瑞雲の法話「仏の教えをわかりやすく、少しずつ」
仏像彫刻と法話の世界

仏師、瑞雲の法話(第8章)

仏像彫刻と法話の世界

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1)法話 (第八章)


(観音菩薩・瑞雲作救霊観音


お陰様で
仏像ドットコム開店一周年
観音祭り 不動祭り
第1巻 第2巻
仏師、瑞雲の法話集第1巻 仏師、瑞雲の法話集第2巻
第1章  法話1〜法話14 (2000) 第1章 法話101〜113
第2章 法話15〜法話21 第2章 法話114〜126
第3章 法話22〜法話29 第3章 法話127〜140
第4章 法話30〜法話39 第4章 法話141〜153
第5章 法話40〜法話48 最終版 法話154〜
(仏師瑞雲の法話最新版)
第6章 法話49〜法話57 (2001) NEW
第7章 法話58〜法話66 2011以降の新法話
第8章 法話67〜法話76 ますます、おもしろくなった
仏師 瑞雲の仏像彫刻と法話
第9章 法話77〜法話87 (2002)
第10章 法話88〜法話100

法話76・NHK大河ドラマ、正法に生きよ!

今年のNHK大河ドラマは「北条時宗」でした。私は同時代に生き、後に日本の宗教に大きな
影響を持つことになる日蓮聖人がどのように扱われるか興味津々でした。ともすれば、映像
技術のすばらしさなど表面的に見がちになりますので、宗教的視点から、いったい何が大事
だったか補足したいと思います。

日蓮聖人は蒙古襲来と北条一門の滅亡を前もって御書に予言されておりました。幕府に訴えた
為に嫌われ、度々の法難に遭われました。

伊豆に流罪にされて三年目の弘長三年の春、日蓮聖人が読経中、忽然と童子が現れ「ほどなく
赦免あるべし」と伝え、どこともなく消えました。ちょうどその頃、北条時頼が寝ている
枕元に、この童子が現れ「重時、長時は日蓮を苦しめ正法の流布を妨ぐ。汝この曲事を
見ながら捨て置くならば、この国に大乱起こるべし、早々赦免あるべし」と言われたのに
驚いた時頼は即赦免状を出したといいます。

日蓮聖人を伊豆に流罪にした北条重時は、その直後にわけのわからない病気にかかり発狂
しております(吾妻鏡)。そして重時は、北条時頼、時宗親子の夢に現れ、「我大苦に会う
て苦しみがたし。法華経五部を書写して追善してくれよ」と訴えたということです。また、
日蓮聖人を怨んでいた長時も即病死、長時の長男為時、三男茂時、四男義政も次々病死と、
悉く死んでおります。

激動の時代、戦乱の時代においてすら、正しき法の為に生きる者に諸仏菩薩諸天はお力を
お与えになりました。今年はテロと不景気が重なり、暗い21世紀幕開けの年でした。
神仏は正しき法の為に生きようとする者を求めておられます。と同時に、ふがいない宗教者
政治家、経済人の多さとその行く末に哀れみを感じておられます。正しき法とは、なにも何
れかの宗派ということではありません。神仏の心にかなう考え方、生き方、行動であります。

妙法比丘尼御返事・吾妻鏡等より

法話75・聖徳太子に生き方を学ぶ

最近、聖徳太子ブームのようで美術館で太子展を開催中です。またNHKでも太子の番組が
続いており、有り難く拝見しておるところです。聖徳太子は、日本に仏教が浸透する基礎
を作った人、現存する日本最古の本「三経義疏(法華義疏、勝鬘経義疏、維摩経義疏)」
の著者でもあり、観音の化身としての太子信仰は今でも全国的に盛んです。

さて、太子が教えた人の生き方の根本に「立徳」があります。「徳をたてよ」ということ
で、「徳を身につけることが人生の基本である。しかし世間の人々は徳を忘れて財を性急
に求める、これは本末転倒であり、これでは、いくらお金をためてもアワの如く消え去る
のみである」と太子は教えておられます。日本がバブル経済に突入する頃、一万円札から
聖徳太子のお姿が消えましたが、当に太子の言われたとおりになりましたね。

「徳を立てる」とは、人としての倫理を持ち深く三宝(仏、法、僧)を敬って慈悲、利他
の菩薩行をすることです。その結果、立身(身を立て)、立家(家庭や組織を持ち)、
立業(仕事が成功して)、立財(金が集まってくる)ということになるわけです。

私は「世の真理を知りたい、世の為になる生き方をしたい」と発心して僧侶になり修行し
ました。また、仏師としてもやってきました。5年くらい前に一時、仏像制作依頼が途絶えた
ことがあり心配していたら、観音様から「金?そんなもの考えるな!心配したことはない、
ちゃんと見守ってる」とご神託を頂きました。私は、芸と心を磨くのが人生の仕事、お金の
ことは観音様と神霊界の大蔵大臣である大黒天様にお任せしております


法話74・観音様と抗夫

孝謙天皇の御代、岡山美作の国で鉱山の事故があり、抗夫の一人が穴に閉じこめられまし
た。役人も村人も、もう助からないだろうとあきらめ、抗夫の妻も冥福を祈ろうとお経を
写経して観音様に祈っていました。

一方抗夫は今になって、法華経を写経しようと思ったのに出来なかったのが悔やまれて、
「もし命が助かったなら必ず法華経の写経します」と仏に祈ったのでした。
すると穴の上の方に微かな光が射し込んできました。そしてその小さなすき間から小僧が
入り込んできました。小僧は持ってきた食べ物を男に与えて「汝の妻、われに飲食を供え
て救いを求められた。汝が写経を果たせなかった悔やし泣きを観音が聞かれて化身として
参った。」と言って、またすき間から出ていきました。

しばらくして、すき間が大きくなり、ちょうど通り合わせた村人に男は助けられたという
ことです。国司はこれを聞いて感動し、たくさんの坊さんを呼び写経を供えて観音様を
供養しました。

観音経は俗に功徳経と言われて古来から最も読まれているお経です。筆者も18の年より
一日として読経を欠かしたことがありません。なぜなら、あらゆる功徳が書かれている
からです。

日本霊異記より

法話73・宇宙、神仏と一つになる

100年に一度の天体ショーが見られるということで、19日は午前3時まで起きていま
して、満天の夜空に降る獅子座流星群を見ました。感無量の一言、夜空にきらめく星星と
流星のシャワーに畏敬と感謝の念を捧げました。

さて、詩人、坂村真民さんは、毎朝三時半に起きて宇宙に祈るそうです。
「一つのものだけでは力は生まれません
二つのものが一つになって力も生命も生まれてきます
太陽と一つになる
月と一つになる
宇宙と一つになる
神仏と一つになる

ここのところが一番大事であって
幸福も平和も、ここに来て始めて成就します
お互い一つになる修練をしましょう」
とうたっておられます。

この世の創造主、宇宙、神仏は、人々がいたわり合い、理解しあって、魂が向上するように
と男と女を作られました。そして男と女が縁を結ぶことにより子が生まれます。また、
「成功は人との出会いから」といわれるように、良き指導者や友人と親交を結ぶことにより
世にも出られ幸福が生まれます。

信仰も同じで、「感応道交(かんのうどうきょう)」といって神仏と一つになることに
より、信心が通じて功徳をいただけます。神仏と一つになるとは、釈迦如来大日如来と一つになることでもあります。それは悟りへの道であってちょうど獅子座流星群に
見とれているように、心を素直にして感謝の念をもつことで出きるものです。
人との結び、神仏との結び、宇宙との結び、何事も一つになることです。

坂村真民「大宇宙大和楽」より

法話72・不況時代の商売繁栄法

長引く不況とアフガン戦争で国内外を問わず景気が更に悪くなっており、人々の消費も
増えません。これは、収入の減少と依然として不透明な状況に社会への「信頼」が見え
ないからです。

仏教では、繁栄する社会とは「施せば栄える」という教えを中心に、人々が互いに「
を知り、更に施しを行う社会で、そこには、喜びがあり、満足があり、幸福と平和が生ま
れると教えています。社会を繁栄させる、この「恩」を仏教では四摂事(ししょうじ)と
訳し、
布施 お金や物品、教えなどを施し与える。
愛語 やさしい言葉をかける。
利行 社会のためになることをする。
同事 苦楽を分かつ。自分だけ良ければという考え方を捨てる。
の四つであります。誠にこの四つがあれば繁栄するのです。

さて、私事で恐縮ですが、仏像のネットショップが開店一周年を気分良く迎えられまし
た。誠に皆様のお陰様と感謝しているところです。
振り返ってみれば、独立以来、自分から頭を下げて仏像の仕事を求めたことは一度も
なく、お客様から、頭を下げて、時には、値段は言い値でかまいませんと言う人も多いのは、
仏様の御加護であることは間違いありません。世間がどうあろうと「いい仏像彫刻を作る」、
値段は勉強してやる」これが私のモットーで、長い時間はかかるかも知れませんが
「信頼」を彫って「信頼」を売ってれば、何で繁盛しないということがありましょう。

諸仏菩薩はバブル時代までの人々の生き方を良く思っておられないようで、芸術家が芸術
で生きていける、正直者が損をしない天の道理にかなった社会にしてやろうと努力して
いるとご神託がありました。古い考え方や拝金主義的商売は滅び、新しい生き方、考え方
、商売の仕方が近い将来生まれるでしょう。今の混沌とした時代は理想の21世紀への
過渡期かも知れません。そう!「施せば栄える」という誠に信頼できる教えや哲学により
人々が「恩」を知り、更に施しを行い合う社会をつくろうではありませんか。

阿含経・パーリ初期仏典・法華経等より

法話71・順縁と逆縁

仏典では、この世のあらゆる出来事は全てみな「因と縁」によって現れたものであるとし
、良いこと悪いことがあったとしても驚いてはいけないと教えています。悪い原因を昔に
作っていれば悪いことが出て来ますし、功徳をたくさん積んでおれば良い報いが来て幸福な
人生になるのはものの道理です。

私は18才の時、お坊さんになって世の真理を知りたいと発心しました。30才になるまで
の12年間をお寺の小僧として修行しました。始めの1年は順風満帆に見えましたが、
6年半目に観音様と出会うまで2年目以降の修行は非常に苦しさを感じ、何度か挫折しそう
になりました。あるとき、師匠のご母堂から「神様を拝んでいたら、お前は逆縁でお坊さん
になったんだよ、だから見事僧侶になるまでには辛苦が多いかも知れないよ」
と言われました。この4年半の苦しい時代は毎日が長く、天皇陛下のお言葉ではないですが
「忍び難きを忍び、絶え難きを絶え」というような、おそらく人生の修行の半分はこの時期
に終わったのではないかと思っています。

日本は政界も宗教界も経済界も世襲化していて、親の七光りで大した苦労をしないでも親の
跡を継いで世に出られる、誠に良い社会で、これが腐敗をもたらす原因だとする人も多い
ですね。こうした親が作ってくれたレールの人生を歩む人を順縁の人といい、全くの一匹狼
、ゼロからスタートして艱難を乗り越えていく人を逆縁の人といいます。また、親と子の
関係でも、子が親を苦しめる因縁を持ってると逆縁の子といいます。夫婦の関係でも、
悪妻であれば逆縁の妻、暴力を振るって苦しめる夫は逆縁の夫です。逆縁とは、昔作った
良い原因がないので、報いを受けている状態です。堪え忍べば、または、信仰の功徳に
よっても罪障消滅といって罪が消えます。

平安時代から鎌倉時代の貴族社会から武士社会に移行するいわゆる乱世と呼ばれる末法に
入った時期、仏教を民衆の救済にと活躍した伝教大師最澄弘法大師空海、法然、栄西、親鸞、道元日蓮
などの伝記を読むと、これら大宗教家はみな、己を無にしてご苦労されました。逆風を
ものともせず、諸仏諸天のご守護のもと大事業を成し遂げられました。

今、悩んでおられる貴方、苦しんでおられる方は、もしかしたら逆縁の中におられるかも
知れません。それだけ、やらなくてはいけない使命と課題が多い証拠です。信仰の力や
強い心で順縁にも出来ます。私が良い例で、観音様は私の過去世や性格を見て仏像彫刻家
として生きる順縁の道を与えて下さったのです。

思いでより

法話70・慈悲と智慧の光

不景気にアメリカ同時多発テロと報復戦争が重なり、重苦しい時代になっております。

仏教では、世界を如来の世界から地獄界までの十界に分けており、我々の世界を人間界
と呼んでおります。憎しみや争いが絶えない世界で「忍土」ともいい、苦しみや悲しみに
絶えなければならない所です。この人間界より上の世界に行くほど明るい光が差しており
また下に行くほど暗くて、地獄や餓鬼界は光の殆ど届かない所です。

この光は「法話第一章ー仏は見ている」で述べたように、非常にまぶしい、暖かい慈悲と
智慧の光
で、これに当たると、体の悪いところ、悩みや苦しみ、邪念や悪霊が一掃され
ます。しかし、よほど悪を遠ざけ、善を積まないとお目にかかれません。
私は毎朝、仏様、観音様や大黒様、諸仏諸天善神にお経をあげるという功徳を積んで、
この光を頂こうと精進しております。神仏の力無しに誠の幸福は無しと信じているから
です。

無量寿経」に「世に仏を信ずることほど大きな利益をもたらすものはない。」
とあります。 しかしながら、「信じる」ということは実に難しいものです。人間の知識は言葉
によるはかりごとですから、知識から信仰に目覚めることは出来ません。「大般涅槃経」に、
「仏を信じる心は、人の心の中に横たわっている仏性が表れたもの」とあります。
仏性という仏様からプレゼントされている宝が目覚めないとダメなんです。

世界の貧しい人々やハンセン病患者の救済に生涯をささげ、現代の聖女といわれたマザー
・テレサ
の言葉。
「まず、祈ることを教えてもらいなさい。
もし祈るならば、心が清くなるでしょう。
心が清くなれば、神が見えてくるでしょう。
神が見えてくると、信じるようになります。」


法話69・真の誕生日はいつ?

作家の亀井勝一郎さんは人間には四つの誕生日があるといっております。
第一の誕生日は、母の胎内から生まれ出た日で、いわゆる世間で言う誕生日です。
第二の誕生日は、青春時代に自我に目覚める日で、「人生とは?」、「いかに生きるか」
、「何のため生きるのか?」等、疑問を持ち人間らしくなる日であります。
第三の誕生日は、信仰に目覚める日で、その人生への疑問に納得がいく、答えのわかる
日で、真の光明が差す日であります。
第四の誕生日は、臨終と共にさとりの国、寂光土に行ける日のことであります。

これら、四つの誕生日のうちで第三の誕生日「信仰に目覚める日」は、最も大切な日で
誰の心の中にもある、と言うより、眠ったままになっている仏性に気づく日のことで
、人は病気や災難、試練といった苦しみや悲しみに出会って、はじめて神や仏を求めよう
とします。

逆説的に言えば、病気になるのも、災難にあうのも、老いるのも、苦しみ悲しむのも
実は、「もうそろそろ、心の中の仏様に気づきなさいよ」というお知らせであります。
なぜなら、その身体も心も、現に生きているその所も、皆、生ける全てのものの親である
神仏のものであり、神仏の世界こそ、実に我々が帰って行くべき古里だからです。
最近、死んだら何処へ行くのかわからない老人が増えているそうです。それで病院でも
どう説明していいか困ってるとのこと。母の胎内へは戻れません。墓石の下に永遠に住む
のも居心地が悪いでしょう。心に帰って行くべき所がわからないで死ぬと、永遠にこの世
をさまようことになります。これを不成仏霊と言います。法要でお経をあげてやるのは
こうした霊達に、帰るべき仏の世界を教えてやることなんです。

無量寿経」に「信仰を得て、遠い昔に仏が与えてくれた仏性に気づき、厚い仏の慈悲を
喜ぶ者は、この世の生活そのままに、仏の国に生まれることが出きる」とあります。
では、何故、人は仏性に容易に気づかないのでしょう?。「心荒野経」に「「心の中に
潜在的に、仏の教えや仏そのものを疑う慢心があるから」とあります。

弥勒菩薩は釈迦如来在世の頃の実在の人物といわれ、現在、須弥山(しゅみせん)の頂上にある兜率天で修行中とされますが、実は釈迦如来入滅後56億7千万年経って、この弥勒様がこの世に下生(生まれる)されるので、弥勒様の真の誕生日は56億7千万年後ということになります。

無量寿経、亀井氏「親鸞」より

法話68・鹿と観音様

天武天皇の御代、出羽の国に鹿狩りが好きな男がいました。母親は熱心に仏教を信仰して
いましたので、息子に「たとえ小さな虫でも殺すものではない」といさめましたが無駄で
毎日山へ狩りに出かけます。そこで、母親は家にお祀りしている観音様に「息子が殺生を
やめて慈悲深くなりますように」と願をかけました。

ある日、男がいつものように山に出かけると、今まで見たことのない立派な白鹿が現れま
した。男は「しめた!」と思い、弓矢を放つと矢は白鹿の眉間に当たりました。さて、
倒れたはずの白鹿を持って帰ろうと当たりを探しましたが何処にも見えません。

男は家に帰って、このことを母親に話すと、母親は「殺生しなくて良かった。観音様に
ご報告しなくては。」と仏間を開けてビックリ。観音様の額に息子が放った矢が刺さって
いました。男はこれより心を入れ替え、殺生をやめ信仰深い人になりました。この話を
聞いた村人達は、この霊験新かな観音様のお堂を建てて末永くお祀りしました。今も
観音寺村に伝わるお話です。

さて、英国では狂牛病の牛15万頭が見つかりました。日本でも、今大騒ぎしています。
人が食物を食べて生きるということは、今では「生きているものの命を奪うこと」を意味
します。「一切漏経」では食物は道を修めるもととなる身体を養うためのものであると教え
ております。仏教では牛も人も本質的には隔たりがありません。「仏性」もあれば心も
あるのです。毎日何万頭と殺される牛たちの悲しい想念が、今、地球を被っています。

日本霊異記より

法話67・大変動期時代

台風15号の通過とアメリカ同時多発テロが重なった第11回瑞雲流仏像彫刻展でした
がお客様の数は例年並で、今年は新聞広告から見に来られた人が多かった展示会でした。
生徒の彫刻技術がかなり上達し、懇親会は更なる向上を目指そうと大いに盛り上がった
次第です。

さて、ニューヨーク世界貿易センタービルの崩壊がテレビで報道され、信じられない光景
に、この世のはかなさ、空しさを、おそらく世界中の人々が感じたことでしょう。この
感じた心が、仏教の三大法則である「諸行無常 諸法無我 涅槃寂静」の境地でありま
す。あらゆる物体、物質、肉体も心も「空」で夢幻のようなものであり、因果の報いと
して現象が起こる。因果の法則がわかれば、お釈迦様や観音様のように涅槃の境地である
悟りの世界に安住出来るというのは「般若心経」の教えですね。

さて、法華経の「寿量品」には「大火所焼時 我此土安穏(たいかしょうしょうじ 
がーしーどあんのん)」という一節があります。この世の人々が、存在する因縁が尽きて
大火に包まれるときでも、仏は常に近くから見ておられる。何にも偏らない柔らかな心を
持って諸々の功徳を積んだ者には、永遠に平和な仏の世界と法を説いている姿が見られ
ようとの内容で、仏の寿命と世界が永遠のものであるとする法華経の教えの中核の部分
です。

何度も同じことを言って申し訳ございませんが、1990年頃、一ヶ月ほど神仏より
ご神託を頂いたことがあります。内容は、人が怪我をすると血や膿が出るように、この
地球が有害な化学物質や人々の愚かな煩悩で傷ついてきた。自ら治療のため、経済の
崩壊から始まり、地震、噴火、洪水、巨大事故が相次いで起こる大変動期時代が来る。
皆、真の宇宙と地球と人々のためであるから、強い心願と利他の精神をもって生きるよう
にとのことでした。私は10年の間、単なる妄想であって欲しいと何度も願いました。
もちろん今でも信じたくありません。でも、言われた通りになって来つつあるのは恐怖。
私は彫刻家であって予言者ではありませんが、日本語も諸行無常もわからない
西洋の人々にアートで仏の教えを知らせようと、アート仏像を始めたのです。仏像と
いうと、まだ西洋では「アンティーク」の領域を出ていないのです。すばらしい芸術なのに。

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