エリザベス・テイラー Elizabeth Taylor

本名:
エリザベス・ロズモンド・テイラー
エリザベス・テイラー
愛称:
リズ・テイラー
職業:
俳優、製作者
生年:
1932年2月27日
出身国:
イギリス
出身地:
ロンドン
没年:
----
代表作:
『花嫁の父』(50)
『陽のあたる場所』(51)
『クレオパトラ』(63)

美術商の両親のもとに生まれ、彼女が7歳になると一家は戦争が近づいていたロンドンを離れてアメリカのカリフォルニア州に移り住む。娘が女優として成功することを望んだ母親は、テイラーをユニヴァーサル社に売り込み、42年の低予算映画『There's One Born Every Minute』でハリウッド・デビューを飾らせる。しかし、映画はさしたる成功を収めず、テイラーも注目を集めなかったためユニヴァーサルは彼女を解雇してしまう。しかし、映画はM-G-M社の製作者の目に留まって、43年の「名犬ラッシー」シリーズ第一作『家路』のヒロイン役に抜擢されて、M-G-Mと7年の専属契約を交わす。『ジェーン・エア』(44)や『ドーヴァーの白い崖』(44)などで子供とは思えない美貌と演技力を披露し、『緑園の天使』(44)では乗馬の特訓中に落馬で脊髄を痛めるが、男装する少女という難しい役柄を見事に演じて映画を成功に導く。 44年にはM-G-M撮影所内の学校に編入し、以後10代の多感な少女時代のほとんどを撮影所内で過ごした。15歳の時に出演した『奥様武勇伝』(48)では早くもウェディング・ドレス姿を披露。共演者のピーター・ローフォードと恋に落ちて結婚しようとするが、スタジオの反対にあって実現せずに終わる。翌49年にはM-G-Mスターが総出演した『若草物語』で三女のエイミーを好演。彼女が18歳の時に出演した『花嫁の父』(50)では結婚式を控えて不安に揺れる女性を熱演。実生活でもホテル王の息子コンラッド・ヒルトンと結婚して話題となり、映画は大ヒットを記録。翌51年には続編『可愛い配当』も作られた。しかし、実生活は映画ほど上手く行かず、ヒルトンとの新婚生活はわずか9ヶ月で破局してしまう。 パラマウント社に貸し出されて富豪の令嬢を演じた『陽のあたる場所』(51)では、共演のモンゴメリー・クリフトと監督のジョージ・スティーブンスに刺激されてはじめて演技に目覚め、撮影を通して意気投合したクリフトとは生涯に渡る友人となる。映画監督のスタンリー・ドーネンと家出騒ぎを起こすほどの恋愛劇を演じた後、52年に『黒騎士』(52)で共演した20歳年上のマイケル・ワイルディングと2度目の結婚をする。 ヴィヴィアン・リーに代わって出演した『巨象の道』(54)、ジェームズ・ディーンと共演した『ジャイアンツ』(56)、オスカー初ノミネートを果たした『愛情の花咲く樹』(57)などの大作に出演して大女優としての貫禄を披露し、57年には『八十日間世界一周』の製作者マイケル・トッドと熱烈な恋愛の末に3度目の結婚を果たす。 しかし、翌58年にトッドは飛行機事故で急死。深い悲しみの淵にあったテイラーはデビー・レイノルズの夫で歌手のエディ・フィッシャーに慰められるが、二人は恋に落ちてしまい59年に結婚。当時不倫はタブーだったため、二人はマスコミと世論の両方から激しい非難を浴びた。 テイラーは不誠実な家庭破壊者のレッテルを貼られながらも『熱いトタン屋根の猫』(58)と『去年の夏突然に』(59)では共にオスカーにノミネートされる好演を披露してハリウッドNo.1女優としての地位を獲得。60年には100万ドルという記録的な出演料で『クレオパトラ』(63)への出演を承諾する。 『クレオパトラ』の撮影に入る前に出演した『バターフィールド8』では娼婦を熱演し、念願のアカデミー主演女優賞を獲得。『クレオパトラ』の製作は度重なるトラブルによって難航したうえに、テイラーは生死の間をさまようほどの重い急性肺炎にかかってしまう。また、撮影中に共演者で妻帯者のリチャード・バートンとの大ロマンスも話題となり、二人は64年に結婚。 以後二人は『予期せぬ出来事』(63)、『いそしぎ』(65)、『バージニア・ウルフなんかこわくない』(66)、『じゃじゃ馬ならし』(67)の5作品で共演。テイラーは美しいだけのヒロインから演技派女優への見事な転身を果たし、『バージニア〜』ではニューヨーク批評家協会賞と2度目のアカデミー主演女優賞を獲得する。 しかし、女と酒ぐせが悪いバートンと気性の激しいテイラーの結婚生活は愛憎相半ばしたもので、二人は74年に離婚するが、翌75年に再婚。 76年にはバートンと離婚して政治家のジョン・W・ワーナーと7度目の結婚を果たす。70年代は私生活で話題を提供することが多かったが、エヴァ・ガ―ドナーと共演した『青い鳥』(76)やハロルド・プリンス監督の『A Little Night Music』(77)などに出演。 80年代は『クリスタル殺人事件』(80)や『トスカニーニ』(88)などに出演するが、病気がちの体調のため過酷な撮影が要求される映画よりもテレビ用映画やドラマへの出演が多くなる。 ワーナーと82年に離婚した後、ロマンスや婚約の噂やニュースが何度も流れたが、91年に入院先の病院で知り合った元建設工のラリー・フォテンスキーと8度目の結婚をする。93年にはアカデミー協会から特別名誉賞が贈られ、94年の人気アニメの実写版『フリントストーン モダン石器時代』以後映画出演はなく、フォンテンスキーとは96年に離婚した。
友人のロック・ハドソンの死を機にエイズ撲滅に力を入れるようになり、87年には全米エイズ研究基金の議長を務めてチャリティー活動にも積極的に参加。同87年には香水ブランド「パッション」を発表して大きな成功を収めた。 ラクウェル・ウェルチがテイラーを演じる『トーチソング』と、デイヴィッド・ハイマンの伝記『リズ』をもとにした『エリザベス・テイラー物語』の2本のテレビ用伝記映画が企画されたが、共にテイラーの反対にあって実現せずに終わった。

紹介作品

若草物語(49)

出演

陽のあたる場所(51)

出演

ジャイアンツ(56)

出演

熱いトタン屋根の猫(58)

出演

バターフィールド8(59)

出演

クレオパトラ(63)

出演

バージニア・ウルフなんかこわくない(66)

出演



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