テレサ・ライト Teresa Wright

本名:
ミュリエル・テレサ・ライト
テレサ・ライト
職業:
俳優
生年:
1918年10月27日
出身国:
アメリカ
出身地:
ニューヨーク州 ニューヨーク
没年:
2005年3月6日
代表作:
『偽りの花園』(41)
『ミニヴァー夫人』(42)
『我等の生涯の最良の年』(46)

保険会社に務める父親のもとに生まれ、子供の頃は引越し続きの生活を送り、 ニューヨーク旅行の時に鑑賞した舞台『Victoria Regina』でのヘレン・ヘイズの演技に心打たれて俳優を志すようになった。 高校では学校演劇に参加して主演を務め、卒業後はプロの俳優を目指してマサチューセッツ州のワーフ・シアターに参加。 この劇団で2年間見習として修行を積んだ後、ニューヨークに上京。既にミュリエル・ライトという名前の女優がいたため、ミドルネームのテレサ・ライトを芸名にして売り出す。 38年にはソートン・ワイルダー原作のブロードウエイの舞台『Our Town』のオーディションを受けて、ドロシー・マッガイア扮するヒロイン、エミリーの代役を獲得。 ワシントンDCでの公演では端役のレベッカを演じ、ニューイングランド公演では主演を務めた。 その後、ニューハンプシャーの劇団に参加して主に子役を演じ、ニューヨークに戻ると舞台『Life With Father』のメアリー役で本格的なブロードウェイ・デビューを飾る。 舞台は好評を博してロングランを記録し、ライトの評判はブロードウェイだけでなくハリウッドにまで広まり、 評判を聞きつけて舞台を観た独立製作者のサミュエル・ゴールドウィンは、彼女の純真無垢な魅力に将来性を感じて専属契約を結ぶ。 リリアン・ヘルマンのヒット舞台『偽りの花園』の映画化を進めていたゴールドウィンは、ライトをベティ・デイビス扮する強欲な母親の娘役に抜擢。 彼女のハリウッド・デビュー作は高い評価を得ただけでなく、ライトの演技も絶賛されてアカデミー助演女優賞ノミネートの栄誉に輝いた。 翌42年にはM-G-M社に貸し出されてウィリアム・ワイラー監督の戦意高揚映画『ミニヴァー夫人』に出演。 グリア・ガースン扮するミニヴァー夫人の義理の娘を熱演して好評を博し、 同年の伝記映画『打撃王』(42)では不滅の記録を打ち立てたヤンキースのルー・ゲーリックの妻を熱演して映画をヒットに導いた。 この年のアカデミー賞では『ミニヴァー夫人』で助演女優賞に、『打撃王』で主演女優賞にダブル・ノミネートされる快挙を成し遂げ、前者で助演女優賞を獲得。 わずか3作のみの出演で演技派女優としての名声をほしいままにした。 42年には脚本家のニーヴン・ブッシュと結婚。 43年にはユニヴァーサル社に貸し出されてアルフレッド・ヒッチコック監督のサスペンス『疑惑の影』に出演。 ジョセフ・コットン扮する叔父に不審を抱くヒロインを熱演した。 フレドリック・マーチやマーナ・ロイといったオールスターキャストで復員兵たちの苦悩を描いたアカデミー作品賞に輝く『我等の生涯の最良の年』(46)では、 ダナ・アンドリュースと許されざる恋に落ちる女性を熱演。 47年の『気まぐれ天使』では牧師の妻を演じる予定だったが、妊娠のため降板した。 ヒット作やアカデミー賞受賞作など出演作には恵まれていたが、 俳優たちをこき使って敬意を払わないゴールドウィンのやりかたに不満を募らせていたライトは、48年の『魅惑』を最後にゴールドウィンとの契約を解消。 フリーの俳優として再出発した彼女はマーロン・ブランドの映画デビュー作『男たち』(50)、ジョージ・スティーブンス監督のドラマ『生きるためのもの』(52)、 ジョージ・キューカー監督のコメディ『The Actress』(53)などに出演したが、ゴールドウィン在籍時の質と成功を得ることは出来なかった。 50年代に入ると、映画だけでなく新しく登場したテレビにも積極的に出演。 『The 20th Century-Fox Hour』、『The US Steel Hour』、『Ford Television Theatre』などのテレビ番組にゲストとして出演し、 アニー・サリバンに扮したテレビ版『奇跡の人』(57)とパーキンソン病に冒される写真家を演じた『The Margaret Bourke-White Story』(60)ではエミー賞にノミネートされた。 57年には古巣の舞台に戻ってウィリアム・インジの戯曲『The Dark at the Top of the Stairs』に出演。以後も継続的に舞台に出演し、『女相続人』、『喝采』、『ガラスの動物園』などの舞台に出演した。 58年の『The Restless Years』を最後に映画界からの引退を表明し、59年には劇作家のロバート・アンダーソンと再婚。 映画界引退後もテレビと舞台への出演は続けていたが、69年の『ハッピーエンド/幸せの彼方に』から映画界に復帰。 その後も『ある日どこかで』(80)、『情熱の代償』(88)、『レインメーカー』(97)など時折映画に出演して印象的な演技を披露した。 75年にはリバイバル版の舞台『セールスマンの死』でジョージ・C・スコットと共演。 89年のテレビ・シリーズ『Dolphin Cove』では三度目のエミー賞にノミネートされた。 2003年には75周年を迎えたアカデミー賞の授賞式に出席して、オリビア・デ・ハビランドマーガレット・オブライエンら往年の女優らと共に元気な姿を見せていたが、05年に心臓発作が原因でこの世を去った。

紹介作品

偽りの花園(41)

出演

ミニヴァー夫人(42)

出演

打撃王(42)

出演

我等の生涯の最良の年(46)

出演



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