どこでもドアがあったら今の世の中はどうなってしまうのだろうか。
いつか、友人と話した話題だが、再度検討したい。
今日本中を取巻こうとしているITは結果として現在の経済システムの 「中抜き」を推し進めることになるのは間違いないだろう。 インターネットの普及に伴い、必ずや多くの部門が不必要になる。
多くの生産物が消費者と直接に繋がることの出来る時代が来るのだから それは仕方のないことだろう。それに伴い全体でかなりのリストラが起こ
るが、どこでもドアを仮に、全国民が手に入れてしまった場合、 その時に起こる、リストラクチャリングの波はIT革命から来る それとは、比較にならないものである。
先ずは、多くの交通機関が不要になる。時間にうるさい日本人が、 混雑するバスや、電車、渋滞する車を使用しなくなるのは想像 に難くない。なにせ、行きたいところに、一瞬で行けるのだから。
通勤にも、買物にも、デートにも、多くの人間がそれを毎日利用する ことになるだろう。
しかし、ゆっくり歩くこと、そしてドライブ、電車旅行を楽しむ 人もいるだろう。そうするにしても、それらの多くは休日に楽しむ ことが多いだろうから、やはり、多くの交通機関は赤字経営になり、
人員削減にのりだすと思う。
それから、現代病として、日本人はより不健康になるだろう。 もしかしたら、何十年後には腕並に、足が細くなるかもしれない。 そして、親達は、自分達がどこでもドアを多用しながらも、
子供には、テレビゲームを禁じるように、それを使うのを抑えさせる かもしれない。どこかの団体が政府にどこでもドア廃止を要求するかもし
れない。政府の対応が楽しみである。
結局、どこでもドアは交通機関であり、車、電車、飛行機、 などの製造に携わる人間、それを販売、運転するのを業務としている 人間、あっと忘れてた、タクシーの運転手も、不要になる。
全国で数えたらかなりのリストラの数になるだろう。
また、便利さ以外のメリットとして親は子供の帰りを、彼氏は彼女の帰りを 心配しなくともよくなる。一瞬で行きたいところへ行けるのだから
危険もへる。電車に乗る人の数が減れば、いくつかの社会問題の 解決にも繋がるだろう。
デメリットとしては、犯罪の件数が確実に増えることだろう。 プリベイト携帯が発売されて、それを使った犯罪が増えたが、 どこでもドアの影響はそんな半端なものではない。
殺人を犯しても、瞬時に遠方地へ逃亡することが可能になる。 国がどこでもドアを管理して、個人の利用頻度、利用履歴を 把握できるシステムを持たなければ、犯罪は確実に増える。
あるいは、すごく身近なことであるが、大学周辺に一人暮しが 増えるようなこともなくなる。 多くの人間が自宅通いで済むようになる。私なんかも、
宮城の片田舎から、早稲田大学に通学できるわけである。
などと、どこでもドア普及論なるものを考察してみたが、 実にくだらなくなってきた。挙げても挙げてもきりがない。 まだまだ、いくらでも問題が出てくるし、便利にもなってしまう。
政府がドアを管理し、その販売も、ものすごい高額にしてしまい 一般人が持てないようにするか、それとも、国立どこでもドアにして その普及を、1つの自治体に1つと決めるなど、対策もたくさん考えられ
る。
以上、どこでもドア普及論である。
あまりにも現代技術が発展し、その理論が私の頭のメカでは追いつけない ようなものばかりになってしまったので、悔しくて、どこでもドア作って
見やがれって思ったのがきっかけで、考え出したのである。