Image WELCOME TO MY HOMEPAGE
劇団PITのジオ掲示板

今井雅之 完結編
Icon In Reply to: 今井雅之パート6
しこう - 2001年07月02日 08時30分15秒



 面白かったです。






























 凄く書きたい衝動に駆られたの。ゆるちて。

 * * *

 ホームのベンチでうたた寝する老人に、必死に語りかける現世のアニキ(今井)。話し終え、その老人を送り出して間もなく、お腹の大きな妊婦さんが隣りにやって来る(この女性、めちゃ英語うまくてびっくり。後で聞いたらこの劇団の英語の先生だったらしい。語力に差が有りすぎ)。意気消沈したアニキも、すぐ隣りの新しい魂に触れ、次への一歩を踏み出す勇気を得るのだった。

 カーテンコール。登場人物が一人、また一人とでてくる。楽日ということもあって、役者の気合いも声の渇れ具合いに比例して高かったということもあって、スタンディング・オベーションでお出迎え。隣りの老紳士もニッコリ。全員、ハケた後、また出てきて拍手を浴びたりして、日本でお馴染の「全員礼」を繰り返す。役者が涙する。客ももらい泣きする。隣りの老紳士はニッコリ。しかし、目頭には光るものがある。たとえ作り涙でも、出すべき時に出す涙は意味があるものだ。そして最後、両手を挙げながら今井は絶叫した。ノー・モア・ウォー!

 漫才はイマイチ面白くない。ガイジン受けを狙ったセリフ回しや大和くささも鼻に付く。しかし、ただこの一言の為、元日本軍兵士に罵倒され、英語に無理矢理トライして10数年も公演を続けるこいつらは偉いと思った。理解されないかもしれない、そればかりか攻撃すらされかねないニューヨーク、ハワイ、ロンドンで公演を行なう彼の意気は本物だと。ただその一言のため。

 面白かったよ。

 日本の外に出て、佇む一人のヒトとして。


(おしまい)


Icon

この投稿へのコメント
「倫敦の今井雅之」後記
| インデックス | ホームページ |

GeoCities