エヴァ・ガードナー Ava Gardner

本名:
エヴァ・ ・ガードナー
エヴァ・ガードナー
職業:
俳優
生年:
1922年12月24日
出身国:
アメリカ
出身地:
ノース・カロライナ州 ボーデン
没年:
1990年1月25日
代表作:
『殺人者』(46)
『ショー・ボート』(51)
『裸足の伯爵夫人』(54)

アメリカ南部でタバコ農場を営む家庭の7人兄弟の末っ子として生まれ、 家庭は裕福ではなかったものの、幼い頃は近所の男の子たちとタバコ畑を遊び場にして活発に過ごした。 15歳の時に父親を亡くし、高校を卒業すると大学で秘書としての基礎を学んでいたが、 姉夫婦が住むニューヨークに遊びに行った際、写真家だった姉の夫はガードナーをモデルに写真を撮影。 写真店のショー・ウィンドーに飾っていた彼女の写真がM-G-M社のスカウトマンの目に留まり、 テストに合格したガードナーはM-G-Mと7年の専属契約を結んで41年にハリウッド入りを果たした。 入社して間もなく子役スターのミッキー・ルーニーがガードナーに惚れ込み、二人はスタジオ上層部の反対を押し切って結婚したが、 夜遊び好きで派手な生活を好むルーニーとの結婚生活は長くは続かず2年後に離婚。 富豪のハワード・ヒューズもガードナーに夢中になり、二人は長年にわたって交友を続けたが結婚には至らなかった。 美人でスタイルがよかったが、演技の経験がなく、強いアメリカ南部訛の英語を喋るガードナーはスタジオでの最初の数年間を水着の写真撮影や訛の矯正、演技の勉強に費やし、 42年の『We are Dancing』で端役として映画デビューしたが、 その後も『デュバリイは貴婦人』(43)、『姉妹と水兵』(43)、『恋愛聴診器』(44)など初期の出演作はセリフの少ない端役やエキストラばかりだった。 45年にはバンドリーダーのアーティ・ショーと再婚したが、趣味も性格も違う二人の結婚は長くは続かず翌47年に離婚。 46年のB級ウェスタン『Whistle Stop』では初の大役を務め、 同年にはユニヴァーサル社に貸し出されてアーネスト・ヘミングウェイの短編を映画化したフィルム・ノワール『殺人者』(46)に出演。 バート・ランカスターを破滅に追い込む悪女(ファムファタール)を熱演して大きな注目を集めた。 彼女の評判に気を良くしたM-G-Mは次回作『自信売ります』(47)でトップ・スターのクラーク・ゲイブルの相手役に起用し、 ガードナーはナイトクラブの歌手を好演。 この頃、歌手で俳優のフランク・シナトラと恋に落ちるが、妻あるシナトラとの不倫劇は世紀の大ロマンスとして世間の注目を集めた。 ブロードウェイのヒット・ミュージカルを再映画化した『ショー・ボート』(51)では、黒人と白人のハーフ、ジュリー役を獲得。 歌は吹き替えられたものの、他の出演者を圧倒する迫真の演技を披露して、スターの座を不動のものにした。 51年にはシナトラの離婚が成立し、その72時間後に二人は結婚。 53年の『モガンボ』では、オリジナル版の『紅塵』(32)でジーン・ハーローが演じたエロイズを熱演。 その演技は批評家から絶賛され、アカデミー主演女優賞に初ノミネートされた。 当時スランプに陥っていたシナトラはガードナーの励ましと支援を受けて、『地上より永遠に』(53)でカムバックを果たしたが、 二人とも気性が激しく独占欲が強いために口論が絶えず2年後に別居。 オスカー・ノミネートによってスターとしてだけでなく演技派俳優としての名声も獲得したガードナーは、 54年の『裸足の伯爵夫人』でハンフリー・ボガート、ロッサノ・ブラッツィ、 エドモンド・オブライエンといった豪華男優陣を相手に迎えて、ハリウッドの全ての女優が演じることを望んだ悲運の女優マリアを熱演。 この映画の役作りのために習得したフラメンコは、その後ガードナーの趣味の一つとなった。 55年にはスペインに移り住み、闘牛士とのロマンスやフラメンコを楽しみながら『ボワニー分岐点』(56)、『陽はまた昇る』(57)、『渚にて』(59)などのアメリカ国外で作られるランナウェイ映画に出演。 57年にはシナトラとの離婚が成立し、58年には17年間在籍したM-G-Mとの契約が終了した。 60年代にはスペクタクル史劇『北京の55日』(63)や『天地創造』(66)などの話題作に出演し、 テネシー・ウィリアムズ原作の『イグアナの夜』(64)で演じたホテルの女主人役は高く評価されたが、 映画はどれも大きな成功を収めず、次第にガードナーの人気も衰えていった。 68年には税金の高いスペインを離れてロンドンに移住。 70年代に入ると演技よりもお金のために 『大地震』(74)、『カサンドラ・クロス』(76)、『シティ・オン・ファイア』(79)などのパニック映画にオールスター・キャストの一人として出演。 初の米ソ合作映画として話題を呼んだミュージカル『青い鳥』(76)では、M-G-M時代のライバル、エリザベス・テイラーとの初共演を果たした。 80年代にはテレビに進出し、連続テレビドラマ『Knots Landing』(85)では衰えることのない美貌と演技が話題を呼んだが、翌年のテレビ映画『Karem』(86)が最後の出演作となり、 同年には風邪をこじらせて肺炎で入院。入院やリハビリにかかった費用約100万ドルは過去に支援を受けたシナトラが全額負担した。 90年には自伝を書き上げたが、出版を待たずして同年肺ガンでこの世を去った。
出身地のノース・カロライナ州にはガードナーゆかりの品々を展示した美術館があり、 04年にはハワード・ヒューズの半生を描いた伝記映画『アビエイター』が公開され、『パール・ハーバー』(01)の ケイト・ベッキンセイルがガードナーに扮した。

紹介作品

殺人者(46)

出演

モガンボ(53)

出演

渚にて(59)

出演



MAIN | FILMS | STARS & MAKERS | DICTIONARY | HISTORY | BBS | OTHRES