このサイトとWebmaster である私、takagi のことを少し知ってもらうために 1ページもうけました。自己紹介や近状など不定期に、インタヴュー形式でお送りいたします。(2000年4月)


Q:このサイトを立ち上げた理由は?

A:日本で唯一ヴィルジニーのファン・サイト"virgology"をやっている、あんでぃさんとの出会いが一番大きいですね。掲示板に載せて頂いたインタヴューの訳文が30を超えたのをきっかけにスピン・オフして、このインタヴュー・サイトが出来たわけです。

Q:どうしてインタヴューの翻訳をしているんですか?

A:まあ、自分で読みたいをものを自分で訳しているのですが、ヴィルジニーは、まだ日本ではよほどの映画ファンではない限り、知っている人のほうが少ないですし、日本語での情報が少ないですからね。フランス映画界久々の「逸材」をインタヴューを訳すことで追いかけてみようかなと・・・

Q:フランス映画ファンなんですか?

A:好きですね。もちろん国籍で映画を判断して、インド映画や邦画は見ないとか言うことではありませんが。アメリカ映画も好きですよ。サイレントも好きでフィルム・センターへ行くこともあります。

Q:翻訳するくらいだから、フランス語はペラペラですか?

A:そうです!って早く言えるようになりたいのですけどね。しゃべる方はあまり自信はありません。インタヴューを訳す時は、辞書と首っ引きで数行訳すのに何十分もかかることもありますね。それでもなんとかかんとか、訳せるのはCD-ROM (Grand Dictionnaire LAROUSSE francais-anglais/anglais-francais) の辞書を多用したり、それでも分らない時 は、フランス本国でヴィルジニーのファン・サイトを立ち上げている人達にメールで質問に答えてもらったりしています。同じ興味を持った人と気軽に交流できるのがインターネットの利点ですよね。

Q:いつ訳しているんですか?

A:会社の昼休みと通勤時間に訳します。辞書以外の必須アイテムはサンドウィッチと缶コーヒーですね。一日数行だけと言うこともあります、調子が良いときは、数ページですかね。

Q:ヴィルジニーを初めて見た映画は?

A:彼女を初めて見たのは、エリー・シュラキ監督の「メランコリー」と言う映画です。公開当時はこの映画に出ていたアヌーク・エメやジャクリー   ヌ・ビセットの熟女コンビを見に入ったのですが、この映画でヴィルジニー・ルドワイヤンの名前を覚えたわけです・・・その後、横浜のフランス映画祭に本人が来た!と言うのが強烈でしたね。「ジャンヌと素敵な男の子」上映後の質疑応答では、思わず挙手して質問してしまいましたし、サイン会では握手してとアドレナリンが爆発する状態が連続3年も続いたわけでして・・・

Q:でもヴィルジニーの映画って公開されていないもの多いと聞いてますけど・・・

A:ええ、公開されても単館レイト・ショーなんて扱いが多いんですよね。今度の「ザ・ビーチ」で、レオと共演して一気に知名度上げってくれれば、過去の作品も輸入されるのではと期待しているのですけど・・・未公開のもので是非見たいのが、彼女がマストロヤンニと共演した「子供泥棒」と言う作品と "En Plein Coeur" ですかね・・・(その後、『天使の肉体』と言う題名でビデオ化された)

Q:ヴィルジニーにはどんな映画や、どんな監督や俳優と仕事をして欲しいですか?

A:今度テレビ映画ですけど、「レ・ミゼラブル」でコゼットを演じるんですよね。彼女は絶対コスプレに向いていると思うので、今度は文芸映画路線など狙って欲しいですね。彼女はスペイン系(本名はヴィルジニー・フェルナンデス)なので、スペインの映画、例えばアルモドバルなんかと仕事したら面白いかもしれない・・・共演して欲しいのは彼女もインタヴューの中で言ってますが、マリー・ジラン!これからは英語圏の映画や、香港映画などにも出たら面白いかな。

Q:もうかなりの数を訳してますけど、これだけはヴィルジニー・ファンに読んで欲しいと言うインタヴューはどれですか?

A:次に訳すやつ。(笑)

Q:インタビューの和訳以外で、このサイトでやってみたいことは?

A:海外のヴィルジニー・ファンとの情報交換や、フランスからの情報収集ですかね・・・今いろいろ考えていますけど、出来たらヴィルジニー本人にいつかインタヴューして見たいなあ。質問をファン・レターに書いて出してけど、返事が来なかった・・・(苦笑)

Q:今、一番欲しいものって何ですか?

A:DVDプレーヤーと小学館の「ロベール仏和辞典」!
     ↑やっと入手しました!!

Q:最後に、このサイトへ来た人へメッセージを・・・

A:掲示板への書き込み、宜しくお願いしまーす。★


『ザ・ビーチ』を見たけどねえ。(2000年4月)



通常初めて女優がフレームに入って来るときは、トキメキが欲しいねえ。「裏窓」のグレース・ケリーのようにとは言わないが、せめて「ブルー・ベルベット」のローラ・ダーンくらいの登場シーンを用意してくれないと。カギがうまく開けられないレオを手助けして、"Voila"(ほらね)と言って台詞でフランス人なんだと分からせるのは悪いアイデアではないけどね。

レオが地図を頼りに、「ザ・ビーチ」を探そうとエティエンヌとフランソワーズを誘いに行く前に、自分の台詞をベットに座って練習するシーンに続いて、ドアをあけると、出てきたのはフランソワーズではなく、エティエンヌ。うろたえる彼の前でドアの右横からいきなりフレームに入ってきて、リチャードをドキっとさせる部分は海でのシーンへの複線となっていてなかなかいい。ただしこのシーンで、フランソワーズがリチャードに少しでも関心を示すような演技・仕草をヴィルジニーにさせないのはシナリオの怠慢。今回のジョン・ホッジのシナリオは相当粗いものなんじゃなかろうか?あるいはあまりやる気がなかったのか?

「ザ・ビーチ」へ行く過程の短いシーン。電車と船を乗り継いでいくシーンなのだが、ここでもエティエンヌとフランソワーズ2人がどんな人間なのかを説明できるのだが、ホッジのシナリオは全くなにもしない。彼らがなぜリチャードと旅行しようと決心したのか、なぜタイにいたのか最後まで分からない・・・

「ザ・ビーチ」へ行く前にリチャードがフランソワーズを物欲しそうに見つめるシーン。非常に平凡な演出だ。ここでは、彼に見つめられている事を絶対フランソワーズに気が付かせなくてはいけない。また、二人の間になにかあるぞとエティエンヌにも気が付かせるエピソードがまったく欠落している。ダニー・ボイルは絶対恋愛映画は撮れん監督やで。トリュフォーの「隣の女」でも見て勉強せいや。

その伝説の浜辺へ向かう前夜、星を写真に撮るフランソワーズを口説くリチャード。臭いセリフをフランソワーズに見透かされるのはいい。このシーンは2人の位置とエティエンヌの位置がはっきりしないのがダメ。この映画でのエティエンヌは全く存在感の薄い役だ。彼が実は寝たふりをしてて、二人の会話を盗み聞きしていると言う設定にすれば、次のシーンへうまく行けたはずだ。シーンとシーンをつなぐものがこれほど欠落した映画も珍しい。カメラのファンダーから見えるフランソワーズのカットをもっと長くしてよ、実はリチャードに気があるんじゃないと思わせるシーンが全くないぞ。

続いて泳いで別の島へ向かうシーン。エティエンヌがリチャードに「サメを見た!」と言う場面。ヘタクソだなあ。エティエンヌがサメを見たという前に何で観客にサメがいることを先に気づかせないの?サスペンス演出のイロハも知らんのか?ここのシーンはフランソワーズがサメに襲われたと男2人に思わせ、一回潜ってリチャードにぶつかるとおふざけで終わっている。またサメが出ることが分かっているのに、なんで後で素潜りで魚なんか捕ってるの?襲ってくださいって言ってるようなもんだろ。
          ↑これは後でけー・けーさんに指摘されたが、最初からサメがいたのではなく、エティエンヌとフランソワーズのおふざけで、筆者の勘違い。

島に着いた三人、ここで「大麻畑」のシーンとなる。猿の使い方など悪くはないのだが、うまく逃げた三人がコニュニティーへ着いてから、銃を持った現地タイ人の事を全く口にしないし、誰も話題にもしない。せめてフランソワーズが一味に執拗に狙われるとか、なんか考えられるだろうよ、ホッジ君!

監督ボイルが一番好きだと言ったフランソワーズが滝壷へジャンプするシーン。男2人が言い争っている間に、彼女がジャンプしてしまうのだが、このシーンは滝の高さも十分わかり、飛び出す前のフランソワーズのバスト・ショット、ヴィルジニーの表情がいい。

さて問題のラブ・シーン。このシーンの後ヴィルジニーの出番は極端に少なくなる。一緒に浜辺へ行かないとリチャードを誘い、浜辺へ行くのだが、このシーンでもこの二人に気づく第三者の眼が絶対に必要なんだ。サルでもエティエンヌでも良かったんだが、誰にも気づかれずサメが出るかも知れない海でのラブ・シーンとなる。ヴィルジニーが技術的に大変だったと言うのがよく分かる。間違っているかもしれないけど、このシーンは実際夜には撮っていないはず。フィルターと現像で処理した画面だが、なかなか綺麗ですこしだけうっとり。ビデオで見たら黒くつぶれてよく見えないだろうね。またナレーションを使いすぎだよ。「地獄の黙示録」のパロディなの?でもフランソワーズがどうして彼に惹かれるのか全く描けていないね。

ヴィルジニーの最後の見せ場は、リチャードがサルと寝たことを知り、怒って彼をなぐるシーン。どうしてヴィルジニーにもっと演技させないの?このシーンでは見張りをしているリチャードの元にいきなり現れ、彼を罵りながら、ビンタを喰らわして行くのだが、前フリのシーンを撮らないから、シーンが生きてこない。彼女がサルとリチャードが関係を持ったことを知ってしまうシーンをなぜ撮らないの?それを知った彼女が苦しむ場面がないから、全く感情輸入出来ないんだよ。それに彼をぶって立ち去ったフランソワーズのその後も見せてくれないし・・・

この後に続くシーンはヴィルジニーがほとんど出て来ないし、出てきても全くどうでもいいシーンなので僕はうつろな眼差しで、空回りするレオ君の演技を見ていた。俳優たちは皆、出来る人たちばかりなのにね。★