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幸福な結婚

千手観音菩薩
(仏像霊験記)

千手観音像 瑞雲作

瑞雲作 千手観音菩薩像

千手観音菩薩霊験記1

奈良の薬師寺の近くに住む盲人が千手観音の御利益で両目が見えるようなった話。
 
 今は昔、奈良の薬師寺の近くに住む両目が見えない盲人がいた。
ある時、千手観音の誓願に「目の見えない人に日摩尼(にちまに)の御手をあてて見えるようにしてやろう」とあるのを知り、薬師寺の東門の所にすわり長年千手観音を念じていた。
 阿部天皇の御代の頃、二人の人がやってきて盲人に「そなたが哀れなので目を洗ってやろう」と目を治療してくれた。
 その後、盲人は見えない目がたちまち見えるようになって「けっと観音様が人に変じて助けてくださったのだ」と涙を流し喜んで尊んだと伝える。
(今昔物語巻16の23)
「日摩尼」 この観音が左上方第1手にもっておられる宝珠のことで太陽の象徴

千手観音菩薩霊験記2

奈良の左京の貧しい女が千手観音の御利益で銭百貫をもらって富裕になった話。
 
 今は昔、奈良の左京にひどく貧しい女がいた。子が9人もいて世渡りのすべもなかった。
女は近くの穂積寺(ほづみ)にしばらく参詣し、千手観音に「どうぞ観音さま、お慈悲をかけていただき生きる足しになる物をお授けください」と祈念していた。
 こうしているうち天平宝字七年(763)の初冬、貧しい女の妹が訪ねてきて皮櫃(かわびつ 箱のこと)を置いて「すぐに櫃を取りに来るから預かってほしい」と、わざと馬糞(まぐそ)を足に付けて帰った。
 妹がなかなか櫃を取りに来ないので、どういうわけかと妹を訪ねてみると、妹はそのようなことは初耳だと言うので不思議に思い皮櫃を開けると銭百貫が入っていた。
 貧しい女は「もしや観音菩薩さまのご利益かもしれない」と思い穂積寺に詣り観音像を見ると像の足に馬糞が付いていたので、「本当に菩薩さまが私を助けてくださったのだ」と涙を流し喜んだ。
 その後3年くらい経って、穂積寺の蔵にしまってあった寺の修繕費、銭百貫が紛失したと明るみに出た。貧しい女は富貴になって子供9人十分養え、幸福な人生を送った。その千手観音像は今もその寺に安置してあるから、必ず崇敬すべきであるとこう伝えている。
(今昔物語巻16の10)
一口知識
梵天
古代インド神話では宇宙を創る原理を梵といい、これを神格化したのが梵天。仏典では釈迦の説法の座に常におられる。密教では十二天の一人、千手観音の眷属である二十八部衆の一人。
帝釈天
「ふうてんの寅さん」でお馴染みの帝釈天は、古代インドの神話、リグヴェーダでは最強の神で、二頭立ての馬車や象に乗り金剛杵をとって、阿修羅と闘う戦闘好きで酒好き淫乱な人間味のある神とされた。
鬼子母神
初めハーリティ(訶梨帝母)といい、他人の子供を奪って食べてしまう鬼神でしたが、お釈迦さまが彼女が一番可愛がっている末子を隠して、子を失う母の悲しみを諭しました。これより、鬼子母神(訶梨帝母)は仏教に帰依して、子供の守り神となった。
癒しの仏像かわいい仏様 こちらの作品群はお仏壇はもちろん、気軽にリビングルームや寝室に置いて、鑑賞と癒し、信仰が出来ますよう現代風にアレンジした瑞雲作オリジナルかわいい微笑仏集です。また、美術コレクションとしても注目度が高い創作芸術で、思わず微笑がこぼれるような愛らしさがあるお顔に自然と心が和み、殺伐とした現代にふさわしい癒し効果抜群の作品です。



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