LEXPRESS.fr du 08/01/2007

Virginie Ledoyen
Irresistible!

1月30日から、彼女はエベルト劇場でイザベル・ナンティ演出による劇 "Irresistible" に出演する。フランスの女優ではお馴染みとも言えるが控えめな彼女の新たなる挑戦。

フィルモグラフィーから性格を読み取ることが出来ると考えている人は、ヴィルジニー・ルドワイヤンの場合はどうですか?作家の映画(ジャコー、アサイヤス)に大衆的な作品(『メランコリー』や"La Doublure")やホラー映画(『サンタンジュ』)にミュージカル作品(『ジャンヌと素敵な男の子』)とあります。解りましたか?

実生活では30歳になった彼女、女優生活も20年!実直な握手をしながらも沈黙に身を隠し、祖先のスペイン人から受け継いだ強烈な視線と重厚な声の響きで少女の”分らなさ”捕らえ難い役を演じるのが好きなのだ。タバコのけむりが2つ渦巻く間を縫って、そんな不思議な彼女に聞いた。
 

あなたは決して禁煙出来ない人たちに属しているのではないですか?
タバコとは妙な関係なんです。凄い量を吸っているのですが、3ヶ月間止めることもできるわ。娘を妊娠している時は全く吸わなかったんですね、でもその娘が2歳半の時、また始めてしまったの。自分でも馬鹿だと思います。でも禁煙運動がここまで来て、プレッシャーを感じると、止めるもんですかって思ってしまって。


私の香水

モリナールのハバニタ。香りが結構強いの、琥珀でバニラの香りね。それにチェコスロバキアのスーパーで売ってる香水のエキゾチック・ラブ。ちょっと俗っぽいでしょ?でもとても気にいってるの。
 

ファブリス・ロジェ-ラカンの作品ではローラ・スメの役をギリギリで引き受けたんですよね?舞台デビューを果たすという時に途中参加は大変じゃないですか?
その反対だと思うわ、むしろワクワクする。私は元来心配性で怖がり屋さんな面もあるけど、今のところは大丈夫。イザベル・ナンティはどんな演出をしたいか詳細に知ってるから、雰囲気もとても穏やかよ。それにアリエ(注:舞台での相手役のエルマレ)も素敵な人だし。

舞台を仕事を引き受けるのにこれほどの時間がかかったのはどうしてだと思いますか?
分らないわ。長いこと、お芝居にはあまり興味を持てなかったのね。完全に映画しか頭になかったから。コミットするのが怖かったのかも。
"Irresistible" には出演することに迷いはなかったわ。印象的な役だし、台詞も書き込まれているし、私が好きなことばかりだから。

映画への出演も決して多くはありませんね。仕事に溺れる方ではないという印象を受けますね。
映画のための人生を選ばないし、その反対でもないわ。女優の仕事は人生の一部でしょうけど。大体、たくさんの映画に出演するよりも自分が受けた企画に100%没頭する方が好き。外出も、夕食を外で食べるためね。夜のパーティとかも好きじゃないし、パーティ族でもないから・・・でも同業者の友人は何人がいるわよ。信じちゃだめ!

私のデザイナー

自分の趣味は古典的だと思う。ウールやフランネル、黒が好き。時代を超越したスタイルと素晴らしい仕立てのシャネルを選ぶわ。マルニのドレスの輝くような色も好きよ。
 

あなたはよかれあしかれインテリの女優だと思われていますね。そう思われるのはイヤですか?
それがどんな意味を持つのが私には分らないわ、でもそれは必ずしも悪いこととは思わないの。作家の映画にもたくさん出演したから、たぶんそう思われるじゃないかしら。読書が好きなのは本当よ。19世紀のイギリス文学に傾倒してるけど、現代的な小説も、政治的な本も好きだわ。

政治と言えば、今回の大統領選挙では応援する候補を公言する予定ですか?
今回はしないわ。2002年の時にはジョスパンを支持したの。でも誰を支持するかってとてもデリケートなこと。信念があるのはいいけど、それをひけらかすのは少し嫌な感じがすると思う。そうした過激なのって少しウンザリね。

プライベートな事はほとんど話さないですよね。ヴィルジニー・ルドワイヤンの人生で理想的な一日ってどんな風ですか?
早く起きて、でもゆったりとね。家には時計もたくさんあるけど、皆合ってないの、自分のリズムで生活するのが好きだから。グズグズしてからお茶、レモンジュースを飲む、熱いお風呂に何時間も入って、良い本を読む。お昼はタルタル・ステーキか、仲良しの女友達とクロゼリー・ド・リラでロースを食べるのもいいわね。午後は娘を迎えに行く。家庭的だと思うわ。シンプルなことに喜びを見出せる方ね。家に居るのが大好きだから。


私の宝石 
男性の時計が大好きなの。これはまだ持ってないけど、欲しくて仕方ないの:銀のロレックス。




初めて広告に出たのが4歳、映画デビューが11歳の時でした。娘さんが女優をやりたいと言ったらどうしますか?
心の平穏は自分の仕事から得られるとは限らないと思うの。それがあるかないかのどっちかだと思う。娘はしたいことをすればいい。この仕事はしない方がいいって彼女を守ろうとは思わないの。素晴らしい仕事だと思うから。悪い人たちばかりじゃないしね!子供の頃出た宣伝の仕事はとても良い思い出よ。水曜日の午後、保育園で行くより面白かったもの。優しい人たちばかりだったし、セットも凄いの。

あなたにとって全てが変わった映画は?
2本あるわ:オリヴィエ・アサイヤス監督の『冷たい水』とブノワ・ジャコー監督の『シングル・ガール』よ。『冷たい水』の時は17歳でアサイヤス監督だったから。女優の仕事をやろうって、監督との出会いがあって決めたことだったの。この映画の撮影の後には勉強も止めてしまって、生活も変わったわ。『シングル・ガール』ではカメラを完全に忘れて、ある種睡眠術にかかったような感じで映っているから。それにおそらく自分が一番勉強になった作品だと思う。

役作りの準備はもっともワクワクする期間ですか?
撮影期間も好き。自分を投げ出して、眩暈がするような少し昏睡状態になるような瞬間があるの、魔法みたいな感じね。

実生活では自分を解き放つのは苦手ような印象を受けますけど・・・
そうかもしれないわ・・・でも家族は結構、血の気が多いの。でも私の家では冷静っていうより慎ましいかな。ふざけたり、笑ったり、踊ったり娘と騒ぐのも好き。生きてるって素晴らしいじゃない。親しい人の前では、開放的かな。それと車に乗った時、制御不能なの!映画は別。例えば私は近眼で乱視なんだけど、撮影では眼鏡をかけないの。監督が「アクション!」と声をかけると全てが鮮明ではっきりするのよ。


<BACK>1

1