GISHI presents
撮影地ガイド(谷汲線編)最終更新1998.12.26
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750形や510形が活躍する谷汲線の撮影地ガイドです。


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アプローチ(自動車の場合)
1.名古屋,東京方面から
名神高速・岐阜羽島ICから出口を左折して北上し、新幹線の高架をくぐります。やがて県道18号線との交差点(左折→大垣)があるので、そこを左折します。
左折し道なりに直進して長良川を渡ります(羽島大橋)。
さらに直進すると揖斐川の堤防が見え、道が登り坂になります。坂を登る直前に道の右側にある側道への入り口があります(右折車線あり、信号無し)。そこを右折して側道へ入り、さらに突き当りを右折します。
ここが揖斐川東岸の堤防道路です。ここを真っ直ぐ北上します。信号もほとんど無く快適に走行できます。
13kmほど行くと、揖斐線の踏切があります。川はその手前で分岐して根尾川になっています。この付近は98年12月現在工事中なので注意して下さい。
さらに北上して踏切から2kmほど行くと、国道303号線の交差点(左折→大野)に出ます。
ここを左折しすぐの藪川橋で根尾川を渡り、あとは道なりに行くと、谷汲線沿線です。
2.関西方面から
名神高速・大垣ICから国道258号線を大垣方面に北上します。新幹線の高架をくぐり、県道31号線との交差点(右折→岐阜)があるので、そこを右折します。そこから2.5km行くと、揖斐川を渡る揖斐大橋に出ます。
揖斐大橋を渡りきると、揖斐川東岸の堤防道路との交差点です。そこを左折して北上します。あとは1と同じです。揖斐線の踏切までは11kmほどです。

3.その他
名神高速や国道21号線から揖斐・谷汲線を目指すには、長良川や揖斐川の堤防道路が良いです。揖斐線の尻毛付近(伊自良川鉄橋)なら長良川西岸の堤防道路が良いです。堤防道路は見通しが良く信号もほとんど無いです。スピードの出しすぎに注意して下さい。またどうしても路肩が弱く、さらには幅が狭くすれ違いが難しい所もあります。

アプローチ(鉄道の場合)
これは文句無く、新岐阜駅前または岐阜駅前から岐阜市内線・揖斐線経由で行くのが良いでしょう。新岐阜・岐阜までは名鉄,JR,高速バス等お好みで行って下さい。 近鉄揖斐駅から黒野駅までバス便があるようですが、一日数本しかなくお奨め出来ません。
谷汲線の撮影地
黒野−谷汲間の谷汲線の撮影地を、黒野方より順を追って説明します。なお今回はTEXT ONLYですが、将来地図を張付ける予定です。そのためあらかじめ地点番号を付けています。

1.黒野−黒野北口間(1地点)
正直に言うと、黒野−豊木間は住宅密集地です。線路際に引きのとれるスペースが無く、撮影には向きません。
そんな中で以下に紹介する1地点は、わずかながら引きがとれるスペースがあります。カーブを行く電車をイン側・アウト側の両方から撮影することが出来ます。
場所は黒野駅構内の谷汲方踏切の谷汲よりです。
電子写真集「谷汲線を行く」で「健やかに走れ」「まもなく黒野」と題した写真はここで撮影しました。
架線柱は西側にあります。
光線は、午前中はカーブのイン側が順光、昼から午後はアウト側が順光です。
レンズは標準から望遠までお好みで。また、カーブのイン側のお宅では作例の様に4,5月は鯉のぼりをあげ、11月は柿が実ります。
駐車スペースは近くにはありません。

2.黒野北口駅(2地点)
構内に桜の木(ソメイヨシノ)があり、4月上旬の開花時期には更地駅より有名ではありませんが見事です。
駐車スペースは住宅密集地のためありません。

3.豊木−稲富間(3地点)
豊木駅を過ぎると、家並がとぎれ辺りが開けてきます。稲富駅から黒野方へ300mほど戻った3地点で、東側から谷汲方向にカメラを向けます。「れんげ咲く」と題した写真はここで撮影しました。
4月にはれんげが咲きますが、同時にネギ坊主もあります。3月には小さいながら梅の花が咲きます。5月から10月はイネが植えられ、田植前の水鏡から秋の黄金色の稲穂、冬の刈株等楽しめます。
架線柱は西側にあり、東側からだとすっきりです。
光線は午前中が順光です。
レンズは中望遠から望遠が良い様です。
駐車スペースは並行道路に路上駐車するしかありません。
 


4.更地駅(4地点)
言わずと知れた桜の更地駅です。4月上旬に構内の桜の木(ソメイヨシノ)が咲き見事です。
駐車スペースは並行道路に路上駐車するしかありません。

5.更地−北野畑間(5−A,B地点)
更地−北野畑間には小さな峠があり、その前後によいポイントがあります。更地駅より1.5kmほど谷汲方へ歩いた所がサミットです。サミット付近が5−A地点で、線路の東側から黒野方向にカメラを向けて撮影します。線路の西側は木の生えた崖になっていて、バックに木々の緑が入りきれいです。98年9月に雑誌「サライ」の表紙を510形が飾ったことがありましたが、ここで撮影した様です。
架線柱は西側にあり、すっきりしています。
光線は午前は逆光、午後は日陰になります。
レンズは引きが取れないので、望遠が良いでしょう。
また5−A地点で、線路の東側から谷汲方向にカメラを向けても良いでしょう。バックに遠く根尾谷が入り、左右を木々に囲まれた電車が撮影できます。
架線柱はやはり西側です。
光線は午前中が順光、午後は日陰となります。

レンズは黒野方向と同じく望遠が良いでしょう。
なお5−A地点は線路と道路が並行していて、引きが取れず線路にへばりつく形になるので、電車と自動車両方に充分注意して下さい。
駐車スペースは並行道路を黒野方向に戻って路上駐車するしかありません。

北野畑駅から200m位黒野方向に歩くと、5−B地点です。ここは4月上旬に桜(ソメイヨシノ)と菜の花が咲くことで有名です。「さよなら700形」と題した写真はここで撮影しました。
架線柱は西側にあります。
東側から谷汲方向にカメラを向けると良いでしょう。
光線は午前中から昼過ぎまで順光です。
ここも5−A地点と同様に線路と道路が並行していて、引きが取れず線路にへばりつく形になります。電車と自動車両方に充分注意して下さい。レンズも望遠が良いでしょう。
駐車スペースは道が狭いためありません(6地点参照)。
 


6.北野畑駅(6地点)
谷汲線唯一の交換駅です。増発時には交換が行われます。交換を撮影しようと、カメラマンが集中し、撮影会状態になります。お互い譲り合って気持良く撮影しましょう。
駅の黒野方、西側から谷汲方向にカメラを向けると良いでしょう。また構内に桜の木(八重桜)があり4月中旬に開花します。9,10月にはコスモスの花が咲きます。
架線柱(最近コン柱に更新)は交換部分では線路の両側にあり、うまく処理できます。
光線は昼過ぎが順光で、その後日陰になります。
レンズは広角から標準が良いでしょう。
駐車スペースは駅向い側の空地か、または路上駐車するしかありません。

7.北野畑−赤石間(7−A,B地点)
赤石駅から黒野方向に戻って河原に降りた所が7−A地点です。線路と道路が東西に走り、その北側の河原から撮影します。鮎釣の人や水遊びをする人を画面に入れながら撮影します。ここも有名な撮影地で作品をよく見かけます。

架線柱は南側で、北側からはすっきりしています。
光線は終日逆光または日陰です。
レンズは中望遠から望遠が良いと思います。
駐車スペースは路上駐車するしかありません(7−B地点参照)。

赤石駅から黒野方向に線路伝いに200mほど戻った線路の東側が、7−B地点です。ここから谷汲方向へカメラを向け撮影したのが「Pure form」と題した写真です。たまたまこの時はバックの山に雪が残っていたので、すがすがしい写真が撮れました。ここは線路の両側が田んぼなので、春から秋にかけての季節の移り変りを表現できます。ただバックに集落があるので、背景の処理が難しいです。
架線柱は西側にあります。光線は午前中が順光です。
レンズは中望遠から望遠が良いでしょう。
駐車スペースはここからさらに黒野方向へ戻ったところの踏切付近に路上駐車するしかありません。


8.赤石−長瀬間(8−A,B,C,D地点)
長瀬駅から東側の並行道路を300mほど黒野方向に戻り、踏切と管瀬川の橋を渡った所が8−A地点です。線路は東西に伸びており、ここから黒野方向(東向き)にカメラを向け、谷汲線が管瀬川を渡る鉄橋を行く電車を撮影します。
架線柱は門型ですが、鉄橋上は鉄製で細く目立ちません。
光線は午後が順光です。
レンズは標準から中望遠,望遠と何でも使えます。
この鉄橋のバックには桜の木(山桜)があり、4月上旬に開花します。さらに根尾川対岸の樽見鉄道が遠望でき、運が良ければ車両の組合わせもあるかも知れません。
駐車スペースは鉄橋のたもと付近に道幅が広い所があります。またこの区間に共通することですが、近所に採石場があり大型ダンプが頻繁に行交います。出来れば路上駐車は避け、長瀬駅の名鉄無料駐車場に駐車することをお奨めします。

8−A地点から今度は橋を渡らないで、管瀬川の南岸を西へ10m位行った所が8−B地点です。ここから谷汲方向へカメラを向け、90度カーブしている線路の外側から、黒野方面へ向う電車を撮影します。「冬枯の道」と題した写真はここで撮影しました。

架線柱は南側にあり、少し目障りです。
光線は、午前中が順光です。
レンズは標準から中望遠が良いでしょう。
なおここはバックに並行道路が入るので、うまく処理して下さい。駐車スペースは8−A地点と同じです。

長瀬駅から東側の並行道路を200mほど黒野方向に戻った所が8−C地点です。開けた田んぼが広がり如何にものどかなところです。ここから谷汲方向へカメラを向けます。
架線柱は西側ですっきりしています。
光線は午前中が順光です。
駐車スペースは長瀬駅の名鉄無料駐車場が良いです。

長瀬駅から東側の並行道路を50mほど黒野方向へ戻った所が8−D地点です。ここから黒野方面にカメラを向け、採石場跡地をバックに撮影します。「モニュメント」と題した写真はここで撮影しました。
架線柱は西側で、すっきりしています。
光線は昼頃の完全逆光をあえて利用します。採石場跡地に刻まれたスジがラインライトで光ってきれいです。
駐車スペースは8−C地点と同じです。
 


9.長瀬−谷汲間(9−A,B,C地点)
長瀬駅から東側の並行道路を200mほど谷汲方向に進み、突き当りを左折してさらに進みます。突き当りから600m位に踏切があり、そこを渡って100m位進んだ所9−A地点です。線路は東西に伸びており、好ましい築堤があります。バックは杉の木で前景は田んぼです(一部バックに家並あり)。イネの他に4,5月はれんげが咲き、一年を通じて美しい風景が展開します。「春色の中を」と題した写真はここで撮影しました。
カメラは谷汲方向、黒野方向いずれに向けても良いです。
架線柱は北側(山側)で、すっきりしています。
光線は午前が黒野方面へ向う電車が順光になり、午後は谷汲方面へ向う電車が順光になります。
駐車スペースは並行道路に路上駐車するしかありません。

谷汲駅から南側の並行道路を黒野方向(東)へ1kmほど戻り、並行道路より一段高いところにある線路へ民家の軒先を通って向います。ここが9−B地点です。昔は結城駅がありましたが、廃止されました。この付近は本当は森の中ですが、ここだけ50m位、開けています。線路にへばりついて撮影します。
架線柱は門型で少し目障りです。
光線は9−A地点と同じです。
駐車スペースは並行道路に路上駐車するしかありません。

9−B地点から100mほと谷汲方向へ戻ると9−C地点です。ここに神社の参道があり森の中に鳥居があります。電車と鳥居と森を組合わせて撮影できます。
架線柱は森の中は門型になっていることが多いです。
光線はこの様な場所ではあまり関係ありませんが、9−A地点とほぼ同じです。
駐車スペースは並行道路に路上駐車するしかありません。

10.谷汲駅(10地点)
谷汲駅は幅の広いホームがあり、1面2線構造(現在は内1線を撤去済)になっています。
行止りの終着駅らしい風情です。構内には桜の木が多く植えてあり、しかもソメイヨシノ(4月上旬開花)と八重桜(4月中旬開花)の2種類があります。「終着駅谷汲」と題した写真は八重桜の開花時期に撮影しました。
架線柱は構内をまたぐ感じで、門型のものがあります。
光線は時間とともに移動すれば一日中順光となります。
駐車スペースは駅前の無料駐車場(長時間の駐車はやめましょう)と駅周辺の有料駐車場(1日400円前後、多数あり)があります。

宿泊地情報1998.12.26現在
谷汲線近くの宿泊地です。写真撮影の場合は早朝に出発することが多く、風情のある旅館よりもビジネスホテルの利用が多くなります。以下が私のお奨めです。

1.黒野
◎グリーンホテル小松家(Tel0585-34-3304)  

黒野駅から徒歩10分位。ビジネスホテルで、少し古いがロケーションは良い。駐車場あり。料金はシングル(バストイレ付)一泊素泊り6300円。ちなみに私は年末年始の撮影時はここに泊る予定です。
2.大垣
◎オカサンホテル(Tel0584-81-5757) 
大垣駅南口から車で5分位。ビジネスホテルで、少し古いがとにかく安い。駐車場あり。料金はシングル(バストイレ付)一泊素泊り4800円。年末年始は休むかも知れません。


 ◎チサンホテル大垣(Tel0584-74-4141) 

大垣駅南口から車で3分位。ビジネスホテルで、きれいで快適です。駐車場あり。料金はシングル(バストイレ付)一泊素泊り7000円位。
この撮影地ガイドについて
撮影地ガイド(谷汲線編)の作成方針について述べます。

1.撮影地ガイドに入れた情報
この撮影地ガイドは実践的なものを目指し、以下の情報を入れてあります。

 (1)アプローチ情報
リピーターの人は関係ないと思いますが、初めて行く人のために判りやすい方法を記入しました。

 (2)架線柱情報
単線電化区間では架線柱が左右のどちらにあるか、あるいは門型がで撮影しやすさがだいぶ違ってきます。撮影地毎に判るようにしてあります。

 (3)駐車スペース情報
車で撮影に行く人のために記入しました。谷汲線沿線は駐車場が少なく、路上駐車のススメになってしまいました。

 (4)宿泊地情報
何日か続けて滞在される人のために記入しました。谷汲線沿線は宿泊施設が少なく、大垣や岐阜で泊ることも良くあります。

2.あとがき−撮影地ガイドに振回されていませんか?
趣味誌やHP等で撮影地ガイドは多く掲載されています。ここで撮影地ガイドの限界として、ガイドを書いた人と実際の撮影者は別人で、全く違う感性を持っていることが揚げられます。
したがって撮影者にとっての最良のガイドは本人が作るしかありません。このガイドもあくまでも撮影者の意志決定の補助にしかなり得ません。
ここで言いたいことは、ガイドを鵜呑みにしないで欲しいということです。最終的に撮影するのは貴方なのですから、貴方の感性で機材の選定・感材(フィルム)の選定・撮影地の選定・アングル,フレーミングの選定・ピントの選定・露出の選定・シャッターチャンスの選定をして下さい。
撮影地ガイドに出ていた所にカメラマンが集中しパニックになることが良くあります。ガイドに出ていない所でも、良いところはたくさんあります。冷静に考えて自分の感性を信じてオリジナリティを出して下さい。それが写真撮影の醍醐味です。
谷汲線は日本最後の美しいローカル線の原風景です。この美しさを記録し残すことは我々レ−ルファンの使命ではないでしょうか。


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