべり過ぎないようにしてたからね。コミュニティーに入る必要があったし、エティエンヌが、緊張感が高まった時、彼女から距離を置くことにも多分役にたったよ。

*ヴィルジニーが見た…
VL: ギヨームと一緒で、すごく嬉しかったわ。"En plein coeur"での共演が本当に楽しかったから。彼と私は、かなり違うわ、女と男、分るでしょ(笑)彼は私より社交的ってわけじゃないけど、誰とでも仲良しなのね、彼は監督もするから、ダニーがあのシーンはどうやって撮るのかなとか興味深々だった。私は、夜はへばってしまって、風光明媚なところだったけど撮影はきつかったから、普通はホテルの部屋に戻って、ルーム・サービスを頼んで、あまり外出しなかったのね。例えば、バンコクへも行かなかったし。ビーチでのんびりって事もなかったわ。だけど移動と仕事ばっかりじゃなくてエレーヌ(ド・フジュロル)やティルダ(スワンソン)とワインを飲みながらおしゃべりしたり、親友や弟も会いに来てくれたから…

*ロビンソン・クルーゾー
GC: ダニーは、情熱的で、早口でいつも笑いを忘れないんだ。未だにシナリオを脇に抱えた撮影中の彼が目に浮かぶよ。満足した時は、狂ったように喜んでシナリオを叩くんだよ。見るものを本当に楽しんでいるのが伝わってきたね。本当の意味で監督って感じで、撮影中はテクニックを磨くのに僕らとも十分時間を取っていた。撮影に入ってからはリハーサルを何度もやって、朝は浜辺でスポーツ大会に、筋肉運動、ジョギングに、映画のために日焼けする必要もあったしね!午後は役柄と同じ生活様式になるように向いの島へ行き、釣りやパーカッションをしたり、野菜を植えたり、食事を作ったりとかね、プレッシャーを取り払うのに最高のやり方だった、皆一体感を感じることが出来るようにね。

VL: ダニーはどの俳優にも撮影開始の2週間前までには現地入りしてくれって頼んだのね、皆が顔を合わせられるように。すこしシュールだったわ。お互いに自己紹介して、ああ言うやり方って初めてだったの、私は舞台の仕事をしたことがないから。よく分らない名前の(笑)国籍も違う30人の俳優たちとの馴れ初めに球技をしたの。映画監督って言う枠を超えて、ダニーはどの俳優の役割にも対応して、この多国籍グループの中で誰の区別もなしに対処してたわ。

*それでーぇ、ディカプリオは!?!?
GC: 会う前は、実際凄い俳優だと自分では思っていたよ、本当に。彼の才能には敬服するけど、人柄に関しては何も知らなかったからね。実際会ったら気難しい、嫌な奴だったらと心配だったよ…それで本当に驚いた!僕とは年齢も近いし、シナリオを見る限りでは僕とは対立関係だし、こっちを動揺されるのに挑発的な態度を取ってくるかなとか思ってね。もしもそんな態度に出られたら、僕も居心地悪いだろうし、演技にも影響するかなと、でも彼が願っていたのは映画の成功で、素晴らしかったよ。
初めて会ったのは、リハーサルを浜辺でやった週で、最初は彼も少し引いていた、でも一週間もするとグループが出来た。始めは少し冷たい感じだったな、ガードが固いって感じで、でも僕がスポーツ・ジムでボクシングをやっているのを見て、撮影とは全く関係ないことを色々話したよ、それからは急速に親しくなったね。僕と彼では、レオの方が恥ずかしがりやさ。彼には自分から質問はしなかった、彼の自由にさせてあげたかったし、彼の人物像を僕がとやかく言わない人間だと理解してくれた時は、安心してたよ。

VL: 私は本当にレオのイメージは持ってなかったのね。素晴らしい俳優ってこと以外はね。これは皆、同意してくれると思うけど、違う?彼の映画は「ギルバート・グレイプ」「タイタニック」「バスケットボール・ダイアリーズ」を見たわ。あれだけ違った役柄をやっても皆きまってるし、どんな人かなって特別に考えるのが難しかった。例えば、小柄な人かなって私は思っていたら、大きな人なの、こんな馬鹿みたいな事考えてて…(笑)私が知っていたのは、ダニーから聞いた、感じのいい人だよってことだけでね。いいわ、そうかどうかを知る十分な時間があるからって思ったから、事前調査はしなかったけど!(笑)初めて会った時は、大袈裟じゃなく、普通に自己紹介して、あまり自分を表に出さない人だなって思ったわ。でもこっちは30人もいて、皆、彼を待っていたと知ってたし、自分がディカプリオじゃないように振舞うことは出来ないものね!仕事ぶりは、若い頃をニコルソンを思い出したわ。彼が来ると、すぐに何かを発っているのね。リハーサルして、同じ事を繰り返して、テイクを重ねていくのよ。あれは天性のものだと思う。凄い存在感だし、実際とスクリーンの彼とは違うわ、実際はもっと不細工って意味じゃないわよ(笑)でも撮影しながらどんどん変貌していくのね。俳優の仕事が本当に好きで、飽きないみたい。演じることに真の喜びを見出している、彼を見てて、完全に幻覚を見ているような気分に何度もなったわ。とても気さくで、楽しくて、子供っぽくないし、スター気取りでもないし、これではあまり分らないかしら-すごくかっこいいって言っておこうかな。自分のことはほどんど話さないの、好きな話題じゃないのね!

*仕事のプラン
GC: 例えば、浜辺で撮影するときは、朝早かったね、船に乗って一時間もかかるんだけどその間にメイクをしたり髪を整えたり、眠ったりね!スタジオ(撮影)では、ホテルがすぐ隣だったから、良かった。僕はミニ・ジープを借りて、朝は泳ぎに行ってたよ。コミュニティの生活は、撮影外でもよく続いていて、夜飲みに行ったり、週末にはダイビングしたりね。でもダニー・ボイルの姿が決して見えないんだ。(笑)自分の部屋で仕事をしていたんだよね。お昼になっても姿が見えない。島流し状態での撮影は本当に思いで深かったな。専用のキッチンで夜食事を作ったり、決まった時間に決まったことをし始めてたね。あの角にあった小さなレストランのメニューも暗記してしまったな。いつもとは違った生活だった…

VL: 撮影中は島流しっていう印象は私にはなかったわ。自分の生活はきちんと継続してたもの!でも特にアジアでは、生活形態が違うから、自給自足って印象が強いわね。でも私に会いに来てくれた人もいたから、良かったわ。誇張じゃないけど、隔離されてるなって言う感じは確かにしたものね。(笑)私は24時間フランソワーズにはなれないし、そんなのつまらないもの。

*撮影は、長く静かな川?
GC: 何でもありって感じだった。実際僕たちもパパラッチには少し悩まされた。追っ払ったけど、写真は撮るだけ撮ると最初の3週間が過ぎるとあまり見なくなったね。連中は皆、特にレオを狙っていて、海岸沖200メートルのボートに隠れているんだ!環境問題に関しての噂は、浜辺には椰子の木が植えたのだけど、撮影が終わった時点で切って、また政府が植えなおしたんだ!第一、ビーチそのものが観光名所で、もの凄く汚かった。そう、島そのものも有名さ!(笑)それに編集でもかなり切られたね、僕のシーンばかりって訳ではないけど、最初は2時間40分だった。僕のシーンの中でカットされたもので一番面白いのは、テントの中でのシーンで、僕が怪我人の世話をもう2週間もしてて、足を切断するようにリチャードにナイフを渡されるんだ、さあやるんだって彼に殴られて、僕はどうしていいか分らず泣いてしまうシーンさ。俳優の仕事って本当に大変だよ!

VL: 最初は、自然破壊の馬鹿げた話とか、確かに少し腹立たしかったし、パパラッチには頭に来たわ、私が"ヴォワシ/Voici"にいたとか、レオの子を妊娠したとかね…笑い飛ばしていた!実際は特にこう言ったゴシップに関しては知らなかったのだけど、ギヨームがインターネットをしてて、大好きみたいね、でもある時期からあまりにシュールになってきて、弁解するのも無駄だって分った。
お金をこれ見よがしに使ってとか言われたけど、ダニーは、自分が考えた撮り方が出来るように、もちろん設備はあったわ、例えば、水中でのシーンのためにね。でも派手な撮影の仕方ではなかったし、面白いのだけど、私は職人的な撮影だなって感じたわ、だって凄い衣装を着て、30人も俳優がいて、スタジオは昔、靴の工場だったとかでね、スタッフもとても若かったし。とても映画的だったわ、ハリウッド的なところは全然なかったもの。

*クランク・アップ
GC: 僕はみんなよりも3日早く切り上げて、"Je regle mon pas sur le pas de mon pere(父の跡をたどって)"のプロモのために出発したんだ。スタジオにいて、別にどうってこともないシーンだったな、僕の最後の出番が終わると、皆拍手してくれて、お別れのキスをして、あれだけの時間を一緒に過ごした後では、悲しくて変な気持ちだった。

VL: 私はよく覚えているわ、だってこの映画最大のラブ・シーンだったから!すごく大変だったわ。このシーンは撮影当初に撮り始めたのだけど、最後に撮り終えたのね、それでも毎日撮影予定表に載っているんだもの!例の水中のシーンだったのだけど、あの時点ではカットしても良かったんじゃないかな、だって潜って、キスして、海から出て、また入って、ボンベなしで水中に10分もいるなんて無理だもの(笑)最後はいつもそう言った撮影が大変なシーンなのよ、その時に映画を具体化するのに、過去の積み重ねで、より豊かなものにするために、撮影を先延ばしにするのは悪いこじゃないけどね。

*フランスへ帰国
GC: 帰国すると、やはりとてもおかしな気がしたよ、特に着いて、パリのタクシーの運転手にどなられた時はね。(笑)突然ストレスを感じた、タイの人たちはみな冷静で、歓待ムードだろう。パリだと、ショックだ!それで、みんなが根掘り葉掘り聞いてくる、いや質問は一つだったな:"で、ディカプリオは、どんな奴だった?"(笑)でもそれは自分のためにとっておきたかったんだ、簡単には話せないし、説明するには時間がかかるからね。コミュニティの人たちに、地元の人、海中で見たものや、その他細かいこと諸々だよ、プラスティックの水鉄砲で、水の掛け合いをしたタイのお正月、4ヶ月間、米を食べた簡易食堂…この映画で知り合った人とはその後も連絡をとっているよ、レオともね、たくさんは会えないけど、ダニーとは電話で何度も話したし、ダリウス・コンディには数回会ったし、フランス語吹き替え版を作るのにヴィルジニーとも再会した、あれはおかしな経験だったね、調子が違うんだ、また演技をしなおす必要があるんだね、やってみて初めて分った!

VL: 私は本当に帰国したかったの!実際、私、撮影が終わる瞬間が大好きなのね。矛盾しているようだけど、"やった、終りね"やり遂げたって感じ。最後が少し長引いたけど、終わりにする必要があった、失敗したって訳ではないけどね。それに親しくなった人達とはまた再会できるでしょ。でも私は編集のことが頭にあったのね、ダニーが編集で楽しい思いが出来ますようにって!帰国時には、私は質問攻めには会わなかった、第一、それほど出かけなかったし!家族や友人には驚くようなニュースはなかったわ、いつも電話で話していたから。でも皆興味深々なのは理解できるな、普通じゃ味わえない経験だったし。とても逃がしてもらえないって感じではなかったから、"やばいな、逃げよう"なんて思わなかったわ。特に覚えているのはダニーのイメージかな、この映画の出会いで一番大切だったから、それ以外で覚えているのは雨や、塩辛い味や、暑さにベトつく体…感覚的な思い出よね!

*予告された成功の記録?
GC: 完成した映画を初めて見た時は、当然ながら自分がタイで経験したことをまた考えた。それで2度目に見た時は、観客として見て、ハッとしたよ。全てがきちんと役割を果たしているし、うっとりさせ、考えさせる映画でもある、"マリブに注意!"じゃない!(笑)視覚的にも凄いところがある、例えば、ダニーはリモコン・ヘリを使って楽しんでいた。僕も色々考えたけど、まず4000万ドル出してくれる人を探さないとね!役者としての自分もディカプリオとの共演で進歩したよ、プロデューサーはいつも名前を必要としてて、僕の名前があちこちで耳に入るだろうし、この映画に出て得したと思う。悪い面は行き過ぎてしまって、皆こう言いながら失望するかもしれないことだよ、"ああ、あいつは確かにディカプリオと共演したけど、映画では大した事をしてないじゃないか。"そう言う風に考えておかないと、この映画の仕事が終わった時、もしも"全て順調だ。僕は馬鹿で、素晴らしい、自問することはないんだ。"って自分で考えていたら、前進しないだろう。

VL: 私は、正直に言って、アメリカでとかフランスでとかで、キャリアを考えてはいないのね。フランス以外でとか、イギリス人、スペイン人、あるいはデンマークの人達のためにこの映画に出た訳じゃないから。映画に期待するのは、毎回そうだけど、成功して欲しいだけ!ただ世界中で公開されたら、有名・無名に関係なく(映画)監督たちに自分を発見してもらえるようになるのだけど。でも私はロスに住もうとは思わない、別にどこでもいいけど、この映画の目的はそんなんじゃない、これで新時代に突入よとかじゃないの。私にとって国際的なキャリアを築くと言うことは、映画の本質だもの。異なる文化のなかで成熟して、そこに自分のアイデンティティを作ってくれた物を持ちかえることよ。

*天使が見た自由の夢
GC: 自由って言えば、人の悪口を聞かずに、この業界じゃ人も変わるし、自分も変わったって思う人もいて、いろんな事を耳にするけど、自分の好きな仕事を選びながら続けていけるってことかな。食べるためだけの理由で出たくない映画をやるのだけはご免だなあ。他人の目はあまり気にならないほうだけど、でも少しずつ自分のキャリアがうまく行き始めると同じ仕事仲間でも変わって、媚びへつらい、僕を利用しようとしてきたら嫌だよ。僕も不誠実な奴だってことにされたら、その時、だれと付き合う、付き合わないと決められても、うんざりで自分も傷つくしね。

VL: 私は自分では自由の定義はしないけど、孤立しないで、好きな映画に出られて、幸せな私生活を送れることになると思う。すごく平凡だけどね!そうじゃなければ、自由、楽園の始まりは、みんなが、ほんとに単純に、食べていけるって事じゃない。★

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