ヴィヴィアン・リー Vivien Leigh

本名:
ヴィヴィアン・メアリー・ハートリー
ヴィヴィアン・リー
職業:
俳優
生年:
1913年11月5日
出身国:
インド
出身地:
ダージリン ウェスト・ベンガル
没年:
1967年7月7日
代表作:
『風と共に去りぬ』(39)
『哀愁』(40)
『欲望という名の電車』(51)

インドのカルカッタで株式仲買を営む父親と上流階級出身の母親のもとに生まれ、富豪の娘として何不自由ない少女時代を送る。 イギリスで教育を受けさせることを望む母親は、彼女が5歳になるとロンドンの寄宿学校に入学させ、 寄宿学校の中で最年少だったリーは皆から可愛がられ、後に俳優となるモーリン・オサリバンとも親しくなった。 休暇の時に見たロンドンでの舞台に触発されて俳優を志すようになり、8歳の頃から『真夏の夜の夢』や『テンペスト』などの学生劇に参加。 パリではコメディ・フランセーズの女優アントワーヌから演技を学び、18歳の時に両親の許可を得てイギリスの王立演劇アカデミーに入学。 19歳の時には弁護士のハーバート・リー・ホルマンと結婚し、翌33年には娘のスーザンが生まれた。 恵まれた結婚生活を手に入れたものの女優になる夢を捨てきれず、34年にはイギリス映画『Things Are Looking Up』(34)の端役で映画デビュー。 舞台『美徳の仮面』での好演によって、世界的な名プロデューサー、アレキサンダー・コルダのロンドン・フィルム社と映画出演の契約を交わし、 数本の映画で小さな役を演じた後、37年の『無敵艦隊』ではイギリス演劇界のホープとして注目を集めていたローレンス・オリビエと共演。 共に家族がありながらも二人は恋に落ち、続く舞台版『ハムレット』と映画『二十一日間』(37)でも共演して二人の恋はさらに激しくなり、 オリビエが『嵐が丘』(39)の撮影でハリウッドに渡ると、リーも彼を追って渡米。 超大作『風と共に去りぬ』(39)の主人公スカーレット・オハラ選びが難航していた製作者のデビッド・O・セルズニックは、 オリビエのハリウッドのエージェントだった兄のマイロンから紹介されたリーを、ハリウッド中の女優たちが演じることを夢見たこの大役に抜擢。 監督のビクター・フレミングと共演者のクラーク・ゲーブルとの確執があったものの、 リーは原作のイメージ通りにスカーレットを演じて観客と批評家の両方から絶大な支持を得て、アカデミー主演女優賞の栄冠に輝いた。 翌40年にはオリビエの演出、主演による舞台『ロミオとジュリエット』のブロードウェイ公演でジュリエットを演じ、同年の8月にオリビエと再婚。 『風〜』の大ヒットによってスターの仲間入りを果たしたリーは、すれ違いのメロドラマの傑作『哀愁』(40)でロバート・テイラーの相手役を務めて好評を博し、 41年の『美女ありき』では、オリビエ扮するネルソン提督と禁断の恋に落ちる美女ハミルトン夫人を熱演。 ジョージ・バーナード・ショー原作の『シーザーとクレオパトラ』(45)では過酷な撮影が祟って、撮影中に病に倒れて流産してしまう。 映画の撮影が終了すると、舞台『危機をのがれて』に出演しようとしたリーをセルズニックは契約不履行で訴えたが、 結果はリーの勝訴となってセルズニックとの契約から解放された。 『危機をのがれて』は絶賛を浴びたが、 リーは肺結核にかかってしまい、オリビエの献身的な看護によって元気を取り戻したものの、 躁鬱病からくる精神分裂行動に悩まされ、発作を起してヒステリー状態になると性的に興奮して見さかいのない性的行動をしたといわれている。 ブロードウェイで絶賛を浴びたテネシー・ウィリアムズ原作の舞台『欲望という名の電車』の素晴らしさに触発されたリーは、 オリビエの演出による47年のロンドン版の舞台でブランチ役を演じて絶賛され、48年の『アンナ・カレニナ』ではオリビエ仕込みの演技でタイトル・ロールを熱演。 映画版『欲望という名の電車』の監督に起用されたエリア・カザンはリーをブランチ役に抜擢。 肺結核と躁鬱病に悩まされながらも、マーロン・ブランドアクターズ・スタジオ出身の俳優達と互角に渡り合い、 白熱した演技合戦を披露して2度目のアカデミー主演女優賞を獲得した。 53年にはスリランカで『巨象の道』の撮影に参加するが、ヒステリーが悪化して撮影途中で降板し、映画はエリザベス・テイラー主演で完成。 リーは入退院を繰り返し、56年には再び流産してしまい、看病に疲れたオリビエとの結婚生活も冷め切ってしまった。 二人は『アントニーとクレオパトラ』や『眠れる王子』などの舞台で共演したが、60年に離婚。 61年にはテネシー・ウィリアムズの舞台劇の映画化『ローマの哀愁』でジゴロの若者に恋をする往年の名女優を演じ、 63年には50歳で初めて舞台ミュージカル『タワリシチ』に出演。 彼女の歌とダンスは舞台と共に絶賛を浴び、トニー賞の主演女優賞を獲得した。 俳優のジョン・メリヴェールやジャン・ピエール・オーモンとのロマンスの噂が流れたが、オリビエとの破局以降は結婚することなく闘病生活を送り、 67年、結核の悪化が原因でこの世を去った。

紹介作品

風と共に去りぬ(39)

出演

欲望という名の電車(51)

出演



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