ローレン・バコール Lauren Bacall

本名:
ベティ・ジョーン・パースキー
ローレン・バコール
愛称:
ベティ / ベイビー / ザ・ルック(視線)
職業:
俳優
生年:
1924年9月16日
出身国:
アメリカ
出身地:
ニューヨーク州 ニューヨーク
没年:
----
代表作:
『脱出』(42)
『三つ数えろ』(46)
『億万長者と結婚する方法』(53)

6歳の時に両親が離婚し、母親に引き取られて育てられる。ダンサーになることを夢見て2歳からダンスを習いはじめ、高校生の頃から俳優を志すようになって演劇学校に通い始める。高校を卒業するとニューヨークのアメリカ舞台芸術アカデミーに入学。演技を学びながらオフ・ブロードウェイの舞台に立つが、なかなか良い役がつかず、お金を稼ぐためにファッション・モデルや劇場案内係の仕事を始める。ファッション業界の大物ダイアナ・ブリーランドに気に入られて「ハーパーズ・バザー」誌の表紙を飾り、この雑誌がハワード・ホークス監督の妻スリム・ホークスの目に留まって、彼の新作『脱出』(44)のヒロイン役に抜擢される。ホークスはバコールに声域を低く保たせるための発声訓練をさせ、彼女はビバリーヒルズの丘の上で『聖衣』を何週間も朗読して深みのある声を作って撮影に臨む。共演のハンフリー・ボガートは新人の彼女をリードして、息の合った演技を披露。ホークス監督によってバコールという芸名を与えられて華々しい映画デビューを果たし、彼女が演じた、マレーネ・ディートリッヒを彷彿させる高慢で退廃的な女性像は公開と同時にセンセーションを巻き起こす。また、緊張のために起こる首の震えを隠すために、顎をひいて上目づかいに相手を見てしまうことから、映画ファンには「ザ・ルック(目線)」の愛称で親しまれるようになる。『脱出』の撮影を通してバコールと25歳年上のボガートは互いに惹かれ合って、劇中同様恋に落ち、再びホークス監督と組んだ『三つ数えろ』(46)でもボガートと共演。撮影終了後にボガートと彼の3番目の妻メイヨとの離婚が成立して、45年に二人は結婚する。『三つ数えろ』の前に公開された出演作『密使』(45)では凡庸な演技を披露してしまい、早くも彼女のキャリアが危ぶまれたが、ホークスとスタジオは『三つ数えろ』にボガートとバコールの共演シーンを撮り足して公開。二人の呼吸の会ったコンビぶりは『脱出』の時と同じく好評を持って迎えられて、ボガートとは『潜行者』(47)と『キー・ラーゴ』(48)でも共演を果たす。しかし、仕事よりも家庭を優先するバコールはボガートと一緒にいる時間を優先し、ボガートが出演する『アフリカの女王』(51)のアフリカ・ロケにも同行する。マリリン・モンローとベティ・グレイブルと共演を果たした『億万長者と結婚する方法』(53)や、グレゴリー・ペックと共演した『バラの肌着』(57)ではコメディのセンスを披露。57年に『将軍ベッドに死す』でボガートとの5度目の共演の準備を行っていた矢先、ボガートが咽喉ガンで帰らぬ人となる。サミー・デイビス・ジュニアが、バコールのことを「生まれながらのボギーの伴侶」と呼んだほど二人の結婚生活は円満だっただけに、人生の伴侶を失ったバコールの悲しみは深く、立ち直るまでに時間が掛かったが、フランク・シナトラとの熱愛を経て、俳優のジェーソン・ロバーツと知り合い、61年にロバーツと再婚する。60年代に入ると映画界を離れて活動の場を舞台に移し、65年にはブロードウェイのコメディ劇『サボテンの花』での生真面目な中年女性役が賞賛を受け、70年には『イヴの総て』(59)の舞台ミュージカル版『アプローズ!』に出演。ベティ・デイヴィスが演じたマーゴ役を演じて絶賛を浴びてトニー賞を獲得。映画に続いて舞台でも大きな成功を収める。64年のスリラー『残虐療法』で映画界に復帰するが、私生活はロバーツの飲酒癖が原因でうまく行かず、69年に二人は離婚する。70年代はオールスター・キャストのミステリー映画『オリエント急行殺人事件』(74)や、ジョン・ウェインの遺作となった『ラスト・シューティスト』(76)に出演。『殺しのファンレター』(81)でストーカーに狙われるスターに扮した後、再び舞台に戻り『女性No.1』(42)の舞台版に出演して2度目のトニー賞を受賞する。90年代には『ミザリー』(90)や『プレタポルテ』(96)などに出演。脇役ながら印象的な演技を披露し、96年の『マンハッタン・ラプソディ』では主役を食う熱演によってゴールデン・グローブ賞の助演女優賞を獲得し、アカデミー助演女優賞にノミネートされる。最近は舞台、映画、テレビ・ドラマへの出演だけでなく、テレビ番組の司会なども務めて、その元気な姿をお茶の間に披露している。
バコールが生い立ちからブロードウェイ俳優として成功するまでを綴った自伝『私一人』は、79年に出版されるとベストセラーとなって全米図書賞を受賞。94年にはその後の彼女の生活を綴った『いまの私』が出版された。ボガートの間に一男一女をもうけ、ロバーツとの間に生まれたサム・ロバーツは俳優になり『プレタポルテ』(94)や『A.I.』(2001)などに出演している。

紹介作品

脱出(42)

出演

三つ数えろ(46)

出演

潜行者(47)

出演

キー・ラーゴ(48)

出演



MAIN | FILMS | STARS & MAKERS | DICTIONARY | HISTORY | BBS | OTHRES