
:失敬なヤツだなあ、初対面でいきなりそういう口の利き方は無いだろう?よ:し、失礼いたしました、露伴先生。しかし、今日はスタンドのインタビュー だという事なもんで・・・。
よ:あのお、私が取材するんですが・・・(イヤな予感がする)
露:(聞いてない)君の仕事ぶりは見せてもらったよ。まあ熱心なファンと
いうのは、作者にとっても嬉しいもんだけど、君のような 暴走ぎみの熱狂的愛読者ってのは、ちょっと困ったもんだねえ。
よ:ど、どうしてですか・・?
露:作品に「ツッコミ」を入れられるとうっとーしいんだよ。こっちは溢れる
アイデアが消えてしまわないうちに、無我夢中で描き続けたいんだ。 しかし、君らに「あの時はこうだった」とか、「このエピソードはおかしい」
とか、言われちゃうと、身動きが取れないというか、描く気が萎えるんだよ。
よ:すみません、そういうつもりはなかったんです。ただネタとして、
面白いからやってるだけで。
露:まあぼくは、あんまり気にしないけどね、。描きたい気持ちの方が大きいから。
でも、スランプで落ち込んでいる時には、けっこうダメージになるね。
よ:以後気をつけます。(うそ)
露:やっぱり作品に対する。正直な感想っていうのが知りたいよ。どうだい、
最近の「ピンクダークの少年」は?
よ:え?いや、そのう・・・実は読んだ事ないんです。
露:えええええっ!!?キミィ!ぼくの作品読まないでここに来たのっ!?
おおかた毎週コンビニで立ち読みして、ジョジョ以外のマンガは 見ないんだろ?!
よ:(ドキッ)ち、違いますよお!こっちのジャンプじゃ、露伴先生の作品は
載ってないんです。
露:へえ、そお。残念だな。こっちじゃ第7部が始まって、もちろん大人気で
先週は巻頭カラー30Pで表紙もやったんだけど・・・
よ:うらやましい・・・。それで、「ピンクダークの少年」って、どんな
作品なんですか?
露:そうだね、まあ、ジョジョと同じ「モダン・ホラー」かな?ジャンルは。
ぼくは作品のリアリティを、一番大切にしているんだ。だから内容は自分の 体験が元になっているんだけどね。
よ:あのう、こないだ舐めた「クモ」の味も、参考として、生かされてる
わけですか?
露:もっちろん!!君は僕がクモを舐めたのを見た時、その味を想像出来たハズ
だ。どんな味に感じた?
よ:ええと・・・酸っぱくって苦い味・・うえっ
露:成功だ!リアリズムを生む取材とは、そういう苦労を伴うものだよ。
よ:おえええっ(えづく)
露:むっ、いい表情だ。スケッチしておこう。(サラサラ)
よ:嬉しいような、嬉しくないような・・・
露:こうやって日夜リアリティを追求している訳だ。描きたい事はいっぱい有る!
そしてそれを、人に読んでもらう事が、ぼくの最大の喜びなんだ。 描きたくも無いものを、ムリヤリ描かされるほど、苦痛なことは無いね。
読者に媚びるコト無く、しかも喜んで読んでもらう。その為には、クモだって
赤ん坊のウンチだって、喜んでナメて見せよう!!
よ:あっぱれ、漫画家の鑑ですね。ところで、つかぬ事をお伺いしますが
露伴先生には、お友達はいらっしゃるんですか?
露:いるよ。康一くんが。仗助や億泰は、こっちからお断りだが。
よ:康一くんだけ?他にはいないんですか?
露:うん、もちろん居たさ。波長のあう、人間として尊敬できる素晴らしい体験
をした友人がね。でもなぜかだんだん体重が減っていって、弱って死んで しまうんだ。残念な事にね。
よ:さ、さようならっ!!ありがとうございましたッ!!今日はもういいですっ!
露:何を言ってるんだ。まだスタンドとのインタヴューが済んで無いだろう!?
ゆっくりしていきたまえ、「ヘブンズ・ドアー」!!!
よ:わっ!やっぱりっ!!バキョン!ドーン!!(本になる)
露:君も波長が合ったようだ。荒木飛呂彦のファンとは、いつも相性がいいんだ。
なぜだか分かるかい?実は「ヘブンズ・ドアー」が僕のスタンドで あるように、この僕も荒木飛呂彦の「スタンド」なんだよ。知らなかったろ?
このぼくが、超絶的な腕をふるって、精密で魅力的な絵をまたたく間に描いたり、
リアリティ溢れる面白いストーリーを取材したりするのさ。 第5部は、本当に起こっている事なんだ。ここの、この世界で!
よ:ひえええええぃ!!?助けてえっ!近寄らないでえっ!!
露:そう脅えるなよ。危害は加えないから。ちょっと君がどういう人間か、
取材させてもらうだけさ。なになに? 「本名 中村 洋子36才、主婦。」「夫と中学1年、小学5年の息子が居る。」
「アパートの外周り清掃のバイトをやっており、時々捨ててあるマンガ単行本を、
古本屋に持ってって 金に換えるのが楽しみ。」「燃えないゴミに出してある 空缶のシールをはがしてハガキに張って応募するのも好きだが、当たった試しが
無い。」「 ジャンプの立ち読みに行く『ファミリーマート』に最近、柏原崇史
似の美少年が居るので、ついつい色々買込んでしまう。」「冬場はムダ毛の 処理を怠っている。」
ケッ!!最低の女だな。こんなヤツをマンガに描いても、読者に好かれるハズが
ない。おまえは使えんな・・・。(さっさと行ってしまう)
よ:ああああ〜〜〜ん!アンマリタ゛〜 スクイカ゛
ナイ〜ッ