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暗い淋しい道を、ナランチャは一人で歩いている。
ナランチャ(以下ナ)「あれえ?ここどこだ?みんなどこ行っちゃったんだ?おっかしいなあ、何も覚えていないや・・・・えっと・・・・あん時眠っちゃってェ、起きたらジョルノになってて・・・まあ、キンパツも久しぶりで悪くないし、ちんこに毛も生えた事だからあんまし悩まずに元気に闘ってたんだけど・・・レクイエムが出てきて、ディアボロのカッコしたブチャラティが出てきて、矢を腕ごと叩き落として『カッケエエエエ!!やたっ!これで帰れる!!そういや冷蔵庫に買ったばっかりのチョコラータのジェラート有ったっけ、早く食いてえなあ・・・心配なのは部屋に置いてきた貯金箱だぜ、誰か盗んでねーよなあ。それと先週のジャンプも今週のも読んでいないや・・・「たけし」どうなったかなあ・・・ああ、これからブチャラティがこの世界を制するんだ、きっと楽しい未来が待ってるぞ。そういやオレ、言う事聞いて学校行かなきゃならなかったよなあ・・・やっぱし行った方がいいかなあ・・・・今オレジョルノの格好だし、このままアイツのフリして中学校行ってもいいかなあ・・・・ベンキョー出来なくたってバカにされんのジョルノだし(笑)、あー腹減った・・・ピザ食いてえ・・・・やっぱし本場のナラの木で焼いたマルガリータが絶品だけど、前いっぺんブチャラティにおごって貰った時のボルチーニ茸(注・本当はポルティーニ茸です)はウマかったよなあ。またあれ乗っけて食いてぇなあ・・・・あーたまらん、よだれズビっ!』・・・とか考えてて・・・・・・そっから記憶がねえんだよ。マイッタねまったく。まあきっとブチャラティが「矢」を制したんで世界がガラッと変わっちゃったんだろうなあ。だってスッゲェもんあの「矢」!みんなを眠らしたし、精神とっかえたり・・・でもオレジョルノの身体で良かったよ。ミスタみてえにオンナの身体になっちまったらどーしていいかわかんねーもん。あのぶらじゃとかパンティとかキツそうなの履くのか?トリッシュにストッキングとかホオ紅とか買わされたけど、いろいろメンド臭そうだしなあ・・・・まーともかく今は早くみんなに合流してネアポリスに帰ろう・・・・帰らなくちゃ・・・・あ、明かりが見える。(嬉)」
ほんのり遠くに見える明かりを目指して行くと、そこには数人の男達がたむろしていた。
ナ「おお〜い!!ブチャラティイイ!!・・・・あれ?違う。ナンだアンタ達・・・どっかで見た事あるような・・・・あれ?誰だっけ?」
ホルマジオ(以下ホ)「おいおいおい〜頼むぜナランチャよお、まだあれから一週間しか経ってねえのにもおおお忘れたのかよ、しょ〜がね〜なああ・・・・教えてやるよ。おれはホル・・・」
ナ「思い出した!!カメになってたホルナレフさん!!」
ホ「それをいうならポルナレフ!!オレの何処がカメなんだ!!まあ一個所似たようなトコロはあるけどよお・・違うだろっての!!オレはホル・・・」
ナ「ホルホだっけ?パッショーネの幹部の」
ホ「ブフゥ〜ウ・・・!!!違うだろっての!!このど低能!!いいか良く聞け、オレはパッショーネ『暗殺チーム』のNO.2・・・」
ナ「ナンバー2といえば、ホル・ホース!!」
ホ「そうそう、世界中にはオレのために命も惜しまねえってオンナがゴロゴロ・・・って違っーーーう!!オレはホルマジオだ!!だいたいなんでオメーはそんな名前知ってるんだ?」
ナ「あ、そうそうホルマジオ・・・・オレ、ジョジョ全巻コミックスで持ってるから・・・3部良かったよなあ。燃えたぜ!」
ホ「おめーなあ・・・(泣)・・・たくバカだバカだと聞いては居たけど、ここまでど低能とは・・・・まったくニワトリ以下の脳みそだぜ。」
リゾット(以下リ)「まあ、そう言ってやるなホルマジオ・・・・こいつはまだこっち来たばっかりできっと混乱しているんだ」
ティッツア(以下テ)「そうですね、少なくともボクら2人をあそこまで追いつめた敵だったんだから、バカってコトはないでしょう、ねえスクアーロ」
(振り返ってキスをする)
ナ「うわあ!オレ見てない!!なんにも見てねえよおおっ!!(赤面)」
スクアーロ(以下ス)「まったくお子チャマだなあ。こいつこれで17才?おれっちと同い年?」
ナ「悪かったな、これでも175センチは有るんだぜ!パッショーネの入団テストの時は、頭にシリコン入れたけど・・・・」
リ「だいぶ混乱してるな。」
ナ「あれ?その服見覚えが有るぞ・・・・・でもアンタのカオは思い出せねえ、どこで会ったんだっけ、おじさんオレの学校の先生だった?」
リ「おじさん!!(愕然)」
ホ「ギャーッハッハッハ!!おじさんだとよおおう!!イヤッハッハッハー・・・暗殺チームリーダーのリゾットもナランチャに会っちゃカタ無しだなあ」
ナ「(ホルマジオを指差し)おっさん」
ホ「殺す!!」
テ「まあまあ・・・ボク達もう争う理由なんて無いんだからケンカなんかやめましょう、ねえスクアーロ(スクアーロにしなだれかかる)」
ス「でもお前を殺された時はムカついたけどな・・・まあいいか、またすぐ会えたし。(キスを返す)」
ナ「思い出した!!ヴェネツィアのホモコンビ!!」
テ「だれがホモやねん!!ゲイとおっしゃい!!」
ホ「キレるなって」
リ「お前が言うな」
ナ「で、なんなのアンタ達?」
ホ「だーかーらあ全員お前に殺されたギャングだってんだよおお!!せめて名前くらい覚えといてくれよ」
リ「しかしオレの顔は見てないハズだ。エアロスミスに撃ち崩されたからな」
ナ「あー、ガケの上で死んでたヤツ!お・・・オレの事恨んでるの?」
リ「あの時お前のエアロスミスがやって来なかったらオレはボスの正体をつかめたかも知れん・・・・でも、エアロスミスが来たからこそ、ボスの秘密を知るに至ったのかもしれんが・・・・何にせよ終わった事だ、お前はボスに利用されただけだったしな、あの時は」
ホ「それにしてもよ〜お。オレとコイツが闘った時、こいつらがボスに反旗ひるがえすことがわかってりゃよ〜お、闘わないで協力して、ボスを倒す事も出来たかも知れねえよなあ。。」
リ「ああ、マッタクだ。」
テ「そこ行くとボク達は最後までボスに忠実でしたね」
ス「親衛隊としての本分を守り通したからエライだろ?けどよお、ボスがあんなゲス野郎と知っていたらオレだって・・・・」
テ「裏切りますか?ボクはキミについて行きますよどこまでも。」
ス「いや・・・・逃げるだけ(笑)」
リ「逃げ切れないぞありゃ・・・・いや、オレの能力があればあのまま逃げることも可能だったろう。しかしオレはそうしなかった。」
ホ「さすがリーダー!オレたち全員の仇を討ってくれようとしたんだよな!」
リ「いや・・ただ単に正体が見たかっただけだ。ずっと隠れて見てれば良かった(笑)」
ホ「殺す!」
ス「おいおい、オレたちゃ既に死んでるっての」
ナ「あの〜お・・・さっきから聞いてると、死んでるとか殺されたとか・・・・ひょっとしてアンタたち全員幽霊?」
ホ「おっ!こいつのガッツ石松並みのアタマでもやっと状況が飲み込めてきたかな?」
テ&ス「だからさっきから言ってるだろ、お前に殺されたんだっちゅーの!(二人並んでポーズをキメる)」
ナ「で、ここにオレが居るってコトは?」
リ「お前も『お仲間』ってワケだな。だからみんなでこうして会いに来てやったんだ。お前も死んだんだからもう、恨みっこナシだ」
ナ「死んだ?オレが!?ガーン!!(泣き出す)ひでえよお、まだいっぱいヤリたいコト有ったのに・・・・オレの腰巻きの中に入っているサッカーくじの当り券も換金してないし」
テ「キミ18才になってないのに買っちゃいけないでしょ!法に違反するじゃないですか」
ス「ってゆーか、オレ達スデにギャングなんだから何やってもいまさら・・・・」
リ「まあ、若いミソラで気の毒なこったが、死ぬのも悪くはないもんだぜ」
ホ「そおよお。なんせハラ減らねえ、寒くも暑くもねえ、どこへだって行ける」
リ「幽霊になって現世をフラフラしてる事も自由だ。誰にも気づかれず何だって見られるからな・・・って生きてる時から変わらねえか、オレの能力と。」
ホ「オレもちっちゃくなってよくデバカメしたなあ、ベッドの脇でつぶされそうになった事もあるけれどよ。(笑)」
テ「くだらない能力!(笑)」
ホ「お前まで言うか!」
ス「まあ、一番この身体のいいところは、このまま永久に年を取らずに、美しく居られるってコトかな?なあティッツア」
テ「キミに老いるところを見られなくて済んで嬉しいですよ、スクアーロ・・・(またイチャイチャし出す)」
ナ「そっか・・・・オレ死んじゃったんだ。他のみんなはどうしてる?」
リ「なんかエラいことになってるぜ地上は・・・人間もカラスもカメも、バケモノに変身していってる」
ナ「えええっ?やっだーアバダバダア!(意味不明)そんなんならオレ、死んじゃってラッキーってトコだね、でもいったい何で死んだの?」
ホ「ボスのスタンドに、鉄柵に串刺しにされて。一瞬だったから何も分からなかったのが救いだな。オレは苦しかったってのによお」
ナ「・・・うえええ?やだなあ。でもジョルノの身体だったからま、いいか。(笑)許してくれホルマジオ、あん時は殺すか殺されるかだったし・・・」
ホ「だからよお、恨んでなんかいねえって。だからこうしてみんなで、こっちへきたオメーを励ましに集まったんだぜ」
ナ「本当?(嬉)」
リ「ああ、本当だ・・・・個人的な恨みはもう、ない」
ナ「ああ良かった。オレはまたみんなでオレの事を腹いせに輪姦(まわ)すかと・・・・」
ス「しっかりエグい事考えてるじゃあねーか!さっきのはカマトトか!?」
ナ「そっかそっか・・・じゃあここにはアバッキオも来てるんだね?早く会いたいなあ。あ!あの時形見にと貰っちゃった帽子兼ヘアバンド、返さなきゃ・・・」
リ「取ったのか!んでその下はどうなってたんだ!?(好奇心)」
ナ「それがね・・・・(以下自粛)」
全員「ぎゃーっはっはっはっは!!あのアバッキオが!!」
リ「それ黙っておいてやれよ。」←聞いておいて何を言う
ナ「うん、オレがしゃべった事ナイショな。」
テ「じゃ、そろそろ行きますか」
ス「ああ、ティッツア。もう行こう」
ナ「行くって?どこへ?」
ホ「天国さ!決まってるだろう?オレたちのような罪深いギャングスターにこそ、天国は有るんだぜえ。」
リ「いい所だってよお、先に逝ったプロシュート達も待ってるし。」
ナ「そっか!(嬉)早く行こう行こう♪」
テ「何言ってるんですか?あなたはココに残るんです」
ナ「え?」
ス「そうそう。おめーは行けねえんだよ、天国にゃ」
ナ「じゃ、地獄?」
ホ「いや、地獄ってのは生きてる時のコトだってよ。死んだらみんな天国行きさ。そうと知ってりゃボスもあんなに生きる事に執着しねえと思うのによお、知ってるかぁ?あいつカエル食ってたんだぜ!それもナマで!」
ナ「げえええっ!グエエエエエ(泣)」
リ「フランス人なのか?」
テ「違うと思うけど」
ナ「なんなんだよおお!!なんでオレだけ仲間はずれにされるんだよお!!」
ス「コミックス持ってるなら知ってるだろう?2部のシーザーの言葉。『カッコ悪くてあの世に行けねーぜ』って・・・・つまりよお、おめーは死ぬ時に、何にも誰かの役に立ってないから、あの世に行く権利がねーんだよ」
ナ「ええええっ!!?そんなああ!!他のみんなはどうだった!?」
ホ「(コミックスを調べる)アバッキオはボスのデスマスクを完成させてる。3部だと花京院の時計を壊したメッセージとか・・・・」
テ「アブドゥルもあっけなかったけどポルナレフをかばって死んだんだしね」
ス「イギーの最期、泣けたよおおお(涙)」
リ「あいつは犬でも十分に天国で優遇されるな」
ナ「で、あんたら全員天国行きかい?」
リ「主人公に勝つワケにはいかないからな。負ける事に意義が有るから、主人公に殺されれば全員天国行きだ」
ホ「ありがとよ!」
ナ「それでオレは!?」
テ「自分でも分からないうちに殺されてるんだからしょうがないですよね、何のメッセージも残せなくて残念でした。( ̄ー ̄)ニヤリ」
ホ「まあ、ここでお次の誰かを待ってるんだな」
リ「そいつもたぶん天国に行ってしまうがな」
ス「ヒマだったら現世に化けて出てもいいし」
テ「すぐみんな来ますよ、じゃ!」
(みんな次々と上に登っていく)
ナ「待ってくれよおおお!!オレも行く!行くんだよおお!!(泣)」
叫び声も空しく一人取り残されるナランチャ。
ナ「ちっくしょおおお!!やっぱしアイツらオレの事恨んでるよな。しかし・・・・さみしいよお・・・誰か居ないのかよ他に・・・」
ひとりぼっちであたりを見回す。向こうの方からだれか来るのが見える。
ナ「ああ、来た来た。(嬉)ミスタかな、ブチャラティだといいなおおい!おーい!おお〜い!!」
ドッピオ「こんなところに来ちゃった・・・・淋しいよお・・・ボス・・・お電話くださいよおお・・・ブツブツ」