
ア「いかにも。」
ギ「オレと勝負するってのかよお?ちゃんちゃら可笑しいぜえ!」
ア「ムム・・・全く礼節をわきまえない、その態度。いくらギャングとはいえ
少々手荒い治療を、施した方が良さそうだな。」
ギ「炎のスタンドか・・・『火をつける』ってよーお、漢字で書くと 『火を付ける』って書くんだよなあ。だけどよお、『着火』って
言葉があるんだから、『火が着く』って言い方も有っていいんじゃねーか? なのに、『点火』から来た『火を点ける』が有っても、『火が着く』は
無いんだってよお、ナットク行くかあ?オレは納得いかねえぜ!ちくしょー ナメやがって!クソッ!クソッ!!クソッ!!!」
ア「な?何を言ってるんだ?お前は?」
ギ「いいから、かかって来いってんだよおおおっ!!ホワイトアルバム!!」
ア「うおおおおおっ!!凍ってしまうっ!!マジシャンズ・レッド!!」
一瞬早く、氷に閉ざされる前に、炎の壁で身を守ったアブドゥル。
ギ「『気の置けない友達』って、言い回しが有るよなーあ。アレは 『気を遣わない関係にある友人』って意味らしいけどよーお。
じゃ、『気の置ける友達』ってのは、何なんだよーお!? 『気の置ける』ってのは、『気が置けない』より、遠慮が要らないんじゃ
ねえってのかあっ!?そういう風に聞こえねえかっ!!?? 正しい使い方は『気を置かない友達』『気を置いてしまう友達』じゃ、
ねえのかよおっ??!! なんか、使い方、おかしかねえかあっ!?なめてんのかーーっ!?
このオレをッ!!ちくしょう、ムカつくぜッ!!バカにすんなよおっ!! クソッ!クソッ!!クソッ!!!
」
手足で炎の壁を連打するギアッチョ!みるみる炎が、凍っていく・・
ア「何だかわからんが、アブない奴。ムウン!赤い荒縄(レッド・バインド)!」
マジシャンズ・レッドがギアッチョの体を締め付けようと、襲い掛かる!
ギ「甘いぜえっ!!ジェントリーウィープスッ!!!」
ギアッチョの周りの空気が、キラキラと輝き出し、アブドゥルの炎の縄が凍る。
ア「これは!こうなれば、仕方ない。奥の手を出さざるを得ないようだな。
クロス・ファイヤー・ハリケーンッ!!!」
ギ「まだ理解しねーのかっ!!どんな攻撃だろーと、『超低温』は、 触れればストップできるッ!!!」
十字型の炎の列が、ギアッチョの目前で、次々と凍りついていく。
ア「違うな、理解していないのは、お前の方だ。」
突然!!物凄い火柱がギアッチョの足元から吹き出す!!
ギ「うおおおおおおっ!これはああっ!!?」
ア「お前を狙うとみせかけて、実は穴を掘り、地中のマグマを刺激したのだ。
ジョジョ第2部で、ジョースターさんがカーズに使った技だ。 いくら止めようとしても、地球の熱さは止められまい!!」
ギ「なんだあってええええええっ!!!???」
吹き上がるマグマ!!氷のヨロイごと吹き飛ばされて、溶けていくギアッチョ。
ギ「『末期の水』ってよおー、最後に水を飲ませてやる事なんだぜえっ! 『取る』んじゃなくって『与える』ワケなのに、どうして『死に水を取る』
って言うんだよおおっ!!??コケにしやがって、ボケがあっ!! オレをなめるなっ!!クソッ!!クソッ!クソッ・・・・」
何か叫びながら、小さく、見えなくなっていくギアッチョ。見送るアブドゥル。
ア「最後まで、何言ってるのか解らない、恐ろしい敵だった・・・」
《END》