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★稀代の歌手にして女優であり、今尚八面六臂の活躍をする彼女を紹
介するのは、私には極めて困難です。以下に掲げる宣言文をもってそ
の代わりと致します。

ゲルニカ宣言
第一宣言
二十世紀上半期の前衛音楽、大衆音楽を洋の東西を問わず、その同時代性に鑑み折衷すべく捏造の自己欺瞞顧ず、日々是製作に明け暮れ、その態度までをも含む領域を作品として世に問う。
第二宣言
我々は起つ!
過去音楽圏より分離し、総の音楽をして
真に意義あらしむる新音楽圏を
創造せんがために。
我々は起つ!
過去音楽圏に眠って居る総のものを
目覚さんがために、
溺れつつある総のものを救わんがために
我々は起つ!
我々の此理想の実現のためには、
我々の総のものを愉悦の中に献げ、
倒るるまで、死にまでを期して。
我々一同右を世界に向かって宣言する!!

この文章は、我国初の近代建築運動の旗手、分離派建築協会の「分離派建築宣言」より範をとった。
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ソロアルバム

玉姫様
(1984.01.25)

裏玉姫
(1984.04.25)

極東慰安唱歌

好き好き大好き
(1985.11.28)

東京の野蛮
(1987.04.25)
昭和享年
(1989.12.16)


ヤプーズ アルバム

大天使のように
(1988.09.21)

YAPOOS BEST
(1991.05.21)
ダイヤルYを廻せ
(1991.06.07)/center>
Dadadaism
(1992.10.28)

ヤプーズの不審な行動
(1995.04.21)

HYS
(1995.06.21)

CD-Y
(1998)

ゲルニカ アルバム


改造への躍動
(1982.06.21)

新世紀への運河
(1988.07.21)

電離層からの眼差し
(1989.03.05)

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美神よ、人の世の常ならざりしことを我等に歌わせしめよ・・・・・。
今回は、ゲルニカのアルバム「電離層からの眼差し」より、"戒厳令"をご紹介致します。国籍の不分明なゲルニカらしく、独逸語で歌われています。発声は極めて日本語的で(つまりなまりが強く)、多くの日本人が独逸語を学んだ時代を想起させます。作詞は太田蛍一によってなされ、それをもとに天沼春樹が独逸語に翻訳しています。しかし残念ながら日本語の歌詞がありません。ですから僭越ながら、私の拙訳を付記致します。
Belagerungszustand(戒厳令)

作詞:太田蛍一 独逸語訳詞:天沼春樹 作曲:上野耕二

Die Autobahn in der Nacht
Durchfaehrt im heftigen Regen
Der Asphalt wird das schwarze Plastik
Den Tropfen der Frontscheibe
Warnt das Autoradio vor Kreis
Die Belagerungszustand reisst die Nacht.
Ach,Ach,Belagerungszustand
Ploezlich erscheint das schwarze Beiwagenmaschine.
Der schwere Ton des Offizerscheibes
Hilfeschrei eines reinen Maedchens
hoert man hinter "Gesperrt"hevor.
Die Belagerungszustand reisst die Nacht,
Ach,Ach,Belagerungszustand

Die Sirene heult jetzt in der ganzen Stadt.
Wie Mantel Totenengels
Der Regen Faelt auf den roten Backstein,
Wie die traurige Traene deren,
die nach Hoelle gewhen.Wie traurige Traene.
Die Voegel singen die Fried und die Freiheit,aber
klingt es leider hoffnunglos.
Das Gebeht.der Frauen zum heiligen Kreuze
weckselt ja mit dem Fluch ueber schwarze den Teufel.

*誤った訳になる虞れがあるため、意訳は避け、直訳に致します。

戒厳令
激しい雨の降る夜の高速道路を走り抜ける
アスファルトは黒いプラスティックと化す
フロントグラスの水滴
カーラジオは皆に警告をはっする
戒厳令が夜を引き裂く
嗚呼、嗚呼、戒厳令が
突如として黒いサイドカーが現れ
重々しい将校の声が響く
愛らしい少女の、助けをを求める叫びが蔭からきこえる
戒厳令が夜を引き裂く
嗚呼、嗚呼、戒厳令が
鐘の音が町中に響く
死の天使のマントのごとく
雨が赤い煉瓦をうつ
地獄へと墜ちるような悲しげな涙
なんと悲しげな涙であることか
鳥たちは安らぎと自由をうたう、
しかしそれは、絶望をしか意味しない
女性の厳粛な十字架への祈りをして
暗黒の悪魔への呪いにかえよう

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時計仕掛のオレンジとは

著者:アントニー・バージェス
発表:1963年
著名な風刺作家。後に説明するが、言葉に対する構えが独特である。
故スタンリー・キューブリック監督の映画で、ご存じのかたも多いであろう。しかし「時計仕掛のオレンジ」の最大の魅力は、ノヴェルにあると考える。この作品の最も大きな魅力は、その言葉である。主人公アレックスは近未来のナッドサッド(ティーンエイジャー)言葉で話し考える。本作品中の医者がそれを説明して

<古い昔からの俗な語呂合わせと、ジプシー言葉もある。だが、その大部分の言葉の語根はスラブ語である。宣伝である。潜在意識的に浸透しているものである>

英語でさえも、ましてやスラブ語となると日本人には、全く馴染みのないものであり、著者の造語の言語学的意味については、それを探ることは不毛であろう。また米ソ冷戦構造の終結により、彼のこの作品における風刺は、徐々に風化してゆくことを、免れまい。しかしそれでもこの作品の魅力は色あせることはない。日本人にとってもである。この小説を読んだ者は誰しも彼の造語の虜になるであろうし、言葉の持つマジカルな意味について、考えさせられるであろう。その程度は現在の日本の若者の使う、俗語の比ではない。敢えて断言する。このような言語操作が行えたのは、著者が詩人であったからである。願わくば、日本の言語表現者の、より対社会的で、精神をひきつける言葉のマジックが旺盛であることを。 
      
      アントニー・バージェスには、人間に対する愛と、その人間の最もすばらしい発明であることばの芸術に対する愛がある。(スタンリー・E・ハイマン) 
      メインメニューから、この作品中に登場する言葉達を紹介する、語彙集があります。
 
 

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