オリジナル英語版はこちらへ

「ザ・ビーチ」でレオナルド・ディカプリオと共演

ビーチ・ベイブ

ヴィルジニー・ルドワイヤンをエクゾチックで、落ち着いた人だと言うのは、おそらく誰にも明らかで説明する必要もないのだろう。外国の(アメリカ人ではない)若い美人で、2歳の時から活躍していると聞けば、普通今言ったような単語を使うのでないだろうか?しかし彼女の場合、スペイン系で才能のある女優/モデルを説明するのであれば、最初に使った単語が一番相応しいだろう。既に20本の主演映画があり、ロレアルと契約を結んだばかりで、ジョン・マルコヴィッチと共演したテレビ映画「レ・ミゼラブル」の公開が控えており、「ザ・ビーチ」でレオナルド・ディカプリオの共演相手としてこれまで無名だった彼女をキャスティングするリスクをフィグメント・フイルムズが負ったのも頷ける。「ザ・ビーチ」での彼女の役柄?もちろん、エキゾチックで落ち着いた旅行者の役だ。ルドワイヤンは「ザ・ビーチ」のこと、マルコヴィッチのフランス語について、うるさく言われた撮影中のレオとのロマンスについて話してくれた。

■ Virginie Ledoyen
■ roughcut.com's David Poland
 

レオの子を妊娠したんじゃなかったんですね。

ううん、違うわ。他に言いようがないけど。

突然のメディア攻撃の嵐はどうでした?彼と三ヶ月間一緒に仕事したら、自分の名前がゴシップ欄に出てたと言うのは?

読まなかったもの。教えてくれた人がいたけど、私は無視しただけ。やらねばいけない大事な事がたくさんあって。あの映画が馬鹿な噂に囲まれて欲しくなかったし。最後には笑ちゃって。笑い続けたわ。

フランスにいて、アメリカでは無名のあなたにこの役が来たとき、驚いたでしょ?

ええ、でもダニー・ボイルと一緒に仕事が出来て、とても嬉しかったわ。彼はフランスではとても人気があって、今は最高のヨーロッパの映画監督の一人ね。パリにフランスの女優を探しに来たのね。嬉しかったわ。

この映画のせいで毎日の生活が変わった?

ううん。確かに変わったけど、そんなでもない。新聞に自分の名前が出てても、自分だと言う感じがしないし。うまく説明出来ないけど、私にとっては現実感がないのね。

自分が創造した役か、誰か他人が作り出したって感じ?

ええ、多分ね。私のために作り出してもらったって感じね、でも自分は変わらないって決めたから。

それは女優であることの楽しみの一部なんじゃない、変わって、また自分に戻るっていうのが?

ううん、私にとっては、それが仕事の本質かな、違う役柄や人生を演じて、自分の人生では絶対しないだろう事をするっていうことがね。私はそれが好きなのね。監督との出会いもよ。監督の心って、とてもドキドキするものなのね。

この映画では、英語で演じていますが、大変でした?ワクワクしました?単に違うだけですか?

違うわね。かなり違うわ。撮影前は、全て理解出来ないんじゃないかと凄く心配だった。しゃべるって事ではなくて、ダニーに言われることが分らないんじゃないかって。でも英語で演じるのは変なのね、セリフを覚えていないのよ。何言ってもいいみたいな感じで。

英語はどこで勉強したんですか?

家と学校で。だって英語は世界中の人が話すし、私は旅行するから。フランスでも学校で習うわよ。

英語で演技するのは今回が初めて?

違うわ。

以前アメリカ映画に出たことがあるの?

ええ、ジャイムズ・アイボリーの最新作に出たし、もう一本英語で撮った映画があるのね。台湾の映画だけど。

12年間に18本の映画に出てますね。休みなしに映画に出てるんですか?

今は休んでるわ。私は幼くしてスタートしたから、たくさん出てるのよ。でも18歳まで学校にも行ってたし、休暇中に映画に出てたのね、時々は1年に2本。

世界で一番有名な若手俳優とラブ・シーンを演じるのは、怖気づかなかった?

ラブ・シーンを演じる時はいつもナーバスよ。でもそれはレオだからって訳じゃない。レオはとてもおどけていて、冗談を言って私をリラックスさせてくれたわ。とても大変だったのね、いつも水中にいて、息が出来なかったから。

あのシーンは海で撮ったの、それとも水槽で?

両方よ。浜辺と水槽で。

どの位時間がかかったのか聞こうと思ったけど、もちろん何週間もかかっているんだろうね、細切れに撮るんでしょ。

ええ、同じ日に全部は撮らなかったわね。

この映画でひとつ思ったのは、セリフに頼らないとこだね。会話はあるけど、ほとんど人が走ったり動いたり感情をあらわにしてるよね。シナリオにはもっとセリフがあったけど、即興で減らして行ったの?

ううん。ほとんど同じよ。でも俳優がセリフを変えていくから色々変わったわ、ダニーはそれに関してはオープンだから。リハーサルをたくさんやって、この映画が変わるかどうか考えたわ。

フランス語の部分は即興でやったの?

書かれてはなかったけど、ダニーが望んだから。賢い即興よね。時々はそうする必要があったの、私達がフランス語で話していて、そのシーンのセリフが書かれていて、”本当にひどい”って思っていたから。本当よ。でも私達は監督でもシナリオライターでもないけどね。

とてもフィジカルな映画ですよね。危ないなって感じたことはなかったですか?

ううん。ないわ。それはとても注意してたから。

飛び込んだ時のスタントは自分でやったの?

そうよ。

女性のステレオタイプに逆らった役でしたよね、意志の強い女性で、最初に飛び込んでいくのも彼女だし、未来の恋人をベットへ誘うのも彼女から-最初のハリウッド映画でですよ。この事は気付いていました?

私がフランソワーズの役で興味を持ったのは、自分が何を求めているか彼女が知っていることね。凄く強いの。

皆リチャードを悪者だ、アンチ・ヒーロだと言っているけど、君(の役)は彼のためにボーイフレンドを振ったよね。この役のどんなところにモラルを見出したの?

彼女は、嘘をつかれたから、物凄くリチャードに腹を立てているのよ。

彼はサルにも嘘をつくよね、嘘ばかりの奴・・・

若いからよ。でも人間的な部分もあるわ。それに真実もいつも口にするわよ。

あの三人はタイの本土でも友達になれたかな?それとも楽園が、彼の後を追う自由をあなたにもたらしたのか?

分らないわ。島もとても大切なキャラクターよ、島に着くと同じコードではなくなってしまうけど、島に行ってなくても彼女はリチャードに強い恋愛感情を抱いていると思うわ。もちろん、映画でのお話だけど。

原作については詳しい?

ううん。シナリオを貰ってから本は読んだの、撮影のためにね。

俳優によっては、それは危険だっていうよね、自分が演じる役柄の本当のところが何だか混乱してしまうから。役は変化するでしょ。

ええ、特にフランソワーズは原作から変わっているのね。

小説の方は忘れる必要があったんじゃない?

違うわ。どこからインスピレーションが来てるのかを知りたかったから原作は読んでみたかったのね。私には大切なことだったの。特に俳優に関してね、映画全体に関してもかな。

原作を読んでどうでした?

とても視覚に訴える本よ。楽園を探してとか、何か違った、オリジナルな、より良い物を求めるというのはよくあるテーマね。

あなた自身、あの楽園へ戻りたいって言う感覚がありますか?

皆、楽園は自分自身の中にあるんじゃない。どこでもいいのよ、島である必要もないでしょ。

この映画の意味するところを監督や共演者と議論しましたか?

ええ、撮影に入る前にね。

自分にとって大きな意味がなかったら、この映画には出なかったと思いますか?

映画ってことより、ストーリーや監督、多くの事があるわ。でもダニー・ボイルが監督じゃなかったら、この映画には出なかったと思うわ。

今まででの出演作で、一番予算のかかった映画ですよね?

そうね、間違いなく。

フランスで映画に出るのとはどう違いましたか?

違いはないわ。タイで仕事して、ハリウッドで仕事してね。ハリウッドで映画を撮るのは違うわ。でもダニーは大スターと一緒にアメリカ映画の大作を撮るなんて私達に決して言わなかったもの。映画の主題は違うから。

一日の撮影が終ると、どんな風に時間を過ごしていたのですか?

自分の部屋に帰ってきて、ルーム・サービスを頼んで、眠ったり、友達にあったり、それだけよ。

じゃあ、泳いだり、島では色々やらなかったんですね?

人によってはしていたでしょうけど、私は、セットから帰ってきたら、静かにして、もう水を見たくなかったわ。

レオは悪戯好きだけど、あなたも彼に冗談を?

時々はね、でもどんなことをしたかは言えないわ、覚えていないもの。

完成した映画を見た時は、なにか驚きがありました?

驚き?期待以上だったわ。撮影中はラッシュを見なかったから。

それは君が決めたこと、それとも監督?

私が決めたことよ。でもそれでよかったわ。素晴らしいのは確信してたし、でも視覚的にこの映画を覚えていなかったから、最初はフィルムを見なかったの。とても感心したわ。

映画のスケール、それとも視覚的な感受性に感心したんですか?

映画そのものがヴィジュアルだけど、俳優もストーリーも感動的よ。とてもスマートな映画なの。

フランスではヒットしますか?

絶対ね。

フランスの映画界では競争心はあります、それともそれはアメリカの現象ですか?

世界中どこでもあるわ。どこでも競争はあるわよ。

でも公然で、話題になってる?アメリカでは一種強迫観念になっているんだ、レオへの関心の凄さで分ると思うけど。

ええ、でもレオは・・・世界中ででしょ。アメリカではもっと凄いでしょうけど。私は区分されるのは嫌だけど、アメリカ人はこうとか、フランス人は・・・とか。

グラマー以外のアメリカのファッション誌にも出てるの?モデルの仕事にも興味あるんですか?

ええ。

フランスではたくさんの雑誌の表紙に出ているんでしょ?

そうね。

自分のルックスに反するような役をやってみたいと思いますか?

ううん。役が肉体的な変化が必要なものなら、やってみたいけど。でもしょっちゅう自分の体と対決するのはいやよ。ルックスには満足しているから。私は男性が唖然とするなんてイヤだもの。

次回作は?

プラハへ戻るわ、ジョセ・ダイヤンと言う女性監督と映画を撮っているの、ジョン・マルコヴィッチとジャンヌ・モローと共演でね。

アメリカ映画はやらないの?

今のところはね。

ジョン・マルコヴィッチのフランス語はどうですか?

うまいわよ。彼はフランスに住んでいるの。フランス語は凄く上手よ。

メルシー・ボクー。

メルシー、ありがとう。★
 

25 February 2000

>index