

2003年3月15日
Jessie Kislinにお願いして、Jessie Kislin自身の事や、いくつかの高価なTin whistleに関して、コメントを頂きました。彼女はおそらく世界で最も多くのTin whistleに接している人間の一人でしょう。

私のwhistleとの出会い:
私は小さい頃、言葉を話せる以前から歌を歌っていました。そして6年間のボーカルトレーニングを受けました。22才になるまで、whistleは手にとった事もありませんでした(今から4年半前の事ですね)。ある時、歌とwhistleにおける呼吸テクニックの部分、が非常に似通ったものである事に気が付きました。実際、歌のテクニックの多くをwhistleの演奏で使う事が出来ます。僅かな回数ですが、whistleの演奏でお金を稼いで、それからは公の場やレコーディングなどで何十回と演奏しています(殆どは伝統的な演奏とは正反対の、インストラメンタルのソロです)。楽器製作者たちに会う為にその世界を旅して周り、彼等の多くと友情を築きました。高価でハイエンドなwhistleに関しては、C&Fに紹介されている全てのあらゆるwhistleを実際に演奏しています。ただし、Foky GruberによるSilberton whistles, WeltmeisterによるWooden Whistles, LarkによるWooden Pennywhistleは経験していません。
私のwhistleコレクション:
所有していた沢山のwhistleを売りに出してしまっています。そして本当に好きなwhistleだけ手元に残すことにしています。Copeland, Weasel, Burke, Abell, O'Riordan, Sindt, Silkstone,Reyburnを各複数本所有しています。また、Swayne Seery, Rose, Bleazey, Elfsong, そして改造した安価なwhistle群を各一本ずつ持っています。また、whistleに興味を示した人に進呈する目的で、ClarkeのSweetoneを複数本、密かに所有しています。
私のwhistleに対する好みと偏見:
私は豊かで暖かい、息漏れ音の無い音色が好きで、音量に関しては、他の楽器と演奏していても聴こえてくる程度の、小さな部屋で一人で演奏する時に、私や私の猫たちの耳を不快にさせない程度の、節度ある音量を好みます。外見の仕上げが綺麗で魅力的なwhistleが好きで、私はよく自分のwhistleを磨いています。後、私の演奏を邪魔するのではなくて、手助けしてくれる、そういうwhistleが好きですね。例えば、歌声が綺麗で(OXXOOO)の運指、つまり管の原音から短七度の音程が正しく出せるwhislteが好きです。興味深い事に、私のお気に入りのwhistleは、最初の高価なwhistleでもあります。Abellのマダガスカルローズウッド製のもの。keyはDです。今まで手で束になるくらいのAbellを演奏してきましたが、このAbellほど透明な音色のものはなく、これほど演奏しやすいAbellもまた皆無でした。どんな高価なwhistleを手にしても、その性質にはバリエーションがあります。そうは言っても、特定のモデルのすべてのwhistleには共通の特性がありますけどね。私は、皆がwhistleにどんな品質を求めているのかを発見するのを楽しんでいます。きっと、だから観念論的な人達とも親しくなれるんでしょうね。
O'riordanに関して:
金属製と木製両方のバージョンのものを手に入れています。どちらもクラシカルなO'Riordanの豊かさと透明感を備えていますね。どちらも演奏性は楽で、Sindtよりも音が大きくて、Copelandよりは音が小さい。金属製のものはより伝統的なwhistleに近く、どういう訳か、木製のものはより暖かい音色のように感じられます。木製のものは金属製よりも厚みがあり、思うに、だからこそ金属製のもののほうが指に馴染みやすいのでしょう。彼がやったもう一つの事は、伝統的なマウスピースです。Generationの(もしくはそれに等しい)チューブにも使えるようになっています。これらマウスピースは、伝統的で安価なwhistleのような印象を受けますが、演奏性はもっともっと安定していて、音も豊かだし、その他色々良い点があります。これで$45ですよ!注文から3年待ちというのも頷けます。
人々は良く私にどのwhistleがお気に入りか尋ねます。何年もの間、答えは"Abellのマダガスカルローズウッド製D管でした(いまだにそうです)。うるさ過ぎず、静か過ぎない。香りも良い。レスポンスも良く、息漏れ音の少ないかわいらしい音がします。見た目も美しいですしね。いつも忠実に、何年もの間、この楽器を演奏してきました。うーん、でも、トランク一杯のwhistleを手探りでかき回してひと束分のwhistleを試奏したりもしたか、、、、。まあ、KingwoodO'RiordanのD管が他の殆どのwhistleを蹴散らしたし、、、このwhistleは約一年半所有していて、購入してから本当に短い間だけしか使わなかったんです(悪い子ね!)。これは私のAbell D管よりも音が小さくて、息漏れ音はさらに少ないです(だけど、とあるSindtより、音色に関しては充実感がある)。レスポンスの良さは私のAbellと同じくらい。唇への感触はAbellよりも良かったんですけど、欠点として1)Abellよりも厚みがあって私の指へのなじみが良く無かった事と2)真鍮製のリングがついていた事(私は真鍮は嫌い)です。ポジティブに考えると、管体に厚みがあるおかげで、旅行する時にAbellに対して心配するような事がKingwoodO'Riordanには起こらない事。そういうわけで、KingwoodO'RiordanはAbellの(私の)トップの座を奪取する事ができなかったんです。O'Riordanも本当に好きなんですけどね。
Copelandに関して:
今まで25本かそれ以上のCopelandを演奏して来ましたが、音色や寸法などにすさまじいほどのバラツキがあります。長い間、チューニングでの標準的なポジションがチューブになかったので、同じキーの多くのwhistleで違いがありました。現在、音づくりはいまだに機械に頼らずにやってはいるけれども、その標準のポジションがもうけられているのですが、まだまだ音色に大変なバラツキがあります。すべてのCopelandは、透明というよりもフルートっぽい音色ということならば同意出来ます。そして運の良いCopelandはO'Riordanというよりも、もう一つのCopelandとでもいうべき音がします。あるものは音が大きく、あるものはそれほど大きくない。あるものは暗い音で、あるものは輝かしい音。あるものは鳴りが良く、あるものはそれほど良くない、等々。高いレベルにあわせて製作されたものなんですが、Copelandを評するのに"一貫した"という言葉は適切ではないと思います。今のところ、1ダース以上のCopelandが手元にあります(もっともっと以前は所有していました)が、どれも違う音がします。
ああ、私は実はまぬけなのかも、、、。この手元にあるCopeland D管は余り頻繁に演奏していませんでした。なぜなら、余り演奏性が良くないみたいだったからです(最初と2番目のオクターブのチューニングが不完全で、上のオクターブに飛ぶのが大変でもあり、息漏れもして音割れもする)。一年程そんな感じでした。そして昨夜CopelandのHPで、Copeland whistleは、チューブをもとから4分の1インチ出した状態で、もっとも良い音になりますというような事を言っているのを読みました。私は自分のを見てみると、チューブはすべて入った状態になっていました。チューナーでチューニングしようとさえ思わなかったんです。なぜなら、音も余り好きではなかったし、MichaelもしくはJim(もしくは双方)がすでにチューニングは済ませていると思い込んでいたから。まあ、それで昨夜、チューブが全部入りきっているのが分かったので、4分の1インチそこから引き出してみました。幾つかの理由で、私はこういう事をするのはコンサートピッチで演奏する時にのみ重要な事だと思っていました。でも私はなんでも試してみるのが好きなので(Jim Rementerと、Copelandに施せる可能な改造に関しての話をした事もありました)、とりあえずやってみたわけです。そして演奏してみると、魔法のように、音色に充実感が出て、すべてのオクターブを通してさえその充実感は失われず、音も割れない。チューニングもしっかりしている。すんごい違い!突然、このwhistleは演奏されるべくして生まれたwhistleとなり、私は自分が(幸せな)大ばか者のように感じられたのでした。
Silkstoneに関して:
このwhistleに関しては何も特別なものを見出せなかったと言ったのは、つまり、ありふれた、問題のない、ユーザーフレンドリーなwhistleだという意味で言ったんですけど、音色は暗くて面白くない。彼によるAlloy CとAlloy Dとは全く違う領域に属しているものだと思います。演奏性はBurkeのアルミニウム製Low Dと似ています。BurkeのこのwhistleはOvertoneやChieftain,もしくはKerry Proと演奏性が似ていますね。今いった他のwhistleよりは、BurkeやSilkstoneのLow Dの方が演奏しやすいと思いますけど、音色に歌心のようなものが全然ない。Copeland Low Dはかん高くて豊かな音色がしますけど、Silkstone Low Dにそれが出来るとは思えません。だけれども、Paul HaywardのAlloy high CとAlloy high Dには驚かされます。最高のwhistleの一つでしょう。
Roseに関して:
数カ月、このFredのRose whistleが到着するのを待っていました。まあ、今日届いて、今、それはとても強い印象を残しています。夢でもみてるかのような演奏性、Abellの良いモノとThin Weaselの良いモノを合わせたような感じがします。美しい充実した透明感ある音色で、どのオクターブも演奏しやすいです。外側にわずかに曲がった角目があり、見た目も美しいwhistleです。金メッキが施されたバンドと真鍮製のチューニングスライド。とてもAbellに似ていますが、このwhistleは、真直ぐな外見の壁にも関わらず、外側の直径にバリエーションがあります。マウスピースの口に触れる部分がThin Weaselのように曲がっていますが、心地よい演奏性を持っています。高品質なwhistleを捜しているすべての人にこのwhistleをお薦めします。
Roseに関してLorenと私のやりとり:
Loren曰く:私も自分のRoseを入手しました。そして心からJessieに賛成です。透明な音色で充実した音。いえ、本当の息漏れの音とは違う(風切り音は殆どない)。だけど、完全にリコーダーとは違うwhistleの音色です。私にとっては。この音色の透明感のおかげでセッションに頻繁に持っていけると思います。私が考えるところの大きな音のwhistleではないけれど、、、。家の周りで演奏するには良いwhistleでしょう。苦情が出るとは思えない。職人気質がwhistleの先端の彫刻となっていて、非常にシャープな外見の箱(木製ではない)にヘッドジョイント用と足用それぞれのポーチが付属しています(良い感じです!)。期待していたよりも長く待たされましたが、それだけの価値はあると言っておきます。米ドルで約200ドル。値段に少々変動があります。200ドルの価値は十分にあるwhistleです。
Jessie曰く:今朝、私とRichardは音色のテストをしました(私は何をするにしても一番良いwhistleを吹きます。彼は目を閉じて、彼自身が一番好きなwhistleを選びます)。今朝は5本使ってそれをしました。速いテンポのものでは、彼はAbell,改良版Susato,古い銀製Copeland(何年も前につくられたもの),Rose,そしてWater Weaselの順に選びました。テンポの遅い曲では,3本使ってテストしました。その時はSusatとWater Weaselを除外したんですけど、その結果はRose,Copeland,Abellの順でした。
Loren曰く:まあ、新しいRoseがDなのに比べて、O'RiordanはC管です。だからこの比較がどれくらいフェアなのか分からないんですけど、以下が私の考えです。:この二つのwhistleの中からどちらか選べと言われても選ぶのは非常に難しいでしょうね。どちらの音も大好きだし、とても面白いのは、どちらも殆どの場合透明な音色だという事。whistleの中で私が好きな音はそういう音で無いにもかかわらず、です。O'Riordanはもう少し雑な響きだった良いのにな、と思います。私の意見では、このwhistleの音の余韻のところはバランスがちょっと悪いですね。Roseの響きはこれよりも良い。もっとも、Overtonのように確かで岩のように硬い響きではないけれど、、、。Roseの指穴の先はすこし鋭利過ぎて好みではないです。時々、音をはずしたりひっくり返ったりしてしまいます(いつか、dremel toolを使ってこれらに丸みをつけるつもりです)。Roseに反してO'Riordanの指穴は私には完璧です。O'Riordanの分厚い管体は、Roseの先細りの管体よりも持つ時に心地良い。O'Riordanは重い部類に入るけれども(私は気にならないですけど)、Roseはすばらしく軽い(本当にびっくりする程そうなんです)。結局O'RiordanとRoseは、Overtoneと共に、私のお気に入りのソプラノwhistleの内の2つになりました。どれもより音量に関するシチュエーションでより高い要求を満たせるという点でお気に入りです。
Loren曰く:
Nick「、、、つまり世界中で最高のwhistleだからだ」
この発言には全く賛成出来ません。私はRoseのwhistleが大好きです。Fredの製品が低価格で彼にお金を稼ぐだけの資格があるという事には全くもって賛成です。もし彼がそう望むのならですけど、、、。でも最高のwhistleですって?それは全く違います。まず、すべての状況において最高のwhistleなんて誰の製作したwhistleでもあり得ないからです。そして次に、Roseは完璧ではありません。Rose whistleは、oxxxxxで吹かない限り、オクターブ上のDがひっくり返ってしまうくらい極端に繊細な設計になっています。という事はwhistleを別のものに取り替えたり、whistle自体の癖に対応する習慣を身に付けなければいけないわけです。多くのwhistleはxxxxxxでも問題なく演奏出来ます。また、少なくとも私の知っている2つのRose whistleの指穴は、精密に穴開けされていません。下の3つの穴が右利きの奏者にとっては少し遠くになってしまっています。標準的なwhistleよりもちょっとおさえる時に不快感を感じさせる。正直にいって、これが意図したものかミスによるものなのか、その双方の要素が複雑に絡んでいるのか、分かりませんが、私は少しも道理にあわない穴の位置だと思っています。Fredのwhistleはまだ出て間も無いのに、耐久性なんてどうやって分かるでしょう?時間だけがその問いに答えてくれるのだと思います。個人的には、金メッキをどうやって持続させていくんだろうかと不思議に思いますね。
結局は、私が思うに、世界レベルの製品に加えて、世界レベルのカスタマーサービスが必要になると思います。そうでなければ世界最高なんていう称号は獲得出来ないでしょう。Fredはカスタマーサービスの段階でやるべき事がある筈です。:彼はいつも迅速にメールを返信するわけではないし、また人々が自分の楽器の到着日がいつになるのか分かるように十分なコミュニケーションをとっているわけでもないですからね。これに関しては個人的な経験があります。でも私はここでFredと彼のwhistleをこき下ろすつもりは全くありません。全体として、私はRoseのwhistleが手に入って嬉しいんです。値段と待つだけの価値があるwhistleです。殆どの人々にとって、これよりも安くて早く届くwhistleをみつけるのは容易な事ではないでしょう。少なくとも、もしあなたが中ぐらいの音量で静かなwhistleを捜しているのならばですが、、、。私はいまだに、ガッツと音量が必要ならば、O'RiordanとOvertoneの方が良いと思います。この2つがあれば音色/響き/鳴り具合(tone/sound/chiff)のすべての問題をカバー出来るでしょう。Roseの透明な音色が好きな人もいれば、それを余りにもリコーダーっぽい音だと思う人もいる。やはり、Roseまたはどんなwhistleでも、今すぐには、どんな時でも世界最高と呼べるようなものは私にはありません。仮にそういうものがあったとしても、です。だけれども、私はFredがブラックウッド製の逸品をつくりはじめた事に本当に喜んでいますし、いくつかのLow whistleを彼が準備してくれる日が待ち遠しいのです(ああ、Fredにとって私が悪人になってないと良いのだけど、、、)。
Jessie曰く:
しばらくRoseを吹いて過ごしていました。Lorenがこのwhistleに関して、XXXXXXの運指を使うには繊細過ぎると言っていた事や、いわゆるOvertoneやO'Riordanとは少し違う演奏テクニックが必要だという意見には賛成なんですけど、あらゆる個々のwhistleはそれぞれ微妙に異なるテクニックが必要だという事をここに指摘しておきたいと思います。そして時の経過とともにOXXXXXの感度を通り過ぎて、今ではXXXXXXの運指でも音がひっくり返らなくなっています。好みが人それぞれなんだから、世界最高のwhistleなんていう称号が得られるwhistleは存在し得ないという事にも賛成です。最近Roseをコンサートで吹きましたけど、完璧に仕事を果たしてくれました。音量が足りないんじゃないかと心配だったけど、十分な音量でしたね。
Abellに関して:
Chris Abellのところを訪問して、今日帰ってきました。手の込んだ作業場を持っていて、旋盤や研摩に使う道具は自作のものです。思いやりのある人で、歩きながら、幸せそうにwhistle製作のプロセスを説明してくれました。楽器製作者に会うのは大好きです。私は彼等に信じられない程の尊敬の念を抱いています。だって、美しいだけでなく、機能性まで備えたものをつくってしまうんですからね。私はそこで彼のフルートの一つを吹く事になりました。本当にびっくりしました。それはベーム・システムフルートで、かん高いアイリッシュフルートのような音と感触なんですけど、最高のコンサートフルートが持つパワーとイントネーションを備えているんです。美しいモノが。それはヘッドジョイントの前に居座っていたので、Abellの木製のヘッドジョイントと一緒に連れて帰る事にしました。私の銀製のフルートに使うんです。もう手放せません。信じられないような響き。high Fのフルートも使ってみましたが、余りにキュートで言葉に出来ません。とても透明で力強い音色。しばらく演奏するとちょっとだけ音詰まりが起こりますが、時の経過と共にそれは消えるんじゃないかと思います(そしてそう望みます)。彼になぜブラックウッドの管体にDelrin製マウスピースを付けたのか尋ねてくれと誰かが言っていたので尋ねてみると、それは美的感覚の問題だと思う、と言っていました。彼は人が全て木製のwhistleが欲しいのか、全てプラスティック製のが欲しいのか、ハイブリッドなwhistleが欲しいのか知りたがっています。彼はそれは個人の選択だと言っていますね。木に関しての心配事と言えば、彼は、自分の使う木を"長期間"乾燥させています。もしその木が割れるなら、製品として店を離れる前に割れていると彼は堅く信じています(使用者がそれを不当に酷使しない限りは)。この価格の品にそういうおかしな使い方をする人はいないと思いますけどね。彼は製作過程について惜し気もなく話してくれます。そしてそういう種類の事が如何にエキサイティングな事かとあらためて気付かされる事になるのです。
Reyburnに関して:
私は自分のReyburn スタンダードボア Low Dが大好きです。本当はこれがReyburn製のLow Dで唯一所有しているものなんだけど、、、。前にもいったけど、今回も言います。良く響く美しい音色で、とても演奏性も良いです。時々、ズルをして一番下の穴を小指でおさえます。正しい指使いでも出来ますが、やる気満々でない時はこう。ともかく、これは思わず嬉しくなってしまうようなwhistleです。Ronaldoがhigh D whistleを製作したとアナウンスした時、私は興奮しました。でもその時はSteve Jonesがそのwhistleに関するレビューで荒々しい音(彼の好きな音で、私が嫌いな種類の音)だと評していたのでがっかりしたんです。Ronaldoのサイトで音のサンプルを聞きましたが、それはSteveの意見を補強するような音でした。RonaldoになぜLow Dと反対の音の特徴をもったhigh Dをつくったのかと尋ねると、全く音割れせずにかつ大きな音量のwhistleが欲しかったからだ、という返事をもらいました。了解。その時、彼は私の好みの音の特徴を持ったwhistleをつくろうという提案(基本的に、もっと純粋な音)をしてきました。そしてそのwhistleを送るから、もし好きになったら料金を払い、好きでなければ送り返して欲しい、と。そうすれば私には損はないですからね。私はその提案を了承しました。今のところそのwhistleを受け取ってから一週間が経過しました(約6日前に、すでに料金の100ドをル支払いました)。外見は可愛らしく、基本的に、彼のHPの写真の通りのwhistleです。思うに彼はこのwhistleに変色を防ぐ加工を施してくれたようです。なぜならこのwhistleは今でも綺麗に輝いているし、私の嗅覚にとって堪え難い、真鍮独特の香りが無いからです。whistleの殆どの種類に関して、衝撃的な事は、良い完璧なGeneration whistleに対して私達のすべての人が抱く演奏性に対するイメージ、このイメージを余りに多くの人が高価なwhistleに望んでいるという事。そしてこの今私が持っているwhistleは、おそらくその目標を達成した最初のwhistleだという事。良くチューニングされていて、薄いチューブのwhistleにもかかわらず、それぞれの音に遊びがあります、ですからこのwhistleを理解するに従って、苦もなく音を外さないようになってきます。fippleは全くもって革新的。SusatoやBurkeをみれば、風切り刃がトップチューブの一部だという事が分かると思います。しかしそれらの場合においてさえ、刃をつくる為に角度を付けて削られているいくらかの厚みが存在します。このReyburnのwhistleは薄い真鍮製のチューブを使っているだけで、ほんのわずか傾斜を付けていて、そのチューブが風切り刃を形作っています。こんなシンプルな構造がこんな嬉しくなってしまうような信頼性のある音色を出せるのは、私にはとても魅力的に感じられます。チューニングスライドは優美で完璧なフィット感です。このwhistleの音色は粗さと透明さのちょうどぴったり中間(私にとってはそう)だといって良いでしょう。SindtもしくはORiordanよりも透明ではなく、Sweetoneと同じくらい粗い音色というわけでもない。実際は、音色そのものにも遊びがあります。チューニングスライドを少し手前に引けば、強めに吹く事で粗めの音色になり、スライドをもっと奥に入れて調子をより正確にあわせてやれば、ソフトに吹く事でより透明な音色が得られます。リコーダーではなくてwhistleとしてとして響かせるには十分な軽快さで、私の肺や聴覚にとって十分な透明感です。軽やかに歌ってくれて、各オクターブ間の音量バランスは完璧です。最高音と最低音を出す為に息の準備をする必要もなく、高音域は耳をつんざくような不快な音ではありません。現段階では、Generation以上にセッション向きのwhistleです。まとめとして、新しいReyburn high Dは気取らず、魅力的な成功例であり、私は大いにこのwhistleを推奨します。
※Reyburnはカスタムオーダーにて、純正律に合わせたwhistleの製作もやっています。私は現在、自身の所有しているSindt
A管のマウスピースに付けられるように純正律に合わせたチューブの製作を依頼していますが、「とりあえずもう6ヶ月待って欲しい、その時に返事が出来ると思う」との返事をもらっています。彼はA管は製作していないので、新たに準備しなければならない事が沢山あるのです。D管とLow
D管、Low F管はおそらくいつでも純正律でつくれる準備があると思います(H.H.)。