
STORY |
199X年、地球の衛星軌道上を漂う地球防衛軍スカイフォースのアースシップ。 24時間体制で地上の動きを監視し、その平和と安全を守っていた。 ある日、地上で工業用ロボットが暴走するという事故が起こった。 そこへ駆けつけたのは、スカイフォーサーNo.W6天堂竜とNo.W3藍リエ。 二人は果敢な働きでロボットを止め、騒ぎを収めた。「素敵よ。」と竜の頬にキスするリエ。 そんな二人の様子をアースシップから見ていたのは、スカイフォースの幹部小田切綾だった。 そして彼女は、ある極秘プロジェクトの要員として、竜とリエを推薦する。 その極秘プロジェクトとは、スカイフォースが極秘裏に開発したバードニックウェーブを浴びることによって、 人間を超える力を持つ「鳥人戦隊ジェットマン」を誕生させるという“Jプロジェクト”だった。 やがてJプロジェクト実行の当日、スカイフォースの幹部や鳥人戦隊の長官となった綾らが居並ぶ中、 竜、リエを含め、ジェットマンとなるべく選ばれたメンバー5人がそろって、プロジェクトが開始された。 まず最初に竜がバードニックウェーブ.を浴びる。しかし、次の瞬間突然の攻撃にアースシップが揺れた。 自らを神と名乗り、地球文明の壊滅を目指す次元戦団バイラムの攻撃が始まったのだ。 壊滅状態に陥ったアースシップの中で、竜はリエや綾とともに脱出しようとするが、 破壊された隔壁からリエが吸い出されそうになる。必死にリエの手をつかみ、引き戻そうとする竜だったが、 それも空しく、リエは暗黒の宇宙へ吸い出されてしまった。 取り乱す竜に当て身を食らわせ、綾は爆発寸前のアースシップから竜を連れ、かろうじて脱出した。 竜以外の残り4人に照射されるはずだったバードニックウェーブも、爆発したアースシップから地球に 向かって降り注いだ。そして地上で4人の民間人を直撃した。 ジェットマンのために密かに用意された秘密基地スカイキャンプ。そこで竜は意識を取り戻した。 そして、愛するリエの死という現実に改めて涙する。 そんな竜に、綾は「ジェットマン」としてバイラムと戦うことを命ずるのだった。 しかしそのためには、まず残り4人のメンバーを探しださなければならない。 綾と竜はレーダーをもとに、まずその一人を探し出した。 それは鹿鳴館財閥の一人娘で、おっとりとした世間知らずのお嬢様「鹿鳴館香」だった。 とても戦士には似つかわしくない彼女だったが、意外にもあっさりと仲間になることを承諾する。 彼女にとっては「ジェットマン」だろうと「ジェントルマン」だろうと、とりあえず今の退屈な毎日から 抜け出せるという認識でしかなかったのだ。 二番目の仲間が見つかった。「大石雷太」という野菜作りをしている青年だ。 しかし「暴力は大嫌いだ」という彼は、ジェットマンへの入隊を拒んだ。 「もう一度説得してみます。」という香を残して、竜と綾は残りのメンバーを探しに行く。 ところがその直後、雷太と香の元へ突然バイラムが攻撃を仕掛けてきた。 大事な畑をグリナム兵にめちゃくちゃにされた雷太は怒りが爆発。 香からの知らせで竜はジェットホークで助けに急行する。 そして絶体絶命のピンチの中、竜に促された香と雷太が変身する。3人のジェットマンが揃ったのだ。 しかし、変身はしても戦い方を全く知らない香と雷太は逃げ惑うばかり。 竜の活躍でなんとか危機をしのいだが、その様子を基地から見ていた綾は「やはりまだ無理だ。 残り二人のジェットマンを探し出さなければ、バイラムに対抗することはできない。」とため息をついた。 そんなジェットマンの様子を、異次元に浮かぶ魔城バイロックからバイラムの4幹部が不敵に見つめていた。 |
凱語録 |
今回はまだ凱は正式に登場しません。 オープニングの映像とバードニックウェーブを浴びたシーンのみですのでせりふは無しです。 |
感想 |
全体のストーリーからすると、プロローグとも言えるこの回。Jプロジェクト、バイラムの襲撃、愛するリエとの 別れ、仲間探し、その仲間がまったくの素人のお嬢様と農業青年。そしてバイラムとの初めての戦い。 今までのシリーズの常識を、ことごとく打ち破っていくような展開にまず驚かされました。 (megumi) 唯一私がリアルタイムで見た回です。突如宣戦布告するバイラムの迫力は見事でした。 爆発するアースシップ、竜とリエの悲しい別れ、残り四人の戦士を探す、と第一回から盛りだくさんでした。 香の「私がジェントルマンに?」というセリフには、明らかに今までの戦隊とは違う何かを感じました。 いやむしろ、これまでの戦隊のように民間人の集まりでも初回からマトモに戦っている、という展開が おかしかったのかもしれません。でも、香と雷太の戦い振りの情けないこと。こんなメンバーで大丈夫なのか、 と不安に思いましたが、それゆえにこの物語は戦隊史上最高傑作に仕上がったのだと、私は思っています。 なぜ、私がこの回しかリアルタイムで見てないかといいますと、まず、当時私は小学校4年の終わりで、 もう周りの友達も戦隊は見てませんでした。また、私自身も戦隊に対して多少マンネリを覚えていて、 飽きていた為です。実はこの回も、弟(私の二つ下)が観ていたそばにたまたまいただけなのです。 (弟も、この回以外は見てません) でも、本屋で「ジェットマン大百科2」(だったっけか?)をみて、 「やっぱり観ておくべきだった」と思い、一昨年特撮に目覚めてからビデオをレンタルして全部見たのです。 やはりジェットマンは戦隊史上最高傑作です。 (by メガシルバ さん) |
Story |
とあるバーのカジノで、男と女のサシのポーカー勝負が行われていた。男の名は「結城凱」。 彼の手はノーペアだった。「フルハウス」「悪いな、ストレートフラッシュだ。」 凱のカードはいつの間にか ストレートフラッシュに変わっていた。ため息をつく女にチップを押し戻しながら、凱は誘いをかけた。 腕を組んで店を出た二人に、店の男が声をかけ、凱の腕をとった。「イカサマは困りますね、お客さん。」 凱の手からカードが滑り落ちる。凱が男を軽く殴りつけると、男は数メートルも吹っ飛んだ。 「早坂アコ」は三原北高校三年生、ごく普通の女子高生だった。しかしある日の放課後、 突然走り高跳びのバーを軽々と飛び越えた。その跳躍力にみんなが唖然とする。 そして、彼女は陸上競技会への出場を、ちゃっかり2000円で引きうけた。 その頃竜たちは、必死で残りのジェットマンを探していた。香と雷太は車で、竜と綾は空から…。 やがて共にレーダーにバードニックウェーブの反応をとらえた。しかしそこへバイラムの急襲が…。 綾の乗った戦闘機に次元虫が取り付き、次元獣ファイタージゲンとなってしまったのだ。 かろうじて脱出した綾を見ながら、竜は残りのジェットマンの必要性を痛感する 陸上競技会当日、2m40cmの新記録を出したアコの前に、一台の車が止まった。香と雷太だ。 同じ頃、凱はバー・ゴールデンゲートでサックスを吹いていた。その凱の肩をたたく者があった。 「探したぞ。君は戦士だ。」訝る凱に竜が言った。 地下の駐車場で、竜と綾は凱に事情を説明して、仲間になるように説得する。 しかし、凱の返事は冷たかった。「いっそのとこ人間なんザ滅んだ方がいいんじゃないか」と うそぶく凱に、竜は激昂する。ついには、殴り合いの喧嘩になってしまった。 そんな二人の様子を、綾は深いため息をついて見つめていた。 その頃香と雷太も、アコにジェットマンとして戦うように説得していた。 「で、いくらくれんの?」地球を守って戦うということも、アコにとってはほとんどアルバイト感覚だった。 が、香は平然とバックから小切手を取り出し、アコに手渡した。 「1000万?!」香の書き込んだ金額にアコは呆然。 「これであなたもジェットマンよ」香はかまわずアコの手首に変身用のブレスを装着した。 ところがそんな3人に、突然バイラムの次元虫が襲いかかった。雷太は慌てて竜に助けを求めた。 地下駐車場では竜と凱の殴り合いが続いていたが、雷太からの知らせを聞いて、竜と綾はすぐに基地へ 引き返した。決着のつかないまま、取り残された凱もバイクで竜の後を追った。 竜は基地からジェットホークに乗って出動するが、そこへファイタージゲンが攻撃を仕掛ける。 しかもその手には、竜を追ってきた凱を捕らえていた。竜はいちかばちかファイタージゲンの腕を狙って 攻撃した。攻撃のショックでファイタージゲンは凱の手を離した。上空から真逆さまに落下する凱。 そこへジェットホークから飛び出した竜が追いついた。竜は凱に変身用のブレスを投げて言った。 「変身するんだ。おまえもジェットマンだ!」 ためらう余裕は無かった。凱はすぐにブレスを操作した。 ジェットマンとなった竜と凱が空を滑空する。 地上からその様子を見た香、雷太、アコも変身した。竜と凱も地上降り立つが、そこへファイタージゲンと グリナム兵が襲いかかる。5人揃ったジェットマンの最初の戦いが始まった。まずファイタージゲンを倒し、 次に次元虫をバードボンバーで倒そうとするのだが、凱が一人なかなか撃とうとしない。 命令ばかりする竜が気に入らないのだ。5人揃って撃たなければ必殺技バードボンバーにはならない。 その時次元虫の逆襲が…思わず凱も次元虫を撃った。次の瞬間、激しい爆発音とともに次元虫は消滅した。 その戦いぶりを、バイラムの巨大な魔城バイロックで4人の幹部が見ていた。裏次元伯爵ラディゲ、 ロポット幹部グレイ、少年幹部トラン、そして紅一点の女幹部マリア。 彼らは賭けを楽しむように、ジェットマンを倒した者がバイラムのボスになることを提案する。 戦いの後、アコは香に小切手を差し出した。初めての戦いで正義に目覚め、 ジェットマンとして戦うことを決意したのだ。しかし、あくまで一人自由に生きようとする凱は、 竜を殴り倒し、ブレスを投げ返してバイクで走り去ってしまった。 |
凱語録 |
「気前がいい上に男前だ。その上…」 「気安く触るんじゃねぇ。俺は納豆と男が大嫌いなんだ」 「いっそのこと人間なんザ滅んだ方がいいんじゃないか。」 「いい子ぶりっ子しやがってオケツが痒いぜ」 「俺は一人で生きていく。第一、俺はお前みたいなタイプは大嫌いなんだょ」 「気にいらねぇな。命令ばっかりしやがって」 「勘違いするな。俺は降りかかる火の粉を払っただけだ。お前たちと組む気はねえ」 「俺は一人、だからこそ自由だ」 |
感想 |
凱初登場のこの回。でも当時の第一印象は「何このキザなおにーさんは」って感じでした。 改めて上に凱語録を書き出してみると、確かに普通じゃ言えない(爆)セリフばかり。(by megumi) 凱と女がポーカーをしてるシーンが私としては印象的でした。女がフルハウス、凱がストレートフラッシュと、 すごい熱戦でした。どちらも、そう滅多に出るもんじゃありません。 でも、日本にカジノってあるんですかね? それはこの際置いといて、ブタだったのにいきなりストレート フラッシュなんて、いったいどういうイカサマをしたんでしょう?ちなみに私はなぜかギャンブル (言っときますが、お金を実際にかけた訳じゃありません)はからきし弱く、ポーカーではよく負けます。 ストレートやフラッシュのようなでかいものを目の前にしてあえなく悲惨な負け方をしちゃうのです。 でも、最初引いた5枚がいきなりスペードのロイヤルストレートフラッシュだったことがあります (イカサマしてません!)。それはともかく、凱のギャンブラーとしての姿は板についてますね、ほんと。 この回を見たとき、私は凱をあまり好きになれませんでした。しかしその後のストーリーで凱の本当の姿を 知り、彼に見事ハマったのです。紛れもなく、彼の男前なところにハマりました。 (byメガシルバ さん) |
Story |
4人のジェットマンは揃ったものの、香も雷太もアコも民間人で戦闘に関してはまったくの素人。 とても戦士と呼べるような状態では無かった。綾はそんな3人を一人前の戦士にするべく特訓する。 一方竜は最後のジェットマン結城凱を探しに行った。 バイラムが再び動き出す前に、何としても彼を仲間に入れなければならかった。 その凱は、あろうことかミニパトの婦人警官をナンパ中だった。わざとバイクで信号無視をして見せた凱が 婦警に止められていると、「デートなら俺がしてやるぜ」と同じくバイクに乗った竜が現れた。 逃げる凱、追う竜…。そしてあくまでもジェットマンへの入隊を拒む凱は、竜を殴りつけて去っていった。 その間にもバイラムは新たな侵略作戦を進めていた。トランの作り出したジャグチジゲンが人々を次々に 襲い出したのだ。一方バー・ゴールデンゲートで凱はビリヤードに興じていた。そこへ再び竜が現れた。 凱はケリをつけるために竜を外へと促した。 雷太、香、アコの3人は綾の命じた特訓のメニューを必死でこなしていた。 しかしそこへトランとジャグチジゲンが攻撃を仕掛ける。戦おうとする3人だったが、 今の力ではとても太刀打ちできなかった。逃げる3人… 「早く帰ってきてくれ竜!5人の力が、五つの力が必要なんだ!」雷太は必死で竜に呼びかけた。 その頃竜と凱はオートバイレースのスタート地点にいた。凱が勝てば二度と竜はその前に現れない、 しかし竜が勝てば仲間になる。凱のジェットマン入りを賭けた二人きりのレースだ。 3・2・1・Go! 二人は同時にスタートする。前半は凱が優位に立ったが、途中大きくジャンプして竜が前に出た。 そしてゴールまであと一歩という時、竜は子供たちの悲鳴を聞いた。 すぐさま向きを変えて、助けに駆けつける竜。その間に凱はゴールしてしまった。 子供たちを襲ったのはジャグチジゲンだった。その触手は次に凱に襲いかかる。それを助けようとする竜。 「お前は俺たちの仲間だ。仲間を助けるのは当然のことだ。」 そこへグリナム兵も現れた。 「あばよ」危険を感じた凱は、危機に陥った竜をそのままに、バイクに乗って走り去ってしまった。 竜のピンチに基地から雷太、香、アコの3人が駆けつける。しかし4人の力ではバイラムには対抗 できなかった。ジャグチジゲンの攻撃に次第に追い詰められてゆく4人…。 そこへ遠くからバイクの爆音が響いた。凱だ。凱はバイクごとジャグチジゲンに体当たりする。 4人が凱に駆け寄った。「必ず来てくれると思った」そう言いながら、竜は凱の手首にブレスを装着した。 「変身するんだ。俺たちは鳥人戦隊ジェットマンだ!」やっと本当に5人のジェットマンが揃ったのだ。 そして5人の必殺技バードボンバーがジャグチジゲンを粉砕した。 戦いの後、竜は礼を言いながら、凱に握手を求めて手を差し出した。 しかし、凱はそれを無視して香とアコに声をかけた。 「いいのか竜、あんな奴 仲間にして…」隣で雷太が不満げにささやく。 そこへ突然バイラムの4幹部の姿が…。ラディゲたちは不敵に笑いながら竜たちに宣戦布告するのだった。 |
凱語録 |
「滅ぶんなら、滅びゃいいさ。ま 俺としてはその前に十分人生を楽しみたいね。」 「人のことの前にまず自分のことを考えろ。それが正しい生き方ってもんだ。」 「なんであんな奴のことが気になるんだ」 「俺が来たからには、退屈はさせねぇ。」 |
感想 |
タイプとなれば婦警さんでもナンパしちゃう凱。とても正義のヒーローとは言えませんが…。(おまけに 信号無視だし…) でも、最後はやはりみんなのピンチに駆けつけてしまうあたり、おいしいところをさらって いきますよね。でもあくまでワルぶって素直じゃないし…。(by megumi) 3話でやっと五人が揃うなんて、前代未聞ですね。まあ、これだけ紆余曲折があったからこそ、真の意味での 仲間となったのでしょう。3話で五人揃ったといっても、この跡も葛藤はなかなかおさまらず、32話あたりで ようやく五人は団結するわけですが、それでもこの時点で私はちゃんとまとまるのかなあ、と思わずには いられませんでした。 (byメガシルバさん) |
Story |
やっと5人のメンバーが揃ったジェットマン。今日はジェットマシン訓練場で、飛行訓練が行われていた。 竜の乗るジェットホーク、凱の乗るジェットコンドル、雷太の乗るジェットオウル、香の乗るジェットスワン、 そしてアコの乗るジェットスワロー。5機のメカが空を舞っている。 しかし、香だけがジェットスワンをうまく操縦することができない。挙句に墜落してしまった。 基地に戻った5人に訓練の評価を発表した綾は、香に特別飛行訓練を命じた。 しかし、香は自分だけ飛行訓練を免除して欲しいと願い出る。頑張るように諭す竜に、 香は「私、嫌なものは嫌なんですの」と言い放つ。それを聞いた竜が怒鳴った。 「いつまでもお嬢様気分じゃだめなんだよ!」 「お嬢様で悪うございました。私帰らせていただきます。ごきげんよう」 香は竜にへルメットを押し付けて、基地から出て行ってしまった。 大金持ちのお嬢様としてなに不自由なく育ってきた香は、あんな風に怒鳴られたことなど無い。 「なにもあんな言い方しなくったって」思い出して唇をかむ香。 そんな香の前に現れたのは、親同士が決めた子供の頃からの許婚、北大路総一郎だった。 しかも、今度ロンドンに赴任することになった彼は、 「もうそろそろ結婚してもいい年齢だ」と香の指に指輪をはめた。 香は即答できなかった。自分は戦士としてバイラムと戦っている身である。 しかし、総一郎にそれを告げても、本気にしない。冗談と思っているのだ。 しかしそんな二人の前に、バイラムの新しい次元獣ロードジゲンが現れた。 香からの知らせで、竜たち4人が変身して駆けつけた。その戦いを見た総一郎は狼狽する。 「僕は香さんのフィアンセだ」という総一郎を横目に、竜は香に厳しく迫った。 「お前は戦士なんだぞ、香!バイラムと戦うためには個人的感情は捨てなければならないんだ。 いつまでもお嬢様気分じゃ戦士とは言えない!」 しかし竜の言葉は逆効果だった。竜への反発から香は思わず叫んだ。 「私決めましたわ。総一郎様と結婚します。」 そこへ基地からバイラム出現の知らせが入る。 竜たち4人は「香、お前を信じて待っている」と言い残して、再び戦いに赴いた。 とある教会で、ウエディングドレス姿の香が総一郎と並んでいた。二人だけの結婚式だ しかし、香の心の中には竜の言葉と仲間の顔が浮かんでいた。「香、お前を信じて待っている…」 香は総一郎に時間をくれるように頼むが、彼の口からは思いがけない言葉が飛び出した。 「虫けらみたいな人間が何人か死んだところで世界は変わらない。でも僕たちは選ばれた人間なんだ。」 香は自分の愚かさに腹が立った。彼がこんな人間だと見抜けなかったことに。香はキレた。 そして自分も戦士であることを自覚した。 ウエディングドレス姿のまま、香は走った、仲間の元へ。香のいないまま戦う4人は、 ロードジゲンを相手に危機に陥っていた。そこへ途中からバイクに乗って香が駆けつける。 変身する5人。そして揃ってバードボンバーを放とうとしたその時、ロードジゲンが巨大化した。 竜はすぐにジェットマシンを呼んだ。しかしジェットマシンと聞いて香は嫌な予感が…。 案の定、スワニーパルサーを撃とうとした香だったが、反対にロードジゲンに撃墜されてしまう。 バランスを失って地面に落ちていくジェットスワン。操縦席の中で香は意識を失ってしまった。 |
凱語録 |
「だが、竜ちゃんよ。何もどなるこたぁねぇじゃ無いか。たく女の扱いを知らねぇ奴だ」 「香お嬢様としちゃ、あんな風に怒鳴られたこと無かったんじゃないか、意外と傷口深いかもなぁ」 |
感想 |
戦士として戦うことに苦悩する香。と同時に,フィアンセ北大路との結婚式がありますが,この北大路の セリフ「虫けらが何人死んでもかまうもんですか!僕たちは選ばれた人間なんですよ!」には本気で 腹が立ちました。 ここで私の「JMキャラのむかついたセリフワースト5」をまとめてみます。 1,「私は指揮官だ。そうだ,竜たちを呼ぼうぜ」(41話by一条総司令) 2,「虫けらが何人死んでもかまうもんですか!僕たちは選ばれた人間なんですよ!」(4話by北大路) 3、「逃げることは許さん。貴様たちの命に代えても,この基地を守れ!」(41話by一条総司令) 4,「念のため言っておくが,コンピューターは君たちの変身能力は回復不可能と断定した (ホントは可能なのに!)」(41話by一条総司令) 5、「ふっ,けなげだ。今すぐ愛しい愛しいリエのもとに送ってやる!」(50話byラディゲ) 話がそれましたが、まあ香がキレて北大路に蹴りを加えたのは痛快でした。 それにしても,JMは「香の成長」をも物語っていると思います。今回や次回、19話といったようなところ では「苦悩する香,しかし立ち上がり戦士としての自覚を持ち,奮い立つ」というようなことを描いています。 竜やじいやに導かれ,凱に惚れ、そして50話ではリエをラディゲに殺されて復習の鬼と化す竜を説得して います。 次回ではまだ自分の弱さに勝てずやはり苦悩していますが、香はお嬢様としての甘えを捨てた からこそ、立派な戦士になれたのでしょう。 50話の「足が折れたって,戦うわ!」というセリフにそれがよく表れていると思います。 (byメガシルバさん) |
Story |
ロードジゲンに撃墜され、意識を失った香はその精神的ショックから足が動かなくなってしまった。 しかし香は「自分も本当の戦士になりたい」と、竜にもう一度訓練するよう懇願する。 しかし結果は同じだった。香の足は動かないままだ。 車椅子の香は、それでも必死で立とうと努力した。そんな香を見守る4人。みかねて凱は香を 抱き起こそうとするが、それを竜が制した。「自分の弱さに勝て、香。お前の足に異常はないんだ!」 香は凱の手を振り払って、腕だけで必死に進もうとする。 と、そこへ突然パイラムの急襲が…。ロードジゲンがジェットマンを倒せば、バイラムの支配権は ロードジゲンを作り出したラディゲの手に入る。それでは面白くない他の3幹部がジェットマンを 攻撃してきたのだ。凱は車椅子の香を連れて逃げた。それをグレイが追う。 竜たち3人は、サイコキネシスを操るトランの攻撃を受ける。 凱はグレイにバイクで体当たりし爆発させるが、グレイはその炎の中から悠然と起ちあがり、 逆に凱を攻撃した。 傷を負った凱は香と廃工場に身を隠した。「もうだめかも知れねぇな。」という凱。 香は凱の傷ついた手にハンカチを巻きながら、 「竜ならどんな時だってあきらめませんわ」と凱を叱咤する。 「こんな時に奴の話は聞きたくねぇぜ」と激昂する凱に香はたずねた。 「凱、どうしていつも竜に突っかかるの?」 「奴の良いこぶりっ子が気にくわねぇ。ただそんだけのことだ。だが、あんたは違う…」 凱は香を見上げてその手を強く握った。とっさに香は凱の頬を打った。 「あんた、まさか竜の奴を…」凱がそう言いかけた時、居場所を見つけたグレイのグレイキャノンが 二人を狙った。とっさに香をかばいながら、凱は言った。 「惚れるんなら俺に惚れろ!似合いだぜ、俺たちなら…」 絶体絶命.と思われたその時、突然地面が大きく揺れた。前の戦いで傷を負っていたロードジゲンが 復活したのだ。グレイが大きくよろめいたその隙に、凱は香を連れてその場を逃げた。 一方、竜たちもなんとかトランの攻撃を逃れていた。そこへ香の車椅子を押して凱が合流する。 しかし次の瞬間激しい衝撃が5人を襲った。もう一人の幹部マリアだ。その顔を見て竜は驚愕した。 マリアはリエにうりふたつだったのだ。 その時、再び地面が大きくゆれ、大地が裂けた。その割れ目に車椅子の香が吸い込まれそうになる。 竜はとっさに落ちていく香の腕をつかんだ。その竜の首にマリアのネクロッドが巻きつけられた。 助けようとする凱たち3人の前にはグリナム兵が立ちふさがる。 マリアに襲われながらも、必死に自分を助けようとする竜。香の心の中に竜の言葉が響いた。 「自分の弱さに勝て。本当の戦士なら出来るはずだ。」 次の瞬間、香の足は強く側壁を蹴って、竜の頭上へ大きくジャンプした。 「香!足は?」驚く竜に香は笑ってVサインを送る。凱、雷太、アコも駆けつけた。 五人揃ったジェットマンが変身する。 レッドホーク、ブラックコンドル、イエローオウル、ホワイトスワン、ブルースワロー。 そこへ大地を割って、巨大化したロードジゲンが現れた。五人はジェットマシンに乗り込んだ。 もう香の操縦に不安はない。5機のメカは合体し、巨大な重爆撃メカ、イカロスハーケンとなった。 そして必殺技ジェットフェニックスでロードジゲンを粉砕した。 「おめでとう香。どうやら君も本当の戦士になったみたいだな」竜は香を祝福する。 「竜のおかげですわ。竜がいなかったら私…」 そんな二人を凱は複雑な想いで眺めていた。 そして、わざと二人の間に割って入ると、香にハンカチを突き返して去っていった。 香の足は治ったが、バイラムはまだ真の力を発揮していない。戦いは始まったばかりだった。 |
凱語録 |
「あんたはよくやった。そこら辺のお嬢様だったら、とっくの昔に逃げ出している。」 「無理するな。女がそんな姿をみせるもんじゃねぇ」 「奴の良いこぶりっ子が気にくわねぇ。ただそんだけのことだ。だが、あんたは違う…」 「惚れるんなら俺に惚れろ!似合いだぜ、俺たちなら…」 「結構なことだな。まあよろしくやってくれ。」 |
感想 |
前回、北大路のあまりの無茶苦茶ぶりに愛想をつかし、戦士として目覚めようとした香ですが、 うまくいかず失敗してしまいました。香を守るために必死になる凱。凱のたった一言がタイトル化 されるとは、驚きです。思えば、これが凱が香に想いを寄せる序章だったのでしょう。 竜の「自分の弱さに勝て!本当の戦士なら出来るはずだ!」の一言によって、香が立ち上がる 姿も、これからの香の戦士としての成長を裏づけてるんですね。また、凱とグレイが初めて直接 対決していますが、これものちのち二人のライバル関係が確立する伏線といえます。 ストーリーの下準備に5話費やす戦隊はJMぐらいでしょう。ダイナマンのように、いきなり初回から 飛ばしまくる展開も好きですが(これは作風が作風なだけにまた好感が持てます)、それにしても 5回かかってやっと下準備とは、掟破りの上にも掟破りが重ねられてますね。逆説的なストーリー 展開です。 また、今回巨大怪人に対する必殺技がやっと登場しますが、それがロボットによる技 ではなく、戦闘機でそのまま突っ込むというのも、またまた掟破りです。でも、あれだけの助走距離 でマッハ15まで加速するなんて、絶対無理だと思いますが。できても、Gに絶えられないでしょう。 まあ、その辺はさて置いて、ジェットフェニックスという技自体は個人的には結構気に入ってます。 (byメガシルバさん) |
第6話 怒れロボ |
Story |
「各機散開!ロボット体形に合体せよ!」巨大ロボ、ジェットイカロスへの変形訓練だ。 しかし、5人の息が今一つ合わずうまくいかない。凱が他の4人にペースを合わせようとしないのだ。 基地に戻った後、綾や竜はそのことで凱を注意する。 そしてすっかり戦士としての自覚が芽生えた香も、竜に同調した。そんな二人の様子に反発した凱は、 「せいぜい仲良くやってくれ」と捨て台詞を残して町へ出て行ってしまう。 香はそんな凱を説得するために後を追った。カフェテリアのテーブルに向かい合う凱と香。 「何だ話って。俺に愛の告白でもしようってのか」「あなた誤解してません?私と竜のこと…」 香は笑って、戦士にも休息は必要だと凱を映画に誘う。しかし凱は応じない。 子供をあやすような香の目つきに気づいていたのだ。 「いいか、これだけは言っておく。あんたはいずれ俺を愛するようになる。絶対にな。 その時が来るまでデートはお預けだ。」 凱の言葉に、さすがに香もむっとした。「あら、自信たっぷりですのね。」 凱は構わず続けた。 「そう、でもこっちもそう気の長い方じゃない。早いとこなびかないと、こっちの方で違う女のとこへ 行ちまうかもしれねぇぜ。」 凱は香に見せつける様に、ウェイトレスをデートに誘って出て行ってしまう。 ウェイトレスのマンションに立ち寄る凱。しかしそのマンションそのものが、バイラムが新たに作り出した 次元獣ハウスジゲンだった。体内に閉じ込めて凱を襲うハウスジゲン。凱は竜たちに助けを求めた。 急行する4人。触手に捉えられハウスジゲンに食べられようとしていた凱を、竜が助け出す。 しかしラディゲによって今度は竜がハウスジゲンの体内に取り残されてしまう。 そしていっきに巨大化するハウスジゲン。中では竜とラディゲの戦いが始まっていた。 綾はジェットマシンを呼ぶように促すが、竜がいない。ハウスジゲンはますます暴れ回り、 ガスタンクに迫った。「ジェットマシン発進!」とっさに凱がブレスを操作した。 そしてみんなを率いてジェットマシンに乗り込んだ。 なんとか4人で合体しジェットイカロスとなるが、竜が次元獣の中にいるため、思う様に攻撃できない。 追い詰められる4人。凱は合体を解除することを決めた。自分が次元獣の中に乗り込んで、 竜を助け出そうというのだ。 ハウスジゲンの中では竜とラディゲの戦いが続いていた。ラディゲは凶獣ラディガンに変身して竜を襲う。 絶体絶命のその時、凱が飛び込んできた。二人は同時にウィングビームを放ち、その隙に外へ 逃げ出した。竜と凱は空に向かって飛び出し、ジェットマシンに乗り込んだ。5機のメカは再び合体する。 今度こそジェットイカロスの真の力を見せるのだ。 ジェットイカロス最強の武器バードニックセイバーが、ハウスジゲンを切り裂いた。 「巨大ロボジェットイカロスの初勝利を祝って…乾杯!」 戦いの後、ロボを前にして綾と5人はその初勝利を祝った。 「ありがとう凱。お前のおかげで助かったよ」牛乳入りのグラスを持った竜が凱に近づく。 「ほんと見直しましたわ」と香。「見直した?まだまだ、そのうち惚れましたって言うようになる。」 言いながら、凱は軽くグラスを合わせた。 一方、傷ついたラディゲは怒りと屈辱に震えながら、新たな反撃を誓っていた。 |
凱語録 |
「何だ話って。俺に愛の告白でもしようってのか」 「いいか、これだけは言っておく。あんたはいずれ俺を愛するようになる。絶対にな。 その時が来るまでデートはお預けだ。」 「これで貸し借りなしってわけだ」 「見直した?まだまだそのうち惚れましたって言うようになる。」 |
感想 |
竜のいないピンチに、みんなを引っ張って戦う凱。合体を解除してハウスジゲンの中に飛び込み、竜を 助け出す…このあたりのシーンがかっこいい。凱の内に秘めた熱血漢ぶりが表れてました。(megumi) ハウスジゲンの体内へ竜を救うために突入していった凱。今回の彼の行動は、45話や最終回での 彼と竜の友情への伏線かもしれません。 (byメガシルバさん) |