仏像彫刻と法話の世界仏像の霊験記集トップ仏師、瑞雲の法話最新版仏像ドットコム・東洋仏所仏像事典(写真画像付き)仏師、松田瑞雲の略歴
千手観音菩薩 聖観音像 全観音
長谷寺十一面観音
千手観音霊験記 観音霊験記1
危難救助編
観音霊験記2
除病編
観音霊験記3
幸福な結婚

観音菩薩 危難救助編
(仏像霊験記 観音像、観音様集)

聖観音像 瑞雲作

瑞雲作 聖観音像

観音菩薩、観音様霊験記1

高句麗に渡った留学僧、行善(ぎょうぜん)が高句麗の滅亡に遭い、観音様に危難から助けられた話。
  今は昔、留学僧、行善は天皇から高句麗に遣わされた。
ところが、高句麗は他国に滅ぼされようとしている時で、行善は逃げる途中に大きな川につき当たったが川が深くて渡れないので途方に暮れ、ただ観音さまを念じていた。
 ちょうどそこへ、小舟をこいで翁が来て「早く、この船に乗りなさい」と向こうの岸まで渡してくれたが翁も船も何処かへ消えてしまった。
 そこで、行善は「観音様がお助けくださったのだ」と感謝し「私は観音像をお造り申し上げましょう」と願を立て、戦禍が収まるや唐に渡って観音像を造り奉り日夜供養していた。 すると、唐の皇帝が行善をお召し出しになり下問されたので、高句麗でのいきさつを申し上げると、皇帝は「川辺の法師」と名付けて行善に深く帰依なされた。
 行善は養老二年(718)に遣唐使と共に日本に帰り、持ち帰った観音菩薩像を崇敬しながら興福寺に住み人々から「老師行善」と呼ばれ敬われた。
(今昔物語巻16の1)
 

観音菩薩、観音様霊験記2

百済に出兵した伊予の国の越智直(おちのあたい)が捕虜となったが観音さまに助けられた話。
 
 今は昔、百済に出兵した伊予の国の越智直は唐軍の捕虜になりある島に幽閉された。仲間8人と共に、もう日本には帰れないと泣き悲しんだが、たまたま1体の観音像を見つけ「観音様、お慈悲で帰国できますよう」と祈っていた。
 幽閉場所に1本の大きな松の木があり、唐の兵にわからないように、それで船を造り観音像を船の中に祀って
海に出ると不思議にも強い西風が吹き出し船は矢を射るように一直線に九州まで吹き着けた。
 その後、朝廷でも、このことをお聞きになり召し出し、ことの次第に天皇は感激され「郡を設け観音堂建立」が許され観音菩薩像を安置し奉った。越智郡はこれより始まった。
(今昔物語巻16の2)

観音菩薩、観音様霊験記3

周防の国の判官代が観音信仰の功徳で敵の襲撃に遭うが観音様の身代わりによって助かった話。
 今は昔、周防の国の判官代は常に法華経の「観音経普門品」を読み三井寺の観音参詣を長年続けていた。
さて、判官代には敵が射いて国府からの帰路、大勢の軍勢に襲撃され馬ともに惨殺された。 ところが、不思議にも刀も矢も当たらず無傷のまま家に帰ったので国の人々も敵も不思議に思った。その後、判官代の夢に僧が現れ「わしはお前の身代わりになった、三井寺の観音像を見なさい」と告げたので、三井寺に参詣し観音像を見ると手足が取れ全身が傷だらけであった。判官代は、これを見て泣き悲しみ、多くの人の力を得て観音像を修復し奉った。
 その後、このことが国中に知れ、惨殺されながら無傷だった判官代は鉄の判官代と呼ばれた。敵もこのことを聞き道心を起こして判官代と仲良くしたということである。
 思うに観音は人の身代わりになって傷を受けられたのであるから、尊い観音を是非とも念じ奉るべきである。
(今昔物語巻16の3)

一口知識
摩利支天
摩利支(梵語でMarici)hは陽炎、威光の意味で陽炎を神格化した女神、常に日の前にあって姿を現さず日月の光の徳を持つとされます。帝釈天の支配する日月を阿修羅の攻撃から守ったのも光を利用した摩利支天の働きによるとされます。
七福神
大黒天、毘沙門天、弁才天は仏教から、寿老人、福禄寿、布袋は中国道教、恵比寿神が神道から来ており、七福神信仰は江戸時代末期には更に盛んとなり七福神巡りなどが流行った。
賓頭盧尊者
十六羅漢の第一尊者で説法が得意でライオンのように他の反論を許さなかったので獅子吼第一といわれた。賓頭盧尊者像を病のある部分を撫でると、その病気が治るとされ、なで仏の風習が広がった。
癒しの仏像かわいい仏様 こちらの作品群はお仏壇はもちろん、気軽にリビングルームや寝室に置いて、鑑賞と癒し、信仰が出来ますよう現代風にアレンジした瑞雲作オリジナルかわいい微笑仏集です。また、美術コレクションとしても注目度が高い創作芸術で、思わず微笑がこぼれるような愛らしさがあるお顔に自然と心が和み、殺伐とした現代にふさわしい癒し効果抜群の作品です。



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