「NAGISA-なぎさ-


観終わって、すごく心に残る映画です。

舞台は60年代の江ノ島。そこに住む少女の一夏の物語です。主演のなぎさ役の松田まどかさん(ちゃん?)が江ノ島を元気に走り回り、海岸を泳ぐ姿を観ていると、こっちまで元気になってしまいます。
夏休みになったある日、なぎさは海岸で一人の少年に会います。この少年との出会いをきっかけに、なぎさの夏は始まります。いとこの姉さんを見て大人に憧れてみたり、レコードプレーヤー欲しさに海の家でバイトを始めたり。そして少年に二人きりで泳ぎを教え、初めてのキスをします・・・。

一人の少女の夏物語りにすぎないのですが、ちょっとした経験がなぎさにとっては大きな出来事であり、そんな経験を通じて大人になって行くんだなぁ・・・と感じさせます。きっと、誰もがそうなんだと思います。だからこそ、この映画に懐かしさを覚え、どこかほろ苦く感じてしまうのでしょう。

ラスト、なぎさにとって不幸な出来事が訪れます。大切なモノを失ってしまうのです。そんななぎさが砂浜を一人で歩いていたときに流れる「恋のバカンス」。物語のテーマ曲とも言えるこの曲ですが、この場面では、まさになぎさの心情を捉えています。あれだけ元気だったなぎさが見せる涙。本当に心に浸みました。何か、ゾクッとするくらい良いシーンでした。

いろいろ粗もありますが、なぎさの輝きがそれを打ち消してくれています。普通の元気な女の子という感じなのですが、スクリーンでは魅力的でした。
ところで、劇中、なぎさは2度、髪型を変えるのですが、女の子の心理の変化は髪型に現れるものなんですかね?最後、おかっぱにしてしまうのですが、いろいろ経験して背伸びはしてみたけど、結局、もう少し“女の子”でいよう、ということなんでしょうね。個人的にはそんな終わり方が気に入りました(勝手な解釈なんですけど)。

ところで、この映画、湘南地区では上映しないのかな?



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