ヴィルジニー・ルドワイヤン、リュディヴィーヌ・サニエが『シャーク・テール』でフランス語版の吹き替えを担当。

オリジナル版ではレネ・ゼルウィガーとアンジェリーナ・ジョリーが演じた2匹の「魚」アンジーとローラの声を担当、リュディヴィーヌ・サニエとヴィルジニー・ルドワイヤンは吹き替えすることにワクワクしている。サニエは吹き替えで多くを学んで来たし、ルドワイヤンはいい意味で誇張した演技が出来ることに屈折した楽しみを見出している。サメでも腰砕けになってしまう魅力を放ちながら、2人の女優が話してくれた。

ある決まった女優さんのために描かれた役に入りこむのは難しくありませんか?

ヴィルジニー・ルドワイヤン
もう説明書付きって感じの仕事だったわ。遊び心一杯で、あとはもうやり過ぎるしかないような典型。だからある意味では、簡単だと思うの、作業的にはもう、一度噛み砕いてある訳だから。でも別の面から言うと、一番大変なのは、ある種の自由や空想、軽快さを見つけるのが難しいのね。でもそれがあるから面白い作業になるんでしょうけど。

リュディヴィーヌ・サニエ
オリジナル版は私たちの吹き替えのお手本となるわけね。アメリカの俳優さんたちがやった事が最初の刺激になるし、全体のエネルギーを醸しだすの。でも作業が始まってシンクロさせると、身を任せて、自分自身のイマジネーションを探して、自分の個性も出すことも出来るの。

吹き替えというのは映画を撮る時にも役に立ちますか、特に発声ということに関してですが?

リュディヴィーヌ・サニエ
子供の時は、吹き替えは副業みたいに思っていたけど、この仕事で成長したし、このお陰で役に入りやすくなったわ。吹き替えの仕事はたくさんやらせてもらったのね*。だから声で出来る事と正確さを規すことは関係してると思うわ。今では吹き替えの仕事は財産だって思う。
(*訳注:サニエはナタリー・ポートマンやスカーレット・ヨハンソンのフランス語吹き替えをした)

ヴィルジニー・ルドワイヤン
この仕事は初めてだったけど、確かに予備的な財産になると思う。とても技術的なところもあるし、自分の声を何度も聞くから。唯一参考になるのが、自分の声だから!何度となく聞いて、訂正もするから変な感じになるけど、映画の現場でも絶対役に立つと思う。吹き替えは本当に俳優の仕事よ。

ヴィルジニーの役は、とても度を越していると言うか、出番は少ないけど、画面に出て来ると目立ちますよね・・・

ヴィルジニー・ルドワイヤン
ええ・・・許しがたいような悪女!普通の映画だったら、ああいった役はあり得ないわ。でも演じるのはとても楽しかった!

リュディヴィーヌ・サニエ
映画だとやり過ぎないように言われるし、現実的に演じないといけないから。だから吹き替えは気持ちいいのよ。子供みたいが楽しむみたいなところがあってね。

『シャーク・テール』は、ギャング映画のパロディですが、このジャンルは好きですか?好きな作品はありますか?

ヴィルジニー・ルドワイヤン
私はギャング映画は大好きよ!好きな作品は2本あって、マーティン・スコセージ監督の『グッドフェローズ』とブライアン・デパルマ監督の『カリートの道』、とてもバロック調で叙情詩のような作品だから。

リュディヴィーヌ・サニエ
私も少し前に『カリートの道』を見たわ、とても良かった!ショーン・ペンが凄いの。傑作だと思う。『スカーフェース』はがっかりだったけど・・・

フランス製のアニメに出演して、最初から吹き替えに参加したいって思いますか?女優として挑戦してみたいことはありますか?

リュディヴィーヌ・サニエ
私はもうその経験があって、最高だったわ!LA LEGENDE DE PARVA というアニメだったの。とても難しかったのは、参考にできるものがデッサンしかなかったことかな、その人物になってうまく演じるのは感受性を強くしないとならないし、大変な仕事だし時間も必要だけど、とても面白かったわ、綱渡りしているような感じだった。

ヴィルジニー・ルドワイヤン
私も吹き替えは楽しかったわ、人物を作り出すのは、自分自身の視覚的に変えるっていうか、楽しくて、芸術的にも刺激を受けるわ。挑戦に関しては、互い全然違う作品に出て、きちんとジャンルが分る作品を色々やってみたいの。例えばコメディとか、アクション映画もいいな。でも「エイリアス」みたいなシリーズじゃなくてね、マーシャルアートにはあまり惹かれないの。でも『ダイ・ハード』の女性版みたいな奴だったら、すぐサインしちゃうな!


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