ジョン・バリモア John Barrymore

本名:
ジョン・シドニー・ブライス
ジョン・バリモア
愛称:
偉大なる横顔 / ジャック
職業:
俳優
生年:
1882年2月15日
出身国:
アメリカ
出身地:
ペンシルバニア州 フィラデルフィア
没年:
1942年5月29日
代表作:
『狂へる悪魔』(20)
『ドン・ファン』(26)
『グランド・ホテル』(32)

両親、叔父のジョン・ドリューも俳優という芸人一家バリモア家の末っ子として生まれ、 18歳の時に父親の舞台に出演するが、始めは演技に興味を示さず、漫画家になることを夢見てイギリスとニューヨークの学校で絵を学ぶ。 フリーランスのイラストレーターとして「ニューヨーク・イヴニング・ジャーナル」紙で漫画を書いていたが、 1903年にエセル主演の舞台『マグダ』に出演し、同年にはブロードウェイに進出。 経済的な理由から、1905年から兄のライオネルと姉のエセルの後を追って本格的に俳優の道を歩み始めた。 1909年の舞台『The Fortune Hunter』のヒットによってブロードウェイのスターダムにのし上がり、 「偉大なる横顔」と評されたハンサムなルックスと美声、そして性格俳優としての抜群の演技力によってマチネー・アイドルとして人気を博す。 翌10年には若手俳優のキャサリーン・ハリスと結婚。 13年には、初の長編映画『ザ・スクォー・マン』(13)を成功させた製作者ジェシー・L・ラスキーの誘いでハリウッド入りを果たし、 バリモア主演でヒットした舞台の映画化『An American Citizen』(13)で映画デビューを果たす。 映画では演じ甲斐のある役が少なかったため、ハリウッド進出後も舞台をメインに活躍するが、 17年の『義侠ラッフルズ』が大きな成功を収めると、映画ファンからも人気を博してハリウッド・スターの仲間入りを果たす。 『失はれた花嫁』(19)や『愛の試練』(19)ではエクスタシーに満ちた演技を披露。 『狂へる悪魔』(20)では舞台で鍛えた演技力を活かしてジキル博士とハイド氏を演じ分け、人間の善悪の極限を見事に表現して高い評価を得る。 また、同年にはシェークスピア原作の舞台『リチャード三世』に出演。タイトルロールを演じたバリモアは絶賛を浴びるが、役作りに打ち込みすぎたためにノイローゼになってしまい、舞台は4週間で打ち切られた。 20年にはミッチェル・ストレンジと再婚。その後も、舞台と映画の両方で活躍し、24年にはワーナー・ブラザーズ社の専属となって『ボー・ブラムメル』に出演。 初のサウンド映画となった26年の『ドン・ファン』ではタイトル・ロールのプレイボーイを持ち前のルックスを活かして好演する。 ハーマン・メルヴィルの古典小説『白鯨』の映画化『海の野獣』(26)では、片足を奪った巨大な白鯨に闘いを挑む狂気の船長エイハブを熱演。 彼の役者としての本領を発揮した鬼気迫る演技は絶賛され、4年後の30年にトーキー版としてリメイクされた『海の巨人』でも再びエイハブを演じた。 28年には女優のドロレス・コステロと3度目の結婚。翌29年のエルンスト・ルビッチ監督の『山の王者』はバリモア初のトーキーとなった。 その後、兄ライオネルが所属するM-G-M社に移籍。 32年にはM-G-Mの5大スター共演の群像劇『グランド・ホテル』に出演し、このアカデミー作品受賞作でバリモアはグレタ・ガルボの相手役を務めて往年の二枚目ぶりを披露した。 また、『愛の嗚咽』(32)では映画初出演のキャサリン・ヘプバーンの父親を演じ、『Rasputin and the Empress』 (32) では兄ライオネルと姉のエセルとの共演を果たした。 33年頃からアルコールに依存するようになり、私生活を反映したような酔いどれの紳士を演じた『晩餐八時』(33)やクラーク・ゲーブルと共演した『夜間飛行』などに出演するが、出演作は激減してしまう。 ハワード・ホークス監督のスクリュボール・コメディ『特急二十世紀』(34)では、エゴイスティックな舞台演出家を熱演して新境地を開拓するが、 脇役としての出演が多くなり、ロミオの親友マーキュシオを演じた『ロミオとジュリエット』(36)や『マリー・アントワネットの生涯』(38)などM-G-Mの大スター、ノーマ・シアラーの主演作などに出演。 36年にはモデルのイレーヌ・バリーと4度目の結婚をするが4年で破局。出演作も途絶えた42年、貧困のうちにひっそりとこの世を去った。
娘のダイアナも女優となったが、父親と同じくアルコール中毒で死亡。 息子のジョン・バリモア・ジュニアと、彼の娘ドリューも俳優となり、ドリューは人気子役として『E.T.』(82)などに出演。 その後、酒と麻薬に溺れてスランプに陥ってしまうが、カムバックしてハリウッド・スターの仲間入りを果たし、俳優兼製作者として『25年目のキス』(99)や『チャーリーズ・エンジェル』(00)などのヒット作を手掛けている。

紹介作品

グランド・ホテル(32)

出演



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