HMVジャパン   

Top > Live/Vive/ライブ >
 
  ORCHARD HALL, TOKYO 2018/4/9

SET LIST

AMAKA PIPA
MAN IN THE MOUNTAIN
STAY READY
MISS GRADENKO
SUMMER'S COMING
SWEET ANGELS (RULE THE WORLD)
ELEPHANT TALK
DOES EVERYONE STARE
ZOMBIES IN THE MALL
RIDE YOUR LIFE
EXCESSES
I KNOW TOO MUCH
DARKNESS
ZUBATTA CHEVE
YOUNG LIONS
STRANGE THINGS HAPPEN
DON'T BOX ME IN
SPIN THIS

encore
THELA HUN GINJEET
BOMBS AWAY
 
THE POLICEのSTEWART COPELAND、KING CRIMSONのADRIAN BELEW、LEVEL 42のMARK KING、そしてPFMのVITTORIO COSMAが結成したスーパー・バンド。STEWARTはバンドの音楽性について「パンク・プログレ」と形容している。果たして、それぞれの職人がどのようなケミストリーを見せるのか?

本日はまさかの定刻スタートです。客電が落ちるとメンバー4人、そしてサポートのドラマー、PETE RAY BIGGINの計5人が登場。PETEはLEVEL 42のドラマーのようです。STEWARTはシルバーのストラトキャスターを持って登場。「コンニチハ」と日本語で挨拶し、"AMAKA PIPA"でスタート。これまで気難しいイメージだったSWEWARTですが、ギターを弾きながらヴォーカルを取る姿は陽気というか、狂っているというか、新たな一面を見せてくれました。

"MAN IN THE MOUNTAIN"ではドラムを叩くSTEWART。手数の多いスティック捌きを堪能。はやりこうでないと!
というのも束の間で、"STAY READY"では再びギターを手にするSTEWART。オーバーアクションが多いです。そして、途中から再びドラムに。
ここでTHE POLICEのカバー"MISS GRADENKO"! こんなレア曲、本家じゃやらんわ(笑) ヴォーカルはADRIANが担当。

KING CRIMSONの"ELEPHANT TALK"はTONY LEVINのスティックのパートをMARKがベースで弾きます。ギターはADRIAN1人だったので違和感がありました。
ここで再びTHE POLICEのカバー"DOES EVERYONE STARE"。こんなレア曲覚えてないわ(笑)

海外ではオープニング曲だった"ZOMBIES IN THE MALL"はここで登場。STEWARTがドラムを叩きながらヴォーカルを取ります。
"EXCESSES"はSTEWARTのソロ・デビュー・アルバム"KLARK KENT"からの曲。どことなくTHE POLICEっぽさを感じます。

GIZMODROMEではスラッピングを封印したというMARKですが、"I KNOW TOO MUCH"をはじめ、時折スラッピングを見せていました。
さて、三度登場のTHE POLICEのカバー曲は"DARKNESS"。これまた覚えてないわ(笑) ADRIANはイスに座ってギターを弾き、MARKがヴォーカルを取る美しいナンバーです。

"YOUNG LIONS"はADRIANの曲。この曲をはじめ、楽しそうに演奏する姿が印象的でした。
"DON'T BOX ME IN"は80年代のSTEWARTの曲で、やはりTHE POLICEっぽさを感じさせます。
本編ラストは"SPIN THIS"。アルバムで唯一スラッピングでプレイする曲。ここでMARKのスラッピングが全開! 演奏が終わると場内はスタンディング・オーベーションとなります。

アンコールはKING CRIMSONの"THELA HUN GINJEET"。演奏がうまく噛み合っていないのか、ADRIANは渋い表情を見せます。これまたギター1本では厳しい選曲でした。
ラストはTHE POLICEのカバー"BOMBS AWAY"。最後の最後までマニアックな選曲でした。最後はオーディエンスとの握手に応じるメンバー。20曲演奏して約100分という、まさに「パンク・プログレ」でした。

そもそもラインナップがマニアックなこのバンド、そのせいもあってか客入りはいまひとつで、3階は閉鎖されていました。ギターを弾いてヴォーカルを取るSTEWARTは正直要らないと思いましたが、ドラムをプレイするSTEWARTは改めてロック界を代表するドラマーだと思いました。ADRIANの職人業にも脱帽。どのバンドに居ても自分を表現できる素晴らしいギタリストです。そして、今回のベスト・プレーヤーはMARK。アルバムではスラッピングを封印したと言っていましたが、ライブでは随所で披露。リズム隊の安定感は抜群な上、リード楽器とも取れるプレイは圧巻でした。終演後LEVEL 42が見たくなりました。

2010年代、ロック不毛の時代にこのようなスーパー・バンドの登場は衝撃的でした。若い世代も見るべきライブのひとつです。でも、次はないでしょうね。