Tele Star N°1221, Fevrier 2000
テレ スター 1221号 2000年2月

テレ スター:ダニー・ボイル監督の「ザ・ビーチ」が世界的に公開されてインタヴューのスケジュールが凄いと思いますが、スターの地位はどんな感じですか?

ヴィルジニー:ノイローゼになりそうって感じではないわ。楽しんでいると思います。自分はスターだなんて考えてもいません。映画のプロモをしている女優の一人で、他の人と同じですよ。だだ今回はメディアの露出度が違うだけです。監督との出会いや役柄を話して、俳優の仕事の一部ですからね。

テレ スター:レオナルド・ディカプリオとの共演は、伝説それとも俳優、どちらに接近したと言う印象でしたか?

ヴィルジニー:俳優よ。間違いなくね!素晴らしく才能があって活き活きした好奇心一杯の俳優。知り合えてとても良かったわ。

テレ スター:彼のオーラには感心しました?

ヴィルジニー:会う前は少し心配だったわ。有名人に会う時にする浮かんで来る質問をしたもの。「感じのいい人かな?」「近づきやすいかしら
?」とかね。私もとてもミーハーなところがあるから!彼はとても"ノーマル"な人よ、大した話ではないけど・・・

テレ スター:撮影が終わった時、彼にプレゼントをもらったと言う話ですが・・・

ヴィルジニー:それは本当よ。俳優仲間全員に自分が作った素敵なフォトアルバムをくれたの。4ヶ月間一緒に過ごした時間を残せるとてもいいアイデアね。このプレゼントにはとても感動したわ。

テレ スター:TF1で放送予定でジョゼ・ダヤン監督の「レ・ミゼラブル」をプラハで撮ったばかりですが、一流のプロダクションに参加するのは、余計なプレッシャーがかかりませんか?

ヴィルジニー:全て監督の仕切り方次第だと思いますね。「ザ・ビーチ」の監督のダニー・ボイルは、「いいかい、真面目にやれ!この映画は大作だ!」なんて決して言わなかったもの。そのプレッシャーと言うのは自問しない限り存在しませんね。「レ・ミゼラブル」はキャストにジェラール・ドパルデュー、クリスティアン・クラヴィエ、ジョン・マルコヴィッチ、ジャンヌ・モローとシャルロット・ゲンスブールで、素晴らしい俳優たちと仕事が出来て、ヴィルトル・ユーゴーのテキストをやれるのですから、プレッシャーと言うより、幸福でしたね。

テレ スター:アメリカはあなたに色目を使っています。ウディ・アレンとアベル・フェラーラはあなたに出演依頼をしたそうですが、国外脱出したいですか?

ヴィルジニー:アメリカで映画を撮るのはいいけど、住むのは嫌よ!私がいるのはここだもの。一緒に仕事をしたいフランスの監督がたくさんいるしね。

テレ スター:なぜこの仕事をしたいと思ったのですか?

ヴィルジニー:とても若くして仕事を始められたのは幸運でした。2才の時、写真のモデルの仕事をしていたんですね、私の母の友人の子がその仕事をしていて。それからオーディションを受けて(映画)撮影もするようになったんです。でも私は子役スターでもなかったし、貰えた役が続いただけです。私の両親が素晴らしかった。多くを負っていますね、女優になりたいを言う私の夢を壊さなかったですから。この仕事は不安定だからきちんと学校へ行きなさいと繰り返し言ってくれましたしね。

テレ スター:ご両親も俳優の仕事を?

ヴィルジニー:いいえ。父は市場で働いていました。コメディア・デラルテみたいな面が私は大好きなんですね。何度も父について行ってお釣を渡したりしました、でも厭きなかったんです。家族に聞くところによると、父方の祖母が女優になりたくて若い頃演劇をやっていたんですね。この仕事を始めた時、祖母の旧姓だったルドワイヤンと言う名前を使ってみないかって聞かれたんです。名前が受け継がれるのが素敵だなと思って。

テレ スター:そんなに若くして働くと独立心が芽生えませんでしたか?

ヴィルジニー:私は16才の時、一人暮らしを始めました。でもそれは反抗心からではなくて、リセにも行っていたし、父と同じ通りに住んでいましたから。島流しになっていたと言う訳じゃないんです・・・

テレ スター:「ザ・ビーチ」は楽園を探す物語ですが、自分の楽園は見つかりましたか?

ヴィルジニー:ええ(笑)!仕事をしていない時は、南仏のバスク地方に住んでいます。時間がある時アレンジ出来る家を買ったんです。あまり外出しないから自分の家があるというのが嬉しいんですね。家にいて好きな人たちに囲まれて食事を作ったりしてあげるのが幸せなんです。
この生活と撮影の緊張と興奮とを交互に出来るのが好きです。それで映画に特別な次元があるわけです。

テレ スター:自分のキャリアのために犠牲にしたくないものは何ですか?

ヴィルジニー:自分の幸福、今の生活と人生。キャリアのために自分が危険にさらされてると感じたら、非常アラームを鳴らすわ。

テレ スター:あなたは働き物で、気前がよく、優しくて、時間に几帳面で真面目だと言われていますが、欠点はひとつかふたつ位ないのですか?

ヴィルジニー:たくさんありますよ!それに他人よりはよく知っているつもりです。それは当たり前でしょ。5分後に私が間違っていたと言うことになったとしてもね。私は結構頑固でせっかちで気まぐれなところもあります。一つのレストランで食事すると他の場所へは行かなかったり・・・気を付けるようにはしてます。それにいつも自分でがっかりするんですが、ユーモアのセンスがおかしいみたい。私が冗談を言っても皆笑わないんです。私は何故だか分らないのに友人たちは爆笑していることもあるし!

テレ スター:おとぎ話を生きてるなと言う印象はありますか?

ヴィルジニー:ええ、でもまたすべき事はたくさんあると自分では思ってます。私は23歳。明日はどうなるか分らない。だから面白いんじゃない!色々な思いを経験して、様々な人と出会えるから・・・★

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