INTERVIEW POUR MAX EN 1995

マックス: ニューヨークから帰ってきたばかりなんですよね?

ヴィルジニー: 「シングル・ガール」が封切られたので、10日行って来ました。おそらく大ヒットはしないでしょうけど、アメリカ人は本当にこの映画を気に入ってくれたみたい。ニューヨークでは、クレージーで、「ヴァニティ・フェア」「ニューヨーク・タイムズ」「インタヴュー」などアンダーグランドじゃない新聞・雑誌とインタヴューしたの。これはアメリカ人が、自分たちの殻に閉じこもっている人たちではない証拠よね。フランス映画にも興味があって、特に「贅沢品」って言う面に関心があるの、特に自分たちの文化にはそれがないからよ。「憎しみ」にはハッタリをかけられたみたい。この映画を、様々な人種の無名の人たちを使って、白黒で撮り上げた人に、考えさせられたのよねえ!(注:この映画のアメリカでの上映権を買ったのはジョディー・フォスターである)

マックス:「ヴァニティ・フェア」にインタヴューされて、台湾でもスター(エドワード・ヤンの「カップルズ」(原題:麻雀に出演)、有頂天になりませんか?

ヴィルジニー: 自分の好きな職業に就いていて、映像の分野では、自分が実際よりも良く見えたりするでしょう。それに、半年は働かなくてもいいようなお金をもらえるのよ。実際、とても安易で、誰でも有頂天になってしまうわ。でもそれでもそうしないことにオリジナリティがあるの!(笑) この職業は不安だなんて文句を言ってる若い俳優みたいじゃない!イライラして来るなあ!きつーい仕事とはかけ離れているもの、本当に総体的に考えないとダメだと思うな。

マックス: セザール賞3部門にノミネートされたことは、どんな風に覚えていますか?

ヴィルジニー: どうってこともなかった!けなすつもりもないし、賞それ自体が目的じゃないから・・・

マックス: 今では、町を歩いたら、声をかけられますか?

ヴィルジニー: 少しね、シャブロルの作品とマリアンヌに出てからかな。これはアルト(配給会社)の物でもかなりいい結果が出たし。罵られれて顔にツバかけてくるような変人に出会うこともないから、(声をかけられれば)嬉しいけど。

マックス: 業界の友人はいますか?

ヴィルジニー:もちろん。映画界は、おバカさんばかりじゃないもの! メルヴィル・プボー、マチュー・ドミーやサンドリーヌ・キベルランが好きよ。
それに特に、マリー・ジランは、親友ね。 マリーはすごく優しくて、人間味に溢れていて、誠実なの。二人で映画に出れたら最高でしょうねえ。

マックス : マスコミにはあまり悩ませられないですか?

ヴィルジニー: 私はそんなに有名でもないし、飲み歩いたりもしないし。限度があるわ。アレクサンドル・デバンヌと出かけたらいいのかもね。★
(笑)


マックス: スターの気まぐれが自分に許されるとしたら・・・

ヴィルジニー: 遠い外国で、映画を撮っていて、飛行機をチャーターして、友達全員を制作費で招待することかな。

マックス:一番食事がひどかったのは、どの映画の撮影の時?

ヴィルジニー: チェコスロヴァキアで撮影したブノワ・ジャコ監督の "La Vie de Marianne"ね。毎日ソーセージと茹でたジャガイモばかりで、最後には、バターを付けたパンだけの食事をしてたわ。

マックス:女優をやっていて、あなたの今までで一番偽善的な言動は?

ヴィルジニー: 自分が出た最悪な映画を誉めたことかな。

マックス: 撮らなければ良かったと思った映画はあります?

ヴィルジニー: マルセル・カルネの「ムーシュ」よ。 映画は(撮影)2週間で中止になって、カルネにはそれっきり会わなかったしね。

マックス: 落ち込んだ時は、なにが薬になりますか?

ヴィルジニー: ニューテルラとテレビ。

マックス: 撮影中、監督よりもうるさいものって?

ヴィルジニー: 撮影をしてない間の裏方さんのおしゃべり。

マックス: 女優にとって最悪のなれの果ては?

ヴィルジニー: 60才になって、洗剤の宣伝をすることね。★

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