サラはエレベーターへと向かう。
サラ:さよなら、デビー、またね。
秘書:さよなら、サラ。
サラは彼女に笑顔を向け、ブロンドの髪の15才の少女が伏目がちに自分とすれ違うのに気付いた。興味を引かれたサラは
振り返り、彼女が秘書に話し掛けるのを見ている。
秘書:こんにちは、ジュリア、元気?
ジュリア:ええ、パパはむこう?
秘書:そう、着いたって言ってあげる。
サラはドアの後ろに隠れガラス越しに見ていた。
秘書がジョンに告げる。
ジョンは事務所のドアを開けて、その女の子を迎い入れる。父が娘にキスするようなキスをして、彼女を部屋に入れ、ドアを閉める。
サラは身動きせず、考え込みながら影にいる。
彼女は微笑み、目を閉じる。

彼女の手がコンピュータのキーボードをすばやくたたく。
突然、水中へと飛び込む大きな音が聞こえる。
サラは作業机から立ち上がり、ジョンの家のテラスへ出て来る。
下で、女の子が水の中を泳いでいる。
サラは彼女が濡れた身体でプールから出て来るのを見る。
彼女はブロンドで、ジュリーと同じ水着を着ている。
彼女は折りたたみ椅子の上にあるタオルを取り、髪を拭きながら、家のほうへと振り返る。
テラスから自分をずーっと見ているサラに気付き、手を振り合図する。
サラは彼女に微笑み、手をふる。
その女の子は、幼いジュリアの顔をしている。

                             

    FIN