ナバロンの要塞 The Guns of Navarone
公開:
1961年
ナバロンの要塞
製作:
ハイロード・プロダクション / コロムビア・スタジオ

カール・フォアマン
監督:
J・リー・トンプソン
原作:
アステリア・マクリーン
脚本:
カール・フォアマン
撮影:
オズワルド・モリス
音楽:
ディミトリ・ティオムキン
出演:
グレゴリー・ペック

デビッド・ニーブン

アンソニー・クィン

ギリシャのエーゲ海にあるナバロン島にドイツ軍が巨大な2門の大砲を装備する要塞を建設する。この大砲を破壊するために6人の特殊工作員が集められ、彼らはドイツ軍の執拗な追跡をかわしながら、現地のゲリラ兵たちと協力して大砲に爆弾を仕掛けるために断崖の絶壁に建設された要塞へ侵入する。特殊な任務を受けた男達の活躍をダイナミックに描いて戦争をテーマにしたアドベンチャー映画のはしりとなった傑作戦争アクション映画。

コロムビア社はアリステア・マクリーンのベストセラー小説の映画化権を57年に購入。翌年の9月、スタジオは当時としては最高の制作費である600万ドルを投入するブロックバスター映画として製作することを発表し、『戦場にかける橋』(57)の脚本家カール・フォアマンに今作の脚本執筆と製作を依頼する。フォアマンは主人公のマロイ役にケーリー・グラントを、ミラー役にアレック・ギネスを希望するが、グレゴリー・ペックとデビッド・ニーヴンが演じることに決まる。また、フォアマンは映画の興行面を考慮して、マクリーンの許可を得て原作には登場しない女性キャラクター、マリアとアンナを映画に登場させる。監督にはテンポのよいストーリーテリングと斬新な映像感覚が売りのイギリス出身の監督トンプソンを起用する。屋外ロケーション場所の候補としてフォアマンはキプロス島を検討するものの、撮影は青い海が美しいエーゲ海のロードス島で行う。嵐のシーンはスタジオのタンクに小船を浮かべて撮影され、ラストの要塞爆破シーンでは、美術監督のジェフリー・ドレイクはロンドンのシェパートン・スタジオに実際に稼動するエレベーターを備えた実物大の要塞のセットを建設し、他に3つのサイズの違う要塞内部のセットを組み立てて、全てのサイズともに6台のキャメラを使用して爆破シーンを撮影した。映画は批評家と観客の両方から熱烈に歓迎され、1300万ドルを稼ぎ出して61年度の興行収入ナンバーワンに輝くと共に、ゴールデングローブ賞の作品賞を受賞し、アカデミー賞では作品賞を含む7部門でノミネートされる。

78年には『007』シリーズを手掛けたガイ・ハミルトン監督が、ロバート・ショウとハリソン・フォード主演で、今作の後日談的な作品『ナバロンの嵐』を製作する。


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