98/02/04
ロ弾きメモ

 僕は5年間チェロを弾いてきましたが、その結果得たものやわかったことを書きます。
 先に言っておきますが、僕は回りくどい言い方が好きなのでその辺は勘弁してください。

 そしてほとんどが僕固有の持論ですから(変な日本語)、みんながそう思っているとは限りません。
 この中には非常にきつい言葉がいっぱいありますが嘘ではありません。生半可な気持ちでオーケストラの楽器を始めることはよくないです。気の弱い人や興味のない人は読まない方がいいでしょう(^-^; 穏やかじゃなくてすみませんです。

 僕は中級者なので中級までしか相談できませんです。


楽器を始める:楽器を始めようと思う人は読んでください

 

Jump toボーイングフィンガリング一般の練習

ボーイング(右手)

 初心者の方はまずきちんとした姿勢きちんとした弓の持ち方で(これが難しい!)開放弦をひきましょう。ダウンもアップも。
 弓の本当の根本からなるべく弓の先まで きれいな音で 音量があまり変わらないようにひきましょう。最初は弓の先まで行きにくいのですが、いつも注意して練習すると行くようになります。
 音が出たら、可能な限り大きい音を出しましょう(きれいな音で)。弾く位置を少し駒に近づけると大きい音が出ます。
 なるべく駒寄りで弾けるようになりましょう。「毎日1ミリでも駒寄りで弾けるように努力している」と言っていた有名なチェリストがいました。
 音の立ち上がりはきちんと毛が弦を噛んだ状態で始まるように、弓を置いて弾き始めましょう。きちんと実のある音で。
弦と弓は垂直であるよう。
 一回のボーイングで弓が上下にぶれないように
 アップとダウンで差が付きすぎないように。

 中級者のために言えることは、弾くときに弦の重さを感じていること。チェロだとピーナッツバターを塗るような感じとシュタルケル氏はおっしゃってました。
チェロは弦によって重みが違うので弾き分けてください。
 それをふまえた上で、弓をたくさん使いましょう。弓の量が少ないと音が飛びません。僕はウィーンフィルが好きなので弓をたくさん使う努力をします。
 腕の重みを利用する。小手先で弾いていると深い音は出ません。腕の質量と重力を利用しましょう。
 ボーイングは直線的にではなくアーチ型(逆アーチ?)にする。直線的なボーイングは先弓で音が細ります。元弓から中弓は腕の重さを利用して、中から先はできるだけ粘って、少し押しつける感じで弾きます。そうするとボーイングの形は弓の木のようなアーチ状になります。直線ではなくアーチです。
 弓の返しに間をあけない練習もしましょう。ダウンからアップは得意な人が多いけど、アップからダウンの返しは下手な人が非常に多いです。チェロに限りません。僕もこのことに気づいたときはびっくりしました。返しの練習は全弓を使うのではなく短い音をテヌートで連続して弾く方が効果的です。メトロノーム60一拍で往復を始めて二拍、四拍とどんどん短く分割していくとどこかでスタッカートになってしまいます。そこでテヌートになるように右手をいじめます。さらに細かくしてもテヌートで弾けるようにします。返しが下手だと歌えません。
 たまにはアップから練習を始めましょう。みんなアップからダウンの返しが下手だからです。
 弦ではなく楽器の箱をならしましょう。チェロの箱は大きいので、大きさに見合った豊かな音で弾きましょう。
 弦を弾き終わるとき振動を止めないように。弾き終わりで振動を殺す人は好きじゃないです。音を放る感じです。
 とばしは上の応用です。ゆっくりからやればできます。スピッカートはまた別です。僕もうまくないです。
 同じようなことですが高音域ではあまり弦をプレスしないように。Vnのような感じでひきましょう。
 今どの弦をどっちの方向に弾いているのかはっきり意識して弾きましょう。

 ものたりない人はトルトゥリエの教本に変な練習法がいっぱい書いてあります。


フィンガリング(左手)

 

初心者は..
 まず、左手は強く押さえましょう。指を立てると強く押さえやすくなります。指の先で押さえると自然に指は立ちます。カザルスの無伴奏を聞くと打楽器のように押弦してます。強く押さえすぎて悪いことはありません。
 正しい音程で弾きましょう。当たり前のことです。
 ポジションを意識しましょう。自分が今どこのポジションで弾いてるかはっきり意識することが大切です。適当にここらへんという取り方では音程は当たりません。ポジションは教則本で勉強しましょう。

中級者は..
 ヴィブラートを正しくかけよう。ヴィブラートの要素には深さ、速さ、上にかけるか下にかけるか、などがあります。ワンパターンのヴィブラートではなく曲想にあう(と思う)ヴィブラートをかけましょう。
 歌うときは他の指を付けないでとシュタルケル氏がおっしゃってました。自由に歌うには後ろに指を置いたりしないようです。
 すべての音を歌わせましょう
 すべての音に、指に魂を込めて。とロストロさんがいってた。


一般の練習

 本当にうまくなりたいのなら適当にゆっくりなテンポからさらいましょう。ゆっくりといってもゆっくり過ぎるのは馬鹿です。メトロノームを使って目標のテンポを決めてゆっくりから少しずつテンポを上げてさらうのがさらい方の王道です。
 いつも間違えるところはその前の部分から練習しましょう。実は前の部分に原因があったり、つながりに原因があったりします。
 どうしても弾けない速いパッセージなどは後ろから練習しましょう。普通は前からつっかえつっかえ練習したりしますが、後ろのフレーズから徐々に前を付け足す練習法はなぜかよく効きます。チャイ4の第4楽章はそれでさらいました。
 強弱は適当に、音程にはシビアに練習を始めましょう。むりやり強弱をつけるのではなく自然につけられるように音楽を持っていきましょう。音程にはいつもシビアでいるべきです。いつも自分の音程を疑って練習しましょう。
 楽しく練習しましょう。練習を楽しめればうまくなるでしょう。無理な練習は腱鞘炎の原因になりますし、音楽的にも悪い結果をもたらすことがあります。うまくなれば楽しくなりますしね。休憩もきちんととりましょう
 いい音楽をたくさん聴いて自分の好みをはっきりさせておくことも大切です。
 アンサンブルをやると勉強になりますよ。相手を見たりザッツを出したり。とても面白いですし。いい曲もたくさんあります。
 合奏で弾けないと本当につまらないものです。弾けると本当に面白いです。練習しましょう
 指揮を見ましょう。音楽が面白くなります。
 目標を持ちましょう。何事にも目標は必要です。

 

Back toTop楽器を始めるボーイングフィンガリング一般の練習


Tocci's HomePageひとりごと