架空インタビュー第7弾!

『あの世から今晩は』     
さて、今日のゲストは!
第4部でラスボスは一体誰か誰かとヤキモキさせ、
アンジェロか形兆か、はたまた音石明かと思った挙げ句
殺人鬼、正体はただの手フェチの変態だったという
「平穏な生活を望む異常者」吉良吉影さんです。


よーやん(以下よ):はじめまして今晩は。よーやんです。
吉良吉影(以下K):私の名は『吉良吉影』、今まで48人の手のきれいな女の人を殺しました。

よ:そーゆーおぞましい自己紹介は、よそでやって下さい。
K:(聞いてない)どれ、手を拝見・・・・なんだこの手は。指は肉付きが無く、節くれだって・・・・小さい頃から指をポキポキ鳴らしてばかりいただろう。

よ:ハイそのとおりです。
K:それに色が黒い・・・・しかし手は荒れてない。主婦だと聞いたが、よほど家事とかサボッて居るな。

よ:いえ、子供のアトピーの薬塗ってやってる影響で手荒れが治ったんですよ。ステロイドって怖いですね。
K:・・・・・爪も手入れされていない・・・・逆向けが多い。栄養が片寄ってるな。

よ:昼間は有り合わせしか食べないんで・・・
K:それに何だ!!根性焼きの跡まであるッ!!さては昔ヤンキーだったなッ!!

よ:ブー!ただのやけどですよ、天ぷらの・・・もう、気が済みました?
K:うーむ。見事なほど食指が動かない手だ。触るのもイヤになる。(手を離す)

よ:これで安全確認ってコトで、インタヴューに入らせて頂きます。今第5部が佳境に入ってきたんですが、第4部は長く続きましたね。
K:私が登場するまでが長いんだね。まあ私は私の生活を脅かす者が杜王町に現われたのは父から聞いて知っていたけれど、見つからないという自信が有ったんで普段通り規則正しい生活をして、規則正しくツメを切り、規則正しく手のきれいな女を物色しては殺していたよ。

よ:結局・・何人殺しました?女の人は48人でしょう?あと重ちーと川尻浩作とイヤリングのギアッチョ男と(笑)
K:手のきれいな女以外は殺したくって殺した訳じゃ無いけど、私の正体を知ったものは残らず始末しているからなあ。他に20人ぐらいは消してるな。ハッキリと覚えているのは女だけだ。君は今まで食べたパンの数を数えているかね?

よ:・・・DIOですかあんた。
K:私は覚えているよ。自分の好きな事だったらね。なんでも統計を取って記録を付けるのが好きなんだ。パンの数はどーでもいいから覚えてない。殺した男の数もおんなじだ。

よ:それって結局DIOと同じですね。命を命と思っていない。
K:そうだねえ・・・そうかも知れないねえ・・・父が死んだ時も、母が死んだ時も、全然悲しくは無かった。自分以外の存在を感じる感覚が希薄なのかもしれない。草や木が、たった1人で生きて行けるように、私もまた他者との関わりを持たずに生きていくのだ。

よ:ケッコンもしないで。
K:言語道断だね。他人が家の中に居るなんてガマン出来ない。だから吉良の家に居た時も、父の存在が実はうっとおしかった。そりゃ誰より私を案じ、そのために成仏もしないで見守ってくれているのだが、干渉されるのはまっぴらだった。まあ、スタンド能力をくれた事にはいくら感謝しても足りないくらいだがね。

よ:いったいどういう行きさつで、スタンド使いになったんですか?
K:私の最初の殺人の後だった・・・当時まだ気が弱く、何の能力も無かった私は、自分の罪におびえ、逮捕させる事を恐れ、とうとう父に告白したんだ・・・・父は嘆き悲しんでね、どうにかして私を助けようと東奔西走した挙げ句、或る老婆から一対の弓と矢を買ったのさ。結果全くラッキーだったね。

よ:そうですね。誰もがスタンド使いになれるとは限らないですしね。
K:まず父が試した。私が弓を引き、父を撃ち抜いたのだ。逆ウイリアムテル状態だね。それでスタンドが発現したから私も試してみたんだ。実際スタンドを手に入れられなかったら私は、変な壷を買わされたり、ワケの分からん施設で修業していたかも知れない。(笑)

よ:そこにまで助けを求めていたんですか。
K:本当に父の愛は偉大だった・・・しかし母はわりとおとなしいというか、感情が希薄なタイプだったね。私がクールなのは母親の性格かも知れない。

よ:ところで、追手から逃れる為、図らずも「結婚生活」に入ってしまった訳ですが、川尻家での生活はどうでした?
K:ああ、しのぶが夫に無関心な女で良かったよ。私の背広の上下が違っているのにも気が付かない。シイタケが食べられるようになったのも不信に思わない。しかし重大なピンチも有るには有ったけどね。

よ:な、何でしょう?
K:エステ「シンデレラ」で川尻浩作が死んでいたとき、ズボンが「脱ぎかけ」だったのを覚えているかい?あれは「時間が無くて履き替えられなかった」のでは無い。この吉良吉影、何事も慎重、且つ完璧な男なのだ。

よ:それは、どういう事なんですか?
K:男には二つの「顔」が有る。幾ら顔を似せたところでもう一つの「顔」が似ても似つかなかったら・・・・だから私は川尻浩作のパンツを下ろし、それをチェックしたのだ。

よ:えっ!まさか、そういう所まで・・・辻彩に?
K:いやそのヒマは無かった・・・出来たらそっちも「整形」してもらえばカンペキなんだがね。時間も無かったし・・・しかし、「川尻浩作の」は幸いにも私の物と同じくらいの大きさだったのだ。

よ:(ゴクリ)そ、それは幸運でしたね。
K:いや違う、まだ問題があったのだ。私は結婚してなかったし、しようとも思わなかった。だから放置しておいたのだ。自らの「真性」を!

よ:(笑)真性なんですか!
K:笑うような事ではない。男にとっては切実な問題なのだ。だがしかし私はこういう男なので「不自由」を感じた事は無い。GETした女の手で処理する事はムロン有ったが、彼女らは不平も言わないし嘲笑もしないからな。

よ:・・・・・(絶句)
K:しかし川尻には妻が居る。息子も居る。おまけに作者がヌードを描きたがる。
 
よ:ストレイツォの次に露出多いですよね。(笑)
K:さすがにマンガじゃ描かれなかったが、「見られる」とまずい。必死で剥いたよ。痛かった・・・血もいっぱい出てくるし涙まで出てくる・・・だが私は『生き延び』て見せる為に自らの「皮」を切り離した。

よ:世の悩める男性たちに勇気を与えるエピソードですね。(泣)
K:うむ。おかげでまともな「結婚生活」ってヤツも体験出来たがな。

よ:え?ヤッちゃったの?しのぶさんと?
K:ノーコメント。

よ:なんでえ、教えて下さいよ。
K:下世話な興味を抱くな。

よ:(ちぇ、面白くなって来たのに・・・)ところで今、どこで何をなさっているんですか?
K:今居る所か・・・なかなかいい所だよ。やっぱり鈴美は「詰め」が甘かったな。あのローソンから入った場所は、ただ単にあの世と繋がって居るだけなのだ。例えば「チープ・トリック」は露伴に「地獄へ行く」と書き込まれたんで、地獄へ行ったようだが、この吉良吉影の能力を持ってすれば、地獄へ行かずに済むなんて、カンタンな事さ。

よ:ど、どうやったんですか?
K:キラークイーンの爆弾で、自分を吹っ飛ばして手だけを残した。そうすればあの場所で現われた無数の「手」と見分けがつかんだろう?それで紛れてあの場所でずっと平穏に暮らしているよ。

よ:ぞっ・・・・
K:いやあ、「手」として暮らしていくのも、気楽でいいものさ。実はね、私好みの「同僚」が居るんだ。柔らかですんなりしたまっすぐな指の持ち主だ。しかし惜しい事にどうやら「男」の手らしいんだが、会話した事が無いんでわからない。

よ:あーうちの長男も実にきれいな手をしていますよ、男のくせに。
K:ホントかね?(嬉)

よ:ウ、ウソです!!(汗)なんかそっちのシュミまで出てきたんじゃ無いですか?そういえば早人とのオフロシーンとか、アブナイものが有りましたが・・・。
K:あんなシチュエーションで欲情しないように。

よ:浴場ですから。(笑)あれ?でも今貴方は「手」だけじゃ無いですよね、どうして元に戻ってるんですか?
K:人間、与えられた環境に満足しなくなるというのが真理だ。いくら「手」同志仲良くなっても尻も拭いて貰えなけりゃ、股間を慰めてもらう事も出来ない。「手」しかないのは不自由だ。やはり人間の身体が欲しくなってね。「手」の世界からあの世に流れて、うまく「転生」出来る事になったんだ。

よ:え゛ーーーーーーーっ!!
K:また一から出直しだが、今度こそ平穏な人生をまっとうするつもりだ。もちろん「シュミ」の世界を楽しみつつね・・・

よ:そ、それじゃまた世の中に「手フェチの変態殺人鬼」が放し飼いにされるってワケですかい?安心して暮らせないじゃ無いですか!!
K:失敬だな。「こよなく自らの美意識に忠実な芸術家」と言ってもらおうか。それにな、今度生まれ変わる場所はもう決まっているのだ。

よ:え?決まってるって・・・?
K:杜王町ほど私の魂の安らぐ場所はない。たとえあのクソッタレ仗助たちが住んでいても、私はいつかあの懐かしの我が家に帰るのだ。

よ:そんなにうまく行きますか?
K:私は別の人間に生まれ変わる。しかも仗助たちの動向がわかる環境にな。たとえ回りの者が私の正体に気づいても手は出せまい、私はもう、吉良吉影では無いし、そいつらに守られるべき立場に生まれ変わるのだからな。

よ:??どういう事です?
K:しのぶ・・・早人・・・また仲良くやって行こうな。

よ:!やっぱりヤッてたんかい!!
K:そう、しのぶは私の子供を生む、それが他ならぬ私自身なのだ。私は今、父の気持ちが分かる。私の子供が愛しい。そしてそれが自分自身なのだ。まるでクローンの子供を持ったような気分だ。ああ、早く生まれたいな。おっと、そろそろ帰らなくては。胎教の音楽を聴いて情操豊かな子供に育たなきゃ。(消える)

よ:お・・・恐ろしい・・・・しかし私は見届けなければならない・・・・と、いう訳でこの話はいずれ小説に。

 
                                                                                    《おわり》
 
 
このインタヴューはフィクションであり、実在の人物、スタンドとは 一切関係ありません。==>TOPページに戻る

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